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メガネ「ボクはこの進学校で、東大を目指す!」1/3


メガネ「ボクはこの進学校で、東大を目指す!」



1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 16:02:33.40 ID:NIDuAb4G0
メガネ(いよいよ今日からボクの高校生活が始まる……)

メガネ(小学校から中学校までボクはずっと成績一番だったけど、
    この中じゃきっと大したことないだろう)

メガネ(でも、喰らいついていく自信はある!)

メガネ「ボクはこの進学校で、東大を目指す!」



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 16:07:39.51 ID:NIDuAb4G0
学生「よう、君も新入生か?」

メガネ「うん」

学生「ここに入るってことは、やっぱりいい大学狙ってんだろ?」

メガネ「うん……狙ってる」

学生「ちなみにどこ?」

メガネ「東京大学」

学生「奇遇だな、俺もだよ!」

メガネ「君もかい! まぁこの学校に入る人は、そういう人が多いんだろうね」

学生「この学校はヘタな予備校よりよっぽどレベルが高くて厳しいからな。
   ま、お互い三年間頑張ろう」

メガネ「うん!」

学生「おっと、そろそろ入学式だ。急ごうぜ」

メガネ(幸先いいな……いきなり勉強の励みになりそうなライバルができたぞ!)


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 16:08:14.23 ID:g1yCzb3+0
お前のメガネ汚ねーな


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 16:11:19.47 ID:DdMBKQHDO
おうメガネ赤本買ってこいや



元スレ
メガネ「ボクはこの進学校で、東大を目指す!」




10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 16:12:54.43 ID:NIDuAb4G0
入学式──

校長「新入生諸君、入学おめでとう」

メガネ(うわっ……怖そうな人だなぁ)

校長「君たちも知っての通り、我が校は進学校だ」

校長「この学校で行われるのは教育ではない。
   いかに一流の大学に入るか、の手段を手ほどきするに過ぎない」

校長「もし人格形成を期待しているのなら、今すぐ入学辞退をしてくれてけっこう。
   入学金もお返しする」

校長「そんなことはいい大学に入ってから、学べばよいのだ!」

メガネ(おっそろしいなぁ……。
    でもこれくらいの覚悟でなきゃ、東大なんて受からないんだろうなぁ……)



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 16:17:09.34 ID:NIDuAb4G0
校長「我が校のカリキュラムは、全て東大入学に向けたものになっている!
   あまりの厳しさに、卒業までにおよそ三分の二は脱落してしまう!」

メガネ(すごい……!)ゴクリ…

校長「残りの三分の一からも、東大に入れる者は毎年ごくわずかだ!」

メガネ(東大……!)

校長「東大はいうまでもなく日本一の大学だ。
   日本一の大学に入れば、日本一の人生が待っている!」

メガネ(日本一!)

校長「我らが目指すは東京大学!」

メガネ(東京大学!)

校長「東大格闘学部、ただひとつ!」

メガネ(東大格闘学部!)

メガネ「……ん?」


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 16:23:18.47 ID:NIDuAb4G0
メガネ「あのう」ボソッ

学生「ん、どうした?」

メガネ「東京大学……まではいいとして、格闘学部って……なに?」ボソッ

学生「おいおい、緊張してド忘れしちまったのか?
   最強の猛者が集う、日本最強の学部に決まってるだろ」

メガネ「え?」

学生「東大の赤門がなぜ赤いのかっていうと、アレ全て挑戦者の血なんだぜ。
   まぁ、知ってただろうけどな。くぅ~……血がたぎるぜ!」

メガネ「え? え?」

学生「東大格闘学部の卒業生一人につき、
   核爆弾100個分の戦力価値があるっていわれるほどだ。
   もちろん、その分入学するのも卒業するのも難しいけどな!」

メガネ「え? え? え?」



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 16:25:52.71 ID:W5mxwRDM0
あれ?


