FC2ブログ

↑アローズ速報↓/SSまとめ

VIPなどのSSまとめInアロ速

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

勇者「すごい美人で有能な僧侶と魔法使いをお願いします」6/14

勇者「すごい美人で有能な僧侶と魔法使いをお願いします」


勇者「すごい美人で有能な僧侶と魔法使いをお願いします」




370 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/15(金) 23:26:05.46 ID:5AluVXmCo
―――街外れ 倉庫

勇者「そろそろ待ち合わせの時間ですね」

僧侶「あの……勇者様?」

勇者「はい?」

僧侶「大丈夫なのですか?」

勇者「信用できませんか?」

僧侶「い、いえ!!滅相もありません!!」

勇者「変だと思いませんか?」

僧侶「なにがですか?」

勇者「人が人を拉致するのは分かります。ですが、エルフを拉致することなんてできるでしょうか?」

僧侶「長老さんの話では不可視域から出てて狩りをしているエルフがよく攫われるということでしたけど」

勇者「魔法を使える。狩りの最中なので武器も所持していたでしょう。そんなエルフが簡単に拉致できるでしょうか」

僧侶「いくらエルフとはいえ数十人で囲めば……」

勇者「そんな大人数で行動していれば、いくらなんでも気づくはずです」

僧侶「そ、それもそうですね……」




元スレ
勇者「すごい美人で有能な僧侶と魔法使いをお願いします」
SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServise掲示板




371 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/15(金) 23:30:02.89 ID:5AluVXmCo
勇者「僕の考えが正しければ……」

僧侶「正しければ?」

勇者「この組織の裏には―――」

盗賊「よう。本当に来たんだな?」

勇者「む?」

僧侶「……」

盗賊「へへ。まあ、来なかったら直接、宿に乗り込むつもりだったけどな」

勇者「そうですか」

「……」

「あいつの隣にいるのがエルフか?」

「へぇ……美人だな。売れそうだ」

勇者(相手は10人……)

僧侶「勇者様……」ギュッ

盗賊「さあ、そのエルフを渡してもらおうか?」

勇者「金が先だろ」


372 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/15(金) 23:35:54.85 ID:5AluVXmCo
盗賊「分かってないみたいだなぁ?」

勇者「なに?」

盗賊「てめえに口答えする権利なんてねえんだよ。さっさと渡せ」

勇者「金が無いなら、この子は渡せないな」

盗賊「ふざけんなよ……」

勇者「ふざけてるのはお前らだろう」

盗賊「けっ。この人数相手に何ができるっていうんだよ?」

勇者「ドラゴンを相手にするよりは楽勝だな」

盗賊「てめぇ……!!」

「調子に乗ってると……痛い目みるぜぇ?」

「へへへ……」

勇者「金がないなら破談だ。僕は帰らせてもらおう」

盗賊「渡せないのはそっちも同じだろうが」

勇者「なに?」

盗賊「どうせその女はエルフじゃないんだろう?それぐらい分かってんだよ!!」


373 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/15(金) 23:44:41.90 ID:5AluVXmCo
僧侶「ひっ……」

「マジかよ」

「流石はリーダー!!」

盗賊「てめえらも少しは頭を使えよ。エルフを連れているなんて下調べしないと信じられないからなぁ」

勇者「どういう意味だ」

盗賊「別のグループがてめえの泊まっている宿に向かっている」

僧侶「そんな……!!」

勇者「やっぱり、後をつけられていたか」

盗賊「エルフなんて普通じゃ絶対に手に入らない。ハッタリの可能性は大。仮に本当でもこんな場所に正直に持ってはこない」

盗賊「ちゃんと金を得るまで隠しとくもんだろ?」

勇者「馬鹿正直に連れてきていても強奪しただろうに」

盗賊「当たり前だ。カモがネギと調味料を一緒に持ってきてくれたんだからな。まあ、素直に引き渡せば骨折ぐらいで許してやるよ」

僧侶「あ、貴方たちは人ではありません!!」

盗賊「うるせぇ!!!!てめえも!!宿にいる女もちゃんと売買にかけてやるよ!!」

勇者「屑だな、お前ら」


374 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/15(金) 23:51:47.87 ID:5AluVXmCo
盗賊「はぁ?お前も同業だろうが!!」

勇者「女性を力尽くで奪い、しかも商売の道具にしているお前らを屑と呼ばずになんていえばいい?」

「リーダー、早く黙らせようぜ」

盗賊「そうだな」

勇者「いいか?奪っていいのはなぁ……心だけだぁ!!!」

僧侶「勇者様……」

勇者「女性の心も奪えないお前らは男としては底辺だな!!」

盗賊「黙れ……てめえ!!!何様だ!!こらぁ!!!」

勇者「勇者様だよ!!!」

盗賊「勇者……!?」

「リーダー!!もしかして!!」

盗賊「ちっ……」

勇者「お前らのボスは誰だ!!言え!!」

盗賊「相手は一人だ!!やっちまえ!!!」

勇者「あぁ!?やっちまうぞ!!!こらぁぁ!!!」



375 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/15(金) 23:56:38.64 ID:5AluVXmCo
―――宿屋

バンッ!!!

エルフ「誰!?」

賊徒「こいつか……」

エルフ「なんですか!!貴方たちは!!!」

「その耳!!リーダー!!こりゃあマジもんだぁ!!!」

賊徒「だな。あの男、結構怪しかったが……へへ……こりゃぁついてる。ボスも大喜びだな」

「やったぁ!!旨い酒が飲めるぜ!!」

「やっほー!!」

エルフ「無礼ですよ!立ち去ってください!!」

賊徒「そういうわけにもいかねえなぁ」

エルフ「ならば……」

賊徒「おぉ!?」

エルフ「燃えろ!!!」ゴォォォ

賊徒「魔法か―――!!!」



377 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 00:02:49.35 ID:6zpDwEe9o
エルフ「え……?!」

賊徒「くくく……きかねえなぁ」

エルフ「ど、どうして……!?」

「大人しくしろって」

「エルフは傷ものにはできないからなぁ」

賊徒「抵抗はするなよ?」

エルフ「くっ……なら、痺れろ!!!」バリバリバリ

賊徒「ぎゃぁぁぁぁ―――なんてな♪」

エルフ「な……んで……?!」

賊徒「無駄無駄ぁ!!俺たちに魔力の篭った攻撃は通用しねえよ」

エルフ「人間のくせに……」

賊徒「さあ、こい!!」グッ

エルフ「やめろ!!」バッ

賊徒「いいから―――」

パシンッ!!!


