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勇者「剣や魔法より銃の方が楽でいいよな」1/5



勇者「剣や魔法より銃の方が楽でいいよな」



1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 20:35:33.79 ID:e1BdRNau0
勇者「誤算だった」

僧侶「どうかされたんですか? 勇者様」

勇者「弾が重い。しんどい」

僧侶「はあ……わたしは銃のことはよくわかりませんけど、たいへんなんですねえ」

戦士「あたしが少し持ってやろうか?」

勇者「…………いや、いい。いくら体力があるっつっても女のお前に荷物持ちなんてさせられん」

魔法使い「何個くらい持ってきたのよ」

勇者「スラッグ100発と2種類のバックショットを200発ずつ、バードショット100発で合計600発だな」

魔法使い「……馬鹿じゃないの?」

勇者「そうかも」

魔法使い「荷物が重いのなんて出発前に、最初に背負った時点で気づくでしょうに」

勇者「いや、弾って撃てば減るじゃん? だんだん軽くなると思ったんだよ。でも思ったより減らなくてさ」

魔法使い「最初からそんなに持たなくても、途中でいくつかの町に立ち寄るのだから、足りなければそこで補給だってできるでしょう?」

勇者「だよなあ。しかもショットガンの弾ってのは特に重いんだよな。ははっ。……はぁ」




元スレ
勇者「剣や魔法より銃の方が楽でいいよな」





3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 20:37:19.53 ID:dKCThPUdO
ミリオタが一言



4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 20:37:31.29 ID:Fham3E4f0
期待age


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 20:38:15.62 ID:e1BdRNau0
戦士「兄ちゃんはたまにちょっと抜けてるときがあるからなー」

勇者「戦闘のたびにお前がアホみたいに剣を振り回しながら『うりゃあああー!』とか言って突っ込んでくから俺が撃てないってのもあるけどな」

戦士「なんだよあたしのせいかよー」

勇者「いやほぼ全て俺の自業自得だが、お前にもほんのちょびっとだけ関係があるかな」

戦士「あたしが邪魔で撃てなかったのってどれくらい?」

勇者「5発くらいかな」

戦士「じゃあさ、兄ちゃん。あたしが5個だけ持ってやるよ」

勇者「たいして変わらねえ!」

魔法使い「たいして変わらないということは、やっぱりほぼ全てあなたの自業自得ということね」

勇者「それはわかってるってばよ」

戦士「でもさあ兄ちゃん、その銃、強そうでかっこいいな」

勇者「おっ、わかるか? これ凄いんだぜ。チューブマガジンが2本ついてて、左右の切り替えができるんだ。
   敵の種類に応じて弾の種類も使い分けができるってわけさ」

魔法使い「その分さらに重くなるってことね」

勇者「いや……銃本体だけならそこまで重いわけでもないんだけど……」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 20:41:28.79 ID:e1BdRNau0
戦士「兄ちゃん、あそこにモンスターがいてこっちを見てる」

勇者「仲間になりたそうに……って雰囲気じゃねえな。よし戦闘だ」

戦士「よーしあたしの剣をくらえー! うりゃー!」ダッ!

勇者「だからそれのせいで俺が撃てねえっつーの! 
   ……まあ、この辺をうろついてるような雑魚が相手ならあいつひとりだけでもお釣りがくるくらいだろうけどさ」

魔法使い「魔法を使わなくて済むから楽でいいわね。銃を持つよりあの子を連れ歩いた方が楽だわ。ふふっ」



勇者「だからな、まずは俺の銃と魔法使いの攻撃魔法でダメージを与えて、とどめにお前の剣だ。その方が強いしかっこいいだろ?」

戦士「うん、わかった。兄ちゃんは抜けてるときもあるけど頭いいな」

勇者「ひとこと多いわ」グリグリ

戦士「やめろよー」アハハ

僧侶「うふっ。勇者様と戦士さんって仲がいいんですねっ」

勇者「まあな。こいつは俺にとって妹みたいなもんだからな」

僧侶「えっ? あの、今更聞くのも何ですけど、ご兄妹じゃなかったんですか?」

戦士「うん、あたしは兄ちゃんって呼んでるけど、本当の兄妹じゃないよ」


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 20:44:22.11 ID:e1BdRNau0
勇者「家が隣でさ、親同士も旧知の仲ってこともあって、こいつとは子供の頃から兄妹みたいに育ってきたんだ」

僧侶「幼馴染さんだったんですねっ」

勇者「そう。俺が剣術を習い始めた時も真似して剣術学校に入学してきたから、先輩後輩の間柄でもある」

戦士「今はあたしの方が剣では上だけどなー。にしし」

勇者「うるせえ。俺はその後魔法学校の方に移ったんだからしょうがねえだろ」

戦士「あの時はさびしかったなー。あたしはバカだから魔法なんて無理だし」

勇者「別に剣でお前に追い越されそうになったから逃げたわけじゃないんだからねっ。
   勇者たるもの剣も魔法も両方使えなきゃ話にならんみたいな風潮あるじゃん?
   伝説の勇者の末裔として期待に応えることを強いられてるみたいなとこあるじゃん? だからしかたなくだな」

戦士「わかってるよー」

勇者「んで、こっちの魔法使いが、魔法学校での俺の後輩ってわけだ。たまにこいつ俺のこと先輩って呼ぶときあんだろ。その頃の名残だな」

魔法使い「そうね。元々独学で学んではいたけれど、学校ではこの人の方が先輩だったから、一応。
      それで魔法でもわたしに敵わなくなったから、銃に逃げたというわけね?」

勇者「ちげーよ。銃は元々俺の趣味だ」

魔法使い「ふふっ、冗談よ。こう見えてもあなたのことは尊敬しているのよ。
      わたしには魔法しか無いけれど、あなたは魔法も剣も銃も、何でもできるのだから」

勇者「器用貧乏とも言うがな。ついでに言っておくと魔法使いも家はわりと近所だったから学校で会う前から一応知り合いではあったな」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 20:47:55.83 ID:e1BdRNau0
僧侶「なるほど、把握しましたっ。わたし以外は皆さん、ご近所さんだったんですねえ」

魔法使い「あなたもこれからわたしたちと寝食を共にする旅の仲間なのだから、幼馴染と変わらないくらい遠慮の無い関係になりたいものだわ」

僧侶「あっ、はいっ。わたしもそうなりたいと思ってますっ」

戦士「兄ちゃん、町が見えてきた」

勇者「ああ、やっと休めるな。魔法使い、疲れただろ。お前どっちかっつーとインドア派だし」

魔法使い「別に、これくらい平気だわ」

勇者「そうか。俺は疲れた」

魔法使い「町に着いたらまずは武器屋ね。余分な弾を売却するといいわ」

勇者「うん……銃ももっと軽いやつに買い換えるよ」


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 20:51:29.34 ID:e1BdRNau0
武器屋「いらっしゃい。おや、旅の人だね」