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 16:28:10.77 ID:NIDuAb4G0
メガネ「えぇ~と、普通の学部は目指さないの?」

学生「普通って?」

メガネ「いわゆる文1、文2、文3……」

メガネ「ほら、法学部とか……経済学部とか……文学部とか……。
    理系だと医学部や、工学部とか理学部とかになるのかな……」

学生「ハハハ、なにいってんだよ。
   そっちを目指すんなら、この学校じゃなくて隣の学校に行くべきだろ」

メガネ「え」

学生「この学校の隣には、ここと対をなす名門校があるんだ。
   ま、俺たちとちがってヤツらはペーパーテストで勝負すんだけどな。
   分野はちがえど、ヤツらも東大を目指すという点では一緒だな」

メガネ(ま、まさか……)ドクンドクン

メガネ(ボクは入るべき高校を間違えてしまったのでは……)ドクンドクン

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 16:30:52.97 ID:ocXXqKWEi
ライトウィング思い出した


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 16:31:51.05 ID:LJz6bM5h0
なんだライトウィングスレか


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 16:32:06.43 ID:NIDuAb4G0
校長「──ではさっそくだが、新入生同士で戦ってもらおう。
   君たちもお互いの実力を知りたくて、ウズウズしていただろうからな」

メガネ「え」

校長「構えいッ!」

ザザザッ!

校長の合図で、新入生たちが一斉に構えた。

メガネ(え、これはなに、どういうこと)

学生「おい」ザッ

メガネ「はい?」

学生「俺たちもやろうぜ! いっとくが、手加減すんなよ!」ワクワク

メガネ「あ、あの──」

次の瞬間、学生から拳が放たれ──

ゴッ!

メガネの視界は真っ暗になった。

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 16:37:06.65 ID:NIDuAb4G0
保健室──

メガネ「うぅっ……」ムクッ

女医「あら、お目覚め?」

メガネ「ここは……?」

女医「高校の保健室よ」
   
女医「アナタは入学式のバトルロイヤルで倒されて、ここに運ばれてきたの。
   アタシは専属医の女医ってモノよ。今後よろしくね」

メガネ「は、はい……(セクシーな人だ……)」ドキン…

女医「──にしても、気絶してる間に色々と調べさせてもらったけど、
   アナタほど貧弱な肉体の生徒は初めてだったわ」

メガネ「し、調べたって……!?」

女医「うふふっ……」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 16:43:11.76 ID:NIDuAb4G0
女医「それにしても、珍しい子もいたものね」

女医「この学校に入るのは、大抵プロ格闘家顔負けの肉体美を持つ子ばかりなのに……」

女医「ま、そのチャレンジ精神は買うけどね」

メガネ(どうしよう……やっぱりこの学校は普通じゃないんだ!
    なんでボクはこんな学校に──)

メガネ(いや、きっとなにかの間違いなんだ!)

メガネ(きっと今日、ボクは間違えてこっちの学校に来てしまったんだ!
    ボクは隣の学校の新入生なんだ!)

メガネ「ありがとうございました、これで失礼します」ヨロッ

女医「また遊びに来てね、死んでなきゃなんとかなるから」

メガネ「えぇ、分かりました(もう来ませんよ……)」


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 16:46:56.64 ID:NIDuAb4G0
隣の名門校──

教師「──君はこの学校の生徒じゃあないね」

メガネ「えぇっ!? そんなハズがないんです! ちゃんと調べて下さいよ!」

教師「君もしつこいねぇ。
   今年度の新入生の名簿を調べたけど、君の名前はなかったよ」

メガネ「そ、そんな……」

教師「分かったら、帰りたまえ」

メガネ「はい……」

メガネ(ああ……間違いじゃなかったんだ……。どうしよう……)


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 16:50:36.86 ID:NIDuAb4G0
メガネは元の高校に戻り、自分のクラスへと向かった。

担任「今日から俺が、お前たちの担任だ。よろしくな!」

ワイワイ…… ガヤガヤ……

学生「おう、同じクラスだな! そういや、さっき気絶したけど大丈夫か?」

メガネ「……うん」

学生「軽いジャブで牽制したつもりだったんだが、いいとこに入っちまったかな?
   とりあえず今日のところは俺の勝ちだな」

メガネ「……うん」

学生「どうした? ホントに大丈夫か?」

メガネ「……うん」

この後、担任が学校の説明をしたが、メガネの耳には全く入らなかった。

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 16:54:17.93 ID:NIDuAb4G0
メガネの家──

母「メガネちゃん、入学式ついていけなくてごめんね。
  高校はどうだった? やっぱり頭のよさそうな子が多かった?」

メガネ「すごそうな人ばかりだったよ……」

メガネ「友達が一人できたけど、東大を目指すっていってたし……」

メガネ「ボク、やっていけるか心配だよ……」

母「大丈夫よ、メガネちゃんだって頭がいいんだから!
  ちゃんと授業に休まず出れば、絶対に東大に入れるわよ!」

メガネ「うん……」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 16:58:46.95 ID:NIDuAb4G0
メガネの部屋──

メガネ(どうしてこんなことになったんだろう……)

メガネ(出願の時点で間違えてたのか……なぜ気づかなかったんだ……)

メガネ(どうしよう、どうしよう……。編入試験とか受けないといけないのかなぁ……。
    まったく面倒なことになってしまった……)

メガネ(いやいや待て待て)

メガネ(まだあの高校がダメだと決まったワケじゃない)

メガネ(格闘学部? とはいえ東大を目指す学校なんだ)

メガネ(きっと普通の学部を目指す上でも、有効にちがいない!)