378 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 00:07:40.12 ID:6zpDwEe9o
賊徒「ぃてっ?!」

「な、なんだ!?」

「わ、わかんねぇ……」

賊徒「な、なんだ?魔法はきかねえはずだぞ……!!」

エルフ「ふっ。魔法にも色々あるんですよ?」

賊徒「なにぃ!?」

エルフ「やっ!!!」

パシンッ!!!

賊徒「ぎゃぁ!?」

「あいつの後ろから鞭みたいなのが伸びてきたぞ!!」

「そ、そんな魔法聞いたことねえよ!!」ガタガタ

賊徒「くそ……!!魔法に対しては無敵のはずじゃねえのかよ!!!」

エルフ「答えてもらいますよ?誰が貴方達を無敵にしたのですか?」

賊徒「ちくしょう!!撤退だ!!こいつは変な魔法をつかいやがる!!」

エルフ「待ちなさい!!」


379 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 00:15:02.46 ID:6zpDwEe9o
―――待って。

エルフ「分かってる。追わないよ」

魔法使い「良かった。不可視化、役に立ったわね」

エルフ「にしても、情報にない戦力があるってだけで尻尾を巻くとは……。これだから人間は」

魔法使い「あいつらはチンピラみたいなものだし、魔法に対しては無敵っていうアドバンテージがなくなれば弱腰にもなるわよ」

エルフ「彼の読み通りだったわけだ……。なんか悔しい……」

魔法使い「あの賊ども……どこで魔法を無力化する方法を……」

エルフ「彼らに魔法の素養は無かったから、きっと魔法具の類を身につけているに違いない」

魔法使い「それって……魔封じの腕輪みたいなもの?」

エルフ「そう」

魔法使い「じゃあボスってエルフ?!」

エルフ「それはないよ。ボクたちは同胞を裏切るような真似だけは絶対にしない。たとえ魔王の命令であっても」

魔法使い「……」ジーッ

エルフ「ボ、ボクは!!同胞を守るために!!!!こうして泣く泣く一緒にいるだけで!!!うぅー!!!」

魔法使い「そうよね。ごめんなさい。じゃあ……誰が……?」


380 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 00:20:08.20 ID:6zpDwEe9o
―――倉庫

「がはっ?!」ドサッ

勇者「……」

僧侶「かっこいいです!勇者様!!」

盗賊「こいつ……うそだろ……」

勇者「お前はドラゴンを相手にしたことがあるか?」

盗賊「ひっ……!?」

勇者「奴が放った威圧感と炎を経験したら、お前らみたいな狭小で下劣なだけの人間を恐れなくなる」

盗賊「……!!」

勇者「さあ、吐いてもらおうか?」

盗賊「な、なにをだよ……?」

勇者「決まってるだろ?」グイッ

盗賊「おぉ……!!」

勇者「お前らのボスとその居場所だよ」

盗賊「い、いえるかよ……!!」


381 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 00:25:18.95 ID:6zpDwEe9o
勇者「……」

盗賊「へ、へへ……死んでもそれだけは言えねえなぁ……」

勇者「そうですか。では……死んでいただきましょう」ギラッ

盗賊「て、てめえ!!それでも勇者かよ?!」

勇者「僕は残念ながら聖人君子ではありません。人間ですからね」

盗賊「は?」

勇者「肩書きが勇者ってだけの人間です。貴方たちと同じ、屑な人間なんですよ」

僧侶「勇者様!!流石に人を殺めるのは……!!」

勇者「さあ、答えてください」

盗賊「……」

勇者「いえ」

盗賊「い、いえない!!」

勇者「なら……」スッ

盗賊「ひぃ?!」

僧侶「だ、だめです!!勇者様!!!」ギュッ!


382 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 00:28:56.90 ID:6zpDwEe9o
勇者「―――冗談ですよ」

僧侶「そ、そうですか……」

盗賊「……」

勇者「しかし、口を割ってもらわないと困りますねえ……」

僧侶「あの」

盗賊「な、なんだよ……?」

僧侶「手を」

盗賊「え?」

僧侶「少し怪我をされていますね」ギュッ

盗賊「な?!」

僧侶「はい。これで大丈夫です」

盗賊「な、なにしやがる!!このやろう!!!」バッ

僧侶「ですが……化膿してはいけませんし……」

盗賊「よ、余計なことすんなぁ!!」

勇者「お前……俺の側室候補の優しさすら無碍にするのか?!!救えないなぁ!!!こらぁ!!!」


383 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 00:34:17.23 ID:6zpDwEe9o
盗賊「ひぃぃぃ!?!?」

僧侶「勇者様!?ダメです!!」

勇者「堪忍袋の尾が切れたぁ!!!もう絶対に許さん!!!」グイッ

盗賊「やめろ?!なにしやがる?!」

勇者「くらえ!!―――秘技!!キャメル・クラッチ!!!」グググッ

盗賊「いだだだだだ!?!?」

僧侶「あぁぁ……」オロオロ

勇者「謝れぇ!!!この女神に謝れ!!!」グググッ

盗賊「あぁ……!!ぁ……!!!」

勇者「なんか言えよ!!!」グググッ

盗賊「ふが?!ふがぁ?!」

僧侶「勇者様!!顎を押さえているのでその人は喋りたくても喋れないです!!」

勇者「え?!あ、そうですか……」パッ

盗賊「がはっ……はぁ……おまえ……なんだよ……この女の……男か?」

勇者「この人は僕の側室候補です」


384 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 00:40:10.48 ID:6zpDwEe9o
僧侶「はぁ……あの……大丈夫ですか?」

