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男「サバゲっていうのか? コレ」 ミリ女「いや、違う」


男「サバゲっていうのか? コレ」 ミリ女「いや、違う」


 

男「サバゲっていうのか? コレ」 ミリ女「いや、違う」



1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:42:03.18 ID:Rh8t2kaI0
朝 登校中

男「最近の不審者事件、だんだんデカいニュースになって来てんな」


……パンッ…………パンパンッ……

男「何の音だ?」キョロキョロ


?「はっ……ふ……んぅ……」

男「この音は……」







元スレ
男「サバゲっていうのか? コレ」 ミリ女「いや、違う」




3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:42:47.06 ID:Rh8t2kaI0
男「いやいや、朝っぱらから学校の周りでそんな事してるような奴は……」


?「っ……ふっ……」


男「いやでも……そうだ、もしかして不審者事件の犯人が婦女子を襲っているのかもしれん。
  ここは男として助けに行かなければ」


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:44:01.09 ID:Rh8t2kaI0
男「この辺から聞こえたような……」

-有坂中学校 敷地内奥-

男「本当にナニかしてるんなら下手に音立てられ――」

――パンッ! ズサッ!

男「ずさっ……・?」

ミリ女「……ふぅ」


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:45:43.47 ID:Rh8t2kaI0
男「(やべっ! 見つかったか)」 木陰に隠れる

ミリ女「……?」

男「(何やってんだこいつ……自由服で登校していいからってギリースーツはねぇだろ)」

ミリ女「……」

男「(こんな林の中でエアガン持って……サバイバルゲーマーか)」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:47:23.36 ID:Rh8t2kaI0
その日のお昼

男「宿題のせいで購買に乗り遅れちまったじゃねーか。
  しょうがねぇ……近くのコンビニまで行くか」

-グラウンド-

男「あれ……ギリースーツの女、こんな所で何やって――」

ミリ女「……」グツグツ

男「飯盒だと……」

ミリ女「!」ビシュ

男「逃げよった」


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:47:53.53 ID:Rh8t2kaI0
その日の放課後

男「ダメだ。どうしても気になる。
  あんな奴、本当にこの学校に居たっけか?」

-朝と同じ場所-

男「あれっ、居ると思ったのに……」

ミリ女「ふっ、はっ!」

男「あっちだ」


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:48:15.04 ID:Rh8t2kaI0
近くの造成フィールド

ミリ女「てあっ!」

男「またエアガン持って踊ってやがる。頭大丈夫なのか?」

ミリ女「せいっ!」

カンッ カンッ カンッ カンッ

男「(しかし……)」

ミリ女「――ッ!」

ガガガガッ

男「(50メートルぐらい先の的に命中させてやがる……
   普通に狙うならともかく、あのスピードと連射をしながら)」

ミリ女「!」ビシュッ

男「あっ、ちょっと待ってくれ!」


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:49:38.47 ID:Rh8t2kaI0
ミリ女「……」

男「別にからかおうとかそんなんじゃないんだ」

ミリ女「……何?」

男「いやーサバゲーマーがうちの学校に居るとは思わなくて」

ミリ女「それで?」

男「まぁ単純に興味持ったっていうか……一応聞いておくけど
  これってサバイバルゲームの練習なんだよな?」

ミリ女「いや、違う」


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:49:48.18 ID:Rh8t2kaI0
男「……は?」

ミリ女「素人は知らなくて当たり前。私は帰る」

男「おい! そんな返しはないだろ」ガシッ

ミリ女「まだ何か」

男「お……おう、別に」

ミリ女「手を離してくれ」

初めて正面から顔を見たが
同じ13歳には思えない程大人びた目つきをしていた。


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:49:58.57 ID:Rh8t2kaI0
その日の夜

男「ちっ マウンテンデュー無くなっちまったよ。また箱買いか……
  でも我慢できないし、コンビニ行くか」

テクテク

男「そういや不審者事件の犯人、今のあたりの時間を狙ってるから
  外出するなって先生言ってたっけ。まぁ良いや」

カサッ

男「……?」

?「!」

男「誰だ!」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:51:33.41 ID:Rh8t2kaI0
?「……!」

男「そこの草葉に隠れてるのは判ってるぜ」

?「――ッ」

男「おあっ!?」


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:51:42.16 ID:Rh8t2kaI0
?「……!」

男「どっせい!! 上段正拳!!」

?「うぐ……きゃっ!」

男「……きゃ?」

ミリ女「いたた……」

男「お、お前!」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:52:08.54 ID:Rh8t2kaI0
男「何やってんだよ……」

ミリ女「お……お前こそ……」グゥゥ

自動販売機の明りで、フードに沈んでいた顔が映った

男「今の手際じゃ、まるでお前が不審者そのものに見えたけど」

ミリ女「私の近接攻撃が通用しないなんて……」

男「いやそんな事聞いてないから」


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:54:06.49 ID:Rh8t2kaI0
ミリ女「お前手練れか」

男「柔道少しやって、ちょっと天辺取っただけ。
  ……で、実際どうなんだ。お前が犯人なのか?」

ミリ女「そ、そんな訳あるか!」

男「じゃあ何でこんな事したんだよ」

ミリ女「それは……お前が私を見つけるから悪いんだ!」

男「無茶言うな」


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:54:48.56 ID:Rh8t2kaI0
男「はぁ……じゃあちょっと待ってろ」