勇者「うん。この銃と弾を買い取ってもらって拳銃に換えたいんだけど」

武器屋「ほう、こいつは……凄いもんを持ってるな。拳銃でいいのかい?」

勇者「ああ。なるべく小さくて軽いやつがいいな」

武器屋「軽いのがいいならこれかな……ケルテックP32」

勇者「持ってみてもいいかな」

武器屋「どうぞ」

勇者「何これめっちゃ軽い」

武器屋「そいつは32口径なんだが、似たようなので380や9mmのもあるよ」

勇者「いや、この辺りの雑魚相手なら充分だろ。これを貰うよ。あとはこれに合うホルスターとスペアマガジンと、弾は50発あればいいかな」


勇者「お待たせ、買い換えてきたよ。裏のシューティングレンジで試し撃ちもしてきたから遅くなっちまった」

魔法使い「随分小さいのに変わったわね」

戦士「なんか弱そう。あんまりかっこよくないな」

僧侶「でもこれで楽になりますねっ」

勇者「だな。じゃあ今日は宿屋で休んで、明日の朝は早めに出発しよう。日が暮れる前に次の町に到着したいからな」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 20:55:37.25 ID:e1BdRNau0
勇者「弾が無くなっちゃった」

魔法使い「何をやってるのよ」

戦士「どしたん?」

勇者「弾切れ。試し撃ちで使いすぎたか」

魔法使い「軽い弾に変わったのだから多めに買っておけばいいのに」

勇者「しょうがないな、次に敵が現れたら魔法で戦うか。剣持ってないし」

戦士「兄ちゃん、モンスターが現れた」

勇者「よし、魔法使い、久しぶりにあれやろうぜ」

魔法使い「ええ、よくってよ。スーパーイナズマキックね」

勇者「やったことねえよそんなの。火炎魔法の同時攻撃だ」

魔法使い「はいはい、あれね」

僧侶「頑張ってくださいっ」

勇者「いくぞ!『火炎』!」ボウッ

魔法使い「『氷結』っ」シュワシュワシュワ


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 20:59:46.84 ID:e1BdRNau0
勇者「なんで打ち消しちゃうの!? 俺、火炎魔法って言ったよね!?」

魔法使い「そんなに怒らないで頂戴。ただのお茶目な悪戯じゃない」

勇者「時と場合をわきまえろ! 火炎だ火炎! もう一回やるぞ!」

戦士「兄ちゃん、モンスターがとまどった様子でこっちを見てる。もう斬りに行っていい?」

勇者「ごめんもうちょっと待って。ほら、いくぞ!『火炎』!」ボウッ

魔法使い「石破ラブラブ天驚拳!」ボウッ

勇者「おいなんだ今の」

魔法使い「ちゃんと火炎魔法をやったわ」

勇者「そうだけどさ」

魔法使い「別に魔法の名前を叫ばなくても使えるし」

勇者「そうだけどさ。……まあいいか」

戦士「兄ちゃん、モンスターが炭になった」

僧侶「やりましたねっ! 連戦連勝ですっ」

勇者「魔法だとちょっとオーバーキルだなあ。この辺の敵だと380ACPくらいがちょうどいいのかな」

戦士「えいっとどめだー」サクサク


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:03:07.50 ID:e1BdRNau0
勇者「次の町に着いたらまた拳銃を買おうかな」

僧侶「弾の補充だけじゃなくて、銃もですか?」

勇者「うん。もうちょっと威力があって弾がいっぱい入るやつ」

僧侶「町に着くたびに武器を買い換えて徐々に戦力アップしていくわけですねっ。伝説の勇者の物語みたいでかっこいいです」

勇者「それで、今持ってる方の銃は魔法使いに渡そうと思ってるんだけど、どうだ?」

魔法使い「わたしに?」

勇者「うん。魔力の節約になるから楽だし、この先、もしかしたら魔法を封じる力を持った敵が現れないとも限らないしさ」

魔法使い「そうね。じゃあ使わせてもらおうかしら。上手く扱えるかどうかわからないけれど」

勇者「んじゃ、そうしよう。小さい銃だから俺よりお前の手の方が合いそうだしな」

僧侶「魔法使いさんも戦力アップですねっ。なんだか羨ましいです」

勇者「僧侶も欲しいなら買ってあげるけど?」

僧侶「あ、はい……わたしは今のところ戦闘で全然お役に立ててないですけど、銃があれば少しは勇者様のお力になれるでしょうか?」

勇者「僧侶は回復魔法のスペシャリストだから、いてくれるだけでも充分助かってるけどな」

僧侶「はあ、でも、回復魔法も全然使ってませんし……」

勇者「誰も怪我しないもんなあ。でもまあこれからもっと強い敵が出てくればそういうわけにもいかなくなるかもしれんからな」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:07:51.90 ID:e1BdRNau0
僧侶「はいっ、その時はわたしにおまかせくださいっ」

勇者「うんうん。そう言ってくれると心強いよ。精神的な支えという面でも回復魔法の使い手の存在は大きいな」

魔法使い「おっぱいも大きいしね」

勇者「それは関係ねえ!」

僧侶「……///」カァァ

魔法使い「おっぱいでこの娘を仲間に選んだのではないの?」

勇者「んなわけねーだろ! そもそもメンバーの選択の基準がそれだったらなんでお前がこのパーティにいるんだよ」

魔法使い「失礼ね。大きいとは言えないけどわたしだってそれなりにはあるわよ」

勇者「そうなのか? 服の上からではよくわからんが、まったく何のふくらみも無いように見えるな」

魔法使い「あるって言ってるでしょう。それなりには」

勇者「それなり、ねえ……昔から一応たまにチラチラとさりげなく胸元を見てはいるんだが、
   お前って胸の大きさがわかるような服を全然着ないからよくわかんないんだよな」

戦士「魔法使いもあたしと同じくらいはあるよ」

勇者「見たのか?」

戦士「うん、見た。下着越しにだけど、僧侶のも見たよ。僧侶のはあたしの倍くらいあった」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:11:53.04 ID:e1BdRNau0
勇者「そうか……と言われてもお前の胸も服の上からたまにさりげなく凝視してる程度で、そんな正確に大きさを把握してるわけじゃないから
   それを基準に話されてもよくわからんな。子供の頃なら風呂で直接見たこともあったけどあの頃はつるぺったんだったし」

戦士「今はそれなりにあるよ」

勇者「それなりにか。よくわからんがまあいいか」

戦士「見せようか?」

勇者「えっマジで?」

戦士「うん、兄ちゃんになら見せてもいいよ」

魔法使い「興味津々ね。エロ勇者だわ」ボソ

勇者「ぐっ……やめとく。知り合ったばかりの僧侶にエロ勇者だとばれ、いや勘違いされたくないし」

僧侶「あっいえ、大丈夫ですよっ。勇者様が紳士なのはわかってますからっ」

勇者「そうそう、俺は紳士だからさ。なんだわかってるじゃないか。ははは」

魔法使い「……そうね。先輩は紳士だわ。本当に」

勇者「あとでこっそり見せてくれ」ヒソヒソ

戦士「うんわかった」

魔法使い「……聞こえてるわよ」


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:14:39.88 ID:e1BdRNau0
勇者「いや、何も言ってないよ? ……っと、なんか話が逸れちまったな」

