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男「ふん。共存か」1/2



男「ふん。共存か」



1 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/24(火) 21:36:09 ID:JlBvjIMA
TV「本日をもって、ゾンビ解放令を発布します」

TV「収容所から解放することになり、人権も持つようになります」

男「……共存しろってことか」

男(思えば結構長かったな……これが出るまで……)


2 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/24(火) 21:43:57 ID:JlBvjIMA
男(突如現れた新人類……見た目からして、ゾンビ)

男(その見た目のせいで随分迫害を受け、収容所に入れられた)

男(しかし……人権を与えられて人間として出てきたけど……)

男(まだ収容所に入ってたというイメージでいじめを受けるんじゃないか……)

男(難儀なことだ……)



元スレ
男「ふん。共存か」





3 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/24(火) 21:50:25 ID:JlBvjIMA
男「肌の色なんか土気色だからゾンビって名前になったし汚いってイメージになったんだな」

男「……ん・もうこんな時間か。買い物に行かないと」

男「いってきまーす」カ゛チャッ

モブ「奥さん聞いた?ゾンビ解放令ですってよ!」

モブ2「全く、復讐とかされないかしら?」

モブ「ああー!その可能性もありますわね!」

男(ああー嫌だ嫌だ。これだから人間って生き物は……)

男(すぐ自分の保身を考える)

男(ある意味内閣総理大臣も出来た人間だ)


4 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/24(火) 21:56:03 ID:JlBvjIMA
男「世捨て人になって数年か。長いな」

男「世の中のことはだいたいどうでもいいが、人間の扱いには敏感になったな」

男「世捨て人ならでは」

男「山の生活も慣れたし、そろそろ社会ってやつに出るか?」

男「……やめとこう」


5 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/24(火) 21:59:44 ID:JlBvjIMA
男「いい加減固定資産税キツいし、働くか?」

男「いやいやでも内職してるしギリギリ働いてるよね?」

男「ネット同人で壁サークルになったし、黒字だし」

男「………まだ社会でなくていいや。辛くなったら就職しよう」


6 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/24(火) 22:05:56 ID:JlBvjIMA
男「すいませーん、ネギと……はい。牛肉を。はい。いつも通り4kg。お願いします」

店主「………もってけ」

男「あ、いつもサービスありがとうございまーす」

店主「……ラードだしそれ」

男「ついでにパン耳もらえます?」

店主「………」ホ゜イッ

男「ホントに色々ありますね」

店主「………それが売りだから」

男「なるほど」


7 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/24(火) 22:11:08 ID:JlBvjIMA
男「ありがとうございましたー」

店主「…………」
________________
男「帰り道は山道とはなんという妖怪だろうか」

男「……………ん?誰だあれ」

?「…………」モソ゛モソ゛

男「な、なにやら蠢いて……ネギ装備しておこう」

?「…………」クルッ

男「いやああああああああああああ!!こっち見たああああああああああ!!」ヘ゜チン

?「…………」キ゛テ゛ン

男「あ、あれ?ネギで殴ったら倒れた………」


8 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/24(火) 22:14:37 ID:JlBvjIMA
男「なななななんだ……?家の近くで人を見たのは久しぶりだ……」

?「…………」ク゛テ゛ン

男「と、とにかく非は自分にある。家に運ぼう」ヨイショ

男「!?軽い……なんじゃこら……」

男「山道でもスイスイだな」


9 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/24(火) 22:33:25 ID:JlBvjIMA
男「到着だ」

男「布団に寝かせるか……」

男「………ん?この人……ゾンビ?」

男「土気色の肌だし……なによりこの囚人服……」

男「物資の支給はされないから着るものなくてみんな囚人服らしいし……」

男「どうしよう……」


10 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/24(火) 22:38:57 ID:JlBvjIMA
男「す、すいませーん……すいませーん……」ユサユサ

?「う、うーん……うぇぇ……」

男「だ、大丈夫?ケガとかあるけど……」

?「こ、ここは……」

男「俺んち。まぁ、山の中だけど」

?「ひっ……ち、近寄らないで………」

男「はぁ?なんで?」

?「嫌ぁ……いじめないで………」カ゛クカ゛ク


11 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/24(火) 22:45:57 ID:JlBvjIMA
男「ま、待って。絶対いじめないから、名前だけでも教えて?」