ミリ女「警察はやめて」

男「潔白ならなんで警察がダメなんだよ」

ミリ女「あっ」

男「コンビニで用済ますまで待ってって言ってんの」


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:54:56.90 ID:Rh8t2kaI0
男「ほら。おにぎりでいいか」

ミリ女「何だこれは……?」

男「さっき思い切りお腹鳴らしてたろ」

ミリ女「……」

男「お前が犯人じゃないなら、こんな夜道に女の子一人は危険だろ。
  家まで付いてってやるけど」

ミリ女「……本当に食べても良いのか」もぐもぐ

男「落ち着け」




 
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:55:11.86 ID:Rh8t2kaI0
男「で、お前の家はどっちなんだ」

ミリ女「…………」

男「犯人だったら家バレは怖いもんな」

ミリ女「それは違っ……!」

男「じゃあ教えろって」

ミリ女「……分かった」


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:55:25.92 ID:Rh8t2kaI0
ミリ女「ここ、私の家」

そう言って案内されたのは、公園にある林の中。
彼女は枯れ木で蓋をされた小さな穴倉を指差して言った。

男「おいふざけんな。
  ちょっと器用な小学生が作ったような秘密基地じゃねえか」

ミリ女「ちゃんと作ったら小屋くらい出来る」

男「言い訳になってねぇ」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:56:18.10 ID:Rh8t2kaI0
ミリ女「ちゃんと作ったら……片付けるのも大変だし」

男「は?」

ミリ女「ずっとここにいると、公園の管理人に気付かれるし……」

男「……え?」


男「お前まさか」
ミリ女「…………」


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 21:57:59.32 ID:Rh8t2kaI0
男「……ホームレス中学生って流行ってんのか」

ミリ女「知らない」

男「まだ寒いだろこの時期は」

ミリ女「ギリースーツがあったかいからいい。
    これで満足したでしょ。私は犯人じゃない。お前は帰れ」


男「そうは言ってもこんな所でな……じゃあ、うち来るか?」

ミリ女「ほん……とに……?」

男「ここまで見ておいて放っとけないだろうが」

ミリ女「じ、じゃあこの荷物、持って行ってくれないか」



 
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:00:38.06 ID:Rh8t2kaI0
男「だ、だだいま……」ドサグシャァ

ミリ女「あっもう少し丁寧に扱ってくれ」

男「尋常じゃねえだろこの量は……」

ミリ女「しかし私みたいなのが来て良かったのか……」

男「うちは親が忙しい人だからな。俺はここに一人暮らし。心配はいらんよ」

ミリ女「じゃあ、遠慮なくお邪魔する」


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:00:48.74 ID:Rh8t2kaI0
ミリ女「あまり片付いてないな」

男「悪かったな。男の一人暮らしなんてこんなもんだ」

ミリ女「いや、そういう意味じゃない……私の様な風呂にも入ってないような者が入るんだから
     あんまり綺麗だと気が引けたんだ」

男「悪 か っ た な
  つーか風呂入れ」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:01:58.22 ID:Rh8t2kaI0
ミリ女「こんなにさっぱりしたのは久しぶりだな」

男「そうだ、ドライヤーとか無いぞ」

ミリ女「気にするな。そこまで世話を駆けなくても――ってこれは!?」

男「どうした? そのゲーム気になるのか?」

ミリ女「……」ウンウン

男「ホームレスなのにCoDが気になるってどういう……
  ああ、お前ミリタリーなもの好きっぽいしな」

ミリ女「……!」コクコク


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:03:59.99 ID:Rh8t2kaI0
男「なんだ、やった事はあるのか」

ミリ女「ソフマップのデモ機でオンラインを少し」

男「じゃあ対戦しようぜ。下手にオンライン行くよりは1on1で良いだろ」

ミリ女「1on1……ふっ。お前、今言った事を後悔するなよ」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:04:11.30 ID:Rh8t2kaI0
サユーズ ネルシームイ リスプーブリク
男「……」

ミリ女「……」

男「あ、お前、パッドに慣れてないだけだもんな」

ミリ女「……もっかい」

デデッデッデッデデデン
男「……(今度は一度も死なずに勝ったぞ)」

ミリ女「……」プルプル


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:04:41.99 ID:Rh8t2kaI0
男「な、なぁ、オンラインかこっちのソフトでゾンビゲームでもやらないか?」

ミリ女「……もう一度だ!」

ディェーン デデーン

男「(こいつやる気あるのか無いのか……)」

ミリ女「……うっ……ふぐっ」

男「(負けて泣くとか小学生かよ!)」



 
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:07:34.89 ID:Rh8t2kaI0
男「でも……何かアレだな」

ミリ女「何だ、笑いたければ笑えばいい」

男「違う違う。お前の事、最初から変な奴だと思ってたけど
  普通の女の子っぽいところもあるんだなと思って」

ミリ女「……やっぱりバカにしてる」

男「あぁ? じゃあまだやるか」

ミリ女「当たり前よ」


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:09:34.34 ID:Rh8t2kaI0
翌日

男「おい嘘だろ何チート使ってんだよ!」

ミリ女「ふふ……やはりゲームでのスナイパーライフルは楽だな……一撃で殺せる」

男「尋常じゃねえ照準力……って大丈夫かお前」

ミリ女「ふふふ……あと24キル……」

男「あ、もう朝日が」


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:10:23.81 ID:rCVZTwrq0
>男「柔道少しやって、ちょっと天辺取っただけ。