魔法使い「あなたがおっぱいがどうとか言い出すからよ」

勇者「何の話だっけ。ああそうだ。戦士、お前にも拳銃買ってやろうか?」

戦士「なんか難しそうだし、あたしはいいよ。剣があるしさ」

勇者「難しくねえよ。それに剣より楽だぞ」

戦士「うーん……兄ちゃんがそう言うなら、使ってみてもいいけどさ」

勇者「気に入らなかったら売っちまえばいいし、ものは試しって言うだろ」

戦士「うん、わかったよ」

僧侶「勇者様と幼馴染なのに、戦士さんには銃の経験は無いんですねえ」

勇者「戦士の親父さんが暴発事故を恐れてこいつに銃を触らせたがらなかったからな。
   まあでもこいつもそろそろ大人になってきたし、正しい扱い方をちゃんと覚えれば大丈夫だろ」

僧侶「では、町に着いたらまた武器屋さんですねっ」


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:17:22.13 ID:M02gn4RC0
弾600発とか軽く20kg以上wwww


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:17:57.90 ID:e1BdRNau0
勇者「というわけで武器屋に来たわけだが。ここはけっこう品揃えがいいな」

武器屋「いらっしゃい。新鮮で活きのいい武器が揃ってるよ」

僧侶「ショーケースの中にいろんな拳銃が置いてありますねっ」

戦士「あっこれかっこいい。兄ちゃん、あたしこれがいいな」

勇者「どれ? ってスーパーブラックホークかよ。初心者が44マグナムとか無茶だろ常識的に考えて」

戦士「これは難しいの?」

勇者「操作は別に難しくないけどさ。慣れないうちから反動が強すぎる銃を使うと変な癖がついたりするからな」

戦士「うーん、じゃあどれにしようかなー」

勇者「いや待て、最初は44スペシャルでも使わせとけばいいのか。こいつなら腕力もあるしな……いいぜ、戦士。これ買ってやるよ」

戦士「ほんと? やった。にしし」

勇者「なんだよ、剣があるからいいやとか言ってたわりには嬉しそうじゃん」

戦士「この銃かっこいいから欲しくなった。兄ちゃんありがとう」

魔法使い「相変わらず、かわいい妹分には優しいのね」

勇者「優しいっつーか甘いよな。それはわかってるんだが……というか、実は俺もこのスーパーブラックホークって大好きだったりするんだよな」
   
戦士「だよなーかっこいいよなー。スーパーブラックホークか。名前もかっこいいな。あたしにぴったりだ」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:21:46.42 ID:e1BdRNau0
勇者「うむ。力強さと豪快さを感じさせつつもコルトSAA譲りの曲線を多用したデザインによってどこか女性的な艶かしさも醸し出している……
   そのあたり、戦士に似合ってるかもしれん」

戦士「じゃあさ、兄ちゃんもこれにしなよ。あたしとお揃いだ」

勇者「お前とお揃いの銃か? それはそれで魅力的な提案ではあるが、俺は俺で他に買おうと思ってたのがあってな」

戦士「そっか、ならしょうがないな。兄ちゃんはどの銃が欲しいの?」

勇者「いや、特にこれってのはなくてダブルカラムマガジンの9mmオートで重過ぎないやつなら何でもいいんだけど」

魔法使い「あまり高いのは駄目よ? まだ先は長いのだから、お金を使いすぎないようにしないと」

勇者「そうか? じゃあ安いやつでいいや」

武器屋「ふむ。それならスタームルガーのP95かスミス&ウェッソンのシグマあたりでどうだい。30000Gでいいよ」

勇者「おっ、安いな。うん、まあそのあたりで充分か。じゃあP95の方で。スペアのマガジンもひとつ」

魔法使い「30000Gが安い……!? わたしは3000Gの魔道書を買うのにも1週間悩んだというのに……」

勇者「相変わらずの貧乏性だなあ。金ってのは使うためにあるんだぞ」

武器屋「スーパーブラックホークの方は60000Gだけど、予算の方は大丈夫かい」

魔法使い「6、6、60000……」ガクブル

武器屋「……あ、いや、旅の途中なら何かと入用だろうし、安くしとこっかなー……はは……じゃあ57000で……」


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:25:38.96 ID:e1BdRNau0
戦士「なーなー兄ちゃん、金足りないの?」

勇者「いや、それくらい大丈夫だから……そんな心配そうな顔すんなって」

戦士「そっか、よかった。兄ちゃんの銃ってどんなの?」

武器屋「ほら、これだよ」

戦士「なんかのっぺりしてて地味だなあ」

勇者「このへんはまだ敵も小物が多いから、
   でかい銃よりこういう普通サイズで適度な威力があって装弾数が多い銃の方が使い勝手がいいんだよ」

武器屋「他にも買っていくかい?」

勇者「魔法使いには俺の銃を渡すから、あとは僧侶の銃だな」

僧侶「はいっ、あの、わたしはどれを買えばいいかわからないので、勇者様に選んでいただきたいんですがっ」

勇者「ああ、いいよ。と言うか最初からお前らに自由に選ばせる気なんか無かったよ……銃のこと何も知らないんだから」

僧侶「そうだったんですかっ。そうですよね。えへへ」

勇者「こっちのバカはもう自分で勝手に選んじゃったから別にいいけどさ。僧侶には練習も兼ねてってことで22口径のリボルバーでも買おうか。
   リボルバーなら操作が簡単で覚えやすくてミスもしにくいし、初めて持つなら反動が小さい銃の方が恐怖心を抱かなくて済むし。
   上手く扱えるようになったらもっと戦闘力が高い銃に買い換えてやるよ」

僧侶「はいっ、おまかせしますっ」


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:28:52.31 ID:e1BdRNau0
勇者「というわけで親父さん、そういう用途の拳銃が欲しいんだけど」

武器屋「シングルアクションでもいいかい?」

勇者「いいよ」

武器屋「だったらこれでどうかな。ヘリテイジ・ラフライダー。これなら18000……16000でいいよ」

勇者「ああ、それでいい。あとはホルスターと弾と……銃の手入れに使う道具とかはしばらくは俺のを使わせればいいか。
   44スペシャルって置いてる?」

武器屋「あるよ。180グレインのホローポイントだけだがね」

勇者「よかった。それと9mmパラベラムと、22ロングライフルと…………これで全部……か?」

魔法使い「先輩」クイクイ

勇者「ん、何だ?」

魔法使い「わたしの弾も買ってくれた?」

勇者「あ。それだ。忘れてた。32ACPも買わなきゃ」

魔法使い「やっぱり……」

勇者「ごめんごめん。銃と弾をセットで考えてたから気づかなかった」

魔法使い「わたしのことなんてどうでもいいと思ってるから忘れてたんだわ」

勇者「違うって」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:30:40.70 ID:AB+Ozkum0
この僧侶銃持ったら性格変わりそう


