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勇者「剣や魔法より銃の方が楽でいいよな」5/6


勇者「剣や魔法より銃の方が楽でいいよな」



270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 04:25:32.73 ID:+x5Zk89H0
翌日

魔法使い「とは言ったものの」ヨタヨタ

勇者「……」テクテク

魔法使い「なんで3回もするのよ……まだ何か入ってるような感じがするわ」フラフラ

勇者「ごめん……でもいいって言ったから」

魔法使い「言ったけど……あれはその場のノリと勢いでつい言ってしまったというか」

勇者「まだ痛むか? 僧侶に頼んで回復魔法かけてもらうとか」

魔法使い「昨日ヤリすぎて痛いからおまんこに回復魔法をかけて頂戴って僧侶に言うの?」

勇者「……俺も一応回復魔法は使えなくもないからやってやろうか?」

魔法使い「そういえばそうだったわね」

勇者「稚拙すぎて僧侶には恥ずかしくて見せられないレベルの回復魔法だけど、やらないよりましだろ」

魔法使い「あとでこっそりやって頂戴。いろんな意味で恥ずかしくて見せられないから」

勇者「回復魔法で処女膜も再生するのかな?」

魔法使い「どうなのかしら……再生するとしたら、次にする時にまた痛みを味わうということに……?」

勇者「やめといた方がいいのかな」




元スレ
勇者「剣や魔法より銃の方が楽でいいよな」




271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 04:30:35.95 ID:+x5Zk89H0
魔法使い「そうね……出血もほとんど無かったし、大丈夫。我慢できるわ」

勇者「ほんとにごめんな」

魔法使い「もういいわ。あなたは充分優しくしてくれたと思うし。ずっと話しかけてくれていたでしょう?
      それで緊張がほぐれて、その分多少は痛みも軽く済んだと思うわ。……3回はやりすぎだと思うけれど」


僧侶「あの、戦士さん」テクテク

戦士「何?」テクテク

僧侶「こうして後ろから見ていると魔法使いさんがなんかヨタヨタしていて歩き方がぎこちないように見えますけど、
   大丈夫なんでしょうか」ヒソヒソ

戦士「んん? 大丈夫じゃないからヨタヨタしてんじゃないの?」

僧侶「はあ、それはそうですが。昨日、宿に着くまでは特に変わったこともありませんでしたから、夜に何かあったんでしょうか」

戦士「昨日の夜は兄ちゃんの部屋に行ったまま帰ってこなかったなー」

僧侶「それに、何なんでしょうか今日に限ってあのお二人から漂う夫婦オーラは。半径5メートル以内に近づくことができません」

戦士「うーん? そうかな。よくわかんないな」

僧侶「更に、お二人でひそひそと何やら会話しつつ、時々わたしたちがちゃんとついてきているかどうか振り返って確認してるようですが、
   そのたびに気まずそうに視線をそらすあの仕草は何なんでしょうか」

戦士「なんなんだろうなー」

273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 04:35:34.54 ID:+x5Zk89H0
僧侶「もしかして……ひょっとすると……しちゃった……んでしょうか……」

戦士「何を?」

僧侶「何って、その……勇者様は男性で、魔法使いさんは女性ですから、あの……」

戦士「何だろう。あたしバカだからわかんないや。喧嘩して怪我したとか?」

僧侶「いえ、勇者様はお優しいのでそういうバイオレンスな状況にはならないと思いますけど……。
   うーん……わたしの考えすぎでしょうか?」

戦士「よくわかんないけど、考えすぎなんじゃないかなー」

僧侶「でもお二人のあの雰囲気、やっぱり怪しいです……」

戦士「あやしいかもなー」

僧侶「そういえば戦士さんが1回、勇者様の部屋に様子を見に行ったじゃないですか。その時はどうだったんですか?」

戦士「うん、魔法使いがなかなか帰ってこなかったから、喧嘩でもしてるのかな? と思って様子を見に行って、
   ドアをそっと開けて覗いてみたら兄ちゃんと魔法使いが裸でベッドの上にいたから、
   セックスでもしてるのかな? と思って特に声もかけずにそのままドア閉めて帰ってきて寝ちゃったけど」

僧侶「怪しいどころかそれもう完全にやっちゃってるじゃないですかっ」

戦士「そうかもなー。セックスしてたとすると、魔法使いって兄ちゃんの恋人だったんだな。知らなかったからびっくりだ」


276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 04:40:32.80 ID:+x5Zk89H0
僧侶「はあ……わたしも、まあ、薄々そういう関係なのかなとは思っていましたけど、こうしてはっきりとわかってしまうと
   なんだか複雑な心境です……それと、戦士さんの方にもちょっとびっくりです」

戦士「あたし? なんで?」

僧侶「いえ、こういう言い方は失礼かもしれませんが、戦士さんってどちらかというと無邪気とか天真爛漫という感じの方って
   印象を持っていましたけどっ、その、せっ、せっ……くすとかいう言葉をさらっと言っちゃうような大人な方だったんですねっ」

戦士「うん、子供っぽいとかよく言われるけどさー、セックスは知ってるよ。やり方も兄ちゃんが教えてくれた」

僧侶「……つかぬことをお聞きしますけど、それは実技を伴ってのことでしょうか」

戦士「教えてもらっただけだよ。僧侶にも教えてやろうか?」

僧侶「いえ、わたしは、一応、あの、知識だけは。経験はありませんけどっ」

戦士「ふーん、そっか。あたしと同じだな」

僧侶「……戦士さんは、その、平気なんでしょうか……戦士さんも勇者様のことをお好きなのではとわたしは思ってたんですけど……」

戦士「あんまり平気じゃないかも。あたしも兄ちゃんの恋人になりたかったなー。でも兄ちゃんには魔法使いがいるから無理かー」

僧侶「心中お察しします……ですがあまり気を落とさずに……」

戦士「なんか悲しくなってきた。泣いていい?」

僧侶「わっ、えっと、できれば今はこらえていただいた方が」

戦士「兄ちゃんがいなくなっちゃうわけじゃないから別にいいけどねー。あたしも兄ちゃんみたいなかっこいい恋人つくろっと」


278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 04:45:23.64 ID:+x5Zk89H0
僧侶「そう、そうですよね……そう。わたしも、いつか素敵な恋人を……」ハァ