盗賊「なわけねーだろ!!」

勇者「逆エビ固めだぁ!!」グググッ

盗賊「あだだだだだ!!!!」

僧侶「あの貴方に指示を出しているのは誰なのですか?」

盗賊「い……え……な―――」

勇者「ふんっ!」グキィ

盗賊「ぎゃぁぁああ!?!!」

僧侶「教えてください」

盗賊「ボ、ボスのことは本当にしらねえ!!姿なんてみせてくれねえんだ!!!か、金をくれるから従ってるだけでぇ!!!」

僧侶「そのボスさんはどこに?」

盗賊「こ、ここからずっと北にいった塔にいるよ!!!」

勇者「そこに拉致した人もいるのかぁ!?!」

盗賊「いる!!いる!!そこで人間やエルフを売ってるんだぁ!!!もういいだろう!!やめてぇ!!!」

勇者「なるほど。ご協力感謝いたします」



386 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 00:43:58.27 ID:6zpDwEe9o
盗賊「ちくしょう……!!」

僧侶「……」ギュッ

盗賊「え……?」

僧侶「これで少しは痛みも和らいだはずです」

盗賊「おま……」

僧侶「もう悪いことはしないでください。お願いします」

盗賊「……」

勇者「行きましょう。宿にいるお二人も心配です」

僧侶「分かりました」

盗賊「まて」

勇者「なんですか?」

盗賊「最近、ボスは勇者……多分、アンタのことだと思うけど、随分気にしているみたいだった」

勇者「僕を?」

盗賊「いつか邪魔してくるだろうから警戒しておけって……言われてたんだよ……」

勇者「分かりました。貴重な情報、ありがとうございます」


387 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 00:51:49.71 ID:6zpDwEe9o
―――宿

勇者「ただいま戻りました」

魔法使い「おかえり。どうだったの?」

僧侶「組織の本拠地が分かりました。ここから北にある塔のようです」

エルフ「北っていうと……この辺りか」

勇者「すぐに出発しましょう。相手のボスにまで騒ぎが届いてしまうと奇襲がかけにくくなります」

魔法使い「賛成ね」

エルフ「ボクは反対」

僧侶「ど、どうしてですか?」

エルフ「それは―――」

勇者「相手は人間でなく、魔族だからですね?」

僧侶「……」

魔法使い「それは私も思っていたわ。あいつらただの盗賊のくせに魔法具を持っていたみたいだもの」

勇者「ボスは勇者を気にしているといっていました。人間の犯罪者なら国の兵士を警戒するはずなのに、勇者に気を回すのは少々不自然ですしね」

エルフ「エルフの魔法すら掻き消す道具を大量に作れる相手だから、慎重になったほうがいいと思う」


388 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 00:58:54.19 ID:6zpDwEe9o
僧侶「でも……どうして同じ魔族であるエルフまで……」

勇者「エルフ族は人間には見世物にされ、他の魔族からは蔑視されている種族ですからね」

魔法使い「でも……魔族が商売をするってちょっと意味が分からないわ」

勇者「それは相手に聞いてみないとわかりませんね」

エルフ「……」

魔法使い「どうするの?行くの?」

勇者「……」

僧侶「勇者様……」

勇者「行きましょう。逃げられては困ります」

エルフ「でも?!」

勇者「こちらには貴女がいます。万が一、魔法戦になっても引けは取らないでしょう」

エルフ「……ボクを信じていいの?本気で戦わないかもしれないのに」

勇者「裏切るならここで裏切ってください。戦いの最中に裏切られては死ぬのが僕だけで済まなくなりますから」

エルフ「なにいって……」

勇者「ここで里に帰るというなら僕は止めません。貴女も魔族です。蔑まされているとはいえ同族と争うのは嫌でしょうし」


389 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 01:08:06.42 ID:6zpDwEe9o
僧侶「勇者様!!」

魔法使い「馬鹿なの?!ここでこの子が抜けたら……!!」

勇者「魔封じの腕輪を頂いただけでも感涙モノです」

エルフ「え……」

勇者「貴女のおかげでこの先の旅がかなり楽になりました。ありがとうございます」

エルフ「ここで抜けてもいいの?」

勇者「はい」

エルフ「ど、どうせ抜けたら……里のことを……」

勇者「言うわけないじゃないですか。その代わり、魔王を倒した後に迎えにあがりますので」

エルフ「ど、どうして?!」

勇者「貴女を側室にするためにですよ」

エルフ「はっ。強引に連れ出したと思えば、もう帰ってもいいって?かなり無茶苦茶だと思うけど?」

勇者「あの里にいては、どなたも微々たる協力もしてくれなったじゃないですかぁ?!」

エルフ「そういう戒律が―――もしかして……貴方……ボクを外に連れ出したのは……」

勇者「旅を共にして貴女を僕に惚れさせるためですよ?なに深読みしているでござるかね?」



391 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 01:15:38.48 ID:6zpDwEe9o
エルフ(言ってることがおかしいって、分かってるの……?)

勇者「とにかく急ぎましょう」

魔法使い「待って!!本当にいいの?!」

勇者「構いません。無理強いなんてできませんから」

魔法使い「脅して連れ出しておいてよく言えるわね?!」

勇者「えーい!!僕について来い!!可愛い側室ちゃんたち!!」

僧侶「はーい♪」テテテッ

魔法使い「だれが側室よ!!!」

エルフ「あ……」

魔法使い「どうするの?」

エルフ「ボクは……」

魔法使い「アイツは私たちにも帰っていいって言ってくれたことがあるわ」

エルフ「そうなんだ」

魔法使い「エルフの里のことはきっと言わないと思うわ。口外して貴女が攫われたら側室にできないとか考えてそうだもの」

エルフ「……やっぱり、彼は卑怯だ」


392 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 01:22:27.31 ID:6zpDwEe9o
―――フィールド

