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幼女「魔法使いなのです」4/5


幼女「魔法使いなのです」




257 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:13:49.23 ID:0S2hfA/Oo
 
 第九話




                      「胸裡」




                                          
                                                 
                                                    



258 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:14:28.17 ID:0S2hfA/Oo
男「……」

幼女「……」

男「シールド展開!」カッ

幼女「…ふむぅ」

男「…くっ」

幼女「まだ10秒も経っていませんよ?その状態を1時間維持してください」

男「…ッ」

幼女「……」

男「ぷはぁ!!」

幼女「あーもー!お兄ちゃんは早漏さんですねー」




元スレ
幼女「魔法使いなのです」
[SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServise掲示板]




259 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:15:21.77 ID:0S2hfA/Oo
男「はぁ!はぁ!」

妹「…こ、こんにちは」

幼女「おや、お久しぶりですね」

妹「お家にいないから探したよ。こんなとこで何してるの?」

幼女「魔法の特訓です」

妹「特訓…?」

幼女「お兄ちゃんも魔法使いになるのです」

男「……」

妹「ほんとなの、おにぃ?」

男「…本当だ」

妹「でも、どうして…」

男「悪い、今特訓中だから」

妹「……」


260 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:15:54.50 ID:0S2hfA/Oo
幼女「もう一度シールドの展開からいきましょう。これは戦闘の基礎中の基礎ですからね」

男「分かった」

幼女「出来なければ死にます。呆気なく死にます。ぱちょんと死にますよー」

男「……」

妹「よ、幼女ちゃん!」

幼女「はい?」

妹「あの、おにぃが…」

男「…いいんだよ」

妹「……」

男「俺は…強くならなくちゃいけないんだ……」

妹「…おにぃ」


261 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:16:46.56 ID:0S2hfA/Oo
幼女「ラブコメは終わりましたか?」

男「ああ、続きをしよう」

幼女「では集中してー、魔力を練ってー」

男「……」

幼女「はい展開!」

男「はっ!」カッ

幼女「むぅ、強度がまだまだです。そんなフニャチンシールドじゃ生身と変わりありませんよ」

男「…ぐっ!!」


262 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:17:30.79 ID:0S2hfA/Oo
幼女「新米さん新米さん」

妹「ぼ、ボク?」

幼女「お兄ちゃんに向けて攻撃魔法撃ってください」

妹「!」

幼女「いいですかー?今から新米さんが攻撃しますから、しっかり防いでくださーい」

妹「で、出来ないよ!」

幼女「特訓のためです」

妹「あの強度じゃおにぃが怪我しちゃう…」

男「…いいからやってくれ」

幼女「本人もああ言ってますし、どうぞ遠慮なくヤッちゃってください」

妹「……」


263 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:18:16.64 ID:0S2hfA/Oo
妹「…出来ない」

男「……」

妹「ボクには無理だよぉ…」

幼女「ハァ、仕方がないです。では私が……よっ!」ヒュッ

男「ッ!?」ズガン!

妹「おにぃー!」

幼女「あらら…加減するのは難しいですね…」


264 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:18:53.10 ID:0S2hfA/Oo
妹「おにぃ、大丈夫!?」

男「…ッ」

妹「お家に帰ってすぐに手当てしないと!」

男「…いい」

妹「でも!」

男「手伝う気がないなら、帰れ…」

妹「…え」

男「特訓の…邪魔だから…」


265 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:19:51.03 ID:0S2hfA/Oo
妹「どうして、そんなこと言うの…」

男「……」

妹「ボクが助けられなかったから?」

妹「幼ちゃんのこと、助けられなかったから怒ってるの!?」

男「帰れっつってんだろ!!」

妹「ッ!?」ビクッ

幼女「だめじゃないですか。女の子泣かせちゃ」

男「続きだ」

幼女「新米さんを放っておいていいんですか?」

男「……」

幼女「分かりましたから、睨まないでください」

幼女「と、言うわけなので、新米さんはとっとと猫舌の元にお帰りください」

妹「…おにぃ…おにぃ」

幼女「きっと、優しく抱きしめて慰めてくれますよ」ニコッ


266 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:20:22.70 ID:0S2hfA/Oo
妹「うっ!」ダッ