?「…………女、です……」カ゛クカ゛ク

男「えーっと、女さん。俺はいじめないから。怯えないで」

女「う、嘘でしょ。安心させておいてなんて、もうやり尽くされた手だわ!」

男「本当どうしよう……とりあえず落ち着いて……」

女「こ、こんな場所で落ち着けるわけないでしょ!?やだぁ……いじめないで……殺さないで……」

男「困ったなぁ……ホントにそんな気は……」

女「し、しつこいよ!いじめるんでしょ!?」

男「だから……」


12 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/24(火) 22:51:10 ID:JlBvjIMA
男「そ、そうだ!食べ物でも食べるか?落ち着くと思うし」

女「こ、今度は毒!?またやり尽くされた手で……どうせまた……」

男「なんなら、作ってるとこ見せてやろうか」

女「その手も知ってるわ!塩と称して毒盛られて……」

男「だったら、塩も砂糖も俺が舐めてから使うから」

女「人が舐めたもの入れられるとか」

男「なぜそこだけ思春期女子」


13 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/24(火) 23:02:12 ID:JlBvjIMA
男「とにかく!安心してよ!大丈夫だから。試食でもなんでもするから」

女「……ホント?」

男「ホントのホント!嘘だったら舌噛み切って死ぬ」

女「……………」

男「作るからね!嫌だって言っても作る!」

男「やったろうじゃねぇか!」


14 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/24(火) 23:07:16 ID:JlBvjIMA
男「えーっと……卵掛けご飯を……焼く……」

男「そこになんとマヨネーズ投入……そして塩胡椒……ふふ……うまそう……」

男「おっと鶏ガラっと……」

男「特製、『卵焼きも出来ない母ちゃんでも出来る!チャーハン』の完成だ」フ゜ーン

女「……………」クンクン

男「どうした?食べていいんだぞ?」

女「ど、毒が盛ってあるかもしれないでしょ!!」

男「ほら、食べてやるって。毒なんか盛ってたら俺が死ぬわ」モク゛モク゛

女「……………はむ」ハ゜ク

男「うまいか?」

女「…………!!」


15 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/24(火) 23:14:57 ID:JlBvjIMA
女「お、美味しい………」

男「だろ。ふふ」

女「……はっ!そうやって今は楽しませておいて後で殺すって寸法でしょ!?バレバレなんだから!」

男「どこの晩餐だよ。アホか」

女「でも……仲間はみんなこうやって…… 」

男「……確認したいんだが、お前、ゾンビか?」

女「そ、そうだけど……」

男「……なるほど。納得がいった。そうだったらそんな反応になるのが当たり前だな」

女「……知らなかったの?」

男「いや、ひっかかってただけだ。なんでこんな所にって」

女「そ、それは……」


16 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/24(火) 23:31:11 ID:JlBvjIMA
女「あ、あの、私、ゾンビとして子供の頃から収容所に入れられて来たけど、
  しょっちゅう収容所の人がいたずらで犬で追いかけさせて……追い回されてるうちに、怖くなっちゃって……」

男「ふん。やっぱり役人にロクなやつがいない。人種差別もひどすぎる」

女「そ、それで解放令が出て、外に出たら……野良犬がいて……また追い回されて……気絶してたの……」

男「ふーん。それであんなピクピクとしてたわけだ」

女「あ、あんた、外の人間でしょ?なんで私に、こんな優しく……」

男「ああ、自己紹介が遅れたな……」


17 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/24(火) 23:39:32 ID:JlBvjIMA
男「俺は男。この山に住んでる」

女「住んでる?」

男「そう。莫大な金を出してここを買った。そして住んでいる。ここは結構静かでね。好きなんだ」

女「なんで住んでんの?」

男「所謂、世捨て人ってやつかな。国の役人のバカ達が嫌になってね。仕事も何もかもやめて山に住んだ。
  俺も以前は国のために働いたがバカバカしくてね。親もとっくに死んだし、文句を言う奴は誰もいない。最高だ」

女「友達とか、いない?」

男「友達もみんなとっくに幸せな家庭でも築いてるんだろうね。縁の無い話だが」

女「そうなの………」


18 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/24(火) 23:47:57 ID:JlBvjIMA
一旦落ち


19 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 00:08:26 ID:AMRnUBOo
支援(゚?゚)


20 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 20:02:19 ID:2GHEd48c
男「別に寂しくはないぞ。数年間この生活だし」

女「……そう」

男「お前こそ寂しかったんじゃないか?親とかと会えなくて」

女「べ、別に平気だったわ。生まれて一回も親の顔なんか見たことは無いし」

男「そうなのか」


21 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 20:07:38 ID:2GHEd48c
男「で、どうする?見たところお前はまだ子供だし、学校とか行くのか?」