勇者「いいのですか?」

エルフ「同胞を売り物にしているなら、許せないよ」

勇者「なるほど。つまり、僕の側室になる決心をしたということでよろしいですね?」

エルフ「違うけど」

勇者「ちがうのー?!」

魔法使い「当たり前でしょう?」

勇者「全く……!!なんで近頃の女子はこうも防御力が高いのか!!!けしからん!!!」

僧侶「ごめんなさい……勇者様……」

勇者「いえいえ。貴女ぐらいの守備力ならいいのですが、ふふふ」

僧侶「え?でも、防御が弱いのは……勇者様にとっては足手まといでは……」

勇者「何をいいますやら。いいですか?貴女から許可が出て夜這いするとき、守りが薄いほうがいいですよ、はい」

魔法使い「―――良かったの?」

エルフ「同胞は放っておけないし……それに彼はやっぱり色々隠してるから……それが少し気になって……」

魔法使い「……?」


394 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 01:37:02.98 ID:6zpDwEe9o
―――魔道士の塔 最上階

魔道士「あっひゃっひゃっっひゃっひゃ~!!今日も良質なニンゲンのメスが手に入ったぞぉ!!!」

ドラゴン「―――久しぶりだな」

魔道士「あっひゃっひゃっひゃ!!これはこれは!!今日はどのような件で?先日、魔王様に納品したばかりですが」

ドラゴン「勇者一行がこちらに向かっているようだ」

魔道士「おぉ!!噂の魔王様が注目しているという?」

ドラゴン「そうだ。油断はしないようにな」

魔道士「あっひゃっひゃっひゃ。油断?この私には魔法は通じません。―――この魔抗石で作った鎧がある限りは」

ドラゴン「魔法が通じないだけだろう?勇者は剣術にも秀でているのだぞ?」

魔道士「剣術?!あっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!物理的な攻撃こそ戒心する必要すらないですよ~!!!」

ドラゴン「……」

魔道士「過去に魔法を打ち破った剣術がありましたか?!ないでしょう?!」

ドラゴン「まあいい。奴らの弱点だけでも教えておこうか」

魔道士「はぃ~」

ドラゴン(さてこちらも作戦に移るか……。魔王様も本当に慎重だ……約束された勝利にすらすぐに手をつけないとは……)


395 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 01:42:30.29 ID:6zpDwEe9o
―――魔道士の塔 入り口

勇者「ここか……」

僧侶「雰囲気……ありますね」

魔法使い「嫌な空気が流れてくるわね……」

エルフ「吐きそう……」

勇者「僕の口でそれを受け止めましょう」

エルフ「え?それはちょっと」

魔法使い「バカなこと言ってないで進むわよ!!!」

勇者「気を引き締めていきましょう!!」

僧侶「はいっ!!」

魔法使い「アンタが一番、気を引き締めて……お願い……」

勇者「僕は常に緊張状態ですよ?隙さえあれば、貴女達のお尻に接触したいと思っている所存であります」

魔法使い「あのね、宣言したら無理になるってわかってるの?」

勇者「戦闘中なら?」ニヤァ

魔法使い「アンタから棺桶に入れてやるからね」ニコッ


396 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 01:48:28.64 ID:6zpDwEe9o
―――最上階

魔道士「あっひゃっひゃっひゃっひゃ!!」

魔物「キー!!!キー!!」

魔道士「分かっているよ。勇者一行が到着したんだろう?」

ドラゴン「ほう……来たのか?」

魔道士「そこでご覧になっていますか?わたしがぁ!!勇者を消し炭にしてあげましょう!!」

ドラゴン「いや。俺も忙しい身でな。勇者はお前に任せよう」

魔道士「ははー!!―――ところで、勇者の身柄は私がジユーにしても?」

ドラゴン「好きにしろ」

魔道士「やったぁ!!あっひゃっひゃっひゃ~!!新しい素体が欲しいと思ってたところなんですよね~!!」

ドラゴン「相変わらずだな」

魔道士「私の夢は無尽蔵のエネルギーを持ち!!心をもった機械兵士の開発ですからねええ!!!」

ドラゴン「キラーマンジガ……だったか?本当にできるのか?」

魔道士「プロトタイプはお見せしたじゃないですか。あっひゃっひゃっひゃ」

ドラゴン「ふん……あの悪趣味な木偶人形か……」


398 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 01:54:48.14 ID:6zpDwEe9o
―――魔術師の塔 一階

勇者「魔物もいそうですね」

エルフ「居ないほうがおかしいでしょう」

僧侶「こ、こわい……」ギュッ

魔法使い「敵の本拠地って感じのところは初めてな気がするわ……」

僧侶「は、はい……」ギュゥゥゥ

魔法使い「あの……歩きにくいけど……」

僧侶「うぅ……」ギュゥゥ

魔法使い「まあ、いいわ」

勇者「ここには拉致された人もいるんですよね?」

エルフ「そうか……どうする?先に捕まっている人たちを探す?」

勇者「いえ。あくまでもボスの打倒が最優先です。監禁されている人たちはボスを倒してからにしましょう。途中で発見しても足手まといになりますから」

魔法使い「そうね。助けるならボスを先に叩いたほうがいいわね」

僧侶「では……どうしましょう?」

勇者「ボスはきっと最上階にいますね。僕がボスだったら確実に最上階で側室たちとランデブーですし」


399 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 01:58:23.92 ID:6zpDwEe9o
―――魔道士の塔 三階

魔物「キー!!!」バサッバサッ

勇者「とうっ!!!」ザンッ

エルフ「燃えろぉ!!!」ゴォォォ

魔物「ギャァァァ―――!!!」

勇者「愛の勝利!!」

エルフ「違う」

魔法使い「……」

僧侶「やりましたね」パチパチ

勇者「ふっ」

エルフ「ボクのおかげだけど」

勇者「その通りです!!貴女がいて良かった!!うん!!」

エルフ「簡単に認めて……プライドもないの?」

魔法使い「ほら、早く次の階に行きましょう」

勇者「はっ」


400 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 02:02:26.08 ID:6zpDwEe9o
―――魔道士の塔 四階