メガネ(受験はもう始まっている! 自分との戦いなんだ!
    ポジティブに……ポジティブに!)


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 17:03:05.66 ID:NIDuAb4G0
翌日 学校──

学生「よう」

メガネ「おはよう」

学生「さっそく今日から授業だけどさ、脱落しないように頑張ろうぜ!」

メガネ「う、うん……(そういえば、授業ってどんなことやるんだ……?)」チラッ

メガネは壁に貼ってある時間割表を目をやる。

メガネ(今日は水曜日だったよな……えぇと)

1 英語

2 物理

3 地理

4 現国

5 世界史

6 化学


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 17:04:07.10 ID:Fv4rMWE90
あれ普通だ

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 17:06:28.80 ID:Tez9u61v0
普通だな


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 17:08:07.40 ID:NIDuAb4G0
メガネ(なんだ、授業自体は普通じゃないか)ホッ…

担任「よし、じゃあお前ら朝のホームルームはアームレスリングだ!
   二人組になって勝負しろっ!」

メガネ「!?」

学生「よっしゃ、じゃあ俺と──」

メガネ「い、いや……今日は別の人とやるよ(もっと弱そうな人とやろう)」

学生「そっか、残念だな」

メガネ(弱そうな人、弱そうな人……)キョロキョロ

女子「ねえ、私と勝負しない?」

メガネ(えっ、女の子もいたんだ……しかも結構可愛いじゃないか……)ドキッ

メガネ「いいよ、やろう!」


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 17:09:54.53 ID:LSSTUkH80
名前書けば受かりそうな高校だな

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 17:12:04.87 ID:NIDuAb4G0
女子「じゃ、やろっか」
メガネ「はいっ!」

ガシッ

メガネ(女の子と手を繋ぐなんて生まれて初めてだ……)ムフッ

女子「じゃあ行くよ?」
メガネ「ど、どうぞ」

ブオンッ!

ボキッ!

ガンッ!

勝負は一瞬でついた。女子の勝利である。

女子「やったぁっ! ──って、え!?」
メガネ「ん?」プラーン

メガネの右腕が曲がってはいけない方向に曲がっていた。

メガネ「うわぁぁぁっ!?」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 17:16:08.49 ID:NIDuAb4G0
女子「ちょっと、大丈夫!?」

メガネ「ひいぃぃぃぃっ!」プラーン

担任「どうした?」

メガネ「きゅ、救急車をっ! 救急車を呼んで下さい!」

担任「ふむ……」

担任「なんだただの骨折じゃないか。これくらいなら問題ない。
   固定しとけば大丈夫だ。すぐ治る」

メガネ「いや、骨折って時点で“ただの”ってのはおかしい──」

担任「東大入学者は、高校時代に平均で一万回骨折するといわれる。
   この程度でへこたれてたら、東大には入れないぞ!」

メガネ「一万回!?」

女子「ごめんね、でもこの折れ方なら全然平気だよ。
   骨が外に飛び出してるワケじゃないし」

メガネ「あ、あわわ……」

学生「…………」


45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 17:20:13.60 ID:NIDuAb4G0
一時限目 英語──

英語教師「ヘーイ、グッモーニンッ!」

メガネ(おお、ちゃんと外国人教師がいるんだ。
    リスニング対策とかは、やっぱり外国人の方がいいからな)

英語教師「ヘイ、ミナサーン」

英語教師「イングリッシュは世界でもっともポピュラーな
     コミュニケーションツールデース」

メガネ(うんうん)

英語教師「しかーし、世の中にはイングリッシュよりも
     有効なコミュニケーションツールがありマース」

メガネ(うん、なんだろ)

英語教師「それはファイトデース」

メガネ(うん!?)

英語教師「──というワケで、みんなカマン! ファックユー!」ビッ

生徒たちに中指を立てる英語教師。


46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 17:21:59.00 ID:Tez9u61v0
ふつうだけど
ふつうに格闘メインだった


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 17:23:15.48 ID:NIDuAb4G0
ワアァァァァァ……!