戦士「僧侶も兄ちゃんの恋人になりたかったん?」

僧侶「勇者様も素敵な方ですけど、どちらかというと魔法使いさんの方が……///」ポッ

戦士「んん? 魔法使いは女だよ?」

僧侶「百合もちょっといいかな、なんて……///」

戦士「?」

僧侶「いえ、冗談ですよ? この場をなごませようと」

戦士「なんだそうかー、バカだからわかんなかった」アハハ


279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 04:50:27.83 ID:+x5Zk89H0
僧侶「…………わたしだって。……わたしだって、できることなら勇者様と」

戦士「ん?」

僧侶「…………わたしって、子供の頃から伝説の勇者の冒険物語などを読んで心を躍らせたりしてましたし、
   いつか自分もこんなふうに冒険をしてみたいなって、ずっと憧れていて。その幼い頃からの夢が叶って、
   実際に勇者様のお供としてこうして一緒に旅をさせていただいて、思ったより気さくで優しい勇者様と身近に接するうちに、
   いつしか物語に出てくるヒロインと自分を重ね合わせていて……それで最後は勇者様と結ばれるハッピーエンドに……
   なんて夢を見たりもしましたけど。でも現実は厳しいです。勇者様にはやっぱり、魔法使いさんのような方がお似合いです。
   わたしはやっぱり、脇役なんです。わたしはわたしで、身の丈にあった普通の恋愛をするべきなんです。
   だから……うん、ヒロインの座を射止めた魔法使いさんを素直に祝福して応援したいと思ってますっ」

戦士「あっ蝶だ。待てー」

僧侶「話聞いてましたっ!?」

戦士「ごめんもう1回言って」

僧侶「いえ、もういいです……」


勇者「後ろの2人からの視線がこわい」

魔法使い「しちゃったものはしかたないじゃない。開き直って堂々としてればいいのよ」

勇者「そうだけどさ。最終決戦を前にしてこの空気ってどうなんだろうな」

魔法使い「あの2人だって子供じゃないわ。公私の区別くらいつけられるわよ」

勇者「そうか……いや、それよりお前の体調の方が心配だな。やっぱりやめときゃよかったか」


281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 05:04:24.84 ID:+x5Zk89H0
魔法使い「わたしのことは心配しないで。処女だったのに3回もヤられちゃったけど大丈夫よ」

勇者「……もう少しだけ待ってればイチャラブ解禁の約束だったのに、なんで我慢できずにあんなに欲情しちゃったんだろう」

魔法使い「あれじゃないかしら。危険を感じると本能的に性欲が増すという」

勇者「なるほど、それでか。本能って怖いな」

魔法使い「ええ。本能って怖いわね。処女なのに3回もヤられちゃったし。別にそれくらい平気だけど」

勇者「ひょっとして怒ってる?」

魔法使い「処女なのに3回もヤられちゃったけど別に怒ってはいないわ」

勇者「それこれからずっと言われ続けるのかな……」

魔法使い「どうかしらね。ふふっ。……昨日のあれで子供ができたとすると、いつ頃産まれるのかしら?」

勇者「そんなに簡単に妊娠するものなのかな?」

魔法使い「妊娠してたらの話よ。1年くらいかしら」

勇者「十月十日とか聞いたことあるような」

魔法使い「それはヤッた日から数えて? それとも……」

勇者「今更だけど『ヤッた』とか下品な言い方やめようよ」

魔法使い「ふむ。じゃあ……あなたがわたしのぐちょぐちょに濡れそぼったおまんこに熱く硬く猛り狂った肉棒をずぷずぷとねじ込んで、
      あふれるほどの量の白濁液を叩きつけるような勢いで3回もびゅるびゅると注ぎ込んだ日から数えて十月十日ということかしら?」


283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 05:11:38.60 ID:+x5Zk89H0
勇者「『ヤッた』でいいです……。それは知らないけど、まあだいたい10ヶ月だか1年だか、そんなもんなんじゃないかなあ。
   俺もまだ子供産んだことないからわかんないや」

魔法使い「帰ったら、いえ、帰る途中でも暇があれば、そういうことも本を読んで調べておかないといけないわね。
      妊娠してたらどんな兆候が表れるのかとか、妊娠中はどんなことに気をつけるべきかとか、
      知っておかなくてはいけないことがたくさんありそうだわ」

勇者「まあな。まだ子供ができたと決まったわけじゃないけど。次からはちゃんと避妊をしような。子作りは帰ってからゆっくりやればいいしさ」

魔法使い「今のうちに作っておいた方がいいかもしれないけれどね。あなたが死んでしまうかもしれないし。
      残されたわたしはあなたと過ごした思い出を胸に、あなたの忘れ形見を一人前の勇者として育てることだけを生きがいに、
      残りの人生を過ごしていくのよ」

勇者「それはちょっと俺は嫌かなー」

魔法使い「あなたを失ったことはとても悲しいけれど、でもいいの。わたしにはあなたが残してくれた子供がいる。
      あなたによく似た男の子よ。あなたと同じ名前をつけようかしら。きっとあなたと同じように凛々しい青年に育つわ。
      心配しないで。あなたの代わりに、あなたの分身である子供がいてくれればわたしは充分幸せよ」

勇者「俺はあんまり幸せじゃないなー」

魔法使い「あなたが死んでも代わりがいるもの」

勇者「どこかで聞いたような台詞だなあ! ちょっと違うけど! つーかそれが言いたかっただけだろ! 回りくどいよ!」

魔法使い「ふふっ。そうね。あなたのご先祖様の冒険物語に出てきた台詞よ。ちょっと違うけど。
      子供の頃から何度も読み返して、主人公の勇者やその仲間たちが繰り広げる冒険活劇に胸を躍らせたものだわ」