僧侶「勇者様!!」

勇者「なんですか?抱かせてくれるのですか?」

僧侶「怪我してませんよね?抱く必要はないかと」

勇者「え……」

僧侶「ここに扉があります」

魔法使い「怪しいわね」

エルフ「一応、中を確認しておくほうがいいと思う。監禁されている人もいるかもしれないし」

勇者「そうですね。肉奴隷化した少女が居たらお持ち帰りしないと」

魔法使い「……早く、開けて」

勇者「はい」グッ

ギィィィ……

僧侶「……!?」

エルフ「え……?!な、なに……あの……子……?!」

勇者「は、は、裸の少女が変な水槽にはいってるぅぅぅぅ!!!!」


401 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 02:07:45.27 ID:6zpDwEe9o
魔法使い「なに……これ……?」

エルフ「……キラー……マジンガ……?」

勇者「なんだー!?これー?!すっげー!!!えー!!!裸だぁ!!!」

魔法使い「うるさい!!外に出てて!!」ゲシッ

勇者「あうっ?!そんな!!僕にだって目の保養を―――」

バタンッ

魔法使い「で、この子は?」

エルフ「感じからして……普通の人間じゃないと思うけど……」

僧侶「キラーマジンガって名前からするに、機械っぽいですよね」

魔法使い「そうね」

エルフ「もしかしてここのボスが作ったもの……?こんな技術をもっているなら……ボクたちに勝ち目は……」

魔法使い「エルフ族の精製技術より数段上ね……」

僧侶「とんでもない魔法具を身につけているのでは?」

エルフ「……」

魔法使い「トロルや魔人よりも強敵であることは間違いないわね」


403 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 02:14:41.35 ID:6zpDwEe9o
ギィィ……

魔法使い「お待たせ、行きましょう」

勇者「で、あの水槽に入っていた少女は?」

エルフ「ここのボスが作った機械兵士だと思うけど」

勇者「なるほど。では、起動させましょう」

魔法使い「どうして?」

勇者「即!戦!力!じゃないですか。何言ってるんです?」

僧侶「そうですね。ここのボスさんもかなりの強敵なら、戦力は多いほうがいいですよね」

勇者「んだ!」

魔法使い「あんた―――」

エルフ「駄目」

勇者「どうしてですか?」

エルフ「もし製造した者の指示にしか従わないようになっていたら、恐ろしい難敵を目覚めさせることになる。起動させるにしてもちゃんと調べてからじゃないと危険すぎるよ」

勇者「む……。確かにそうですね。あのような可憐な少女とは刃を交えたくありませんし」

魔法使い「はぁ……。あんた……ちゃんと後先考えてよね……ホント……」


404 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 02:21:18.16 ID:6zpDwEe9o
勇者「では、後ほど迎えにくるということで」

魔法使い「え?どうして?」

勇者「側室候補だからだよぉ!!いい加減、わかれよぉ!!」

魔法使い「ちょっと!!人間じゃないのよ?!」

勇者「それが何か?」

魔法使い「は……!?」

エルフ「見たところ生殖器とか実装されていなさそうだったけど……」

勇者「んなもんいらねえよ!!可愛ければいいじゃん!」

魔法使い「もう突っ込みきれないわ……」

僧侶「流石は勇者様です。差別も区別もしないなんて……」

勇者「はい。人間や魔族や機械兵士。皆、この星に生まれたのなら家族みたいなものです!!愛する者を細分するなんてできませんよぉ!!!」

エルフ「カッコいいのかどうかよくわからないけど……」

魔法使い「前半の本音が無ければカッコいいわね」

エルフ「ふーん」

勇者「僕の側室も多種多様になってきましたね!!いやぁ!!めでたいのぉ!!」


405 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県):2012/06/16(土) 02:21:29.77 ID:KjTJ66weo
機械娘なマジンガを側室にしたら一気に勇者のレベルが上がるな
早くドラゴンレベルまで上がれ


406 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2012/06/16(土) 02:23:10.49 ID:mh+HN6Kyo
そのマジンガの名前はミネルバXですね?わかります


407 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 02:28:09.91 ID:6zpDwEe9o
―――最上階

魔道士「あっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!次はぁ……お前にしようか!!!」グイッ

女性「んー?!?!?」

魔道士「あっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!さぁ!!!搾り取ってあげましょうかぁ!!!!」

女性「んぅぅぅううう!!!!!」

魔道士「―――ふふふ。中々じゃないですかぁ……くくく……」

魔物「キー!!!キー!!!!」

魔道士「え?勇者一行が?使えない部下ばかりで困るよ、全くぅ」

魔物「キー……」

魔道士「いいでしょう。この私が直々に相手をしてあげますよぉ!!!あっひゃっひゃっひゃ!!!」

魔物「キー!!!キー!!!!」

魔道士「ああ、そこのゴミはいつものようにニンゲンに売りますから、ゴミ箱にでも入れておいてくださいねえ」

魔物「キー!」グイッ

女性「ぁ……ぉ……」ピクッピクッ

魔道士「あーっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!行きましょうか!!!!」


408 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 02:34:11.88 ID:6zpDwEe9o
―――最上階 大扉

勇者「階段はありましたか?」

魔法使い「こっちには無かったわ」

エルフ「ここが最上階じゃないかな?」

僧侶「そうだといいですね」

勇者「じゃあ、あとはこの扉の先だけですか」

魔法使い「早く行きましょう。また被害者が出る前にボスってやつを叩かないと」

勇者「そうですね。どうやら、僕たちのことを警戒しているようですし」

エルフ(本気で警戒しているなら魔法に対しての備えは万全と見るべきかな……)

勇者「開けますよ」

ギィィィ……

勇者「む……?」

魔道士「ついにきましたね。勇者ご一行様……」

勇者「貴方は?」

魔道士「この塔に住まうしがない魔道士ですよ。あっひゃっひゃっひゃ」


409 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 02:40:03.97 ID:6zpDwEe9o
エルフ「魔道士……!?」