戦いが始まった。
メガネを除くクラスの全員が、英語教師に飛びかかった。

英語教師「サイドが甘いデース!」

バキィッ!

英語教師「フットワークがおろそかデース!」

ドゴォッ!

英語教師「ショルダーとウェストをユーズしないと、いいパンチは打てまセーン!」

ベキィッ!

アドバイスを交えつつ、英語教師は次々に生徒を倒していく。

メガネ(なんなんだ、これのどこが英語の授業なんだ!?)

メガネ(でも……あの先生スゴイな……。
    人間ってトレーニングすれば、あんな動きもできるんだ……)ウズ…


49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 17:26:27.26 ID:NIDuAb4G0
メガネ(──って、ボクはなにを考えてるんだ!
    ボクは戦うためじゃなく、勉強するために学校に来てるんだぞ!?)

メガネ(どうにかして、あの先生と戦わずに済む方法を考え──)

メガネ「!?」

目の前に、英語教師に投げ飛ばされた生徒が迫っていた。

ドゴッ!

メガネの意識はブラックアウトした。

こうしてメガネは気絶したまま、一時限目を終えた。

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 17:36:09.06 ID:NIDuAb4G0
二時限目 物理──

物理教師「みんなはフレミングという偉人を知っているかね」

メガネ(よかった、これは普通の授業みたいだ)

物理教師「彼は優秀な電気工学者であると同時に、優秀な武術家だった」

メガネ(え)

物理教師「彼が編み出した“フレミングの法則”は
     磁場と電流の関係性を示すだけでなく、非常に強力な殺人術なのだ」

物理教師「親指でノドを突き、人差し指で目をえぐり、中指で耳を貫く。
     手をこの形にするだけで、これほどの攻撃手段を選べるのである」カリカリ

<フレミングの法則>
フレミングの法則


「なるほどな……」 「さすがはフレミング……」 「すげぇ……」

学生「こりゃ勉強になるぜ。メガネ、お前知ってたか?」

メガネ「……初耳だよ、こんなの」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 17:41:09.25 ID:NIDuAb4G0
三時限目 地理──

地理教師「戦いの際は常に地の利を得ることを心せよ!」

地理教師「日が昇っていれば背負って相手の目をくらませ、
     地面が固ければ投げが有効だ!」

地理教師「複数を相手にする時は一斉にかかってこられぬよう、
     位置取りを工夫せよ!」

メガネ(地の利で、地理ってワケか?)



四時限目 現国──

国語教師「夏目漱石の坊っちゃんに出てくる教師は非常にアグレッシブだが、
     これは彼のアドレナリン分泌量が豊富であったためといわれている」

国語教師「アドレナリンは戦いにおいても重要な物質だ。
     というわけで、今日はアドレナリンについて講義を行う」

メガネ(あれ、坊っちゃんの話どこいった?)


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 17:45:23.12 ID:NIDuAb4G0
昼食──

メガネ「はぁ……」

メガネ(高校なのに給食だなんて珍しい、と思ったけど……)

メガネ(やっぱりこうなるか……)

<本日のメニュー>
・ステーキ
・プロテイン
・ニンニク
・スッポンの生き血10リットル

学生「オイ食わないと、体がもたねぇぞ」ガツガツ
女子「うん、どんどん食べてエネルギーを補給しないと」ムシャムシャ

メガネ「う、うん……」カチャ…

メガネ(いつも少食なのに、突然こんなに食べられるワケがない……)モグッ

メガネ(スッポンの生き血……)ゴクッ

メガネ「すごい味だ……!」ウエッ

メガネ(あ、鼻血……)タラ…


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 17:48:30.69 ID:8dvd0M9e0
スッポン何匹分だよ


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 17:51:09.69 ID:NIDuAb4G0
五時限目 世界史──

世界史教師「えぇー……かつて人類の祖先は石器でマンモスに立ち向かった」

世界史教師「あぁー……わざわざ石器にしなくとも、石は非常に便利だ。
      近距離では鈍器になるし、投げて遠距離攻撃も可能だ」

世界史教師「細かく砕いて粉末にして、目潰しにも使用できる」

メガネ(世界史っていうか、世界武器史だな)



六時限目 化学──

化学教師「いうまでもなく、薬品は強力な武器です」

化学教師「しかし、東大に受かるのなら“薬品を使う”のでなく、
     “薬品が通用しない”くらいでなければ話になりません」

化学教師「私くらい内臓を鍛えると、硫酸で喉を潤せるようになります」ガブガブ

硫酸をラッパ飲みする化学教師。

化学教師「──っぷはぁっ、美味しいもんじゃありませんけどね」

オ~…… パチパチパチパチ……

メガネ(鍛えればなんとかなるものなのか……?)