287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 05:28:08.00 ID:+x5Zk89H0
勇者「その勇者伝説の最新版の物語では俺が主人公で、お前がヒロインってことになるんだよなあ。
   なんかご先祖様のような冒険活劇とはちょっと違うような気がするけどさ。
   あんまり戦闘してないし、洞窟に入ったり山に登ったり船に乗ったりもしてないし」

魔法使い「そうね。でも物語として伝わる時にいろいろと脚色もされているでしょうし、
      案外過去の勇者たちの旅も似たような感じだったのかもしれないわ」

勇者「かもな。んじゃご先祖様に倣って、次に立ち寄る町で今回の勇者伝説の最後を締めくくる武器でも手に入れるとすっか」

魔法使い「ええ」

勇者「っと、その前にひと仕事だ。お前は体調が良くないからあまり撃たずに俺たちの再装填の時だけ援護を頼む」

魔法使い「わかったわ」

戦士「兄ちゃん、モンスターが現れた。あの丘のところ」タタッ

勇者「おう。まだこちらに気づいてないようだが、ちょっと敵の数が多いな。気を抜くなよ」

僧侶「はいっ」

戦士「まかせろー」チャキッ

勇者「準備はいいか? よし、撃て!」ドカン!

パン! ドカン!


288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 05:35:07.78 ID:pF3FcBGH0

    , -∧,,∧-- 、
   / (-ω-` ) /
   r-くっ⌒cソ、 / ん、起きてるよ?大丈夫起きてるよ。見てる見てる。
  ノ '、 , 、 _, ' / /  ちょっと横になるだけ。ちょっと目を瞑るだけ・・・
.(_,.       ././
,(.,_ `'ー-、_,,..ノ/
  ~`''ー--‐'

290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 05:35:36.86 ID:+x5Zk89H0
勇者「M500もM460も無いの?」

武器屋「すまんがうちには置いてないねえ」

勇者「じゃあ他に500S&Wマグナムか460S&Wマグナムを撃てる拳銃は?」

武器屋「無いなあ」

勇者「うーん、じゃあ454カスールでいいか……スーパーレッドホークかレイジングブル。無ければ他のでもいい」

武器屋「454カスールも無いよ。置いといても売れないからね」

勇者「マジで? むう……この町にはハンドキャノンが大好物のパワージャンキーは存在しないのか」

武器屋「取り寄せならできるよ。2週間ほど待てるかい?」

勇者「2週間はちょっと長いな……どうすっかな。しょうがないからショットガンか308のライフルあたりを……
   うーん、でもなあ。44マグナムでも数を撃ち込めばいけるとは思うんだが」ブツブツ

戦士「なんか難しい話してるから大人しくしてよう」

勇者「いや、買おうと思ってた銃が手に入らなくてさ」

武器屋「ハイパワーな拳銃が欲しいなら50AEのこいつはどうだい?
     仕入れはしたが売れなくてな、買ってもらえるとこっちとしてもありがたいんだが」

勇者「お、デザートイーグルか。いいな。これ撃ってみたかったんだ」

武器屋「じゃあこれを買うかい? こいつなら弾やホルスターもあるよ。スペアのマガジンもあったはずだ。どこに置いたか……」ガサゴソ


292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 05:40:37.69 ID:+x5Zk89H0
戦士「わりとかっこいいな。強そう」

僧侶「でもお高いんでしょう?」

武器屋「いやいや、本来こいつはバカ高い銃なんだが、今回は在庫処分ってことで、
     ホルスターとスペアマガジンひとつ、弾50発に持ち運びに便利なハードケースもつけて、なんと、150000G! 今回限りのご奉仕だ」

魔法使い「高っ!」

勇者「ケースは要らんなあ。ホルスターとマガジン3つに弾は150発つけて130000にしてよ」

武器屋「うーむ、140000なら」

勇者「よし買った」

魔法使い「値引きしても140000って……何それ……」ポカーン

勇者「まあどっちかっつーと実用より趣味的な銃だからなあ、マグナムオートなんて」

魔法使い「公私混同?」

勇者「違うって。買おうと思ってた銃が買えなかったし、ショットガンやライフルとか持つより拳銃の方が動きやすいしさ、しかたなくだな……」

僧侶「トーラスの方はここで引き取っていただくんですかっ?」

勇者「あ、忘れてた。戦士、お前これ使う? こっちの方が素早く再装填できるぞ」

戦士「あたしにはお気に入りの銃があるからなー。こっちの方が使い慣れてるし」

勇者「うーん、慣れてる銃の方がいいのかもしれんけどなあ。何なら2丁持つか? 弾も同じだし」

294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 05:45:34.57 ID:+x5Zk89H0
戦士「どうしよっかなー」

勇者「でかい銃を2丁も持つと重くなっちまうが……再装填無しで銃を持ちかえるだけで44マグナムをあと6発撃てるしな」

戦士「どうしよっかなー」

勇者「つーかさ、お前、銃持つようになってからもずっと剣も装備したままだけどそれ重くねーの?」

戦士「あー、なんか重いと思ってたら剣持ったままだったかー」

勇者「ええー」

戦士「じゃあこれ売ってかわりに兄ちゃんの銃をもらおっかな」

勇者「その剣、全然使ってないしな……剣士としての誇りがあって手放せないとかならその意思は尊重するけど」

戦士「剣は帰ってからまた買うからいいよ」

勇者「じゃあそうするか。……あとは弾の補充くらいだな。僧侶のは38スペシャル+Pに切り替えよう。今までのより強いやつな」

僧侶「はいっ。わたしもパワーアップですっ」

魔法使い「わたしは?」

勇者「お前は……特に何も無いな」

魔法使い「むっ。わたしだけ何も無し? 3回……」

勇者「ちょっ」


295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 05:50:34.47 ID:+x5Zk89H0
魔法使い「3回目の装備変更は無いのね」