魔道士「おんやぁ?その人は……エルフ族ですかぁ?」

魔法使い「だったら、なによ?」

魔道士「あーっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!これはいい!!!流石は勇者様ぁ!!!感謝の極みですよぉ!!!」

勇者「なに?まさか魔族に僕の魅力が分かる人がいるなんて」

魔道士「私に手土産を持ってきてくれるとはぁ!!あっひゃっひゃっひゃ!!!いやぁ!!!うれしいですよぉ!!!」

僧侶「手土産って……」

魔道士「私にエルフを譲ってくれるのですねぇ?」

勇者「……あ?」

魔道士「あっひゃっひゃっひゃ!!素晴らしい!!最近はエルフの入荷が少なくて困っていたんですよぉ!!」

エルフ「貴方はエルフを使ってなに―――」

勇者「はははは。ご冗談が過ぎますよ?」

魔道士「なにがでしょうか?」

勇者「僕から側室候補を奪おうとするとはいい度胸ですね。―――五体満足では帰しませんよ?」

魔道士「あっひゃっひゃっひゃ。なるほど!!エルフに手を出す人間がここにもいたのですねえ!!では、私のゴミ箱から好きなだけ持っていってくださいな!!」


410 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 02:45:32.56 ID:6zpDwEe9o
僧侶「ゴミ箱ってなんですか?」

魔道士「そのエルフを譲ってくれるのなら!!今、余っている4人のエルフをあげます!!」

勇者「オンナ?!」

魔道士「もちろん」

勇者「むむむむ……!!!」

魔法使い「アンタねえ!?」

エルフ「ボクだから良いって言ってじゃないか?!」

勇者「そうですよ?」

エルフ「だったら、なんで悩むのさ!!」

勇者「いやぁ。こいつを倒せば一気に側室候補が増えるなあっと思って。増えると、ほら部屋割りとか悩んでしまうじゃないですか」

エルフ「そ、そういうこと……」

魔法使い「……」ジーッ

エルフ「え?あ……!!いや、今のは言葉の綾で!!!」アセアセ

僧侶「ふふ……」

エルフ「わ、笑うな!!」


411 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 02:52:36.41 ID:6zpDwEe9o
魔道士「おやおや……。今、とんでもないことを言いましたねえ」

勇者「エルフだけで側室が5人も埋まっちゃうなんて、これは新手のハーレムですね。ええ」

魔法使い「会話になってないわよ?」

魔道士「私を……倒すといいました?」

勇者「はい。倒して、4人のエルフをゲッチュです」

魔道士「あひゃ……あひゃひゃ……」

僧侶「そ、それよりゴミ箱って……」

魔道士「あーっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!!あーっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!!」

魔法使い「な、なにこいつ……」

エルフ「魔道に生きる魔物は大体こうなの。研究のこと以外は毛ほども興味を持たない」

僧侶「頭がおかしいってことですか……?」

勇者「……」

魔道士「いやぁ、勇者様。エルフを譲ってくれるなら、生きたまま素体にしてあげようと思いましたが、戦うというのなら死体を素体にしましょう」

魔道士「まぁ、私としては意思を持たない死体のほうがいいんですけどねぇ!!!!あーっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!」

勇者「僕の体でエッチな妄想をする奴を初めてみた!!不快だ!!!」


412 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 02:57:59.35 ID:6zpDwEe9o
魔道士「研究の続きがしたいので!!一気に終わりにしますよぉぉぉ!!!!!」

エルフ「まずい!!下がって!!!」バッ

勇者「え―――」

魔道士「あーっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!」ゴォォォォ

エルフ「ふっ!!!」キュィィン

魔道士「おぉ!!!すごい!!!私の魔法を完璧に防ぐとはぁ!!!」

エルフ「……」

魔法使い「すごいじゃない……」

僧侶「これなら戦えますね」

勇者「あの」

エルフ「なに?」

勇者「何発まで防げそうですか?」

魔法使い「やっぱり……」

エルフ「あと5発……かな……」

僧侶「そ、そんな!?」


413 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 03:04:18.29 ID:6zpDwEe9o
エルフ「あの桁違いの魔力を防ぐにはボクも魔力をフルに使うしかないから……」

僧侶「じゃあ、どうしたら?!」

勇者「接近すれば余裕で勝てるんですけどね」

魔法使い「扱う魔法は私たちと大して違わないわね」

勇者「では―――」

魔道士「さぁぁ!!!終わりにしまようかぁぁぁ!!!!」ゴォォォォ

エルフ「はぁぁぁ!!!」キュィィィン

魔道士「あひゃ?!いいですねえ!!!流石はエルフ!!!」

エルフ「でぁぁ!!」ダダダッ

勇者「続けー!!」ダダダッ

魔道士「ああ!!エルフを文字通り盾にして特攻ですかぁ!!!あーっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!」

エルフ「……っ」ダダダッ

勇者「危険ですが、お願いしますね」

魔法使い「一発ぐらいなら……きっと……」

僧侶「わ、私もサポートします」ギュゥゥ


414 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 03:09:25.06 ID:6zpDwEe9o
魔道士「さぁ!!いつまで耐えられますかぁ?!」ゴォォォォ

エルフ「ずぁ!!」キュィィン

魔道士「あーっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!」

勇者「いまだぁ!!!!」ダダッ

魔道士「おやぁ?!そこから攻撃ですかぁ?!」

勇者「はぁぁぁ!!!」

魔道士「あっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!」ゴォォォォ

勇者「ふっ―――」

魔道士「貴方ならまる焦げでもいい素体に―――」

魔法使い「―――熱いわね!!」

魔道士「ほう!!なるほどぉ!!それが貴女の力!!!欠陥の特異体質ですかぁ!!!!」

勇者「―――誰が欠陥だ!!おらぁぁ!!!」ゴォッ

魔道士「ほほう!!」

勇者「俺の側室候補を愚弄するやつは許さん!!!」ザンッ

魔道士「ぎゃぁぁ―――!!!」


416 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 03:13:10.93 ID:6zpDwEe9o
エルフ「やった……!!」