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/03/20(火) 21:33:57.22 ID:QZ+L0nBX0
>>33
僧侶「射線上に入るなって……」


 

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:31:10.76 ID:e1BdRNau0
魔法使い「でも、こんなに買ってお金の方は大丈夫なのかしら」

勇者「ああ、この程度なら全然問題ない。必要経費として王様が資金を必要以上にくれたから、余程の無駄遣いでもしない限り
   足りなくなることなんてないよ。それでも万一足りなかったらってことも考えて一応自分の金も少し持ってきたしな」

魔法使い「それならいいけれど……あなたの場合、欲しい銃があったら後先考えずに買い込んでしまいそうで心配だわ」

勇者「いや……俺だって公私の区別はそれなりにつけてるから大丈夫だよ……」

魔法使い「それなりに、ね」

勇者「それなりにな」



勇者「さて、明日の予定だけど、午前中は射撃の練習を少しやって、午後からは休養にしよう。で、もう一泊して、出発は明後日だ」

僧侶「さっき武器屋さんで教えていただいた射撃場跡に行くわけですねっ」

勇者「ああ。まあ練習っつっても基本的な銃の扱い方を覚える程度で、あとは練習を兼ねた実戦って感じで
   その辺をうろついてる雑魚モンスターに練習相手になってもらうことになると思うけどな」

戦士「楽しみだなー。早く撃ってみたい」

勇者(全員に銃を持たせてると先輩面できてなんか楽しい)

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:33:16.20 ID:e1BdRNau0
魔法使い「というわけで町外れの射撃場跡に来たわけだけれど」

勇者「うん」

魔法使い「さっそく練習? それともおっぱいの話でもする?」

勇者「なんでやねん」

魔法使い「あなたは銃とおっぱいが好きでしょう?」

勇者「いやそりゃ両方とも好きだけどさ」

魔法使い「そんなにいいものなのかしらね。わたしにはよくわからないわ」

勇者「どっちが?」

魔法使い「両方」

勇者「まああれだ。銃とおっぱいは男のロマンだからな。女にはわからんだろう」

魔法使い「銃とおっぱいでひとつだけ選ぶとしたらどっちが好き?」

勇者「おっぱい」

魔法使い「ふむ」

勇者「いや、比べるようなもんじゃないだろ」

魔法使い「即答してから言われても」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:36:28.73 ID:e1BdRNau0
勇者「っていうか下ネタとかやめようよ」

魔法使い「おっぱいは上半身にあるから下ネタじゃないわ」

勇者「おっぱいの話で下半身が反応しちゃうんだから下ネタだろ」

魔法使い「反応しちゃったの?」

勇者「……まあ、少しだけな。女の子の口からおっぱいとかいう言葉を出されるとどうしてもな」

魔法使い「そういえば昨日もおっぱいの話をしたけれど、あの後、戦士に見せてもらったの?」

勇者「んなことしてねーよ。あれは冗談だって」

魔法使い「戦士の方は見せる気でいたのではないの?」

勇者「あいつはバカだからそんなもん、言ってから5分で忘れてるって」

魔法使い「それもそうね」

戦士「なーなー兄ちゃん、早く撃ちたい。何の話してんの?」

勇者「ああすまん。男のロマンについて、ちょっとな」

戦士「男のロマンか。かっこいいな」

勇者「だろ。じゃあ始めるか。まずは銃の安全な取り扱い方、次に個別の銃の操作方法、その後に構え方や狙いのつけ方を説明するからな」

僧侶「はいっ。よろしくお願いしますっ」


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:39:55.10 ID:e1BdRNau0
勇者「……と、これでひと通り全部教えたかな。じゃあ実際にやってみようか。戦士、お前からだ」

戦士「よーし、撃つぞー。まずは弾を入れてっと」カチャカチャ

勇者「その銃は44マグナムという強力な弾も使えるんだが、まずはその44スペシャルで反動に慣れてからだ。
   充分に使いこなせるようになったと俺が判断したら、強い方の弾も使わせてやるよ」

戦士「いつかは封印が解かれて真の力を見せる時が来るってわけか。かっこいいな」

勇者「そいつはマグナムと比べれば弱装だが、そうは言っても大口径だからな。
   ビビッて発射の瞬間に銃口を下げちまう癖がつかないように気をつけろよ。当たらなくなるからな」

戦士「あたしは勇気があるから大丈夫なんじゃないかなー。弾入れたよ」

勇者「よし、じゃあ教えた通りに撃ってみろ」

戦士「ハンマーを起こして、」チャキッ 「トリガーを……」

パン!

戦士「おー、なんか面白い。ビシッときた」

僧侶「わっ、真ん中に近いところに当たりましたっ。すごいですっ」

勇者「まあ動かない的だし弾痕が見える程度の近距離だからな。でもいい感じだぞ」

戦士「ちょっと上だったな。もう少し下を狙った方がいいのか」

勇者「いや、狙う場所はそのままでいい。どこに当たるかより何発撃っても同じような所に当たるかの方が大事なんだ。
   その銃にはアジャスタブルサイトがついてるから、狙点と着弾点とのずれは後でサイトの方で調整すればいい」


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:42:50.45 ID:e1BdRNau0
戦士「そっか、じゃあ」チャキッ 「同じところを狙って、……」

パン!

勇者「今度はちょい左か。いいぞ、思ったよりちゃんと撃ててるな」

戦士「そう? えへへ」チャキッ

パン!

勇者「うん、いいな」

チャキッ  パン!

勇者「ふむ、なかなか」

チャキッ  パン!

勇者「……っていうか上手いなお前! 本当に初めてか!?」

戦士「初めてだけど、簡単だよこんなの。このへこみとこのでっぱりと的を合わせてトリガーを引くだけだろ?」チャキッ

勇者「まあ言葉で言えばそれだけなんだが……
   うーむ、腕力があって銃の動揺を制御しやすいからなのか、剣士ならではの集中力によるものなのか……」

戦士「兄ちゃんより上手いかもなー」パン!

勇者「おいこら調子乗んな。さすがに今日初めて銃を握ったお前に負けたら立つ瀬が無いわ!」


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:46:22.80 ID:e1BdRNau0
戦士「じゃあ兄ちゃんの方がすごいってところを見せてよ」

勇者「いいだろう。公平を期すためにお前の銃を使うぞ」カチャカチャ

チャキッ パン! チャキッ パン! チャキッ パン! チャキッ パン! チャキッ パン!

僧侶「凄いですっ。全部同じところに当たってますっ」

戦士「やっぱり兄ちゃんはすごいなあ」

勇者「当たり前だ、年季が違うわ。それにこの銃は使い慣れてるしな」チャキッ パン!