勇者「……あとで飴買ってやるから」

魔法使い「また、というか今回は露骨に子供扱いされてるわ」

勇者「お前の銃は元々38スペシャル+Pと同等の威力はあるし装弾数も多いし再装填も素早くできるんだから別にいいだろ」

魔法使い「まあ別に何の不満も無いけれど」

勇者「いや、欲しいなら前に気に入ってたっぽいPx4とかでも買ってやるよ?」

魔法使い「あたしには前に兄ちゃんから貰った銃があるからいいよー」

勇者「戦士の物真似するの気に入ってんの? ……ああ、それでか」

魔法使い「何よ」

勇者「いや、何でもない。さあ、さっさと買い物済ませて宿に行こうぜ。疲れてるだろ」



宿屋 勇者の部屋

ドア「ガチャッ バタン」

魔法使い「暇つぶしに来たわ」トコトコ

勇者「今日はノックも無しにいきなりか」


297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 05:55:25.91 ID:+x5Zk89H0
魔法使い「さすがに今日はオナニーはしないでしょう?」

勇者「なんで俺のオナニータイムのことだけそんなに気を使ってるんだよ」

魔法使い「大事なことでしょう? 特に男にとっては」

勇者「全世界の母親がみんなお前くらいに男の生理現象に理解があっていつでも好きなときに抜けたら
   欲求不満を溜め込むこともなくなって少しは性犯罪が減るかもしれんな」

魔法使い「そうなのかしらね」

勇者「いや知らんけど。とりあえず今日はしないから気にしなくていいぞ」

魔法使い「でもオナニーは別腹って言うし、わたしとのセックスを思い出しながらオナニーしたいのならその間は待たせてもらうけれど」

勇者「今後はそういうことをする機会もあるとは思うが今日はしないよ。それより体の方は大丈夫か?」

魔法使い「大丈夫だったら今日もわたしとするの?」

勇者「いや、そういうことじゃねえよ。普通に心配してるだけだよ」

魔法使い「平気よ。心配しないで。あなたに刻まれた痛みだと思えばむしろ幸せなくらいだわ」

勇者「……そっか」

魔法使い「ええ、そうよ」

勇者「でも、これからはお前の体のことも考えてちゃんと大事にするから」

魔法使い「ええ。あなたがそうしたいのなら」




299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 06:18:17.84 ID:+x5Zk89H0
勇者「さっきのことだけどさ。また俺の銃、欲しかった?」

魔法使い「あんな大きい銃、わたしには扱えないわ」

勇者「お前じゃなくて戦士にやっちゃったから機嫌悪くしてたんじゃなかったのか?」

魔法使い「全然。そこまで子供じゃないわよ。ふふっ」

勇者「そっか……なんか自惚れてたみたいで恥ずかしいな。ははっ」

魔法使い「あなたが持っていたものを譲り受けたらそれは嬉しいけれど、わたしにだってそれくらいの分別はあるわよ。
      でも、ふと思ったのだけど、わたしや僧侶よりも、戦士のように大きい銃を扱える者がパーティにいた方が、戦力的には有利なのよね……」

勇者「メンバー全員マッチョな大男にするとか? まあ、銃の扱いだけで言えばそうかもな。
   でもお前や僧侶並みに魔法を使える大男もなかなかいないだろうしな」

魔法使い「もしいたらわたしたちではなくてその大男の方をパーティのメンバーに選んだのかしら」

勇者「どうだろうな。やっぱりお前たちを選んでたかも。男にはおっぱい無いし」

魔法使い「ふふっ。何よそれ。おっぱいで選んだわけじゃないって前に言ってなかった?」

勇者「それは冗談だけどさ、お前や戦士とは互いに気心も知れてるし、旅の共としては楽なんだよ。戦闘力だけを重視して大男を集めても、
   人間関係が上手く行くとは限らないだろ。上手く行き過ぎて勇者総受けとか腐女子歓喜な展開になっても嫌だし」

魔法使い「わたしや戦士はそうだけど、僧侶は?」

勇者「俺の知り合いにあれほどの回復魔法の使い手はいなかったからな。それとやっぱり人間性だな。
   その2つの条件をクリアしてる大男がいたならそいつでもよかったとは思う。あとホモじゃなければ」


301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 06:22:12.57 ID:+x5Zk89H0
魔法使い「でもあの子と出会えて本当に良かったわ。公私両方の意味でね」

勇者「ラッキーだったよな。あいつがいると戦士とは別の意味でなんか和むし。癒し系っつーのかな」

魔法使い「いろんな意味で貴重な存在だわ。あの子ならではという話ではないけれど、戦力としての役割で見ても」

勇者「ほぼ唯一の回復役という意味でか?」

魔法使い「そうね」

勇者「俺とお前と戦士、攻撃の駒は揃ってるんだよな。最悪誰かが欠けてもなんとかなる。
   でもあいつの代わりはいないんだよな。俺の回復魔法じゃなあ……」

魔法使い「わたしが死んでも代わりはいるもの」

勇者「どっかで聞いたような台詞だ。今度は合ってるな。まあ死んでもらっちゃ困るけどさ。
   僧侶って自分の重要性をちゃんと認識してくれてるのかな?」

魔法使い「ここまで回復魔法を使う機会ってあまり無かったから……自覚してないかも。
      一度、ちゃんと言っておいた方がいいかもしれないわね。わたしから言っておこうかしら?」

勇者「そうして貰おうかな。俺からも言うよ。同じ事を2人から言われた方が効果あるだろ」

魔法使い「そうね。……でも本当にここまでけっこう楽に来てしまったわね。どうしても緊張感が薄れて、油断が出てしまいそうだわ」

勇者「銃以外にも、こっちにはまだお前の爆炎魔法という切り札もあるしな」

魔法使い「あなたの魔法もね」


302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 06:27:43.61 ID:+x5Zk89H0
勇者「雷撃魔法はできれば使いたくないなあ。なんか怖いし。
   まあ逆にビビって萎縮した状態じゃ戦えないし、余裕持ちすぎても隙ができちまうし。良し悪しだな」

魔法使い「じゃあ、緊張感を保つためにも、ここらでちょっと死亡フラグでも立てておきましょうか」

勇者「いいよそんなの立てなくても。NTRフラグよりましだけどさ」

魔法使い「言っておきたいことがあるの。聞いて頂戴」

勇者「何だよ、改まって」

魔法使い「わたしね、この戦いが終わったら」


魔法使い「故郷に帰って、……結婚するの」


勇者「そっか、結婚……って、えっ?」


304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 06:34:43.53 ID:+x5Zk89H0
魔法使い「ふふっ、こんなことを言ったら本当に死んでしまうかもしれないわね」