幼女「新米さん、泣いてましたね」

男「……」

幼女「今度は追いかけないんですか?」

男「……」

幼女「ふふ、分かりました。続けましょう」


267 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:21:12.72 ID:0S2hfA/Oo
妹「…戻りました」

姉「ああ、お帰り」

妹「……」

姉「どうした?報告しろ」

妹「おにぃは…男は幼女の下で魔法使いになる訓練をしています…」

姉「彼が?なぜそんなことを…」

妹「…ボクだって…知りたいよ」

姉「……何かあったのか?」

妹「……」

姉「姉として聞く。何があった?」

妹「何も……何もありませんでした…」

姉「言いづらいのなら――」

妹「失礼します」ガチャ

姉「……妹」


268 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:22:07.92 ID:0S2hfA/Oo
幼女「よっこらしょ、です」ドサッ

男「っつ!」

幼女「熱心なのはいいですが、ぶっ倒れるまでやらなくてもいいじゃないですか」

男「…悪い」

幼女「世話の焼けるお兄ちゃんです」

男「……」

幼女「さて、お腹が減ったのでご飯にしますか」トテトテ

男「…なぁ」

幼女「?」

男「俺は…どれぐらいかかる…?」

幼女「……」

男「おまえはいい線までいくと言ったけど、正直実感が湧かない」

男「時間稼ぎをするための強さを得るには、俺はどれぐらいかかりそうなんだ」

幼女「…ふむぅ」

男「おおよそでいい」


269 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:23:16.86 ID:0S2hfA/Oo
幼女「…2年ぐらいですかね」

男「そんなに…」

幼女「普通なら魔道学園に行って、6年かけてしっかり学ぶんです」

幼女「2年なら十分に早いほうですよ」

男「俺には、長すぎるよ…」

幼女「うぅ、そんなこと言われても困っちゃいます」

男「…くそっ」

幼女「まぁ方法がなくはないのですが」

男「!」

幼女「ただあまりオススメ出来るものではないのです」

男「かまわない!その方法を教えてくれ!」

幼女「うー、でも…」

男「頼む!」

幼女「…後悔しませんか?」

男「後悔したくないからだ」

幼女「……」

男「出来ることは全部する」


270 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:24:46.32 ID:0S2hfA/Oo
幼女「……これです」スッ

男「カプセル?」

幼女「飲めば魔力、身体能力を飛躍的に高めることの出来るお薬です。ただし――」

男「副作用があるのか…」

幼女「はいです。主な症状として、発熱、頭痛、眩暈ですね。過度な使用で死亡した者もいます」

男「くれ」

幼女「いいのですか?――あ!」

男「…ん」ゴクン

幼女「まだ説明の途中なのにー!」

男「……」

幼女「…副作用はもう一つあるのです」

男「?」

幼女「性欲が異常に高まる、という副作用が……」


271 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:25:43.64 ID:0S2hfA/Oo
男「くっ…!」

幼女「うー、お兄ちゃんとてもつらそうです…」

男「お、俺に…近づく、な…!」

幼女「お兄ちゃん」ギュッ

男「ッ!?」

幼女「いいのです、これはお薬の副作用ですから…」スリスリ

男「ぁ…あ…!」

幼女「私が楽にしてあげますです」ニコッ


272 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:27:28.72 ID:0S2hfA/Oo
幼女「服を脱いでください」

