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後輩「ちょっと先輩!晩御飯どうするんですか!」3/5


後輩「ちょっと先輩!晩御飯どうするんですか!」





195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 01:19:20.33 ID:hGFhns7U0
-飛行機内-
先輩「ほら、お前の好きなスッチーがなんかやってるぞ」

後輩「いや別に好きってわけじゃ……それに来る時に見ましたもんね。知ってますよーだ」

先輩「もう飛行機慣れ気取りかよ」

後輩「慣れましたもーん」


ガタガタガタガタガタッ
後輩「ぎゃわわわわわわわ!!」

アナウンス「えー、現在気流の関係で少々揺れておりますが、飛行の安全に影響は全くありませんので……」

後輩「落ちるぅううう!」

先輩「うるせーな。落ちねーよ」

後輩「死ぬぅううううううう!!」

先輩「死なねーよ。パイロットを信じろよ」

後輩「助けてぇえええええええええええええ!!!」ヒシッ

先輩「……誰か席代わってくれぇ……」




元スレ
後輩「ちょっと先輩!晩御飯どうするんですか!」





196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 01:22:22.58 ID:hGFhns7U0
後輩「先輩、今日って何の日か知ってますか?」

先輩「クリスマス」

後輩「あれ、意外。先輩なら某国の陰謀によって洗脳された国民が経済を回すことに加担させられる忌まわしき日、とか言うと思ったのに」

先輩「そういう過剰反応こそみっともないと気付いたんだ」

後輩「予定は?」

先輩「無いッ」

後輩「男らしいですねー」

先輩「お前相手に見栄を張っても意味ないからな。どうせ同じ立場だし」

後輩「なっ、失礼な。予定ぐらいありますよ!」

先輩「へー、どんな?」

後輩「明石屋サンタを見ながらシャンパンをこう、くいっと」

先輩「……概ね予想通りだな」


198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 01:25:37.09 ID:hGFhns7U0
先輩「つーかシャンパンなんか買ってんのか?」

後輩「正確には今から買ってきます。ついでにケーキとチキンも買ってきますよ」

先輩「なんだよ、パーティーでもする気か?」

後輩「そりゃあ、もちろん」

先輩「なんでお前と二人でクリスマスパーティーなんかしなきゃいけないんだよ……」

後輩「……あれ、なんで『二人』なんです? 柳君とか藤原君も呼ぶつもりですけど」

先輩「えっ。……いや、別に」

後輩「あ、ひょっとして先輩、私と二人っきりでパーティーしたかったんですか?」

先輩「はぁ? ん、んなわけねーだろ」

後輩「そうですねぇー、いいですよ。二人きりでやりましょうか、パーティー」

先輩「い、いやいや、別に呼んだらいいだろあいつら」


199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 01:28:41.37 ID:hGFhns7U0
後輩「いや、やっぱり二人きりにしましょう」

先輩「ま、まあ別にいいけど……なんだよそのこだわりは?」

後輩「だって……先輩がこの寮にいる最後のクリスマスだから」

先輩「……そうだけど」

後輩「だから……二人きりがいいです。この、部屋で」

先輩「柳とかとも、一応最後だろ」

後輩「……柳君を呼びたいんですか?」ギロッ

先輩「い、いやいや。別にそんなことねーよ。そう睨むなって」

後輩「……まあ、とにかく」

後輩「ケーキ、買ってきますから」

先輩「あ、ああ。行って来い」

後輩「もちろんお金、半分出してくださいよ」


先輩「……」

先輩「なんか、最近あいつ時々怖いよな……」

201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 01:31:48.56 ID:hGFhns7U0
男2「うぃー」

男1「うぇー」

男2「メリークリスマースカップル死ね」

男1「クリスマースメリーリア充爆発しろ」

男2「まさか大学生活3回目のクリスマスまで全部お前と一緒とは……」

男1「いや、去年までは廣田とか林とかいたからむしろ悪くなってる」

男2「……はぁー」

男1「……はぁー」

208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 01:55:04.46 ID:hGFhns7U0
男1「ま、フラレ男どうし楽しくやろうぜ」

男2「一緒にすんなよ。お前は二回も振られてんだろ。俺は一回だ」

男1「い、いや林には別に振られては……」

男2「『ごめん。冷静になって考えてみたんだけど、やっぱ、無いわ』って言われたんだろ?」

男1「う゛っ……」

男2「……林さんと高田の野郎、今頃ヤリまくってるんだろうなぁ」

男1「多分なぁ。なにしろ性なる夜だからな……」

男2「……」

男1「……」

男2「うぉおおおおおお! 飲むぞぉおおおおおおおおおお!!」

男1「ちくしょおぉおおおおお! 飲むぞぉおおおおおおお!!」

211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 01:57:22.26 ID:hGFhns7U0
男2「……ま、あれよ、お互い惚れた相手が悪いわな」