戦士「あれ? 兄ちゃんも同じ銃持ってんの?」

勇者「持ってるよ。家に置いてきたけど。お前にも見せたことあるんだけどな、まあ憶えてないか。
   あの頃のお前は銃に興味なんか無かったしな」カチャカチャ

戦士「んん? 見たかなあ? 昔?」

勇者「わりと最近。つってももう半年くらい前になるのか」

戦士「……あー、見た見た。憶えてる。これと同じだった」

勇者「ほんとに思い出したのか? お前記憶力無いからなあ」

戦士「憶えてるよー。そうそう、武器屋でこれを見たとき、なんか懐かしい感じがしたんだよ」

勇者「懐かしいっつっても半年前だが……さっきまで忘れてたじゃん」


45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:48:39.85 ID:e1BdRNau0
戦士「ほんとだって。その時のこと憶えてたから、この銃を見たときにフッと、兄ちゃんの面影が……」

勇者「おいやめろ死んじゃった人みたいに言うな。つーかその時隣に俺いただろ。本人いただろ」

戦士「この銃からフッと、兄ちゃんの懐かしい匂いがしたような」

勇者「しねーよ。匂いとか言うなきもい。隣に本人いたんだから俺の匂いだろそれ。って俺そんなに体臭きつくないよね!?」

戦士「加齢臭が」

勇者「そんな歳じゃねえ! 武器屋の親父の匂いだろそれ!」

魔法使い「ふふっ」

勇者「おいそこ笑うな。……そういやお前やけに静かだな。初めて銃撃つから緊張してんのか?」

魔法使い「まさか。これよりもっと凄い攻撃魔法を使えるのよ。こんなの全然平気だわ」

勇者「ん、まあそりゃそうか。じゃあ戦士はそのまま練習してろ。魔法使いも隣の的を撃ってみよう」

魔法使い「わかったわ。まずこのマガジンに弾を入れるのね」


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:51:33.15 ID:e1BdRNau0
勇者「マガジンが2つあるから俺も弾込めんの手伝ってやるよ」カチャカチャ

魔法使い「ええ、お願い。……思ったよりばねが硬いわね」カチャカチャ

勇者「そうか? お前、力無いもんなあ」

魔法使い「別に平気よこれくらい。予想より硬いと思っただけよ。あなたのおちんちんより硬いわ」

勇者「触ったことねーだろ! 下ネタはやめろ!」

魔法使い「マガジンを入れ……挿入して、スライドを引いて」ジャキッ

勇者「なんで言い直したの? よし、構えて」

魔法使い「こうして銃を握ってみると、なんだか興奮するわね」

勇者「興奮て。武器を持たせちゃいけないタイプの人か」

魔法使い「だって、この銃は前にあなたが使ってたものでしょう? このグリップをあなたも握っていたのよね。
      それと同じ手で、夜は自分のおちんちんをにぎにぎしていたのかと思うと」

勇者「さすがに下品すぎるわ! 必死に聞こえないフリして視線を泳がしてる僧侶がかわいそう!」

僧侶「……///」カァァ

魔法使い「これって間接手コk」

勇者「駄目! それ以上言っちゃ駄目! つーかお前みたいな美人さんに下ネタ言われてもギャップがありすぎて笑えねえんだよ!」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:54:02.23 ID:e1BdRNau0
魔法使い「もう撃っていいのかしら」

勇者「……はい。どうぞ」

パン!

魔法使い「どこに当たったのかしら」

勇者「左下の端の方だな」

魔法使い「あんなところ……ちゃんと真ん中を狙ったのに」

勇者「最初はそんなもんだよ。戦士が上手すぎるだけで。まずは銃を撃つことに慣れていこう。ただし1発ずつ丁寧に、当てるという意識を持って」

魔法使い「わかったわ」

勇者「お前の銃はオートマチックだけど、操作の方はもう大丈夫だよな。お前頭いいし」

魔法使い「ええ。あなたが使うところを見ていたし、取扱説明書も熟読したから大丈夫だわ」

勇者「んじゃ、俺は僧侶の方を見とくから、用意した弾を全部撃つまでそのまま続けといて」

魔法使い「ええ、わかったわ」

僧侶「よろしくおねがいしますっ」


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:55:51.64 ID:e1BdRNau0
勇者「そうそう、その調子だ」

僧侶「はいっ。最初は銃の重さにちょっとびっくりしましたけど、だんだん慣れてきましたっ」

勇者「けっこう腕の力はあるのかな。構え方もわりと様になってて素人臭さがあまり無いし、なんつーか、体を使うセンスみたいなもんがあるのか」

僧侶「はい、こう見えても勇者様のお供として魔王討伐の任務を帯びたパーティのメンバーですからっ」

勇者「ふむ。これなら38口径のダブルアクションくらい持たせてやっても良さそうだ。まあまだ先の話だが」

魔法使い「先輩」

勇者「ん、どうした?」

魔法使い「腕が疲れてしまったわ。少し休憩してもいいかしら」

勇者「ああ、じゃあ向こうで座って少し休もうか。俺も喋りっぱなして喉が渇いた。僧侶も疲れたら休めよ」

僧侶「はいっ」

戦士「銃おもしれー。アハハ」パン!

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 21:58:52.50 ID:e1BdRNau0
勇者「ほれ、飲み物」

魔法使い「ありがとう。……なかなか上手くいかないものね。弾の当たる位置がばらばらだわ。向いてないのかしら」

勇者「いや、お前の銃は軽くて小さいしな。銃ってのはある程度の重さがあった方が手ぶれの影響を受けにくくて狙いやすいんだ。
   それに戦士が使ってるようなやつとは銃身の長さが全然違うだろ。その分前後のサイトの間隔も変わってくるからな。
   照準線長が長い方が正確な照準になりやすいのは理屈で考えればわかるだろ」

魔法使い「そうね。それはわかるわ」

勇者「お前の銃はとにかく軽く小さく作ってある、いわゆるコンシールドキャリーガンってやつだな。
   携帯性が最優先の設計だから持ち運びには便利だけど、もう少し大きくて重いのでもよければ
   もっとよく当たるやつに買い換えてやってもいいぞ」

魔法使い「そうね……もっと強い敵が出る地域に行く時はそうしてもらおうかしら。今は軽い銃の方が楽でいいわ」

勇者「そっか」

魔法使い「あなたがにぎにぎしていた銃だしね。ふふ」

勇者「よし、そこまでだ。それ以上言うな」

魔法使い「今夜は拳銃のグリップに残ったあなたの匂いを嗅ぎながらオナニーしまくりよ!」

勇者「火薬の匂いしかしねーよ! つーか下品にも程がある! 下ネタ禁止!」

魔法使い「ふふっ」


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 22:01:48.04 ID:e1BdRNau0
勇者「いや、冗談はともかく、銃を玩具にするのはマジでやめとけよ。人間ってありえないような勘違いを普通にやっちまう生き物なんだから、
   弾が入ってないと思い込んでたら実は入ってて、自分の頭を撃ちぬいちまったなんて事故はよくあることなんだからな」