女「学校ってなに?」

男「……そうか……収容所生活の上で学校なんか必要なかったんだな……」

女「ねぇねぇ、学校ってなに?」

男「それに、まだ差別はあるだろうし学校行かせたらいじめになるかも……」

女「ねぇ!学校って……」

男「いいんだ。忘れてくれ。なんでもない」

女「……ふーん」


22 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 20:12:09 ID:2GHEd48c
男「ちょっと待てよ……」カ゛サカ゛サ

女「ねぇ、なにそれ?」

男「新聞だ。情報が色々と載っている」

女「ふぅーん……」

男「……やっぱり、人権は戻し、今までの贖罪として国民の果たす義務を負わない……」

男「……教育の義務も当然か」

女「なにがやっぱりなの?」

男「……なんでもない」


23 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 21:10:37 ID:2GHEd48c
女「ねぇ、どうしよう?」

男「何がだよ」

女「これから行くところが無いの。国は特別に預かり所を用意するって言ってるけど、
  またいじめられたくないし……」

男「困ったな」

女「………!そうだ!」

男「ん?」


24 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 21:14:51 ID:2GHEd48c
女「ねぇ!ここに住みたい!」

男「……はぁ?」

女「だから!あなたは絶対私のこといじめないでしょ?ちゃんとしたご飯出してくれるなんて、
  本当に久しぶりだったし、そういう役人の人も優しかったわ!」

男「……いいのか?こんな山奥だし住んでる場所は洞窟だし畑で食べ物とか作ってるから畑仕事もあるし」

女「いいから!私はあなたの所がいいの!」

男「………それならいいけどさ……」


25 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 21:20:15 ID:2GHEd48c
女「じゃ!よろしくね!」

男「ふー……そうこうしているうちに、もう夜だが」

女「じゃ私寝るね!」

男「おいおいおい待て。何で地面に寝ようとするんだ」

女「他にどこで寝るの?みんなで寝てるときはコンクリートの上で寝ているわ」

男「……はぁ。普通の生活から仕込まないといけないとは。厄介だ」

女「………??」


26 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 21:24:48 ID:2GHEd48c
男「ちょっと来い」

女「………?」

男「いいか。ここで寝ろ」

女「なに?これ」

男「布団……と、ベッドだ」

女「わー!すごーい!ふわふわしてる!」

男「ここで寝ろ。わかったな?」

女「いいの?こんないい所で……」

男「バーカ。普通はここで寝るんだ。これからはお前に『普通の事』を教えてやる。まずは寝床だ」

女「へえ……こんなにふかふか……最高の気分………ぐぅ」

男「……おやすみ」


27 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 21:29:06 ID:2GHEd48c
─朝─
男「ふぁーあ……あれ、早いな。まだ六時だぞ」

女「収容所ではずっと五時に起きていたわ。ほとんど反射的に起きちゃう」

男「いいか。ここでは好きなだけ寝てていいぞ。わかったか」

女「そういわれても………反射的に……」

男「じゃ、慣れるまでずっと寝てろ。ベッドに戻れ」

女「……はーい」


28 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 21:35:37 ID:2GHEd48c
女「じゃああなたは何をしに起きてきたの?」

男「仕事だ。ていうか、畑仕事だけど」

女「なに?それ。畑って?」

男「……寝たいか?」

女「全然。目が覚めてる」

男「……そうか。ちょっと着いて来い」スタスタ

女「うん」スタスタ


29 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 21:39:07 ID:2GHEd48c
男「ここが畑だ」

女「へー……ねぇ、葉っぱがいっぱい出てるよ?」

男「葉っぱじゃない。アレはほんの一部だ」

女「へー?」

男「ちょっと見てろよ……ふんっ!」ス゛ホ゜ッ

女「すごい!すごーい!なんも無いところから大根が出てきた!」

男「これを育て、収穫するのが仕事だ」


30 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 21:44:54 ID:2GHEd48c
女「これ引っこ抜けばいいの?」

男「ああ。それとそれとその列を全部抜いてくれ。あとは水やりと肥料を足す」

女「わかった!よいしょ、よいしょ」

男「ああーダメダメ。こう、根元を持つ感じで」

女「ふぁぁい!」ス゛ホ゜ッ

男「おお、中々いい筋だ」

女「そ、そう?」


31 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 21:54:38 ID:2GHEd48c
男「ふぅ……もう昼か。一旦帰るぞ」

女「うん」

男「ちゃんと着いて来いよ?じゃないと山ん中迷子になるぞ。広すぎておれでも探せないからな?」

女「わ、わかった……」

男「出発進行」

女「ま、待ってよぉ!」ハ゛タハ゛タ


32 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 21:57:59 ID:2GHEd48c
男「ただいまー」