勇者(何言ってんだこいつ!? 結婚って……)

魔法使い「でも、いま死んでしまってもあまり悔いは無いかもしれないわ」

勇者(嘘だろ? いつもみたいに、冗談なんだろ? だってこいつ、ずっと俺のことが好きで、ずっと待っててくれていて……)

魔法使い「あなたとこうして旅をして。あなたに処女を捧げることもできて。……夢が叶って」

勇者(俺が結婚しようって言ったら、喜んでくれて)

魔法使い「あなたが抱きしめてくれて。キスしてくれて。……愛してくれて。もう思い残すことは……無くはないけれど」ジワ

勇者(でも返事は……してくれなくて…………)

魔法使い「先輩。わたし、……あなたに会えてよかった」ポタッ

勇者「……」

魔法使い「……うっ……ひぐっ……」ポロポロ

勇者「あ……えっと……」

魔法使い「……」グスン

勇者「なんでそんな大事なこと……もっと早く言わなかったんだよ……」

魔法使い「……ごめんなさい。もっと早く言うべきだったわね」シュン


308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 06:56:12.22 ID:+x5Zk89H0
勇者(……じゃあ、もう待てないって、今すぐ俺に抱かれたいって言ってたのも、)

勇者(帰ってからじゃ駄目だって、魔王との戦闘が終わったらすぐにイチャラブしたいって言ってたのも、)

勇者(昔の告白の返事をあんなに聞きたがってたのも……本当は恥かしがり屋なのにわざとエロいこと言って誘惑しようとしたのも)

勇者(もう時間が無かったから……帰ったら望まない結婚をするって決まってたから……だったのか……?)

勇者(俺と……本当に結ばれたかった相手と、最後のひと時を過ごしたかったから……そういうことなのか……?)


勇者「えっと……帰ったら、すぐに?」

魔法使い「いろいろ準備もいると思うし、すぐにとはいかないかしら」

勇者「そっか、そうだよな」

魔法使い「なんだかまだ実感が湧かないわ。わたしが結婚するなんて」

勇者「俺もまだ信じられん……」

魔法使い「でももう婚約はしたわけだし」

勇者「婚約……婚約したら……結婚するよな」

魔法使い「そうね。大抵の人は婚約したら結婚するわね」

勇者「いや、でも……婚約破棄ってのも……あり得るのか?」

魔法使い「それは、まあ……そういう人もいるでしょうね」


311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 07:17:54.08 ID:+x5Zk89H0
勇者「そうか……それだ」

魔法使い「どれ?」

勇者「それだよ。魔法使い……俺と結婚しよう」

魔法使い「するけど?」

勇者「お前を他の……えっ?」

魔法使い「婚約したら結婚するのでしょう?」

勇者「ちょっと待って。話が噛みあってない気がする」

魔法使い「そうなの?」

勇者「さっきお前、帰ったら結婚するって言ったじゃん?」

魔法使い「言ったわ」

勇者「誰と?」

魔法使い「あなたと」

勇者「おk、ちょっと時間をください。ちょっと考える時間をください」


313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 07:20:16.69 ID:+x5Zk89H0
勇者「つまりあれだ。俺がお前と結婚したいって言って」

魔法使い「正確には、『一生大事にする』って言ってくれて、わたしが『結婚しようってことよね』と聞いたら『そうだ』と答えた」

勇者「お前は散々待たされたから復讐してやるとか言って即答を避けた」

魔法使い「その答えをさっき言った。故郷に帰ったら結婚すると」

勇者「なんやかんや言いながらお前が泣き出して、」

魔法使い「もっと早く言えよとあなたはわたしを責めた」

勇者「お前はごめんなさいと謝った」

魔法使い「噛みあってるじゃない」

勇者「なんで泣いたの?」

魔法使い「愛する人に愛されている喜びを噛み締めていたら感極まってしまって、つい」

勇者「嬉しかったから泣いたの?」

魔法使い「嬉しくて、それを伝えたくて、でも言葉だけでは全部伝えきれなくて、それが涙になって溢れてしまった感じかしら」

勇者「えーと、じゃあ、俺の『そんな大事なことなんでもっと早く言わなかったんだ』って言葉をお前はどう解釈したの?」

魔法使い「だから、結婚しようってあなたが言ってくれたのに、わたしが意地悪して答えようとしなかったからでしょう?
      あなたがわたしを長い間待たせたのはあなたなりの理由があったからだけど、
      わたしの方はただ仕返ししてやりたかっただけなんて、くだらない理由で。そう思ったから素直に謝ったの」


315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 07:33:51.13 ID:+x5Zk89H0
勇者「あーそういうことね……あーもーなんだよー……びっくりした……冗談きついぜ……」ドサ

魔法使い「死亡フラグとか冗談めかして言ったのはちょっと不真面目だったと思うけれど、あとは全部本当の気持ちよ」

勇者「いやそうじゃなくてさ……俺じゃなくて他の男と結婚するって言ってるのかと思ってさ……」

魔法使い「なんでそうなるのよ。わたしがずっとあなた一筋で、他の男に目もくれなかったのなんて知ってるでしょう?」

勇者「親が勝手に決めた政略結婚とかさ……」

魔法使い「あなたならともかく、わたしただの平民の娘よ? 単なる魚屋のおっさんがどこから政略結婚の話なんか持ってくるのよ」

勇者「お前なぜかお嬢様口調だからたまにそれ忘れそうになるわ。じゃあ、どっかの貴族の御曹司がお前を見初めて、
   相手が貴族なもんで断りきれなくて、とかさ」

魔法使い「ふむ、そうね……あなた曰くわたしは街一番の美少女らしいから、そういうこともありえなくはないわね。
      でもそんなの余裕で断れるわ。だってわたしは伝説の勇者の高貴な血を引くあなたとともに凱旋するのよ?
      わたしはこの英雄の妻になるのよって言えば、そこらの貴族のボンボンなんて尻尾を巻いて逃げ出すわよ」