男1「うあー? どういうことー?」

男2「最近気付いたよ……あの二人の間に分け入ることなんて、無理無理」

男1「あー、そうだなー」

男2「……とにかく、あの二人の仲のよさっていうか、絆はほんと羨ましいぐらいだ」

男1「……確かになぁ」

男2「俺も誰かと絆結びてー」


男1「……なんかもう、俺もお前でいいような気がしてきた」

男2「いやぁ、俺にも選ぶ権利あるからぁ」

男1「うわー、また振られたよ」

男2「残念だな。まあ、飲め飲め」

男1「おうおう、とっとっと」


212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 02:00:25.39 ID:hGFhns7U0
後輩「イヤース!」

先輩「イヤース!」

後輩「卒業おめでとうございます先輩!」

先輩「卒業おめでとう私!」

後輩「いやぁー、ついにこの日が来てしまいましたねぇ」

先輩「なんか信じられねーなー、明日からもうここで寝ることもないとかな」

後輩「……そうですね」

先輩「おっと、湿っぽいのはまだまだだぞ」

後輩「そうですね! 飲みましょう! パーッと! 朝まで!」

先輩「寝るなよぉー? あと吐くなよぉー?」

後輩「吐きます! 吐くまで飲みます! むしろ吐いても飲みます!!」

先輩「や、やめろぉ!」


214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 02:02:32.74 ID:hGFhns7U0
後輩「はぁー、れんあい、におつすくあいっすねー」

先輩「ろれつ回ってねぇぞ。何言ってんのか全然わかんねぇよ」

後輩「なんろぉ、まだまだぁ。よってまへんよぉー。これあらしゅとこうを300キロでばくそーできあうよ」

先輩「寮の前の道を3キロでウォーキングも無理だろ今の状態じゃ」

後輩「あ゛ー、ねむいー」

先輩「……もう3時過ぎてるぞ。寝るか?」

後輩「なぁーに、なんのそのこれしきぃー。あけぼのでもこにしきでもどーんとこいやー」

先輩「本当に大丈夫かお前……」

後輩「……」

後輩「……だって、寝ると明日になっちゃうんだもん」

先輩「日付の上ではとっくになってるけどな」

後輩「……先輩が出て行く日になっちゃうんだもん」

先輩「……」

後輩「……なんとかなりませんか」

先輩「……ならねーな」


215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 02:06:08.11 ID:hGFhns7U0
後輩「……うっ」

先輩「……」

後輩「ううう……」

先輩「……」

後輩「……先輩、肩、抱いてください」

先輩「こうか?」

後輩「もっと、ぎゅって」

先輩「……」ギュッ

後輩「先輩……う、うううー」

先輩「泣くなよ」

後輩「……無理」

先輩「……そうか。じゃ、泣け」

後輩「……うっ、うわぁあああああん!」

先輩「う、うるせーな……」

後輩「うあああああああああ!!」


217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 02:09:23.58 ID:hGFhns7U0
後輩「スー……スー……う、ううん……」

先輩「寝たか……」

先輩「……」

先輩「キツイなぁ」

先輩「絶対来る日だとはわかっていたけど」

先輩「……キツイな」

先輩「あんなこと言っといて、気持よさそうに寝やがって……」スリスリ

先輩「……ほっぺた、柔らかいなこいつ」プニプニ

後輩「……うん……あ、先輩?」

先輩「あ、わり。起こしちまったか?」

後輩「今、何時ですか?」

先輩「まだ4時過ぎだよ」

後輩「そうですか……よかった」

先輩「何が?」


218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 02:12:15.34 ID:hGFhns7U0
後輩「いや、せっかく先輩と一緒にいられるのに、長く寝ちゃったら勿体無いと思って」

先輩「……」

後輩「いやー、案外あっという間でしたねー、3年間」

先輩「……そうだな」

後輩「最初、こんな怖そうな人と3年も一緒にいなきゃいけないのかと思ったら、本当に憂鬱でしたけど」

先輩「私、怖そうか?」

後輩「金髪だったし。っていうか今でも怖いです」

先輩「嘘つけ」

後輩「色々ありましたねー。……沖縄も、楽しかったです」

先輩「パリじゃなくて残念だったな」

後輩「もういいですそれは……うん、でも、いつかは一緒に行きたいです。パリ」

先輩「そうだな……いつか、な」

後輩「自分のお金で」

先輩「当たり前だ」


220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 02:15:31.65 ID:hGFhns7U0
後輩「はー……先輩、ホントに明日出て行くんですか?」

先輩「ホントに今日、出て行くよ」

後輩「……なんとかなりませんかね」

先輩「だからなんともなんねーっつーの」

後輩「……私、明日からどうやって生きていけばいいんですか。一人で」

先輩「大丈夫だよ」

後輩「……ずっと、先輩に頼って生きてきたのに」

先輩「……大丈夫」

後輩「大丈夫じゃないです」

先輩「……別に、永遠の別れでもあるまいし。ちょくちょくまた会えるだろ」

後輩「……そうかな?」

先輩「信用しろよ」

後輩「……はい」

先輩「頑張れよ? 色々と」

後輩「……はい」


221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 02:18:05.63 ID:hGFhns7U0
後輩「……あの、先輩、最後に、一つだけお願い、いいですか?」