女「……なにを言ってるの?」

男「"ただいま"だよ。帰ってきたときの挨拶だよ」

男「それも『普通のこと』だよ」

女「へー……た、ただいま?」

男「そうそう」


33 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 22:01:53 ID:2GHEd48c
男「お昼ご飯にするか」

女「なにを食べるの?」

男「白米と……漬け物とお好みで卵」

女「それ、役人さんが食べるものじゃないの?」

男「……いいか、これを食べるのが『普通の事』だ。わかったか」

女「………へー………」

男「じゃあ食べようか」


34 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 22:05:12 ID:2GHEd48c
女「うん」ハ゜ク

男「こら、ちゃんといただきますって言えよ」

女「……なにそれ?」

男「作った人に対して貰うって感覚から生まれた言葉だ。それと命をいただくって意味でもな」

男「これも『普通の事』だ」

女「ふーん………何も言わずに食べてたけど……」


35 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 22:08:36 ID:2GHEd48c
男「いただきます」
女「いただきまーす」

男「ほら、食べろ」

女「うん」ヒョイッ ハ゜クッ

男「おい、なんで手づかみなんだ」

女「いっつもこれで食べろって言われてて……」

男「だーっ!もう!収容所の時代はもう忘れろ!これからお箸の持ち方を教える!」

男「これも『普通の事』だからな!」

女「う、うん」


36 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 22:11:41 ID:2GHEd48c
男「人差し指はこう!」

女「人差し指ってどれ?」

男「これ!」

男「それで中指を……」

女「中指は?」
男「これ!」

女「ふんふん……へー……」


37 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 22:16:27 ID:2GHEd48c
男「うん。随分とうまくなったな」

女「すごーい!ちょこってつまめる!」

男「な?ほら、食べれ」

女「うん!」ハ゜クッ

女「……!!美味しい!これ美味しいー!」

男「だろ?自家製だぞ」

女「自分で作ってるの!?すごーい!」

男「そ、そうかなぁ……ふふ」


38 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 22:19:45 ID:2GHEd48c
男「よし!ご飯も食べたし、行くか!」

男「いいか?食べ終わったらごちそうさまでしたって言うんだぞ?」

女「それも『普通の事』なの?」

男「そうだ。作った人への感謝を込めて、命をありがとうございましたって意味で使うんだ」

女「ふーん………ごちそうさまでした」

男「ごちそうさま」


39 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[sage]投稿日:2012/04/25(水) 22:22:17 ID:KfbOHsmQ
おもしろい


40 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[sage]投稿日:2012/04/25(水) 22:22:29 ID:qXm2I3vY
いいな


41 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 22:35:30 ID:2GHEd48c
男「畑仕事再開だ!」

女「おー!」

男「えっさ、ほいさ」サ゛クッサ゛クッ

女「なにやってるの?」

男「土を耕してるんだよ。柔らかくなるよう」

女「なんで?」

男「お前だって地面よりベッドの方がいいだろ?野菜も同じだ」

女「なるほどー……それやってみていい?」

男「おう。いいぞ」

女「わーい」


42 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 22:38:26 ID:2GHEd48c
女「ふぉぉい!」ト゛スッ

男「ぬああああああ!」

男「どこに振り下ろしてんだ!こっわ!」

女「ごめんなさい……」

男「クワはな?こうやって持って……」

女「……それって『普通の事』?」

男「これは……違うかな」

女「ふーん………」


43 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[sage]投稿日:2012/04/25(水) 22:39:03 ID:S9VV1D9.
超絶究極支援


44 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 22:41:32 ID:2GHEd48c
女「ふんっ!ふんっ!」サ゛クッサ゛クッ

男「そうそう……うまいなお前」

女「そ、そう?」

男「普通ここまでうまくならんて……初心者だし……」

女「ふふん、やった!」

男「……おっと、日が暮れるな。そろそろ帰ろう」

女「はーい」


45 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 22:46:35 ID:2GHEd48c
男「どうだった?畑仕事」

女「うーん……収容所の仕事より辛くなかった」

男「だからあんなに体力持ってたのか……」

男「さて!夜ご飯食べようか!」

女「えっ?夜でもご飯食べられるの?」

男「……一日何食だったんだ?」

女「一日一食。朝だけ」

男「いつまで働いてた?」

女「うーん……今くらいの時間まで」

男(どうりで贅肉どころが筋肉だけの体だったわけだ……贅肉になる養分がない)

男(栄養のあるものを食べさせないと……)

男「よし!下に降りるぞ!」

女「え?何しに?」


46 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 22:48:44 ID:2GHEd48c
男「無論、メシを食べに行くのだ」