男「い、いやだ…!」

幼女「我慢しないでください。私がしてあげます」

男「…ッ!」

幼女「お口でぺろぺろがいーですか?」

男「っつ!」

幼女「こっちは無理ですけど、後ろなら入るかもです」

幼女「うんしょ、うんしょ…」ヌギヌギ

男「やめ――!」

幼女「お兄ちゃん、私の、使ってください…」

男「~~ッ!!」


273 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:28:06.04 ID:0S2hfA/Oo
男「ッ…………」バタリ

幼女「…あらら、気絶しちゃいました」

幼女「すんなりヤると思いましたが、思いのほか意思が固かったようですね」

幼女「雑魚なりに成長したということでしょうか」

男「……」

幼女「……」


274 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:28:32.91 ID:0S2hfA/Oo
――――

――

女「見切りました」ヒュバッ

姉「なっ!?」

女「私の勝ちです」

姉「くそ!もう一回だ!」

女「以前に比べれば随分と成長しましたが、まだまだですね」

姉「憎たらしいやつめぇ~」グリグリ

女「うー!グリグリ禁止です!」

姉「まいったと言え!」

女「ま、参りましたぁ!」


275 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:29:30.36 ID:0S2hfA/Oo
姉「ふん、これで引き分けだ」

女「頭がぁ……」

姉「…もうこんな時間か。あまり訓練出来なかったな」

女「うー…」

姉「いつまで呻いている。早く戻らないと午後の講義が始まってしまうぞ」

女「誰のせいだと思ってるんです…」

姉「私のせいだと言うのか?」

女「あなたが熱々のスープといつまでも格闘してるから訓練する時間が減ったんです」

姉「仕方ないだろう。とても飲めるような熱さじゃなかったんだ」

女「グリグリも禁止だとあれほど言ったのに…」

姉「そうだったかな?いや、すっかり忘れていたよ。クク…」

女「…猫舌」ボソッ

姉「ね、猫舌言うな!」

女「にゃーにゃー」

姉「こら!待たないか!グリグリの刑にしてやる!」

女「グリグリは嫌です~」


276 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:30:28.89 ID:0S2hfA/Oo
 
 第九話




                      「胸裡」




                                          
                                                 
                                                    了



277 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/11(土) 13:32:28.84 ID:0S2hfA/Oo
~次回予告~

歪で…無邪気…

故に純真……

彼女の好奇心が…悲劇の幕をあげる…

次回「追憶」


285 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 21:47:20.53 ID:1frW3eg/o
 
 第十話




                      「追憶」




                                          
                                                 
                                                    



286 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 21:48:10.77 ID:1frW3eg/o
~とある昼休み~

女「……」ボケー

姉「……」

女「ふぁ~…」

姉「眠そうだな」

女「…午後の講義サボりません?」

姉「一人でサボれ」

女「つれないですねー」ムニムニ

姉「やふぇないふぁ」

女「ほっぺたプニプニです~」ウニウニ

姉「むぐぅ!」

女「こ、これは病みつきなります!」ウニウニムニムニ

姉「いい加減にしろぉ!!」


287 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 21:49:22.04 ID:1frW3eg/o
女「…うぅ…頭がぁ」

姉「自業自得だ」

女「あ、もう講義始ってます」

姉「なんだと!?」

女「サボり決定ですね」ニコッ

姉「…ハァ」

女「何しましょー?私としてはお昼寝したいのですが」

姉「おまえ夜な夜な部屋を抜け出しているだろう」

女「あらら、バレてましたか」

姉「遅くまで何をしている?」

女「さーて、何でしょ~ね~?」

姉「やはり聞かないでおく」

女「えー!」


288 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 21:50:28.63 ID:1frW3eg/o
女「聞いてくださいよぉ~」

姉「……」

女「聞いてください聞いてください!」ウニウニ

姉「やふぇないふぁ!!」

女「聞く気になりました?」

姉「ああ、なったよ。なったからさっさと話せ」

女「実は私、彼氏ができまして」

姉「ほう、彼氏か…彼氏…?」

女「毎晩毎晩パンパコ、それはもう…」

姉「な、な、なっ!」

女「?」

姉「か、彼氏…だと…」

女「まさかとは思いますが、男性経験がない?」

姉「ッ!!」


289 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 21:52:33.04 ID:1frW3eg/o
女「おやおやおや、図星でしたか」