僧侶「あの……お怪我は?!」

魔法使い「大丈夫。あんたが抱きついてくれていたからもう治ったわ」

僧侶「よかった」

勇者「……」

魔道士「……」

エルフ「さあ、捕らえられた人を―――」

勇者「待ってください!!!」ガシッ

僧侶「え?!な、なんですか?!」

魔法使い「アンタ!!またセクハラを!?」

勇者「違う!!それを貸して!!!」

僧侶「え?え?」

魔道士「―――あーっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!!!」

エルフ「な……?!」

魔道士「私には……そのような攻撃など通用しませんよぉぉ!!!」


417 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 03:17:20.42 ID:6zpDwEe9o
勇者「これを奴に―――!!!」ダダダッ

魔道士「あーっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!!」ゴォォォォ

勇者「うわっと!?」

魔道士「外しましたか」

勇者「遅かった……」

僧侶「どうして……今……確実に……」

魔道士「貴女たちの特異体質……おもしろいですよねぇ」

魔法使い「なんですって?」

魔道士「魔力が漏れているから常に魔法の効果を得られるなんて。早速真似をしてみましたよぉ」

エルフ「真似って……」

魔道士「そう!!傷つけばその場で即治癒!!中々どうして素晴らしい!!!」

魔法使い「よかったわね。褒められて」

僧侶「あまり嬉しくないです」

魔道士「貴女も。弱いニンゲンが最高出力で魔力を放つ方法は、貴女のような体質でなければ不可能でしょう!!神に感謝すべきでは?!」

魔法使い「それはどうも……」


418 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 03:25:31.79 ID:6zpDwEe9o
魔道士「まぁ、私に物理的な攻撃は通じませんよぉ」

勇者「人間の能力を流用するなんて、プライドはもってないのか?!」

魔道士「あっひゃっひゃっひゃ。面白い活用法があれば喜んで使用させていただきますよぉ。私は頭の固い魔族ではないのでぇ」

勇者「ちっ……」

魔道士「剣では魔法を破れない!!!これは自然の理ぃ!!!」

魔法使い「良いこというわ」

僧侶「勇者様も強いです……」

魔道士「さぁ!!!勇者様ぁ!!素体になっていただきましょうかぁ!!」

エルフ「素体って一体なに?」

魔道士「私の研究に使用する肉体のことですよ!!魔族ではどうしても成功しませんでしたが、最近、ニンゲンだとうまくいくことに気づきましてねえ」

勇者「え?」

エルフ「それって……もしかして……」

魔道士「無尽蔵のエネルギーを持ち!!!心まで有する機械兵士の開発ですよぉ!!!!」

勇者「あの水槽に入っていた少女か……」

魔法使い「人造人間じゃなくて……人間を改造しているってこと……?」


419 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 03:33:15.88 ID:6zpDwEe9o
魔道士「あっひゃっひゃっひゃっひゃ。さあ、勇者様。私の研究の礎になってもらいましょうかぁ!!!」

勇者「断る!!僕には叶えたい夢があるから!!!」

魔道士「あーっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!」ゴォォォ

勇者「なっ―――」

エルフ「くっ!?」キュィィン

勇者「……」

エルフ「はぁ……はぁ……策は?」

勇者「これさえ……奴につけられたら……」

エルフ「魔封じの腕輪……」

勇者「……」

魔道士「あーっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!!」

勇者(捨て身はもう通用しない。奴の魔法はもう防ぎきれない。どうしたら……)

僧侶「……せない……」

魔法使い「え?」

僧侶「わ、私は絶対に貴方を許しません!!!」


420 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 03:40:00.30 ID:6zpDwEe9o
魔道士「はい?」

僧侶「命をなんだと思っているのですか!!!」

魔法使い「ちょっと……」

魔道士「命?!そんなものぉ!!ただの材料にすぎませんねえ!!!」

僧侶「ざい……?!」

魔道士「その通り。低脳なニンゲンは知らないでしょうが、命とは最も逞しいエネルギーのですよぉ」

魔道士「虫にも獣でもニンゲンでも、そのエネルギー量に違いはない!!どの種も平等な量を持っている!!素晴らしいエネルギーだ!!!」

勇者「何を言っているんだ……?」

僧侶「……っ」ギリッ

魔道士「ですが、そのエネルギーも有限。生きているだけで消費していってしまう。生きるためにそのエネルギーは無くなっていく!!回復もしない!!!」

魔道士「なら、そのエネルギーを無限にしてやろうじゃないですかぁ!!!この私がぁ!!!!」

エルフ「そんなことできるわけ……」

魔道士「できますねえ!!!ニンゲンのエネルギーを吸収し続ければいいだけの話ですし!!!あーっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!」

魔法使い「無限のエネルギーって……」

魔道士「この世界にニンゲンは腐るほどいる!!その有り余るエネルギーを有効活用してやろうというのですよぉ!!!あーっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!」


421 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 03:51:21.75 ID:6zpDwEe9o
僧侶「なんて……ことを……!!!」

エルフ「それはエルフからも……?」

魔道士「エルフは特別ですよ。エルフ族は命の他にも魔力というエネルギーもあるのでね」

魔法使い「同じ魔族もそうやって材料として考えるのね」

魔道士「エルフは魔族にあって、魔族に非ず。ニンゲンに尻尾を振って生きてきた売春婦な種族!!!」

勇者「……」

魔道士「そのような種族を生かしておくことなど、魔族の恥です。でも、そのまま虐殺するのも勿体無い話。ならば―――」

エルフ「全てを吸い上げ……機械兵士の燃料にする……」

魔道士「あーっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!貴方たちも本望でしょう?!魔族の役に立ってて!!!」

勇者「貴様も人間に媚売って、そのエネルギーを得ているんだろう?」

魔道士「媚を売ってくるのはニンゲンの方ですが?―――金さえあれば言う事を聞いてくれる有能なアリだ」

僧侶「……!」

魔道士「しかも、人形にも劣る抜け殻のニンゲンを大金出して欲しがる者までいる始末!!あーっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!」