魔法使い「わかってるわよ。必要な時以外はちゃんとしまっておくわ」

勇者「うん。指先をちょいっと動かすだけで人を殺せる武器なんだってことを忘れずにな」

魔法使い「でも銃はしまっておくけどオナニーはするわよ!」

勇者「それはもうご自由にどうぞ! そこまで止める権利は俺にはねえ!」

魔法使い「あなただってにぎにぎしてるものね」

勇者「にぎにぎっつーか、どっちかと言うとしこしこかなって何言わせるんだよこのエロ魔法使いが」

魔法使い「あら、わたしの認識は間違っていたようね。次からは気をつけるわ」

勇者「いいよそんなんどっちでもよー。……なあ、ほんとにそういうエロいこと言うのやめない?」

魔法使い「そんなのわたしの勝手だわ」

勇者「あのさあ、俺だって男なんだよ」

魔法使い「知ってるわ。でも一応確認しておいた方がいいかしら。ちょっとおちんちんがあるかどうか見せて頂戴」

勇者「だーかーらーそういうのやめようよーお前は黙って座ってれば清楚な美少女って感じなんだからさー」


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 22:04:11.14 ID:e1BdRNau0
魔法使い「どうして駄目なのよ。あなただってエロいの好きでしょう?」

勇者「好きだよそりゃ。だから駄目なんだってばよ。俺にだって性欲ってものがあってだな」

魔法使い「それも知ってるわ。だから毎日にぎにぎ……ごめんなさい、しこしこしてるのでしょう?」

勇者「毎日じゃねーよ」

魔法使い「でも1日休んだら次の日は2回するでしょう?」

勇者「なんで知ってるんだよ!」

魔法使い「いえ、なんとなくそうかなと思って。そう、2回することもあるのね」

勇者「ハメられた! ちくしょう!」

魔法使い「男の場合は普通掘られたって言わない?」

勇者「駄目だ話進まねえ」

魔法使い「進まないというか、おちんちんの話しかしてないわよね」

勇者「他人事みたいに言うな! 全部お前のせいだ!」

戦士「なーなー、兄ちゃん」

勇者「ん、なんだ戦士」


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 22:07:05.86 ID:e1BdRNau0
戦士「弾なくなった」

勇者「そっか、じゃあお前の練習は終わりな。そこに置いてある弾は本番用だから」

戦士「もっと撃ちたいなー」

勇者「なんだよ、そんなに銃が気に入ったのか? じゃあ弾は後でまた買ってやるから、それ全部撃ってこい」

戦士「やった。にしし」

勇者「もう扱いには慣れてきたと思うけど、気をつけてな。慣れて油断が出てきた時が一番危ないから」

戦士「はーい。じゃ、行ってくる」

勇者「おう」

魔法使い「戦士って無邪気で可愛いわね」

勇者「お前とは大違いだな」

魔法使い「あら、わたしは可愛くない?」

勇者「……可愛いよ。だから困ってんの」

魔法使い「つまり、その可愛いわたしにエロいことを言われたりするとついムラムラして襲ってしまいかねないから自重してくれってことよね」

勇者「わかってんじゃねーか! そこまでわかってるなら話早えよ!」


60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 22:10:39.81 ID:e1BdRNau0
魔法使い「襲えばいいじゃない。わたしはかまわないわ。だってわたし、あなたが好きだもの。
      もしかして気づいてなかった? 物語に出てくるような鈍感主人公気取り?」

勇者「……いや、薄々気づいてはいたけどさ」

魔法使い「あら、知ってたのね。いつ頃から気づいていたのかしら」

勇者「そうだな。魔法学校にいた頃、お前が俺を校舎裏に呼び出して、真っ赤な顔して涙目になりながら
   『先輩、わたし先輩が好きです』って告白してきた時からかな」

魔法使い「へえ、たったそれだけのヒントでわたしの気持ちを見抜いてしまうなんてなかなか鋭いわね、先輩は」

勇者「だろ? それ聞いて俺も『あれっ? もしかしてこの子、俺に気があるっぽくね? ひょっとして脈アリ?』なんて……いてっ、蹴るなよ」

魔法使い「調子に乗らないで頂戴。白々しいのよ。わたしがどれだけの勇気を振り絞って一大決心をしてあなたに想いを伝えたのか、
      想像もできないほど鈍感なわけでもないでしょうに」

勇者「……それはまあ、わかるよ。お前のあんな顔見たの初めてだったし。だから俺もすごく嬉しかった」

魔法使い「そういえばまだその時の返事を聞いてないような気がするのだけど」

勇者「返事はしただろ」

魔法使い「『嬉しいけど、今は勇者として誇れるだけの力を身につけることに専念したいんだ。
      だからこの話はしばらく保留ってことにしてくれないか(キリッ』だったかしら。してないじゃない。
      白々しい嘘をついて答えを引き延ばしただけだわ」

勇者「嘘じゃねえよ。それが理由の全てってわけでもないけどさ」


61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 22:15:05.86 ID:e1BdRNau0
魔法使い「他の理由についてはだいたいわかるからそれはいいわ。それで、どうなの?
      そろそろ返事を聞かせて頂戴。あなたの言う通りにずっと待っていたのだから。
      それともあれは体のいい断り文句で、馬鹿正直に言葉通りに捉えて返事を待っていたわたしが愚かだったのかしら」

勇者「いや、それなら待ってろなんて言わないし、そこは言葉通りでいいよ。でもなあ……今すぐじゃないと駄目か?」

魔法使い「またそれ? ……いつまで待てばあなたの答えを聞けるのかしら。それくらいは教えて貰いたいところね」

勇者「答えじゃなくて、お前とつきあうのが。今すぐじゃなくて、この旅が終わってからとかじゃ駄目か?」

魔法使い「それまで待ってればわたしとつきあってくれるの?」

勇者「うん」

魔法使い「恋愛的な意味で?」

勇者「恋愛的な意味で。俺だってお前のこと好きだもん」

魔法使い「そう……ふふ、そうね。あなたもわたしが好き。ふふ、まあ知ってたけど。うふふふふ」

勇者「だからもうちょっと待っててくれよ。な」

魔法使い「『今は魔王討伐の任務に専念したいんだ(キリッ』ということ?」

勇者「そのキリッってのをやめろ。……まあでも理由の半分はそういうことだよ。今おまえと恋仲になんてなっちまったら
   魔王討伐なんかより夢中になってお前に溺れちまいそうだからさ。俺だってずっとお前が大好きだったんだから」

魔法使い「そう? ……そうかもしれないわね。ふふ」


63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 22:17:46.84 ID:e1BdRNau0
勇者「あとの半分は、パーティの空気というか、チームワークの問題だな」