姉「う、うるさい…」

女「学園No.2が処女だったとは。また人気があがりますね」

姉「…そんなもんいらん」

女「ふふ」

姉「……ッ」

女「…?」

姉「…か、彼氏とは…その、どのぐらいの付き合いなんだ?」

女「そうですね、今のとは一ヶ月くらいでしょうか」

姉「一ヶ月…」

女「三週間ぐらいだったかもしれません」

姉「……」


290 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 21:53:22.74 ID:1frW3eg/o
女「嫉妬しているんですか?」

姉「!」

女「私の一番はあなたですよ」ギュッ

姉「わ、私は……」

女「照れたあなたはとてもかわいいです」

姉「ん…人に、見られてしまう…」

女「今は講義中ですから、大丈夫ですよ」

姉「…ふぁ」

女「それともお部屋のほうがいいですか?」

姉「……うん」

女「ふふ、ではお部屋でしっぽりしましょう♪」


291 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 21:53:48.90 ID:1frW3eg/o
~翌日~

姉「――…ん」

姉「……」ムクリ

姉「……」キョロキョロ

姉(……いない)


292 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 21:55:14.86 ID:1frW3eg/o
女「起きましたか。おはようございます」ガチャ

姉「何処に行っていたんだ…」

女「外の空気を吸いに出ていただけですよ」

姉「……」

女「どうしました?」

姉「…私が起きるといつもいない」ムスッ

女「……」

姉「……」

女「んー…つまり、起きたときに隣にいてほしいと…」

姉「……ん」


293 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 21:55:44.99 ID:1frW3eg/o
女「かわいいんだから」ツンツン

姉「や、やめろ」

女「私がいなくて寂しかったでちゅか~?」

姉「そんなわけないだろう!」

女「強がらなくてもいいですのに」

姉「つ、強がってなど…」

女「次からは、あなたが起きるまで傍にいますよ」

女「一緒に寝て、一緒に起きましょう」ニコッ

姉「……」

女「私が先に起きたら、あなたが起きるまで寝顔を見てニヤニヤしてます」

姉「…ばか」


294 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 21:56:46.17 ID:1frW3eg/o
女「しかし、武闘派のあなたがこうも乙女チックだとは思いませんでした」

姉「…言うな」

女「元来武闘派というわけではないのかもしれませんね」

姉「……」

女「普段は強い女性を演じていると。うん、私そういうの大好きです」

女「鼻で笑っちゃうくらい大好きです♪」

姉「も、もう我慢ならん!!」ガバッ

女「…その前に、一ついいですか?」

姉「命乞いしたって遅いぞ!」

女「服、着たほうがいいですよ」

姉「~ッ!!」

女「今更恥ずかしがる仲でもないでしょうに」

姉「うるさい、この馬鹿!!」


295 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 21:57:13.17 ID:1frW3eg/o
女「今日のご予定は?」

姉「午後から魔道史の講義があるが、それまでは暇だな」

女「魔道史なんて取ってるんですかー?」

姉「歴史から学ぶことも多い」

女「そーですかねー」

姉「おまえは?」

女「とくに予定はありません。ちょー暇です」

姉「丁度いい。また戦闘訓練に付き合ってくれ」

女「えー」


296 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 21:58:00.15 ID:1frW3eg/o
姉「暇ならかまわないだろう」

女「私戦闘は苦手なんですがねー」

姉「おまえが言うと嫌味にしか聞こえん」

女「それより…」

姉「ッ!?」

女「私こっちの戦闘は得意なんですよ」

姉「昨日散々したじゃないか…」

女「いやぁ、猫舌さんは胸が大きいな~」モミモミ

姉「お、おい…」

女「私も胸さえあれば、パーフェクトガールなんですがねぇ」クリクリ

姉「ふぁッ!」


297 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 21:58:44.19 ID:1frW3eg/o
女「今のとってもエッチな声でした」