61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 17:54:07.42 ID:NIDuAb4G0
放課後──

メガネ(今日一日頑張ってみたけど、
    やっぱりこの学校はまともに勉強できる環境じゃないみたいだ)フゥ…

メガネ(どうにかして他の学校に移らないと……。
    大学に落ちるどころか命を落とすことになりかねない)

学生「よう」

メガネ「ん?」

学生「メガネ、今日ちょっと時間あるか?」

メガネ「え? うん、あるけど」

学生「じゃあ、トレーニングルームに行こうぜ」

メガネ「う、うん」

メガネ(いったいなんの用だろう……?)


62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 17:59:11.02 ID:NIDuAb4G0
トレーニングルーム──

普通の学校でいう、図書館にあたる場所である。

学生「10キロのダンベルだ、これ持ってみろ」ヒョイ
メガネ「ぐっ!」ズシッ…

学生「……やっぱりな」

メガネ「え?」

学生「お前……」

学生「もしかして入る高校間違えたんじゃないのか?」

メガネ「!」

メガネ「ど、どうして……それを……!」

学生「いや、最初からなんとなくおかしいな、とは思ってたんだよ。
   体を鍛えてるって感じでもなかったしさ」

学生「でも、格闘技は筋力だけでやるもんじゃないからな。
   きっとお前は技に秀でてるタイプかも、って思ってたけど……」

学生「今日観察してて、そんな様子はまったくなかった」

メガネ「…………」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 18:05:19.74 ID:NIDuAb4G0
メガネ「うん……どうやらボクは隣の高校とまちがえて受験してしまったらしい。
    ボクは格闘技どころか、運動ですらほとんどやってきてないんだ」

学生「やっぱそうだったのか」

メガネ「ボクは……どうしたら……」

学生「……お前はこの学校で最初に出会った友達だ。
   だからこそ、ハッキリといってやる」

学生「早いところ、この学校からよそへ移った方がいい。
   ここじゃ、お前の行きたい東大の学部には入れないぜ」

メガネ「やっぱり……そうだよね」

すると──

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 18:11:06.66 ID:NIDuAb4G0
上級生A「おいテメェら、ここはトレーニングルームだってのに
     なにくっちゃべってんだよ」

上級生B「俺ら二年が礼儀を教えてやるか」

上級生C「へっへっへ……」

メガネ「い、いやボクたちは……すみません、すぐ出ていきますんで!」

学生「無駄だ、コイツら最初から俺らをボコるつもりだ。
   入学前に聞いたことがある。
   トレーニングと称して新入生をいたぶる連中がいるってのをな」

メガネ「だったら先生を呼んで──」

学生「お前担任の話、聞いてなかったのか?
   校内での暴力行為に一切お咎めはないんだよ」

学生「ここは国のお墨付きで、法の外なんだ」

メガネ「ひぃぃ、そんな……」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 18:16:22.71 ID:NIDuAb4G0
学生「ま、安心しな。
   こういうことするヤツらってのは、三流って相場が決まってる。
   大学受験どころかこの学校を卒業できるかも怪しいヤツらだ」

学生「東大目指すんなら、こんなところでつまずいていられねぇっ!」バッ

「なにが東大だっ!」 「ナマイキいいやがって!」 「叩きつぶしてやる!」

構える学生に、上級生たちが襲いかかる。

ガキッ! バゴッ! ドスッ! ベキッ! ズドッ!

一対三にもかかわらず、学生がわずかに上級生たちを押していた。

メガネ(すごい……!)

学生「へっ、どうしたんだい、先輩たち。
   新入生にやられたって恥をかきたくなきゃ、退散したほうがいいぜ」

上級生B「くっ……!」
上級生C「ヤロウ……!」

上級生A「ナメるなよ……おらっ!」パサッ

上級生Aはプロテイン粉末を、学生の目に浴びせた。

学生「しまっ──!」


75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 18:21:22.94 ID:NIDuAb4G0
上級生B「クソガキがッ!」ブオンッ

近くにあったバーベルで、上級生Bが学生の顔面を殴る。

ガゴンッ!