女「ど、どこに?」

男「そうだなぁ……ラーメン屋行くか!」

女「ラーメン、や?」

男「そうだ!すっごいうまいものだ。下降りる準備する!」

女「う、うん」


47 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 22:53:09 ID:2GHEd48c
─商店街─
男「うーんと……ここだ」

女「なにここ」

男「だから、ラーメン屋だ」

女「ふーん……」

男「親父さんどうもーっ!」

親父「へいらっしゃい!おっ!?なんだい彼女かい!?」

男「やだなぁ、そんなんじゃないですって」

女「ねぇ、かのじょって何?」

男「……後で教えてやるから」

女「うん」


48 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 22:59:00 ID:2GHEd48c
親父「で、どうする!うちは味噌と醤油と豚骨しかねぇからな!三品だけで勝負!」

男「俺醤油で。お前は?」

女「しょうゆって何?みそ?とんこつ?」

男「あー……こいつには味噌頼むわ」

親父「へい毎度ぉ!味噌と醤油ー!」

男「ちょっと待ってろよ」

女「うん」


49 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 23:06:33 ID:2GHEd48c
親父「……おい、あんたもしかして……ゾンビか?」

男「ああ。そうだよ。俺のとこに住んでてさ」

親父「大変だもんなぁ。引き取り先も無いわけだし。あんたラッキーだなぁ。男君と出会えて」

女「?なんで?」

親父「男君ほど優しい人と一緒に居るっていうのは、すげー幸せなことなのさ。他のとこにいたら差別だなんだと
   いじめて遊ぶ輩がいやがる。許せないね」

女「ふーん……」

男「優しいなんてもんじゃねぇって……」


50 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 23:18:08 ID:2GHEd48c
親父「おっと!完成だぜ!ほらよ!醤油と味噌!」ホ゜ーン

男「親父さん、そろそろラーメンの器投げて渡すのやめないか。さっきも客死にそうだったぞ」カ゛シッ

親父「すまねぇ!すっかりクセになっちまったよ!」ケ゛ラケ゛ラ

男「全く……ほら、食べろ」

女「……これ、毒とか入ってない?」

親父「あっはっは!ジジイの汗っつう毒なら入ってっけどよ!別に大したことねぇぜ!」

男「大丈夫だって。食べろ」

女「う、うん……」ハ゜ク


51 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 23:24:27 ID:2GHEd48c
男「これな、咥えたらすするんだよ。吸い込む」

女「んっ……はぁっ……ずちゅるっ……ちゅるるっ……」

女「美味しい………」

親父「はっはっ!だろ!?」

男「麺はそうやって食べろよ」

男「これが『普通の事』だ」

女「わかった!」ス゛ッ、ス゛ルルッ


52 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 23:31:53 ID:2GHEd48c
男「ふぅ、ああー食った。おい親父さん。会計の方……」

親父「今回は特別サービス!無料にしといてやるよ!」

男「は?」

親父「あ、無料にするのはそこのゾンビお嬢さんだけだからな。お前は払えよ880円」

男「なんだよなんだよ……」チャリン

女「…………」

男「ほら、お礼を言え」

女「?おれいって何?」


53 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 23:41:10 ID:2GHEd48c
男「いいか、何か感謝しなきゃいけないときは、ありがとうございますって言うもんだ」

男「それが『普通の事』なんだぞ」

女「あ、ありがとうございました……」

親父「はっはっは!いいってことだよ!ていうかもうゾンビのお嬢さんは無料にしてやるよ!せめてもの応援ってやつだ!」

男「あ、ありがとうございます!」ヘ゜コッ
女「あの、ありがとう……」ヘ゜コッ

親父「いやーあっはっは!」

55 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 23:46:11 ID:2GHEd48c
男「じゃあな、オッさん」

親父「あばよ若造!」

女「らーめんって……美味しいんだね」

男「そうだぞー。お前味噌だっただろ?醤油も美味しいんだぞー。今度また食べに来るか?」

女「行く!絶対行く!」

男「どうせお前の分のラーメン代もチャラになるし、いいか」

男「さて!帰るぞー!」

女「おー」


57 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/25(水) 23:54:41 ID:2GHEd48c
男「ただいまー」

女「ただいま!」

男「メシも食ったし、早く歯磨きして寝よう」

女「………歯磨き?ってなに?」

男「あー……教えてやる。ちょっと家で待ってろ」

女「うん」


58 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 00:03:31 ID:x72tiz8I
~20分後~
男「いいか、これが歯ブラシだ」