ヒェフフッwwwwwwwwwwwwwwwww



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:13:01.86 ID:Rh8t2kaI0
登校中

男「俺の服を着ると完全に男だな、お前」

ミリ女「言葉自体に不満はないが、お前に言われるとなぜかむかつく」

男「良い態度だこの場で返してもらおうかこのっ!」

ミリ女「じゃあ私のギリースーツも返せ!」

男「今考えるとギリースーツなんか着てたら無条件で不審者だな……」



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:15:26.46 ID:Rh8t2kaI0
男「聞いておきたい事がある」

ミリ女「何だ」

男「教え貰いそびれてた事なんだけど、昨日の朝と放課後にやってたアレはなんだ?」

ミリ女「お前がサバゲーかと勘違いしたアレの事か」

男「サバゲーって言わなかったらただの厨二踊りにしか見えなかったけど」

ミリ女「……ま、素人にはそう見えるだろうな」

男「だが、弾が全部命中したりしてなかったら気にはしなかった」

ミリ女「――!」




 
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:17:56.41 ID:Rh8t2kaI0
ミリ女「アレが見えたのなら、お前には見込みがある」

男「そうなのか?」

ミリ女「それに、昨日のコンビニ前での戦闘――あの時の動きも確かなものだった」

男「戦闘って……」

ミリ女「だからお前には教えてやろう。そしてこの世界に招待しよう。
    ……ようこそ、GGSへ」


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:20:18.41 ID:Rh8t2kaI0
男「GGS? は?」

ミリ女「正式名称はガンゲームストライク。アメリカの企業が開発したシステムを使い
    4年前に本格化された次世代のサバイバルゲームだ」

男「やっぱりサバイバルゲームじゃねーか」

ミリ女「同じものと見てもらっては困ると言う意味だ。
    どれ物は試しだ。このM4A1を手に取ってくれ」




 
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:24:42.53 ID:Rh8t2kaI0
ミリ女「このゲームではプレイヤーの事を便宣上、ストライカーと呼ぶ。
     ストライカーは指定された武器を持ち、指定されたルールにのっとり的を倒す。
     ルールは至極単純だな」

男「だからサバイバルゲームじゃねーか」

ミリ女「お前もしつこいな。サバゲーは基本、ヒットした人間が申告しなくちゃいけない。
    その判定は精密性に劣るし、当たった事を本人が自覚しない場合もある。
    大会とかならともかく、サバゲーでは緊張感をフルに味わう事は出来ないのだ」

男「でもしょうがないだろ……サバゲーマーもそれを解ってやってるんだろうし」

ミリ女「だがGGSは違う。システムオープン」



 
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:27:11.07 ID:Rh8t2kaI0
一瞬サイレンのような音が鳴る

ミリ女「このシューティンググラスを装着し、右端にあるボタンに人差し指を添えろ」

男「こうか……うおっ、すげー! 何か色々文字が出て来たぞ」

ミリ女「それでお前はストライカーとしてワールドサーバーに登録された。
     これからはフィールドと管理システムさえあれば、どこでもGGSがプレイ可能となる」

男「確かに次世代って臭いはしてきたな」




 
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:29:27.78 ID:Rh8t2kaI0
ミリ女「まだ若干馬鹿にしているようだが……一度ゲームをプレイすれば解るだろう。
     ルールは1on1、互いに蓄積ダメージが50%を超えた時点で死亡、ゲーム終了だ」

男「なるほど、俺好みの明快さだな」

ミリ女「では行くぞ――これはソープの分だ」




 
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:31:53.50 ID:Rh8t2kaI0
男「(へっ……まず障害物に隠れるのは基本だよな)」

ミリ女「それッ」

コロコロ

男「何だk……グレネード!?」

ブ―――ゥゥム

男「今のマジもんの爆発じゃ――ちっ、今ので20%も持ってかれるのかよ」

ミリ女「そこにいては、トリガーを弾かぬうちに終わるぞ」


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:34:11.59 ID:Rh8t2kaI0
男「言われなくても解ってらァ!!」

ガガガガッ

男「げッ!? 何つー反動だよ! 本当にBB弾かこりゃ」

ミリ女「GGSはその臨場感を含めて成立する。私はこのゲームにおいては絶対に負けられないからな」

男「ちくしょうがこのォォ!!」


54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:37:14.58 ID:Rh8t2kaI0
今奴はハンドガンしか持ってない――固定の場所に居なくても、障害物を使って距離を保てば
絶対こっちが有利になるはずだ!

男「うおおおおおおおおッ!!」

ミリ女「ようやく重い腰にエンジンがかかったようだな」

ザシュッ!

男「ハァ……ハァ……この俺が息切れするなんて……
  弾は予備弾倉含めてあと60、これで突撃をかけるか、どうするか……

 いやまて――俺は距離保って攻撃するんだったろうが

         違う!   そうじゃなければ   しかし  ――どうすれば……!」


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:40:18.52 ID:Rh8t2kaI0
コロンコロン

男「またグレか――おわっ!」

緊急回避をしようとした拍子に俺は転んでしまった。
後ろでは、小さな筒が激しく白煙を噴き上げている。

男「グレじゃないだと……なっ! 被弾してないのにダメージが35%だと?」

ミリ女「当たらなければ良いなんて事はない。戦いは全て、GGSが管理している。
     どうだ、この私に一発も当てられないで終わるのか」

男「んなわけ……そんな訳あるかっての!!」


56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:42:16.07 ID:Rh8t2kaI0
さっきのグレネードは煙幕弾――今、濃い白のカーテンは運のいい風向きにより
フィールドを覆うように伸びている。これはチャンスだ。