学生「ぐぁ……っ!」ドサッ

メガネ「ああっ!」

上級生A「よっしゃ、タコ殴りだっ!」

ドゴッ! バキッ! ガスッ! ドズッ! ドカッ!

メガネ(ああ、どうしよう……どうすればいいんだ……!)

上級生A「…………」チラッ

上級生A「そっちの眼鏡かけてるヤツ、お前は怪我してるから見逃してやるよ」

上級生A「ただし……コイツをボコったらだがな」ニヤッ

メガネ「えっ……」


76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 18:26:06.83 ID:9sjWarVS0
先生「to die?」


77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 18:26:11.59 ID:NIDuAb4G0
メガネ「ボ、ボクは──」タジ…

学生(バカヤロウ、早く俺を殴れ! お前じゃどうにもならねえ!)

目で合図する学生。

メガネ(ゴ、ゴメン! 学生君……!)スッ

女子「メガネ君、そんなことする必要ないよ!」

ベキィッ! バシィッ! ドガッ!

突如現れた女子が、上級生三人を鮮やかに蹴り飛ばした。

「ぐわっ!?」 「──なんだぁっ!?」 「クソッ!」

メガネ「女子さん……!」
女子「ゴメンね、色々盗み聞きしてたから、あなたの事情も知ってる。
   だから、すぐここから逃げて」

学生「よっしゃ……! これで二対三だ!」ヨロッ…

戦いが再開された。



81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 18:30:24.71 ID:NIDuAb4G0
学生「でりゃあっ!」ブオンッ

女子「えいやっ!」シュバッ

学生と女子が、上級生相手に盛り返す。

メガネ(二人ともすごい……でも上級生もさすがに粘るな……。
    長期戦になれば二人が不利になる!)

メガネ(せめて、あともう一押しあれば……)

メガネ(例えばボクが上級生たちに、少しでもダメージを与えられれば──)

メガネ(いやいやなにを考えてるんだ、ボクは!
    こんな中に乱入したら、まちがいなく死んでしまう!)

メガネ(で、でも……ボクよりひどいダメージの学生君や
    ボクよりずっと強いとはいえ女の子まで戦ってるんだ……!)

メガネ(……やってやる!)キッ


86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 18:36:23.81 ID:NIDuAb4G0
メガネ「うわぁぁぁっ!」ダッ

上級生A「なんだ?」
学生(バカヤロウ! なにやってんだ!?)

上級生A「ふん、そんなひょろひょろ腕でなにができるってんだ!」

メガネ「これだっ!」

メガネは左手をフレミングの法則に可変させ──

ズボッ!

上級生Aのノドに、親指を押し込めた。

上級生A「ぐぇ……っ!」
学生「!」

実のところ、効果はさほどでもなかった。
だが上級生Aが一瞬怯んだところを、学生は見逃さなかった。

学生「ナイスだぜ!」バッ

ゴキィッ!

飛びヒザ蹴りを、上級生Aの顔面に叩き込む。

上級生A「ぶげぁっ……!」ドサッ


87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 18:38:16.20 ID:FN2rqa950
メガネさんすげえ!もうフレミングの法則をモノにしてる!


88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 18:40:07.36 ID:NIDuAb4G0
女子(チャンス!)

さらに、一人倒され動揺した上級生Bに、女子が強烈なハイキック。

ドゴォッ!

上級生B「げぼぉっ!」ドシャッ

上級生C「くっ……くそっ……!(こうなったら応援を呼ぶしか──)」



「何をしているッ!!!」



上級生C「この声はっ……三年の──生徒会長!?」

生徒会長「トレーニングルームは喧嘩をする場所ではない!
     ましてや、上級生が下級生ツブしをする場所などではないッ!」

上級生C「ひっ!」

生徒会長「君たち、すまなかったな。この三人にはきつく罰を与えておく」

学生「は、はい!」
女子「ありがとうございます!」
メガネ(すごい迫力だ……! これが生徒会長……!)