魔法使い「人間を操る為に商売をしていたってわけね……」

魔道士「この国はぁ!!私にとって養鶏場そのもの!!!ニンゲンがニンゲンを産み、そして育み!!私がその命を喰らうサイクル!!!あっひゃっひゃ!!サイコー!!」


422 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 03:57:15.45 ID:6zpDwEe9o
勇者「ゴミ箱というは……命を吸い上げた人間と入れておく場所のことか」

魔道士「ええ!!そうですとも!!」

僧侶「……っ」

魔道士「命のないニンゲンは金に替えるだけの道具。私からすればゴミです」

魔法使い「……」

エルフ「取り消せ!!」

魔道士「これはこれは卑しいエルフですね。やはりニンゲンが恋しいですか?」

エルフ「貴様と同族であることをボクは恥じる!!!」

魔道士「同意しますよ!!私もエルフと同じ魔族であることを恥ずかしく思います!!!」

エルフ「おのれ……!!」

魔道士「あーっひゃっひゃっひゃ!!!さあ!!!どうしますかぁ!?さぁ!!さぁ!!!!」

魔道士「勇者様には素体になってもらうとしてぇ……。エルフは勿論、他の二人も上質なエネルギーは採れそうですねえ!!!」

僧侶「やめ……ろ……」

勇者「え……?」

僧侶「だまれぇ!!!この外道!!!」


423 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 04:03:48.65 ID:6zpDwEe9o
魔法使い「!?」

エルフ「ひっ」ビクッ

魔道士「なんですかな?大声を出して。貴重な命を磨耗させないでくださいよ」

僧侶「生きる者を道具といい……命を材料という……」

勇者「あの……?」

僧侶「貴方の行いは……神に代わり、私が断罪します!!」

魔道士「あーっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!断罪?!どうやってやるんですかぁ?!ニンゲンの分際で!!!」

僧侶「……」

魔法使い「無茶よ!!やめて!!!」

勇者(そういえば……彼女……治癒魔法以外にも……)

魔道士「まずは貴女の命からぁ!!!!」ゴォォォ

僧侶「―――風よっ!!!!」

―――ゴォッ!!!

魔道士「ほほう!!!私の魔法が掻き消えた!!!すばらしい!!」

魔法使い「風の魔法……!!あんた!!そんな魔法使ったら!!!」


424 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 04:10:01.63 ID:6zpDwEe9o
僧侶「はぁぁぁぁぁ……!!!!!」

魔道士「あーっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!さあ!!!何発耐えられます―――」

―――ビッ!

魔道士「え……?」

エルフ「いっ!?―――え?な、なんかこっちまで風の攻撃が……」

勇者「まずい!!彼女は魔法を止められない!!」

魔法使い「退避!!退避ー!!!」

エルフ「説明してよ!!!」

―――ズバッ!!

魔道士「がっ?!―――あっひゃっひゃっひゃ!!!なるほどぉ!!!発動した魔法は止めることができない!!!なるほどぉ!!!」

僧侶「……」

魔道士「あーっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!」ゴォォォォ

僧侶「……」パンッ

魔道士「私の魔法が消える!!駄目だ!!!すごい!!貴女はすごい!!!普通のニンゲンならそんな魔力を放出し続けることなど不可能!!」

魔道士「貴女の特異体質が生み出した奇跡!!!あーっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!」


425 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 04:17:47.84 ID:6zpDwEe9o
僧侶「消えなさい……」

魔道士「貴女のようなニンゲンを作れば!!!そうだ!!!新しいキラーマジンガは貴女のような体質に―――」

僧侶「消えろ!!外道ぉ!!!」ヒュン!

魔道士「おぉ―――あ……?ひゃひゃ……ゃ……ぎゃ……」

僧侶「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」

魔法使い「お……収まった……?」

勇者「大丈夫ですか!!!」ダダダッ

僧侶「ぅ……ぁ……」ガクッ

勇者「おっと」

エルフ「すごい……壁やら床、天井まで傷だらけに……」

魔法使い「今まで治癒にしか魔力を使えなかったけど、あの腕輪のおかげで温存できるようになったから」

エルフ「普段、優しい人って溜め込むってきいたことあるけど……。その典型?」

魔法使い「私も彼女が本気で怒ったところ初めてみたわ……」

勇者「これは……怒りのツボを押さえておかないと……将来の側室勢力図が一変するかもしれませんね……」

僧侶「すぅ……すぅ……」


426 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2012/06/16(土) 04:31:36.55 ID:6zpDwEe9o
勇者「では、僕は拉致監禁されている人たちを助けにいきます!!!」

魔法使い「私を行くわ。アンタだけだと何をするかわからないし」

勇者「ですから、僕はちゃんと段階を踏んだ末にラブチュッチュするのであってですね―――」

魔法使い「わかったわよぉ!!」

エルフ「……」

僧侶「すぅ……ん……すぅ……」

エルフ「でも……どうしてあの魔道士に魔法が……?」

エルフ「魔法具を賊に配るぐらいなら、自分でも装備するはず……」

エルフ「うーん……」

エルフ「もしかして……魔法具では止められないほどの魔力を……?」

僧侶「ゆう……しゃ……さまぁ……」

エルフ「……!」ゾクッ

エルフ「人間も千差万別か……」

エルフ「敵に回したくないな……こんな人間……」

僧侶「うふふ……すぅ……すぅ……」


関連記事
[ 2012/07/08 09:58 ] 勇者「」or魔王「」 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
この記事のトラックバック URL
http://yajirusiss.blog.fc2.com/tb.php/573-4e867d95

プロフィール

Author:LACK
うーっす
当ブログはノンアフィリエイトです
何か(不満、ご希望、相互リンク・RSS、記事削除、まとめ依頼)等はコメント及びメールフォームまでオナシャス!
SSよみたいかきたい!!!1
不定期更新で申し訳ない

カテゴリ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
アクセスランキング ブログパーツ