女「歯にブラシかけるの?」

男「そうだぞ……ん、ちよっとお前口開けてみろ」

女「ん」

男「うっわ虫歯もひどい……歯医者いかないと……」

女「なにそれ?」

男「歯のお医者さんだ」

女ふーん、そんなのいたんだ」


59 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 00:09:38 ID:x72tiz8I
男「そして、このブラシを使ってこする!」クシャクシャ

女「んんっ……んぐっ……ぷはっ、はぁ、はぁ」

男「ほら水だ、すすげ」

女「モニュモニュモニュ……ヘ゜ッ」

男「どうだ?」

女「すごい!すごーい!スッキリしたような気がする!」

男「しかし歯ブラシを知らなかったってことは生きてきて一度も歯磨いたことないのか?」

女「うん。収容所で仕事して帰ったら疲れてすぐ寝ちゃうしそんなこと教えてもらわなかった」

男「……そうか……」


60 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 00:14:56 ID:x72tiz8I
男「いいか?寝る前には歯を磨く!そしたら寝るときスッキリするし、
  朝から気持ちいい!わかったか?」

女「それって『普通の事』?」

男「ああ、そうだ。『普通の事』だ」

女「うん!わかった!」

男「よへし、もう寝ろ」

女「はーい」


67 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 18:51:52 ID:x72tiz8I

男「おい、畑行くぞ」

女「はーい」

男「返事がいいな。出発」

女「おー」

男「ちゃんと着いてこいよー」

女「わかってるよー」


68 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 18:54:03 ID:x72tiz8I
女「ねぇ、迷子になったらどうしたらいいの?」

男「そうだなぁ……とにかく、大声出してからじつとしてろ。俺が助けにいくから」

女「わかった!それって、『普通の事』?」

男「うーんと……まぁ、そうだな」

女「わかった!」


69 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 18:59:03 ID:x72tiz8I
男「じゃあ始めようか」

女「はーい!」

男「えっさ、ほいさ」

女「ふぉい!とりゃ!」サ゛クッ

男「ははっ!うまくなったな!」

女「でしょ!?」


70 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 19:01:29 ID:x72tiz8I
男「はい休憩ー」

女「はーい!これ食べていい?」

男「それはおにぎりだ」

女「へー……ねぇねえ、いい?」

男「………ああ、いいぞ」

女「わーい!」モク゛モク゛


71 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 19:06:39 ID:x72tiz8I
男「畑仕事もすることなくなってきたな……」

女「もう帰るの?」

男「ああ、そうしよう」

女「今日のご飯なにかなー?」

男「カレーにしようか」

女「わーい!」


72 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 19:19:40 ID:x72tiz8I
男「ふぅ、ほら手伝えよー。テレビのリモコンはテーブルの上置いとけ」

女「それって、『普通の事』?」

男「………いや、違うな。でも俺んちでは普通だ」

女「へー……わかった」

男「じゃあ食べるか」

女「はーい」


73 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 19:24:44 ID:x72tiz8I
男「いただきまーす」
女「いただきます!」

男「うまい……やっぱり俺のメシうまい……」

女「うんうん!」モク゛モク゛

男「いやもうホントうま……ぐぇ」

女「!?」

75 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 19:27:19 ID:x72tiz8I
男「あっ……ぐっ……」(やばい詰まった)

女「えっ!?えっ!?どうしたの!?毒入ってるの!?」

男「がっ……ちがっ……こ……こ……」(ちょっと背中叩いて……)

女「ど、どうするの!?」

男「っ……っ……」トントン

女「せ、背中?」

男「っ…っっ……」コクコク

女「よ、よーし」


76 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 19:31:34 ID:x72tiz8I
女「で……背中をどうするの?」

男「………………っ」ヒュンヒュン

女「……叩くの?」

男「……………」コクコク

女「ふぉい!」ト゛スッ

男「ぶぇっ!」スホ゜

女「すごーい!口からでっかいジャガイモ出た!背中叩くと出るの?」

男「ち、違う……いいか、苦しそうにしてたらとりあえず背中叩いてやれ。わかったか」

女「それも『普通の事』?」

男「ああ、そうだ……うぇ」


77 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 19:56:10 ID:x72tiz8I
男「ふぅ……テレビ見るか」

女「うん」

男「んー」ホ゜チッ

TV「えー、近頃、えー、ゾンビを襲うという、えー、事件が、えー、多発しておりますので、えー、
  くれぐれも、えー、注意してください。以上」テレテレッテテテーン

女「うう……仲間達大丈夫かな……」

男(これだから人間は……)ハァ


78 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 20:02:15 ID:x72tiz8I
男「少なくとも、お前は大丈夫だから、安心しろ」

男「万が一そんな奴がいても、俺がなんとかするから心配すんな」

女「……仲間が逃げてきたら、どうする?」

男「えーっと……引き取る」

女「ホント!?わー!」

男(マジで今だってキツいのに……自分って野郎は……)