男「うおおおおッ!」

ミリ女「声を出せば煙幕の意味など……」

≪ダメージ12%≫

ミリ女「ふっ……少しはやったようですね」


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:44:14.64 ID:Rh8t2kaI0
男「(やった! 声で位置を認識させておいて、別の場所から狙ったら手ごたえありだ!)」

ミリ女「しかし……今回は私のプライドと、レベルを恨むことですね」

男「へっ! いまおれがどこにいるか解らないのによくほざくぜ」

ミリ女「ええ、確かに判らないし、そのせいで私は動きようがない」



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:45:43.18 ID:Rh8t2kaI0
ミリ女「どこからでもかかってこい。私の目は一つではないぞ」

上等――上等!

男「でやぁぁッ! \カチッ/  ――ぁぁあ!?」


62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:47:16.68 ID:Rh8t2kaI0
このクソッタレ解りやすい音、まさかクレイm――

ミリ女「ふっ、ゲームオーバー」

≪ダメージ30%≫

ミリ女「え――」

男「後ろァ! よく見ろよ!」



 
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:51:02.16 ID:Rh8t2kaI0
男「うりゃぁぁッ!!」
ミリ女「ふんっ!!」


……
 ≪ダメージ40% オーバー 男 死亡≫

男「……たっ……か……」

ミリ女「……はぁ……はぁ、ようやくか」


66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:53:51.01 ID:Rh8t2kaI0
男「あー……」

ミリ女「どうした敗者」

男「ずりーよお前だけ! なんだよグレネードにハンドガンにクレイモアに近接ナイフとか!」

ミリ女「どうしてもランクで装備できる武器が違うんでな。今お前にもてるのはM1911ガバメントか
    そのM4A1やその他の武器ぐらいだ」

男「お前それ解ってゲーム始めやがったんだな」

ミリ女「それは、お前がやりたいと言うから……」

男「昨日の連敗よほど悔しかったんだな。勝って巻き返したのに」

ミリ女「……」ガスッガスッ

男「痛い痛い」




 
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:55:54.08 ID:Rh8t2kaI0
男「とにかく、サバゲーつって笑ってたのは謝るよ」

ミリ女「……なぁ男」

男「なんだ?」

ミリ女「その……楽しかったか?」

男「ん? まぁな。サバゲーがスポーツってのも判ったが
  GGSはもっと――いや、やっぱり別物だな」

ミリ女「ふ……そうか」


70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 22:56:33.97 ID:Rh8t2kaI0
≪第一部完≫

≪第二部始まり≫



 
73 名前:>>71 ストック尽きて給弾詩ながら書いてるすまない[]投稿日:2011/12/27(火) 22:59:05.60 ID:Rh8t2kaI0
2週間後

男「ようやく互角に戦えてる気がしたぜ」

ミリ女「その気がする内はまだまだだな。まだお前に対しては本気の半分も出していない」

男「最初にやられかけたお前が何言ってんだ」

ミリ女「まだお前には――その、可愛そうだからだ」

男「はぁ?」


74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:01:11.54 ID:Rh8t2kaI0
ミリ女「確かにお前には感がある。それはゲームから――だとは思えない。
    最初のゲームで煙幕を使った動きも、声を発生してから高速に動き、位置をかく乱するなど普通の身体能力ではやろうとも思わない。
    さらに私の位置を嗅ぎ取った感も尋常ではない。ただGGSはFPSと同じように――いやそれ以上に深く、ゲームの特性に慣れなくてはならない」

男「そう……なのか?



 
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:03:12.53 ID:Rh8t2kaI0
男「じゃあその片鱗でもつかめたとしたら、俺に対して本気を出してくれるんだな?」

ミリ女「それはどうかな? まぁ説明するのも可哀そうだ」

男「ちぇー……いちいち腹の立つ奴」

ミリ女「……別に私は、冗談でものを言っている訳ではない」

男「あ? なにか言った?」

ミリ女「き、聞こえてないならいい!


77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:04:41.53 ID:Rh8t2kaI0
男「それで、今日は基礎訓練か? それとも1on1でまた揉んでくれるのか?」

ミリ女「そうだな……お前の動きは試合を重ねるたびに複雑な進化をする。
     太刀筋はぶれていないから実戦を重ねた方が良いらしい。お望み通り準備しろ」

男「了解了解」


?「――ちょっと待て!」


78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:06:07.29 ID:Rh8t2kaI0
男・ミリ女「……は?」

金髪「あっれー? 有坂中のゾウリムシちゃん、いつの間に仲間を増やしたのー?」

ミリ女「お、お前は……」

男「誰?」



 
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:07:51.14 ID:rCVZTwrq0
説明ありがトンwwwwwwwwwwwwww



82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:08:22.87 ID:Rh8t2kaI0
金髪「有坂ゾウリムシは一人でストーキングプレイを頑張ってればよかったのにー?
    ちょこまかと動かれる奴が増長されると鬱陶しいんだよね」

男「なんか穏やかじゃねーな……君ー誰?」

金髪「あんたこそ誰よ。このちんちくりんに付いてるなんて頭おかしい奴ね。菌の仲間?」



 
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:11:00.55 ID:Rh8t2kaI0
男「俺は男、ここの生徒で、ミリ女とは同級生だ。
   制服を着てる辺り、お前はうちの生徒じゃないみたいだけど」