90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 18:45:02.11 ID:j6ALxvB90
素質は十分だな
伸びしろが見えまくりだ


91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 18:45:45.66 ID:ClkHsTh70
Fラン大学の格闘学部なんか入ったら
卒業しても出てきてすぐ殺される超脇役ポジにしかなれないだろうな



92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 18:46:06.71 ID:NIDuAb4G0
学生「メガネ、さっきは助かったよ」

女子「うん、授業で習った技をいきなり使うなんて……ビックリしちゃった!」

メガネ「いやぁ、ただ無我夢中で……」

メガネ「でも、なんていうのかな……。
    さっきの二人の戦いを見ていたら、自分もなにかやれる気になって──」

メガネ「ここでボクが一押しすれば勝てる! ──と思ったら……」

メガネ「飛び出しちゃってたんだ」

学生「…………」プッ

学生「ハッハッハッハッハ!」
女子「ふふふっ……!」

メガネ「ハハ……やっぱりおかしいよね」

学生「いや、そうじゃない。単純にすげえって思ったのさ」
女子「うん、かっこよかったよ!」

メガネ「……ありがとう、二人とも」

学生(だが、本当にすごい……フレミングの法則をクリーンヒットさせるなんて……。
   コイツ、もしかしてとてつもない才能を──)


93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 18:49:18.24 ID:NIDuAb4G0
メガネの家──

母「メガネちゃん!? いったいどうしたの、その右腕は!?」

メガネ「え、あの、えぇと──」

メガネ「参考書を読みながら歩いてたら、階段で転んじゃって……」

母「勉強熱心なのもいいけど、体には気をつけてちょうだいよ」

メガネ「……うん」

その日の夜、メガネはなかなか眠れなかった。

メガネ(このボクが生まれて初めて人を攻撃した……)

メガネ(あの超人的な戦いに参加することができた……)

メガネ(ボクだって、戦えるんだ……!)

メガネ(ボクだって──)


94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 18:50:17.01 ID:ClkHsTh70
力では劣るものの、相手の弱点を的確に突ける知略タイプに覚醒するか




96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 18:53:45.86 ID:NIDuAb4G0
翌日 学校──

学生「──残るのか!?」

メガネ「うん……辞めることはいつだってできる。
    だけど、十数年勉強だけに生きてきた自分の新しい可能性を
    試したくなったんだ」

学生「…………」

女子「学生君、なんで黙ってるの? よかったじゃない!」

学生「……あ、そうだな! 俺たちも応援するから、頑張れよ!」

女子「じゃあ改めてよろしくね!」

メガネ「こちらこそ!」

ガラガラ……

担任「よーし、ホームルーム始めるぞ。試合開始ッ!」


97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 18:58:05.57 ID:NIDuAb4G0
こうして、メガネの東大受験に向けた鍛錬が始まった。

メガネは学生や女子の力を借りつつ、己の体を徹底的に鍛え抜いた。

学生「腕立て伏せだ!」

メガネ「うんっ!」グンッ…

女子「次は腹筋だよ!」

メガネ「うんっ!」グイッ…

学生「今度はスクワットだ!」

メガネ「うんっ!」グッ…

女子「よぉし、じゃあジョギングだよ!」

メガネ「うんっ!」タッタッタ…



100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 19:05:27.14 ID:NIDuAb4G0
学校の授業もどんどん厳しくなっていった。

日本史教師「今日は火縄銃の弾を腹で受け止める訓練じゃ!
      これができなくば、天下統一など夢のまた夢ぞ!」

生物教師「今日は、みんなにライオンさんと戦ってもらいまぁ~す。
     油断すると食べられちゃうので、注意して下さいねぇ~」

数学教師「格闘の世界にも公式が存在する。すなわち『勝者=強者』である!
     勝って勝って、勝ちまくれ! 敗者は死あるのみだ!」

むろん、メガネは他の生徒の何倍も瀕死になり、すぐさま保健室の常連となった。

女医「あら、またアナタ? 今度はどうしたの?」

メガネ「授業中、内臓が破裂しまして……大丈夫ですかね?」ヨロ…

女医「ああ、それぐらいなら平気よ。安心して」

メガネ「そうですか、よかった……。じゃあお願いします」

女医「それにしてもこの短期間でだいぶタフになったわね、アナタ。
   ……ステキよ」

メガネ「ど、どうも……」

試練を乗り越えるたび、メガネの心身はより強靭なものになっていった。



102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 19:09:36.76 ID:NIDuAb4G0
一学期が終わる頃には、メガネの精神と肉体はみちがえるほど成長していた。

母「メガネちゃん、なんだかとてもたくましくなったわね。
  お洋服のサイズがずいぶん変わっちゃったし……」

メガネ「これくらいの体でないと、東大にはとても受からないからね」

母「そうねえ、やっぱり体が丈夫でないとね。試験の時に体を壊したら大変だものね」

母「ところで、参考書代とかは大丈夫なの? おこづかい渡しましょうか?」

メガネ「参考書代はいらないけど、プロテイン代が欲しいかな」

母(プロテインってなにかしら……?)