姉「あれはおまえが…んくッ…!」

女「あれれ?もしかして誘ってます?」モミクリ

姉「ちが…ッ!!」

女「我慢しなくてもいいんですよ」

姉「して…ない…ッ」

女「スイッチが入れば、獣のように求めてくるくせにぃ」

姉「…ん」

女「私の名前を狂ったように連呼して…」

姉「…うぁ」

女「まるで盛りのついたメス猫のよう…」

姉「だ、めぇ…」


298 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 21:59:18.24 ID:1frW3eg/o
女「…さてと!おふざけはこの辺にしときましょう」

姉「…ふぇ?」

女「訓練に付き合って欲しいのでしょう?面倒ですが、あなたの頼みなら断れません」

姉「……」

女「どうしました?早く行きましょう」

姉「……」グイ

女「…離してくれないと、外へ出られませんよ」

姉「いじわる、するな…」

女「はて?なんのことだか…」

姉「…うぅ」


299 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 22:00:09.04 ID:1frW3eg/o
女「したいことがあるなら、ハッキリと仰ってください」

姉「……したい」

女「訓練ですか?」

姉「…違う」

女「違う?訓練でなければ何なのでしょう…」

姉「…ほ、本番」

女「…ぷ」

姉「な、なぜ笑う!?」

女「いえ、まさかそんな単語が出てくるとは思いもしませんでしたので」

姉「もういい!いつもいつもそうやってからかって――ッ!?」

女「すみません、反応がいちいちかわいいものですから、つい意地悪をしたくなるのですよ」

姉「あ――……」


300 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 22:00:47.62 ID:1frW3eg/o
女「――てください。早く起きないと魔道史の講義に遅刻しちゃいますよ?」

姉「…んん、あと5分」

女「5分したらほんとに起きるんですかー」

姉「……zzz」

女「言ってるそばから寝ないでください」

女「起きないとアソコに杖ぶちこんでヒィヒィ言わせちゃいますよ」

姉「ッ!?」ガバッ

女「爽やかなお目覚めですね」ニコッ


301 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 22:01:33.64 ID:1frW3eg/o
姉「どうしてもっと早く起こしてくれなかったんだ!」

女「何度も起こそうとしましたよ」

姉「講義が始まるまで後5分しかないじゃないか!」

女「サボっていちゃいちゃするのも一向にかまいませんが」

姉「何度もサボれるか!」

女「残念」

姉「行ってくる!」

女「走って転ばないよう気をつけてください」

姉「誰が転ぶか!」タタッ

女「……」

 …ビターン!!

女「御約束ですねぇ…」

女「……私は私の用事を済ませてきましょう」


302 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 22:02:31.90 ID:1frW3eg/o
姉「……」タタッ

姉(もうすぐ夕食の時間か。思いのほか遅くなってしまった)

姉(あいつは腹が減るとグチグチ文句を言い出すからなぁ)

姉(そのくせ、一人で食堂に行かず、律儀に待ってるし…)

姉「…クク」


303 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 22:03:20.26 ID:1frW3eg/o
姉「遅くなってすまない!」ガチャ

姉「……」

姉(…出掛けているのか)

姉(先に食堂に?)