79 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 20:08:58 ID:x72tiz8I
男「あーあったく……風呂入るか」

女「ふろ?ふろってなに?」

男「まさか……風呂入ったことないのか?」

女「うん。なにそれ」

男「えーっとなぁ……歯磨きの、体版だ」

女「……ふーん」


80 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 20:17:18 ID:x72tiz8I
女「ねぇねぇ、風呂ってやってみたい!」

男「でもまだよくわかんないだろ」

女「そうだけど?」

男(どうしよう……教えるわけにもいかない……)

女「……ねぇねぇ、お風呂って教えて」

男「……あーもーいいか。無心で教えよう」

女「やった!」

82 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 20:24:04 ID:x72tiz8I
女「わー!こんなとこあったんだ!すっごい綺麗!」

男「だろ。掃除もこまめにやってるからな」

女「ここでどうするの?」

男「とりあえずその服を脱げ」

女「なんで?」

男「服濡れたら困るし、服は別に洗うんだ」

女「それって『普通の事』なの?」

男「ああ。『普通の事』だ」

女「わかった!」


83 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 20:31:57 ID:x72tiz8I
女「よいしょ、よいしょ」

男(…………無心だ……悟りの境地へ……)

女「脱いだよ」

男「そうか。じゃあ風呂入るか」

男「お湯出してっと……」キュッ

女「………ふぉぉぉぉぉ!?あったかい!これあったかい!」

男「髪から洗うからなー、下向いて目閉じろ」

女「はーい!」


84 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 20:34:48 ID:x72tiz8I
男「どうだー」

女「気持ちいい!これ気持ちいい!」

男(ダメだ……セリフに流されるな……そうだ……無心……)

男(しかし……土気色とは言え綺麗な背中だ……年頃の娘だからな……)

男(否!ここで襲ってしまえばそこらに居るバカな人間と同等……踏ん張らねば)

女「ねーどうしたのー?」

男「なんでもないよ」


85 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 20:37:58 ID:x72tiz8I
男「で、このシャンプーをつけてゴシゴシと……」ワシャワシャ

女「おおお!?すごい!これすごい!」キャッキャッ

男「うおお!?きったな!垢が……ボロボロと……」

女「すごい!これすごいいいいい!!」

男「すげー!垢すげぇぇぇぇぇぇ!!」


86 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 20:43:28 ID:x72tiz8I
男「よ、よーし、次は…… 体だぞー……」

女「わーい!」

男「無心だぞ……自分……」

女「何言ってんの?」

男「なんでもない……このブラシをっと……」

女「ワクテカ」


87 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 20:48:35 ID:x72tiz8I
男「よっと………」コ゛シコ゛シ

女「お、おお~……ふぉぉ……」

女「……いたっ、もっと優しくやってよー……もう……」

男(セリフを改変するなよ自分……うん……このままの意味だから……)

男「はいはい……背中完了っと……」

女「次は前だね!」

男「………はぁ」


88 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 20:50:47 ID:x72tiz8I
男「はいはいじゃあ前洗うぞー」

女「うん」

男(……こいつ今14歳だっけ……)

男(……まぁ普通の人間みたいな反応はしないだろうし、無心でいけばいいか)

男「はいはい洗うぞー」

女「早くやってよ!」

男「わかってるって」

90 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 20:59:41 ID:x72tiz8I
男「こんな感じで洗うんだ。わかったか?」コ゛シコ゛シ

女「ふぉぉ!すごい!気持ちいい!」

男「うっわ汚い!すげぇ!」

女「すごいすごい!」

男「すげぇぇぇ!!」ワシャワシャ


91 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 21:03:59 ID:x72tiz8I
男「さて……全て洗ったが……」

女「どうしたのー?」

男(……残るは……股、か……)

男(どうするどうする!?これでちょっとでも反応したら俺最低すぎるぞ!)