魔法使い「……そうね。戦士はあなたに懐いてるから」

勇者「うん。自惚れてるようなこと言うけどさ、俺とお前がイチャイチャしながら旅してたらあいつは面白くないだろうし。
   ムードメーカー的存在のあいつが凹んじまったらどうなることかと考えるとなあ……。
   僧侶だって、勇者一行の一員として勇んで参加してきてくれてるのに、その勇者が他のメンバーとイチャコラしてるのを
   旅の間中延々と見せつけられてたらいい気持ちはしないっつーか、モチベーションだだ下がりだろ。
   パーティ全体の士気に関わる問題なんだよこれは」

魔法使い「そうね……それは、そうだわ。わかったわよ。待つわ」

勇者「わかってくれたか。まあ俺も悪かったよ。お前に対する気持ち、ちゃんと言葉で伝えてなかったしな」

魔法使い「本当。随分待たせてくれたわね。その分のペナルティとして、
      旅が終わってからではなくて魔王を倒した時からイチャラブ解禁ということにして貰おうかしら」

勇者「……それなら少なくとも任務への悪影響は無いか。帰り道での戦士や僧侶の視線が怖いけど」

魔法使い「打倒魔王のご褒美をその場で貰えるとなれば、わたしのモチベーションも上がるわ」

勇者「俺にとってもご褒美だけどな。じゃ、そうするか。……そういうことで、これからもよろしくな」

魔法使い「ええ。わがままを言ってごめんなさい」

勇者「いいよ」


65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 22:19:39.90 ID:e1BdRNau0
魔法使い「なんだか湿っぽい話になってしまったわね」

勇者「湿っぽい話ではなかっただろ。軽くシリアスムードではあったけど」

魔法使い「下着が湿っぽくなるような話だったわ」

勇者「下ネタ言うのをやめる気はねーのな」

魔法使い「交際の約束は取りつけたからもうエロいことを言ってあなたを誘惑する必要は無くなったけど、つい癖で」

勇者「おい待て、あれわざとやってたのか」

魔法使い「どうかしら。ただのエロ魔法使いなのかも。ふふっ」

勇者「まったく……ふぅ」

魔法使い「賢者モード?」

勇者「違うわ! ため息くらいつかせろ!」

魔法使い「ふふっ」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 22:21:22.30 ID:e1BdRNau0
僧侶「さて、銃の練習が終わって、火薬で汚れた銃の手入れも済んだわけですがっ」

魔法使い「宿に戻って、今日はもう休養モードね」

勇者「みんなは先に宿に戻っててくれ。戦士が弾を全部使っちまったんで俺は武器屋に行って買ってくるから」

戦士「ごめんな、兄ちゃん。あたしも行くよ」

勇者「ん、そうか。じゃあ2人は先に宿屋に……」

僧侶「あっあのっ、わたしも買いたいものがあるのでちょっと寄り道してから帰ってもいいですか?」

勇者「いいけど、町の中だって安全な場所ばかりとは限らないから、危なそうな雰囲気のところには近づかないように気をつけろよ。
   チンピラだかゴロツキみたいな輩にからまれて『へっへっへっ、姉ちゃん、ちょっとつきあえや~』とか言われて
   連れて行かれそうになったところに俺が駆けつけて助けだすとかいうのはめんどくさいから」

僧侶「はいっ、気をつけますっ」

魔法使い「わたしも僧侶につきあうから大丈夫よ」

勇者「そっか、お前が一緒なら心配はいらないな。並みのモンスターなら攻撃魔法の一撃で吹っ飛ばせるくらいの力はあるし。
   というかぶっちゃけ俺より強いし。んじゃ二手に分かれて後から宿屋で合流して、それから昼飯にしよう」

魔法使い「わかったわ。僧侶、行きましょう」

僧侶「はいっ。すみません、つきあってもらっちゃって」

魔法使い「気にしなくていいわ」

勇者「はぐれないように気をつけろよ」


68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 22:24:33.32 ID:e1BdRNau0
魔法使い「はぐれてしまったわ」キョロキョロ

魔法使い「僧侶はどこに行ってしまったのかしら。危なそうな場所に入っていったりしてなければいいのだけど」

魔法使い「こういうときは……どうすればいいのかしら」

魔法使い「ふむ。まずは危なそうな場所を探してみて、そこにいなければとりあえずは僧侶の身に危険は無いということよね。
      わたしって頭がいいわ」トコトコ



僧侶「魔法使いさんとはぐれてしまいました~」キョロキョロ

僧侶「どこに行ってしまったんでしょうか……」

男「おう、姉ちゃん。どうしたんだいキョロキョロして」

僧侶「(このチンピラさんかゴロツキさんっぽい人に聞いてみましょうか)はい、ちょっとはぐれてしまって、人を探してるんですがっ」

男「そういやこの辺じゃ見かけない顔したやつをさっき見たような気がするなあ」

僧侶「そうなんですかっ。あのっ、黒っぽい服を着た、わたしと同じくらいの背丈の女性なんですがっ」

男「ああそいつだ。向こうの方で見たぜ。案内してやろうか」

僧侶「ありがとうございますっ。お願いしますっ(見た目はあれですけどいい人でしたっ。よかったです)」


71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 22:27:48.55 ID:e1BdRNau0
僧侶「あの……どこまで行くんでしょうか。なんだかこういう裏路地は危険な雰囲気のような気がするので、
   あまり通らない方がいいような気がするんですが」

男「あ? 心配すんなって。この辺りは俺の庭みたいなもんさ」

僧侶「そうなんですかっ。少し安心しましたっ。このへんでは悪い人に襲われたりするようなことはあまり無いんでしょうか?」

男「俺は襲われたことないなあ」

僧侶「そうなんですかっ。それなら大丈夫ですねっ」

男「どっちかっつーと襲う側の人間だしな」ニヤニヤ

僧侶「えっ?」

男「へっへっへっ。姉ちゃん、ちょっと俺につきあえや」グイッ

僧侶「えっ? えっ? ゆ、勇者様が言ってたのと同じ状況になっちゃいましたっ」

男「へへっ。ここなら少々悲鳴を上げようが誰も助けに来ねえぜ……おっと、いい乳してんじゃねえか! 姉ちゃんよぉ」モニュッ

僧侶「きゃあっ!? や、やめてくださいっ。そんな不埒な行いは神にゆ、許されませんっ」

男「いいからこっちへ……なんだ、お前、神官かなんかか?」モニュモニュ

僧侶「はっはいっ、このあからさまに僧侶っぽい服装を見ればわかる通り、神に仕える身ですっ。ひゃんっ!」

男「そうかそうか、じゃあ神に祈るんだな、助けてくださいってな。まあ神様だってこの乳見たらフルボッキだろうさ。
  『これ人間よ。後でわしにも揉ませなさい』ってな! ぎゃはは、ほらこっち来いよ。たっぷり可愛がってやるからよぉ」モニュモニュグニグニ


72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 22:30:53.00 ID:e1BdRNau0
僧侶「くっ……神への冒涜です……あんっ! 取り消してくださいっ……やんっ!」

男「へへっ……たまんねえ。もうここで素っ裸に引ん剥いてヤッちまうか……ん? なんだこいつ、銃なんか下げてやがる」

僧侶(そうだ、銃!)サッ

男「くそっ、こいつ抜きやがった!」バッ


パン!