姉(いや、今までそんなこと一度も…)

姉「……ああ…彼氏、か」

姉「…ハァ」


304 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 22:04:56.69 ID:1frW3eg/o
~翌日~

姉「……」パチクリ

女「やぁ、おはようございます」

姉「……」ムクリ

女「昨日はすみませんでしたね。ちょいと野暮用がありまして」

姉「…彼氏だろ」

女「うーん、どうでしょう」

姉「就寝時間になっても帰ってこないし…心配したのだぞ…」

女「これで許してくださいな」チュッ

姉「ッ!?」

女「ふふ」

姉「…つ、次からは事前に言ってくれ」

女「ええ、気をつけます」ニコッ


305 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 22:05:51.95 ID:1frW3eg/o
姉「ところで、だな…」

女「はい?」

姉「あー、そ、その本はなんだ?値打ち物のようだが」

女「まぁそうですね」ペラ

姉「魔道書だ、なんて言わないだろうな」

女「おやおや…」ペラリ

姉「いや、冗談だ。学園にあるとは言え、厳重に保管されているはずだしな」

女「厳重に、ねぇ……」ペラ


306 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 22:06:57.10 ID:1frW3eg/o
女「…たしか卒業後は魔装兵団に入ることを希望していましたね」ペラリ

姉「…それがどうした?」

女「急に気になったものですから。にしても、あなたらしいですね」

姉「一緒に来ないか?」

女「……」

姉「おまえほどの強さなら、すぐ副隊長に――いや、隊長も夢ではない」

女「やめておきます。戦闘は苦手ですから」

姉「…そうか」


307 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 22:08:19.27 ID:1frW3eg/o
女「私は諜報部か研究所を考えているんです」

姉「諜報部か…私の性格には合わん」

女「ステルス系統の魔法下手っぴですものね」

姉「うぐっ…」

女「研究所だと本部務めになりますか…」

姉「たしか本部は今改装中だったな」

女「そうでしたっけ?」

姉「だから学園で一時的に魔道書を預かることになったと、学園長が仰っていたろう」

女「へぇ」ペラリ

姉「…しかし、随分と熱心に読んでいるじゃないか」

女「なかなか面白いことが書いてありますよ、これ」

姉「だいたい何の本だ?」

女「あなたのようなお子様にはまだ早いものですよ」ニコッ

姉「そーかい」

女「……」ペラリ


308 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 22:08:44.52 ID:1frW3eg/o
~とあるお昼休み~

女「……」

姉「……」

女「いい陽気ですね」

姉「ああ」

女「サボりたくなるのも仕方ないと思いません?」

姉「仕方なくない」

女「むぅ…」


309 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 22:09:18.54 ID:1frW3eg/o
姉「……」

女「何か言いたそうですね」

姉「まぁ、な…」

女「もしかしてアレの日ですか?」

姉「違う!」

女「むぅ」

姉「…おまえも聞いたろ」

女「はて?」

姉「男子学生が一人、行方不明…」


310 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 22:10:26.60 ID:1frW3eg/o
女「女性のとこにでもしけこんでるんじゃないですかねぇ」

姉「私は何度か話したことがある。真面目な好青年だった」

女「あなたも男性に興味があったのですね」

姉「茶化すな」

女「……」

姉「彼は…おまえの彼氏だろう…?」

姉「二人が親しげに話しているのを何人か見ている」

女「……」


311 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 22:11:16.96 ID:1frW3eg/o
姉「何か知っているんじゃないか?」

女「……」

姉「夜な夜な出かけているのは彼と……」

女「何もありませんよ」

姉「……」

女「たしかに私たちは付き合っていますが、彼が行方不明なのとは無関係です」

姉「そう、か…」

女「私も彼の行方を知りたいぐらいですよ」

姉「……」

女「そろそろ午後の講義が始まりますね」

姉「…ああ」

女「戻りましょう」ニコッ


312 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 22:12:06.78 ID:1frW3eg/o
 
 第十話




                      「追憶」




                                          
                                                 
                                                    了




313 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]投稿日:2012/02/15(水) 22:12:50.14 ID:1frW3eg/o
~次回予告~

木霊する悲鳴は…

力への渇望か…命の慟哭か…

……それとも……

次回「童心」




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[ 2012/03/06 20:08 ] 幼女「」 | TB(0) | CM(0)
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