103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 19:10:50.03 ID:Ygael2bN0
母さん良い加減気付こうよねぇ


104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 19:11:12.12 ID:rUBQapCa0
お母さん・・・


105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 19:15:16.24 ID:NIDuAb4G0
夏休み──

メガネたち三人は避暑と修業を兼ねて、南極に旅行に来ていた。

学生「う~~寒い! さすがに海パンだけじゃキツイなぁ。
   でも、女子ちゃんの水着姿が可愛いからいいか!」

女子「もう、からかわないでよね!」

メガネ(さ、さ、寒い……!)ガタガタ

学生「メガネ、大丈夫か?」

メガネ「な、な、なんとか……」ブルブル
   (二人ともすごいなぁ……ボクとは鍛え方がちがうよ)

女子「じゃあみんなで雪合戦でもしようか?」

学生「よっしゃ、やろうぜ!」

メガネ「手がかじかんで……うぅ……寒い……!」ガチガチ



108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 19:19:36.04 ID:NIDuAb4G0
しばらく雪合戦を楽しんでいると──

生徒会長「君たちも来ていたのか」

メガネ&学生&女子「生徒会長!?」

メガネ「あの時は助けていただき、ありがとうございます!」

生徒会長「あれからもう四ヶ月も経ったのか……。
     ずいぶんたくましくなったようだね」

学生「ところで生徒会長……アンタは今年受験だが、志望校は?」

生徒会長「東京大学だ」

メガネ(や、やっぱり!)

学生「三年で、いや学校内で最強ともいわれるアンタなら、
   いくら東大といえど楽勝だろう?」


110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 19:24:19.91 ID:NIDuAb4G0
生徒会長「……東大格闘学部を受けるのは、ほとんどが現役生だという。
     なぜだか分かるかい?」

メガネ「え……なぜですか?」

生徒会長「不合格者の大半が再起不能になるからだ。
     つまり、ウチの女医さんレベルの名医でも完璧には治せないほどの
     怪我を負うってことだ」

生徒会長「仮にならなくとも、もう一度受ける気にはとてもなれないらしい」

メガネ「…………!」ゴクリ

生徒会長「君たちも、もし東大を目指すなら──
     対策しすぎるということはない。三年間でやれることは全てやるべきだ。
     ……この私のように!」

ズガァッ!

生徒会長が氷の大地に拳を叩きつける。

すると──

ズゴォア……!

直径十数メートルの巨大なクレーターが出来上がった。


115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 19:28:12.60 ID:NIDuAb4G0
生徒会長「では私はこれで……」

生徒会長が作ったクレーターを呆然を眺める三人。

学生「……こ、これが生徒会長の実力ってワケか!
   まったく……南極の寒さより震えがきちまったぜ!」ブルッ

女子「あの人ほどの実力者でも、油断できない場所ってことね。
   東大っていうのは……」

メガネ(スゴイ……!)

メガネ(きっと東大生はあの人みたいな猛者ばかりなんだろう……)

メガネ(本当にボクなんかが目指していいのだろうか……)

しかし、言葉とは裏腹に、メガネの心はときめいていた。



119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 19:31:15.26 ID:NIDuAb4G0
夏が終わると、二学期である。
さまざまなイベントがメガネを待ち受ける。

文化祭──

メガネたちのクラスは屋台を出していた。

メガネ「いらっしゃいませー!」

学生「筋肉モリモリ、ステロイ丼はいかがですかー!」

女子「副作用もなく、美味しいですよー!」

ステロイ丼は好評で、かなりの売上を記録した。



123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 19:34:40.47 ID:NIDuAb4G0
体育祭──

ワァァァァァ……!

メガネ(リレーに使うのは、重さ100kgのバトン……)

メガネ(猛毒入りのパンを使うパン食い競争……)

メガネ(騎馬戦にいたってはほとんどルール無用の殴り合いだ……)

メガネ(ボクも頑張ろう!)

メガネは体育祭のたった一日で、20回以上半殺しにされた。

──そして秋が過ぎれば、いよいよ三年生は受験シーズン到来である。


124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 19:36:12.90 ID:YnubTg12O
20回ってwww回復力かなり上がってるじゃねえかwww


125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/14(水) 19:36:57.09 ID:Fv4rMWE90
もうこれiPS細胞いらねぇな



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[ 2012/11/21 21:45 ] 男「」or女「」 | TB(0) | CM(1)
やべぇめっちゃ面白い
[ 2012/11/22 01:17 ] [ 編集 ]
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