金髪「1年坊があたしの事をお前呼ばわり何て100年早いっての!
    それになぁにあんたの持ってるのって? ダットサイト付けただけのM4A1じゃない!
    如何にも最近始めましたーって挨拶してるみたいなもんじゃんwwwwwwwwwwww」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:13:36.54 ID:Rh8t2kaI0
ミリ女「……行こう男、あいつは相手にしちゃいけない」

金髪「待てよゾウリムシ。今まで何度か通りすがりにこの学校にあるGGS部を偵察してたけど
    部員が増えたとなればただで帰れないから。
    あんたら今から1on1をするような装備してるね? ちょうどいいや、相手になってやるわ」

男「相手に……? 俺と、お前が?」

金髪「なにバカな事言ってるの? あたしとお前が相手ならもうバトルする意味すらないんだけど」

男「あぁ?」


87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:16:12.63 ID:Rh8t2kaI0
ミリ女「それは2on1のチームデスマッチ――って意味で良いんだな」

金髪「そういう察しは早いんだねぇー昼間にあたしの顔を見たら
    何も言わずに欲しいパンを買ってきてくれそうだよ」

ミリ女「……やるならやる、早く準備しろ」

金髪「いい度胸ね……ウェッソン大学付属中学校2年、GGS部所属のあたしに勝負を挑んだこと、後悔なさい」


88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:18:02.98 ID:Rh8t2kaI0
男「どうするんだミリ女、相手のデータは無いんだろ」

ミリ女「まぁ……確かに情報こそないが、問題はないだろう」

男「えらく饒舌に罵倒していたけど、結構顔見知りだったりするのか?」

ミリ女「よくこの辺りをうろついている。おそらく、金髪が所属するGGS部の部長が
     この近辺にファンネルを撒いてるんだろう。……まったく迷惑な話だ」


89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:20:26.42 ID:Rh8t2kaI0
金髪「準備はいい?」

ミリ女「ルールは2on1チームデスマッチ、使用武器はメインウェポンのみでサブはナイフのみ。
    お前の指定ルールはちゃんと盛り込んでおいたぞ」

金髪「ゾウリムシのくせにあ・り・が・と! ややこしい事になると気持ちよくプレイできないからね」

――
ミリ女「男」

男「どうした?」

ミリ女「制限時間は10分だが、試合時間はおそらく1分もないだろう」

男「どういうことだよ」

ミリ女「これも経験だ」

≪ゲームスタート≫


90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:22:22.28 ID:Rh8t2kaI0
金髪「ヘッ! 行くぜェェ――――!」

男「な、あいつバカか!? AA-12二挺とかどうかしてやがる!」

金髪「残念ながらショットガンAA-12は二挺で1ウェポン扱いだかんね!」

男「だが所詮ショットガン、近づかなければ――」

金髪「おっそいおっそい!!」

ドォフドォフドォフドォフ!!

男「――!!」


91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:25:29.66 ID:Rh8t2kaI0
この距離で散弾ダメージが50%!?
金髪め……本当にすぐ終わらせたいらしい

金髪「砕けちれェェ!!」

男「(畜生――悔しいが、俺はダメージを与える事くらいしか……!)」

ガガガガガガガッ!!!

金髪「――っ♪」

男「しまっ――」

金髪「頭、もーらい」


92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:27:26.69 ID:Rh8t2kaI0
≪ダメージ100% 男 死亡≫

金髪「やっぱりNoobはNooooobね。狩ってもぜんぜん面白くない」

男「くっそ……」

金髪「お次はゾウリムシちゃん♪ 男を見殺しにしてどこに行ったの?」




 
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:30:08.43 ID:Rh8t2kaI0
金髪「あれ……本当にどこに行ったのかな」

辺りを見渡す――見えるのは掘られた数々の塹壕、木箱の障害物、
青々と茂った草のみ……

金髪「そうだねぇ、とりあえず芋れば何とかなるってきもちは分からなくないけどねぇ
    でもあたし――そういうのって一番嫌いかなァ!!」 ドォフドォフドォフドォフドォフドォフ!!!


96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:33:35.70 ID:Rh8t2kaI0
金髪「あたしがゲームシステムを理解してないものと思ったの?
    スナイパーライフルを所持すればギリースーツを装着できる。
    でもあんたが持ってるギリースーツの色、あたし知ってるんだよね……」

男「ミリ女!」

金髪「おっと、死んだやつは喋っちゃいけないよ。
    ルール判定違反がくだったら、即時ワールドサーバーに違反記録が残る。
    フレンドリーファイアをしたときも同様にね。まだ営舎行きは嫌でしょ?」

男「くっ……!」


97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:37:07.06 ID:Rh8t2kaI0
金髪「今回のフィールドだったらそこの草っぱらしかないよね。
    ……残ったシェルの残弾は弾倉6つ分、ばら撒いても絶対に死ぬよね」

男「(おいおい……場所割れてんぞ……!)」

金髪「イヒヒ……さぁ、死に曝せ!」


98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:38:46.95 ID:Rh8t2kaI0
ドォフドォフドォフドォフドォフドォフドォフ!!!