勇者「俺がそんな身分の高い人なんだってことも忘れてたわ。そういや大概の貴族より俺の方が格上なんだな。全然そんな気しないけど。
   あーでもほんとにびっくりした。血の気が引いて一瞬頭の中真っ白になったわ」

魔法使い「わたしを他の男に取られるって思っちゃったの? ふふっ、そんなわけないじゃない。
      それにいくらわたしでもそんなたちの悪い冗談は言わないわよ……」

勇者「わかってる……俺が勝手に勘違いしたのはわかってるけど……でもよかった……勘違いで本当によかった……NTRとか絶対嫌だ……」ウルウル

魔法使い「そんなにわたしのことを大事に思ってくれてるのなら、浮気の心配は無さそうだわ。ふふっ」

勇者「うん。お前が他の男に抱かれるのなんか絶対嫌だから、お前にもそんな気持ちを味わわせたりしないよ」


317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 07:38:07.62 ID:+x5Zk89H0
魔法使い「でも、考えてみるとあなたの血統って貴重なものだから、
      たくさんの女とヤリまくって子孫をたくさん残した方が本当はいいのかもしれないわね」

勇者「いや、親戚もいるし……俺はお前だけでいいよ」

魔法使い「仮にわたしが『あと2、3人くらいに種つけしておいてもいいわよ』って許可したら?」

勇者「それでも駄目だよ。それじゃ子供たちの憧れの英雄になれないだろ。それこそただのエロ勇者じゃん。
   俺の伝記の読者から勇者死ねって言われるじゃん。ナイスボートじゃん」

魔法使い「わたしの許可を得ているのだからナイスボートにはならないと思うけれど」

勇者「それでもさあ、……ナイスボートって何だ?」

魔法使い「知らないわよ。あなたが言ったんでしょう」

勇者「そうだっけ。まあ仮の話なんかどうでもいいよ。現実にはそんな許可出さないだろ」

魔法使い「ええ、まあ……そうなるとわたしの責任は重大ね。頑張って強い子を産まないと」

勇者「えっと、その子を育ててる時って俺も生きてていいんだよね?」

魔法使い「ふふっ。あれは冗談よ。あなたもいてくれなきゃ嫌だわ」

勇者「よかった。じゃあなるべく死なないようにしよう」

魔法使い「あなたは死なないわ。わたしが守るもの」

勇者「そうそう、それで合ってる。俺もお前を守るから、二人とも死なないな」


318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 07:43:38.49 ID:+x5Zk89H0
魔法使い「当然よ」

勇者「もちろん他の二人も」

魔法使い「言うまでもないわね」

勇者「だな。……さて、もう遅いし、そろそろ寝るか」

魔法使い「性的な意味で?」

勇者「……一般的な意味で」

魔法使い「いっしょに寝てもいい?」

勇者「他の二人にどう思われるかなあ」

魔法使い「『二日続けてかよー』『どんだけ発情してるんですかっ』かしらね」

勇者「そんなことしてないのに……俺たちのこと、明日の朝にでも二人にはちゃんと説明するか」

魔法使い「わたしたちが将来を誓い合ったことと、同じ部屋で寝ていても毎回ヤッてるわけではないということ」

勇者「特に前半部分の報告をな」

魔法使い「きっと祝福してくれるわ」

勇者「そうかな」

魔法使い「ええ、そうよ」



319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 07:50:47.67 ID:Oc5zZ/150
しかしこの>>1はいつ寝るのだろうか


320 名前:眠いけど残り2割かそこらだから投下が終わってから寝る[]投稿日:2012/03/21(水) 07:53:14.14 ID:+x5Zk89H0
僧侶「それにしても銃って高価ですよねえ」

勇者「まあ異世界の武器だしな。その中でもこいつは特に高いな」カチャカチャ

僧侶「はい、値段を聞いてびっくりしましたっ」

勇者「俺たちみたいに旅をするわけでもなく街から一度も出たことが無いようなやつの中にも、ハイポイントとかコブラとかフェニックスとかの、
   20000Gでお釣りが来る程度の拳銃を護身用と称して持ってるやつがたまにいたりするけど、
   そんなんでも金持ちのステータスシンボルっつーの? ちょっとした自慢になるらしいな。実際に撃つ機会なんてほぼ無いんだろうけどさ」

僧侶「逆に撃つ機会が無いからこそ、こんなことにも気を使って金も使ってるぜ的なアピールになるってことなんでしょうか。
   でもそういう方々と比べると、こうして銃をバンバン撃ちまくってるわたしたちって貴重な体験をしてるわけですねっ」

勇者「まあ、そうなんだろうな。俺は趣味でっつーか親父の影響で子供の頃から22口径の銃とか撃ってて、
   それが当たり前みたいに思って育ってきたから、あんまり貴重な体験してるっつー意識も無いんだけど」

僧侶「勇者様のお父様も銃がお好きなんですねっ」

勇者「うん。H&KやらSIGやらの高価な銃を何丁も持っててバンバン撃ちまくってるよ。
   類は友を呼ぶってやつで、親父の友達も銃が好きな人が多くて、親父が持ってるようなやつほどじゃないけど
   そこそこ値が張る銃を持ってたりするな。まあそんな環境で育つと俺みたいになるわけだ」

僧侶「なるほど。勇者様は普段はどんな銃をお使いなんでしょうか? 今回の旅のような特別な状況は別として」

勇者「普段は街中では銃は持ち歩いてないよ。さっきも言ったけど街中で銃を使うような状況ってまず無いし、
   ……いや、布教活動中に発砲した人の話なんかもごく最近聞いたような気もするけど」

僧侶「いえ、あれはその、ちょっとした事情がありまして……」


322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 07:56:37.45 ID:+x5Zk89H0
勇者「そうなの? まあいいや。もし街中で襲われるようなことがあったとしても、俺は攻撃魔法も使えるから別に困らないしな。
   街の外に出る時は357マグナムのリボルバーやM1911系の45オートとかぶら下げてくこともあるけど、
   これも必要があって携帯してるというより、半ば趣味だな」