男「そうだ……無心で……例え変な声あげたって普通に……」

女「まだー?」

男「よし!あ、洗うぞ!!」


92 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 21:13:15 ID:x72tiz8I
男「よーし……」コ゛シコ゛シ

女「んー……なんかここ変な感じー……」

男「気のせいだ」

女「でもさ……」

男「いいからいいから」コ゛シコ゛シ

女「ねぇ」

男「あーあーあー」コ゛シコ゛シ

男「はい出来ました」シ゛ャー

女「んー……?」


93 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 21:16:43 ID:x72tiz8I
男「ふー……どうだったお風呂」

女「すごかった!あのね、すごいんだよ!」

男「ふふ、そうか。わかったな」

女「それで……あれ、眠くなってきた」

男「ほらほら、ちゃんと歯磨きはして寝ろよ」

女「うん……」コ゛シコ゛シ


94 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 21:24:26 ID:x72tiz8I
男「ふぅ……寝たか」

女「Zzz」

男「……安心して抜ける」

女「Zzz……」

男「……………」



男「…………ふぅ」


95 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 21:36:32 ID:x72tiz8I
─朝─
男「………雨か」

女「ねぇねぇ、仕事は?」

男「今日は雨だからお休みだ」

女「雨だから休み?収容所だったら雨でも働いてたのに……」

男「……仕事したいか?」

女「うん!収容所は嫌だったけど、ここの仕事楽しいから!」

男「……うーん、そうだな。じゃあ家の仕事を教えてやる」

女「それって『普通の事』?」

男「そうだぞ」


96 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 21:49:37 ID:x72tiz8I
男「まず、洗濯」

女「せんたく?」

男「ああ、昨日洗った服あっただろ。それを風呂場にある洗濯機から出してくれ。」

女「せんたくき?」

男「これだ」ヒ゛シッ

女「おおー……ロボットの頭みたい……」

男「いやロボットの頭っぽいと言えば炊飯器だと思うけど……」


97 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 21:52:50 ID:x72tiz8I
男「開けて」

女「おおー!私の服すごい綺麗になってる!」

男「乾燥させてあるから全部出して」

女「うん!」スルスル

男「それで、全部居間に運ぶ」

女「はーい!」ヨイショ


98 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 21:57:38 ID:x72tiz8I
男「そして、上の服はこう。下の服はこうたたむ」

女「お、おお……」ハ゜タハ゜タ

男「違う違う……ズレてるからこうして…そうそう!うまいよ!」

女「すごーい!綺麗になった!」

男「今日はこれをやってから色々仕事教えてやるから、それで暇を潰すぞ」

女「はーい!」


99 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 22:05:28 ID:x72tiz8I
男「皿洗い!」
女「おー……」コ゛シコ゛シ

男「床掃除!」
女「ひー」ヒ゜カヒ゜カ

男「テレビ画面拭き!」
女「つるつる……」フキフキ

男「風呂掃除!」
女「うら!うら!」コ゛シコ゛シ


101 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 22:25:58 ID:x72tiz8I
男「いやー、すげーなお前。家事も全部マスターしたぞ」

女「家事って、お嫁さんのすることでしょ?」

男「お前、嫁は知ってるのか」

女「知ってる。優しい役人さんが教えてくれた」

女「でも、いなくなっちゃったんだって」

男「……そうか……」

男「……そうだ。この前言った、彼女ってやつを教えてやる」

女「ホント!?」


102 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 22:29:24 ID:x72tiz8I
男「彼女ってのはなぁ、お嫁さんの一歩手前の状態の女子のことだ」

女「ふーん」

男「でもなぜかお嫁さんになろうとすればするほど別れるものだ」

女「なんで?」

男「なんでかは俺もわからんけど、重いだとか、正直ない(笑)だとか言われたそうだ」

男「人間に興味は無いし知らんが、友達が言ってた」

女「なんでだろうね」

男「謎なんだ」


103 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 22:37:19 ID:x72tiz8I
男「でもな、なぜか結婚するとなかなか離れないものなんだ」

女「なんで?」

男「さぁ……それも謎なんだ」

女「謎だね」

男「まぁ、人間の心理など知ったこっちゃないが。お嫁さんになると離れづらくなるらしい」

女「謎だね」

男「謎だな」

女「ねぇねぇ、それだったらさ」

男「?」

女「お嫁さんになっていい?」

男「」フ゛ッ


104 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 22:42:38 ID:x72tiz8I
男「おおおおおお前、何言ってんだ!?」

女「だってさ、離れないものなんでしょ?だったら、私離れたくないもん。あなたと」

男「だぁほ!3年早い!」

女「3年経ったらいいの?」

男「うーん……3年経ったら考えてやる」

女「やった!」


105 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 22:47:10 ID:x72tiz8I
男「思ったんだけどよぉ、名前で呼んでいいんじゃないか?」

女「……それもそうだね。……男、君?」

男「女ちゃん」

女「……恥ずかしい……////」

男「それを言うな。俺だってちょっと我慢してんだから」

女「でも、悪くないね」

男「……それもそうだな」


106 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/04/26(木) 23:00:23 ID:x72tiz8I
男「ああー全く、ちょっと恥ずかしいしよ、もう寝るとしようか」

女「うん!」

男「おやすみ」

女「うん!」



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