――……
金髪「あれ……声も上げずに死ぬなんて立派じゃん? そこだけ褒めてあげるわ」

男「……!」

金髪「まぁそういう事で、あたしはこれで――」

ミリ女「……誰が死んだって……?」




 
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:41:48.40 ID:Rh8t2kaI0
ザパァッ

金髪「はぁっ!? 池? 何なの!?」

ミリ女「完全に側面を落としてたな」

金髪「……ぷっ、ぷぷぷ。なに言ってるのあんた? 池に完全に隠れてた?
    あーっははは! 何それゾウリムシもびっくりだよ! アオミドロになっちゃった!?」

ミリ女「池に沈んだ銃が稼働するとでも思ってんの?
    エアガンならともかく、精密な動作を要求されるGGS用の銃で、そんな荒っぽい事が良くできたもんだね!」




 
102 名前:>>100を訂正[]投稿日:2011/12/27(火) 23:42:59.88 ID:Rh8t2kaI0
――ザパァッ!

金髪「はぁっ!? 池? 何なの!?」

ミリ女「完全に側面を落としてたな」

金髪「……ぷっ、ぷぷぷ。なに言ってるのあんた? 池に完全に隠れてた? 水浸しだよ?
    あーっははは! 何それゾウリムシもびっくりだよ! アオミドロになっちゃった!?
    池に沈んだ銃が稼働するとでも思ってんの? ねぇ微生物ちゃん?
    エアガンならともかく、精密な動作を要求されるGGS用の銃で、そんな荒っぽい事が良くできたもんだね!」


103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:45:19.17 ID:Rh8t2kaI0
ミリ女「確かにそうだな。普通の銃なら、もうこの時点で機能停止に陥り
    システムが戦闘不能を検出して勝敗が決するはずだ」

金髪「あーっはっはっはwwwwそれを解ってて、何で今も強がってる訳?」

ミリ女「――お前は今、勝ってるのか?」

金髪「……あ?」

ミリ女「それを確かめてからこっちを見るがいい」


104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:48:37.42 ID:Rh8t2kaI0
≪ゲーム 継続中≫

金髪「(そんな、まさか……あたしが一度周囲をクリアリングした時、池の周りに銃なんて無かった。
     当然、一緒に沈んで隠れていたはず……何で――)」

ミリ女「弾は残ってないだろう。観念するんだな」

金髪「その銃……何で、お前が……”HK416”なんか持ってるんだよ……!」

ミリ女「謁見は済んだらしい」



 
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/27(火) 23:51:42.12 ID:Rh8t2kaI0
≪勝者 チーム有坂中≫

金髪「何で……何故だ……!」

男「どうしたんだよ!」

金髪「チッ……! クソックソッ!」

ミリ女「済んだぞ、男」

男「そうか……でもお前の持ってるそれ、一体どうなってんだよ。
  金髪の言ってた通り、機能停止に陥るような銃じゃないのか?」

ミリ女「説明はこの敗者から聞くのが良いだろうな」

金髪「…………」


108 名前:ウンコ休憩[]投稿日:2011/12/27(火) 23:53:57.35 ID:Rh8t2kaI0
金髪「それはHK416……同名の実在小銃をもとにしたGGS用の銃だ。
    もっともこれを持っているのは……前年度のアメリカ大会と、東南アジア大会ジュニア部門の優勝者のみ……」

男「それってつまり……」

金髪「このミジンコ……外国で何やってやがったんだ」




 
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:01:28.58 ID:oTD4Pejf0
――……戦い終わって帰宅

男「んで、風邪を引いたわけだ」

ミリ女「けほっ」

男「パツキンとの戦闘でいろいろ豪語してたけど」

ミリ女「……むぅ」

男「結局お前もすっげー緊張してて」

ミリ女「……」

男「試合直後からこのザマなわけだ」

ミリ女「……ぐすん」

男「泣くな」




 
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:05:39.81 ID:oTD4Pejf0
ミリ女「だって絶対負けたくなかったし……」

男「そりゃあんだけ馬鹿にされればな……よく耐えた方だよ。
   あの切り札銃と、それを持ってるお前って一体なんなんだよ」

ミリ女「HK416は、実銃と同じようにM4をベースに、全体的な改修と強化を施したもの。
     解りやすいのはあの時みたいに、水にずっと付けてても確実に動作する。
     GGSでのAK-47は、粉塵には強いけど水には弱いから、実質濡れた状態で稼働するのはHK416だけ」

男「で、何でそれを持ってるんだ」




 
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:09:44.21 ID:oTD4Pejf0
ミリ女「私の事妙に疑ってないか……?」

男「体調のせいか妙に弱気でやりずらいな……別に盗って来たとか疑ってはねえよ」

ミリ女「……日本はね、先進国の中ではGGSが導入されるのが一番遅かったの。
     認可された後も大会が開催されずに、ストライカーはみんな海外に行くしかなかったの」

男「それで東南アジアまで赴いて、優勝しちゃったと」

ミリ女「ん……そんなかんじ」

男「ほら、やっとおかゆが冷めて来たから、食え」

ミリ女「んあっ」




 
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:12:29.08 ID:oTD4Pejf0
ミリ女「……うすい」

男「病人がわがまま言うな。公園住みで風邪をひいてたらのたれ死ぬところだったと思え」

ミリ女「……ん」

男「……あのさ、まだ教えてくれないか。お前があんな所に住んでた理由は」

ミリ女「…………」

男「タヌキ寝入りか知らないが……まだ無理って事か

≪第二部姦≫

≪第三部開始≫




 
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:15:06.53 ID:oTD4Pejf0
男「せっ はっ!!」