僧侶「はあ。趣味ですか」

勇者「うん。あの街の周辺にいるモンスターなんて、手ぶらで行っても魔法を使うまでもなく、蹴り殺せる程度のやつらだし。
   あ、手ぶらっつーのは手に何も持ってないっていう方の意味でね」

僧侶「他にどんな意味が……?」

勇者「ああいや、なんでもない。他に意味なんて無いぞ。
   ま、そんなわけで趣味の銃ならいろいろ持ってるよ。どっちかというとオートよりリボルバーの方が多いかな。
   子供の頃に初めて買ってもらった拳銃もスタームルガーのリボルバーだった」

僧侶「それがきっかけでスタームルガーが好きになった、とかでしょうか?」

勇者「ああ、うん、それもあるかも。その銃はベアキャットっていう22口径のシングルアクションで、僧侶が最初に使ってたのと似たようなやつ」

僧侶「その銃で勇者様は、子供の頃から射撃を学んだわけですねっ」

勇者「うん。学ぶというより、空き缶並べて撃ったりして遊びながら覚えたって感じか」

僧侶「わたしの子供の頃は銃に触れたりする機会は無くて、勇者伝説の物語などを読んで弓使いのエルフに憧れたりしてましたっ」

勇者「弓か。連射速度が遅いから、至近距離の戦いでは使いにくそうだ。極めればかなりの速射ができるようになるとも聞くけど……
   そういや俺、弓にも興味はあったんだけど、まだ射ったことないんだよな」

僧侶「わたしもまだ触ったことも無いですねえ。実戦で使うことは無いでしょうけど、射ってみたいとは思いますっ」


323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 08:01:16.26 ID:+x5Zk89H0
勇者「じゃあ帰ったらいっしょに射ってみるか? 銃とは違う面白さもありそうだし」

僧侶「はいっ、是非やってみたいですっ」

勇者「そっか。んじゃ約束な。さて、それは後の楽しみとして、今はこのデザートイーグルを撃ってみるとしよう」シャカッ

僧侶「前の銃より強いんですよね? 反動も凄そうですっ」

勇者「反動はそこまででもないって聞いたけど……でも50口径だしなあ」

ジャキン

勇者「あえて片手で撃ってみよう」

僧侶「大丈夫なんでしょうか?」

勇者「たぶん……」

ドグァン!

勇者「おお、やっぱりかなりくるな。片手撃ちはちょっときついわ」

僧侶「凄いですっ。撃った瞬間に銃口から凄い大きさの炎が出てるのが見えましたっ」

勇者「うん、反動もそれなりにでかいけど、それよりマズルフラッシュが凄いな。ド迫力だ」

僧侶「これなら魔王にも勝てますねっ」

勇者「たぶんな……僧侶も1発だけ撃ってみる?」


325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 08:16:37.55 ID:qq0Hxy/T0
面白いけどどんな銃かわからないの
銃の画像も貼ってくれるとありがたいの



326 名前:おkがんばる[]投稿日:2012/03/21(水) 08:19:24.70 ID:+x5Zk89H0
僧侶「わたしですかっ? わたしには無理なんじゃないでしょうか……」

勇者「もう銃には慣れてるし、1発くらいなら大丈夫だろ」

僧侶「はい、では……わわっ、凄く重いですっ」

勇者「それくらい重い方がいいんだよ、こういうハイパワーな拳銃はな。グリップをしっかり握って……
   銃を持ったままよろめいたりすると危ないから俺がこうして支えといてやるよ。よし、撃ってみろ」ダキッ

僧侶「はい……(ゆ、勇者様に後ろから抱きしめられちゃってますっ///)撃ちますっ」

ドグァン!

僧侶「きゃっ」

勇者「はは、しっかり構えてなかったら反動で跳ね返ってきた銃が顔面直撃ってとこだったな。可愛い顔が台無しになるところだった」

僧侶「笑い事じゃないです……でも凄かったですっ。貴重な体験でしたっ///」

勇者「うんうん。こいつを体験しちまえばもう38スペシャル+Pなんて豆鉄砲みたいに感じるだろ。じゃあ僧侶も自分の銃で軽く練習を……」

魔法使い「……」ゲシッ

勇者「いてっ。なんで蹴るんだよ」

魔法使い「なに朝っぱらからセクハラしてるのよ」

勇者「違うって……」

魔法使い「どさくさに紛れて気づかれないようにおっぱい揉みしだいたでしょう」



329 名前:すまんが画像は用意してないんで各自でぐぐってもらえると有難い[]投稿日:2012/03/21(水) 08:21:46.92 ID:+x5Zk89H0
勇者「そんな高等技術持ってねえ! 持ってたらいいなとは思うけど!」

僧侶「わっ、婚約発表したその日のうちからいきなり夫婦喧嘩しないでくださいっ」

戦士「こっちの銃もけっこういいなー」ドカン!



勇者「さて、明日はいよいよ決戦だな」

魔法使い「そうね。これで最後」

僧侶「みんなで力を合わせて敵を討ち滅ぼしましょうっ」

戦士「がんばるぞー」

勇者「その前にちょっともう1回武器屋に寄ってくる。P95のマガジンがあったら買っとくよ。もう少しあった方がいいだろ」

魔法使い「ええ」

戦士「あたしも行くー」

僧侶「わたしも行っていいですか? 弓をちょっと見てみたくて。まだ買いませんけどっ」

魔法使い「じゃあその間にわたしは隣の道具屋に行ってくるわ。決戦に備えて買っておきたいものがあるから」

勇者「ああ、じゃ、金渡しとくな。これくらいで足りるか?」

魔法使い「ええ」


332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 08:27:35.98 ID:+x5Zk89H0
勇者「余ったらお菓子とか買っていいから」

魔法使い「また子供扱い……もうすぐお母さんになるかもしれないのに」

勇者「いや、お前がちょっとむくれるのが可愛くて、ついな」

魔法使い「もう……意地悪はやめて頂戴///」

僧侶「……ラブラブですねぇ」ヒソヒソ

戦士「ラブラブだなー」

勇者「……さ、さあ行こうか、お前たちも何か欲しいものがあったら買ってやるぞっ」

僧侶「特にありませんが、強いて言えば素敵な恋人がほしいですっ」

戦士「あたしもそれでいいや」

勇者「あー、えっと、ナマ物は無しで」

魔法使い「ふふっ」


336 名前:画像くらい用意しときゃよかったな、そこまで考えが及ばなかった[]投稿日:2012/03/21(水) 08:36:04.73 ID:+x5Zk89H0
翌日

戦士「このっ」ドカン! ドカン!