男「ぐっ……腕が……」チャリン

僧侶「はぁ、はぁ……ナイフなんか持ってたんですかっ。それで罪のない善良な人々を脅して金品を巻き上げたりしてる人だったんですねっ」

男「くそっ……!」

僧侶「動かないでくださいっ。こう見えてもわたしは数々のモンスターと戦ってきたパーティの一員ですっ。
   攻撃の意思を見せれば容赦なくもう1発撃ちますよっ」

男「くそ……わかったよ……」

僧侶「他にも武器を持ってるなら捨ててくださいっ」

男「他には持ってねえよ……へへ、股間のマグナムならあるけどよ」

僧侶「マグナム……? よくわかりませんが、それも出してくださいっ」

男「えっ、出していいのか?」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 22:33:44.70 ID:e1BdRNau0
僧侶「?」

男「……わかってないようだから言うけどよ……股間のマグナムってチンコのことだぞ」

僧侶「チ、チン……/// そ、それはいいです。しまっといてください」

男「もういいだろ……もう何もしやしねえから……腕の手当てをさせてくれ……くそっ、痛え」

僧侶「あとで回復魔法をかけてあげます。ですがその前に、不埒な行いと神への冒涜を謝罪してくださいっ」

男「わ、わかった。不埒なことをしてすみませんでした。神様ごめんなさい」

僧侶「本当に心から謝罪していますか? まあいいです。ではこれからわたしが、神の偉大さについて手短にですがあなたに説いてあげましょう。
   その後で神の偉大なお力をほんのちょこっとだけお借りして、その傷を癒してあげます。
   ちゃんと感謝して、今までの行いを反省するんですよっ」

男「わかった……わかったから早く傷を……」

僧侶「では。えー、創世神のお力によってこの世界が創られたのがいつ頃かは定かではありませんが、およそ……」

男「そこから説明すんのっ!?」

僧侶「黙って聞きなさいっ。くどくどくどくど……」

魔法使い「お楽しみのところを邪魔して悪いのだけど」

僧侶「あっ魔法使いさん、はぐれてしまってすみませんっ。……いつからいらっしゃったんですか?」

魔法使い「股間のマグナムのあたりからね」


76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 22:36:37.82 ID:e1BdRNau0
僧侶「けっこう前からいらしてたんですねっ」

魔法使い「そうね。あなたを探してこの辺をうろうろしていたら銃声が聞こえたから駆けつけてみたら、あなたが銃を構えているのが見えたから
      わたしも撃ってやろうと思って銃を抜いて、心臓を撃ち抜くかその汚い顔をフッ飛ばしてやるかで迷ってるうちに
      もう発砲の必要は無さそうだと気づいて、そのまま様子を見ていたの」

僧侶「はあ。撃たなくてよかったですねえ。撃ってたらこの人、死んじゃってたかもしれません」

男「……」

僧侶「そういえばわたしもさっきはそんな感じでしたっ。いえ、銃は持ってることすら忘れてたんですけどっ。
   攻撃魔法で切り刻む以外に危機を脱する方法は無いものかと迷っているうちに銃の存在を思い出して、運良く発砲の機会を得て
   この人をバラバラにしちゃわなくて済んだんですっ」

男「……!?」

魔法使い「あら、あなた、攻撃魔法なんて使えたの?」

僧侶「はい、風を操って真空の刃で敵を切り刻む魔法なんですけど……
   えっと、回復魔法のために魔力を温存しておかなきゃいけないから普段は使えないのと、
   使うと相手がちょっと、グロな感じになってしまうんで、なるべく使わないようにと……それでほとんど使う機会が無いんですっ」

男「……」ダラダラ

魔法使い「ふむ。迷った結果がいい方に転がることもあるということね。
      でも基本的には撃てる時に撃つ、切り刻める時に切り刻むのが正解でしょうね。
      この雑魚のようなぬるい相手ならともかく、モンスターはそんなに甘くはないわ。
      迷いが命取りになるかもしれない。今回のことはたまたま運が良かっただけに過ぎないわ」

僧侶「そうですねえ。ちょっと考えが甘かったのかもしれません。まずは自分の身の安全を第一に考えないと」


77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 22:39:29.48 ID:e1BdRNau0
魔法使い「さて、反省会は後でもできるわ。早く戻らないと、勇者と戦士が心配しているわ」

僧侶「あっ! 忘れてましたっ!」

魔法使い「行きましょう。急ぐわよ」

男「ちょっ、回復……」

僧侶「あっ、魔法使いさん、ちょっと待ってくださいっ。はい、では今から回復魔法をかけますからね。
   これからは女の子に悪さをしちゃだめですよっ」

男「……はい」



魔法使い「少し遅くなってしまったわね。勇者と戦士がおなかを空かせて待っているわ。
      心配して探しに出たりしていると行き違いになってしまうから急がないとね」トコトコ

僧侶「はい、心配をかけてしまいましたから着いたらまず謝らなきゃですね……」テクテク

魔法使い「そんなに気にすることでもないわ。元々危険な任務に従事している仲間なわけだし、それほど心配もしてないかもしれないわよ」

僧侶「でも、勇者様はお優しい方ですから」

魔法使い「そうね。優しいと言うか甘いと言うか。それに、少しは誠実なところも……無くもないかしら。ふふっ」


78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/20(火) 22:42:26.27 ID:e1BdRNau0
僧侶「宿につきましたっ。勇者様と戦士さんはお部屋の方でしょうか」キョロキョロ

魔法使い「待って。いたわ。食堂の隅の席」

勇者「おーい、こっちこっち。すまん、遅かったから先に食ってた」

戦士「肉うめえ」ガツガツ

魔法使い「……遅かったから心配になって探しに行こうかとかは思わなかったわけね」

勇者「心配はしたけどさ、お前なら大概の相手は一瞬で木っ端微塵にしちまえるだろ。で、何やってたんだ?」

魔法使い「……別に。ちょっとこの娘の布教活動につきあってただけよ」

勇者「ふーん。仕事熱心なのもいいけどほどほどにしとけよ」

僧侶「あ、はい……」

戦士「そうかー、宗教もけっこうたいへんなんだな、兄ちゃん」モグモグ

魔法使い「さあ、わたしたちも食事にしましょう。その後でさっき発砲した銃の手入れもしないとね」

僧侶「はいっ」

勇者「布教活動で発砲……だと……」

戦士「そうかー、宗教もけっこうこわいんだな、兄ちゃん」モグモグ

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