ミリ女「…………」

男「どうした、何か不味かったか?」

ミリ女「いや……お前って何でもできるような感じはするが、器用貧乏すぎて腑に落ちないんだ」

男「それは怒って良いですか」

ミリ女「ダメです」

男「はい」


125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:17:49.91 ID:oTD4Pejf0
ミリ女「狙撃は実際の尺にしたら500メートルの精度、体力は人並みを軽く超える、
     ウェイトが軽いからトリッキーな事が出来るが、いかんせん精神面でミスが増える」

男「想ったより的確なお言葉で参るな……」

ミリ女「まぁお前のペースでがんばればいい……が、そういうわけにも行かない」

男「なんでだ?」


126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:20:00.81 ID:oTD4Pejf0
ミリ女「ほら、これを見ろ」チラシッ

男「こいつは……東京でのGGS大会?」

ミリ女「初めての日本支部主催の大会だ。今までの日本における大会は全て非公式だったが
     これでようやく本物のストライカーとして大会に出られる事が出来る。私たちはこれに間に合うようにしたい」

男「じゃあもっと練習をガンバ――」

ミリ女「が、GGSを頑張るだけじゃ無理なんだ」

男「え?」


127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:22:45.81 ID:oTD4Pejf0
ミリ女「ここの出場項目をよく見ろ」

男「えーと、中学生部門で出るには、学校に所属している部活動で、なおかつ4人以上のチームであることが出場の条件……と」

ミリ女「文面のままだ」

男「アテは――」

ミリ女「ない!」


128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:23:48.72 ID:oTD4Pejf0
ミリ女「こういうのも何だが、私はぼっちもいいところだぞ」

男「俺だって柔道部で出来るはずの友達と疎遠になってんだよ!」

「……どうすれば」


?「にひひ……」


129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:27:19.66 ID:oTD4Pejf0
ミリ女「……練習だな」
男「……そうだな」

ミリ女「今日はどうする? オブジェクトゲームにするか?」

男「一度1on1でアップしようぜ。それからだな」

ミリ女「それもそうだな……」カタカタ

≪ルール設定:1o――……≫

ミリ女「ん? なんだこれ。まいいか、設定はされてるみたいだし」カタカタ

男「準備はいいかー?」


130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:30:25.42 ID:oTD4Pejf0
≪ゲーム開始≫
男「そぉいっ!」

ミリ女「とりあえず突っ込んでくる癖、直せっていっただろう!」

男「考えてない訳じゃないっての!!」

ガッ スバババッ

ミリ女「G18か……お前にはもったない性能のハンドガンだな」

男「20レベル到達ボーナスの抽選で当てたんだよ、どんどん追いつめてやるぜ!」


?「…………」ジリリリリリ




 
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:33:40.76 ID:oTD4Pejf0
ミリ女「ふっ、リロードの手際はしっかり見せてもらうよ。
     どうやら男の弾数は後――」

――!?


ミリ女「男! ちょっと待て!」

男「どうしたミリ女、級に怖気づいたのk――」


パァン―――ザシュッ!!

男「な、何だ!?」


133 名前:>>131 せやで[]投稿日:2011/12/28(水) 00:36:27.21 ID:oTD4Pejf0
ミリ女「男! ゲームルールの設定を見ろ!」

男「1on1――じゃない、FFA(無差別個人戦)になっている!」

ミリ女「確かにちゃんと1on1に設定して――いや違う!」
      ≪ルール設定:1o――……≫
ミリ女「まさか……ハッキング……?」

パァン

男「まt――危ない!」

ミリ女「うあっ!?」




 
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:38:23.45 ID:oTD4Pejf0
男「ミリ女――嘘だろ、一発の銃弾で97%のダメージって……!」

ミリ女「くっ、とにかくそこの岩陰に隠れるんだ!」

男「お、おう!」


136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:39:45.17 ID:oTD4Pejf0
男「どうなってやがる――って教えてくれよミリ女」

ミリ女「…………」カタカタカタ

男「おいってば!」

ミリ女「……大体の状況が掴めた」

男「で、どうなんだ?」



139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:43:17.33 ID:oTD4Pejf0
ミリ女「GGSのシステムは、常時使用するフィールドを中心とし、適用範囲が3次元数値で設定される。
     通常はフィールドの大きさに合う数値を設定しているんだが……その数値が改ざんされてる。
     ルール設定がおかしくなったのはソフトウェアの故障と思ってたけど、これでハッキングされたことが確実になった」

男「でもハッキングなんてそう簡単にできる事じゃ……」

ミリ女「解っている、だが今重要なのはそれじゃない。私を狙撃してきたのは誰だという事だ」

男「検討は?」

ミリ女「おおよそついている」




 
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:47:58.55 ID:oTD4Pejf0
有坂中学 校内

タッ タッ タッ タッ タッ タッ
ミリ女「GGSの適用範囲は円形に190メートルの範囲で設定されていた。おそらくこの最大距離が
     狙撃手の居る場所に重なるんだとおもう」

男「でもなんで校内いるって……?」

ミリ女「射撃された感覚も覚えているが、何より3次元数値のZ軸の数値もいじられていた。
     その必要があるという事は、それなりの高さから狙っていたという事だ」

男「つまり!」

ミリ女「奴はおそらく4階にいる!」


143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:51:57.82 ID:oTD4Pejf0
男「ちっ……居ないぞ!」

ミリ女「とにかく探すしかない! まだゲームは継続してるから、校外には出ていないはずだ!」

ワー キャーナニアレ オイマジカヨ

男「……なんだよこの空気」

ミリ女「知った事か!」


144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:54:00.66 ID:oTD4Pejf0
?「ククク…………」
―――