勇者「くそ、さすがに敵が多いな」ドグァン!

僧侶「わわっ、こっちに来ましたっ」パン! パン!

勇者「危ないっ」ダッ

僧侶「きゃっ」ドサッ

魔法使い「大丈夫!?」パンパンパンパン!

勇者「くっ、足が……すまん、回復頼む」

僧侶「は、はいっ、すみません、わたしをかばって……」パアァ

戦士「くらえっ」ドカン!

敵「……」ドサッ

戦士「もういっちょ!」チャキッ ドカン!

敵「……」ドサッ

338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 08:42:08.10 ID:+x5Zk89H0
戦士「また敵だ……うわっ」

勇者「不意打ちか、くそっ」ドグァン!

戦士「腕が……」

勇者「僧侶、戦士を頼む」

僧侶「はいっ、回復しますっ」パアァ


勇者「うわっ! くそ、食らっちまった」

僧侶「はいっ、回復しますっ」パアァ

戦士「また腕がっ」

僧侶「はいっ!」アセアセ パアァ

勇者「ぐあっ、尻が」

僧侶「はっはいっ!」パアァ

戦士「今度は脚がー」

僧侶「ひゃいぃっ!」パアァ

魔法使い「足に豆ができたわ」

僧侶「回復しますっ!」パアァ


341 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 08:46:07.42 ID:+x5Zk89H0
魔法使い「あら、こっちの足にも豆が」

僧侶「ま、まかせてくださいっ!」パアァ

戦士「背中がー」 勇者「腹がっ」

僧侶「ひょえええぇ!?」パアァ パアァ

勇者「こいつ、くらえっ」ドグァン!

魔法使い「腕が疲れてしまったわ」

僧侶「はいっお揉みしますっ」モミモミ

戦士「とどめっ」ドカン!

勇者「よっしゃあ!」

魔法使い「のどが渇いたわね」

僧侶「はいっお水ですっ」ハァハァ


344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 08:50:02.55 ID:+x5Zk89H0
勇者「ふぅ……あと一息というところか。ここら辺が魔王城の最深部だろ」

戦士「あとちょっとかー。ここまでの敵もけっこう手ごわかったな」

勇者「でもここまではわりと順調だったな。もっと強い抵抗も予想してたけど」

魔法使い「ええ。誰も欠けずにここまで来れてよかったわ。全員回復済みだから無傷で、弾もまだ充分残ってるし」

僧侶「はぁ、はぁ……わたしの魔力だけやたらと減ってますけど、この調子で行けば魔王も倒せますねっ」

魔法使い「でもちょっとまずいわね……僧侶が回復魔法を使える回数も残り僅かというところでしょう?」

勇者「唯一の不安要素はそこか……」

僧侶「でも、大丈夫ですっ。あと一歩というところですからっ」ハァハァ

勇者「うん……ちょっと心配だが……」

魔法使い「ふむ。しかたないわね。これを使いましょう」ガサゴソ

勇者「その小瓶は?」

魔法使い「魔力の回復薬よ。これを飲めば魔力を回復できるわ」

僧侶「でも……そんな貴重なものを、ここで使ってしまっていいんでしょうか」

勇者「確かに温存しておけばいざという時の攻撃の切り札にもなるかもしれないが……不安要素は取り除いておきたい。ここで使っちまおう」

僧侶「すみません……わたしの魔力のキャパシティが足りないせいで……」シュン


345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 08:56:07.24 ID:+x5Zk89H0
魔法使い「気にしなくていいわ。あなたは充分よくやってるわよ。あなたがいなければここまで辿り着けなかったわ」

戦士「そうそう、僧侶はすごい。あたしなんて回復も攻撃も魔法は全然使えないからなー」アハハ

僧侶「魔法使いさん……戦士さん……」ジワ

勇者「前にも言っただろう? 僧侶、お前はある意味このパーティの最重要人物なんだ。謙虚なのもいいが、
   もっと自信を持っていいし、お前を守ること、重要なアイテムをお前に優先的に回すことは俺たちのためでもあるんだ」

僧侶「はい……わかりました……使わせていただきますっ。わたし、絶対にこれを無駄にはしませんからっ。頑張りますからっ」ポロポロ

魔法使い「そんなに心配しなくても、それと同じ回復薬がまだ49個あるから」

勇者「そんなにあんのっ!?」

魔法使い「ええ、まあ……あなたがお金をいっぱい渡してくれたから、買えるだけ買っておこうと思って」パリポリ

勇者「ちゃっかりお菓子も買ってるし」

僧侶「わっ、この回復薬、すごく美味しいですっ!」

勇者「マジで? そんなに? 俺にも1本くれよ」

魔法使い「あなたは魔力を全然消費してないじゃない」

勇者「49本もあるんだからいいじゃん」

魔法使い「じゃあ1本渡しておくから、あとで魔法を使ってから飲んで頂戴」

勇者「やった」



347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/03/21(水) 09:00:58.68 ID:+x5Zk89H0
戦士「兄ちゃん、あたしも飲みたい」

勇者「お前魔法使えないじゃん」

戦士「うー……」ウルウル

勇者「わかったわかった、お前にも半分飲ませてやるから」

戦士「ほんと? やった。にしし」

魔法使い「む……間接キスだわ」

勇者「お前とは直接キスしてるんだからそれくらいいいだろ」

魔法使い「え? そうね……そう……先輩とキス……ふふっ。うふふふ」

僧侶「魔力が回復しましたっ!」

勇者「よし、じゃあ……行くか。魔王がお待ちかねだ」



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[ 2012/03/26 00:45 ] 勇者「」or魔王「」 | TB(0) | CM(0)
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