ミリ女「あっ!?」

男「おいあぶ――のぁ!?」

ドテーン

男「おい……大丈夫かミリ女」

ミリ女「あぁ、別に問題はぁッ!?」

男「足ひねったのか?」

ミリ女「別に痛くない!」

男「……ったく、そういうの一番迷惑なんだよ」ヒョイ


145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:56:52.08 ID:oTD4Pejf0
ミリ女「お前……」

男「この方が早いっての」


?「クキキ、それはイケません」

廊下奥の扉が開かれ、長物を持った少女が塗らりと現れる。

男「な、なんだあれ?」

ミリ女「あ、あれは――チェンタ、いやそんな……」


146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 00:58:53.58 ID:oTD4Pejf0
眼鏡「キキ、男くん。女子の胸は何時から膨らむか知ってますかネ」

男「い、いきなり何言い出すんだよ」

眼鏡「見た目から判断するにも、保健体育的にも、大体小学生高学年からといいまス。
    今君は誰を背負ってるのかネ」

男「は……?」

ミリ女「」ボフッ


147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 01:00:53.68 ID:oTD4Pejf0
眼鏡「私が言いたいのはですね、例え見た目がペッタンコでも
    さわり心地は確かに有るという事ですヨ。気付いてないわけではあるまいナ?」

男「胸……? 確かに迷彩服じゃわかりにくフgpッ!?」

ミリ女「な、何言ってるんだお前!」


148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 01:01:58.42 ID:oTD4Pejf0
眼鏡「つまりですね、今すぐ男君から離れろと言いたい訳ですよ」

ミリ女「はぁ? 何言って」

眼鏡「じゃないと強制退場ですヨ」

ミリ女「!」

男「このスナイパーライフルで狙撃したのか……?」


149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 01:04:24.62 ID:oTD4Pejf0
ミリ女「やっぱり、チェイタックM200……」

男「なんか映画とかゲームで見たことあるような」

ミリ女「あれだ、私が使ってたあれ」

男「インター……ベンション?」


150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 01:06:14.38 ID:oTD4Pejf0
眼鏡「私の男くんから離れろって言ってるんですヨ」

ミリ女「言われなくても(ズルズル) ……で、お前と男はどういう関係だ」

眼鏡「結婚を 男「いや全く知らん」


…………

 ミリ女「は?」


151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 01:08:53.56 ID:oTD4Pejf0
ミリ女「何、ストーカー?」

男「まぁ、見たこともないし」

眼鏡「当然です。見られないようスコープ越しに見続けていましたから」

男「余計に意味分らなくなった」


152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 01:09:19.47 ID:WnN7ir090
M200キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
M200キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
M200キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
M200キタ━━━(゚∀゚)━━━!!



153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 01:10:37.34 ID:oTD4Pejf0
男「それっておかしくねぇ? ストーカーって好意のある人にやるもんだろ。やって言い訳が無いが」

ミリ女「……」

眼鏡「ケッコンできる年齢まではずっと見ていようと思ったのですがね、そうもいなかくなったのですがね」




 
155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 01:14:28.44 ID:oTD4Pejf0
眼鏡「このミリ女、突然男により着きヤガッテ」

聴衆「マジで…」「ヤダーこの時期にもうデキてるの?」「地味なくせに早っ」

眼鏡「前なんか家に連れ込んで風邪の看病もしてたし

聴衆「おいただ事じゃねえだろ看病って」 「状況によりけりだな」

男「お、おい」




 
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 01:15:55.92 ID:oTD4Pejf0
眼鏡「そもそもこの女、本当の家はこう――」

ミリ女「ま、待って!」

眼鏡「なぜ」

ミリ女「それは、言わないで……」

聴衆「?」「?」「?」


158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 01:17:32.16 ID:oTD4Pejf0
男「……眼鏡、ちょっといいか」

眼鏡「ナンデスカ男クン」ニコニコ

男「頼むからそのことについては黙っててくれ。

眼鏡「タダでですカ」

男「何が欲しいんだよ」

眼鏡「婚姻k――」

男「怒るぞ」


159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 01:20:57.47 ID:oTD4Pejf0
眼鏡「へっ えっ」

男「そういう加減が判らないなら、本気で怒るつってんだ」

眼鏡「アァ……さうですか。じゃあこうしませう」

男「?」

眼鏡「私もGGS部とやらに入れてもらえばよろしいのでは」

ミリ女「とやら……?」


160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 01:23:27.87 ID:oTD4Pejf0
眼鏡「私、男君が始めたのを見てGGS始めたのです。
    でも個人の大会しか出たことなくてですネ、集団でのルールがワカラナイというか」

ミリ女「は? ていう事はそのM200は……」

眼鏡「これデスカ、これカリフォルニアでちょっとはっちゃけた時にもらいましタ」

ミリ女「…………」


161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 01:25:15.12 ID:oTD4Pejf0
眼鏡「ふんふふんふフゥン
    正式にこの学校のGGS部に加入届シマシタ。
    あとハッキングの罰で反省文20枚ワタサレマシタ」

男「俺と同じGGS歴なのに……」

ミリ女「全米なんて私もおじけるのに……」

≪第三部 完≫



 
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 01:41:45.93 ID:RbXbFFFh0
僕はMP9ちゃん!


168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/28(水) 01:43:50.25 ID:Jl+v+NNx0
僕は、Vepr-12ちゃん!
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