先輩「……別に最後じゃねーけど、なんだよ」

後輩「目、瞑ってください」

先輩「あ? なんでだよ」

後輩「いいから」

先輩「……こうか?」

後輩「……」スッ

先輩「なにする気……んっ!?」





224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 02:22:30.71 ID:hGFhns7U0
先輩「……酒くさ」

後輩「あんまり驚かないんですね」

先輩「……いやぁ、まあ、5ミリくらいは予想してたからな」

後輩「……私、レズとかそんなんじゃないですよ」

先輩「……」

後輩「そんなんじゃないです」

先輩「説得力ねーな」

後輩「……だって、このままじゃ私達、単なる先輩と後輩じゃないですか」

先輩「……どういう意味だよ」

後輩「そんな、どこにでもある、ありきたりな関係じゃ、嫌なんです」

先輩「……じゃあ、やっぱレズじゃん」

後輩「違います! 違うんです、なんていうか、その……」

先輩「……」

後輩「上手く口じゃ言えないんですけど、もっとこう……」


225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 02:24:24.44 ID:hGFhns7U0
後輩「他の人って、結局他人じゃないですか。一期一会とか言って、せっかく出会っても、またねとか言ってあっさり別れて。
   そりゃ、それが普通だし、悪いこととは思わないけど……でも、私は……私は先輩ともっとこう、別れを散々惜しみたいんです」

先輩「……これ以上か?」

後輩「惜しみたいって言うか……ちょっと違うな……うーん、別れたとしても繋がってる何かが欲しいんです」

先輩「……」

後輩「それも、離れてても心は隣にーとかそういうんじゃなくて……手繰り寄せれば、いつでも近くにいけるような。
   実際に触れられて、話が出来て、一緒に歩けるような、そんな感じの何かが欲しいんです」

先輩「それは、普通に別れた後も付き合いが続いてるだけ、じゃないのか?」

後輩「でもそれは、普通の、そこら辺の先輩と後輩でもあることじゃないですか。
   私はもっと……もっと、特別な何かが欲しいんです。他の先輩後輩が持ってないような、何か。
   それは……恋愛でも、別にいいとは思いますけど……いや、やっぱりちょっと違う気がするんです」

先輩「……」

後輩「わかっては、もらえないと思いますけど……」

先輩「……」

先輩「……私はもう、お前と特別な関係になってると思ってるけど?」

後輩「えっ?」


231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 02:57:48.30 ID:7Z73TB6FO
先輩「私はお前が別にレズでもなんでもいいよ。実際どうかは知らないけど、お前はお前だ」

後輩「……いや、だから違うと」

先輩「そんな風に思えるってことは、もう普通の先輩と後輩なんかじゃないだろ?」

後輩「……先輩」

先輩「こういうのじゃ、ダメか?」

後輩「……わかんないです」

先輩「いいってことにしとけ」

後輩「……はい」

先輩「大丈夫、いつでも会えるって」

後輩「……そうかな」

先輩「それに、私はお前と、けっこう、わりと、そこそこいい思い出作れたよ」

先輩「会えないときは、この思い出を食いつぶしてりゃ、ちったぁガマンできるだろ」

後輩「……」



232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 03:00:31.96 ID:7Z73TB6FO
先輩「だから……大丈夫だよ。お前一人でも」

後輩「せんぱい……」

先輩「……いや、一人じゃないよ。この世界のどっかには、ちゃんと私がいるんだから」

後輩「う、うううううー」ポロポロ

先輩「私とお前は……いつも一緒だ」

先輩「だから、もう泣くなよ」

後輩「やっぱり大好きですぅうううう!」ガバッ

先輩「うぐぉっ! い、痛い。そ、そんなに抱きしめんな」ギシギシ

後輩「せんぱぁあああああああああああああい!」

先輩「く、くるしっ……! し、死ぬっ……!」ミシミシ

後輩「もう放さなぁああああああいい!」

先輩「は、はなせぇ……」ポキポキ


234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 03:03:53.39 ID:7Z73TB6FO
後輩「ふー」

後輩「先輩の荷物が無くなると部屋が広いなー」

後輩「まあ、それでも狭いけど」

後輩「……先輩の、痕跡が」

後輩「無いな」

後輩「……ほんとに行っちゃったんだな」

後輩「……」

後輩「……ぐすっ」

後輩「おっと、いけないいけない」

後輩「先輩に泣くなって言われたんだ」

後輩「これから就活も正念場なんだから、気合入れないと!」

後輩「……先輩」

後輩「……私、頑張ります」

後輩「だから」

後輩「……また、晩御飯でも、一緒に食べましょうね」


293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 12:40:13.35 ID:hGFhns7U0
2年後


同僚1「えー、島井さん彼氏いないんですカー!?」

先輩「あははは」

同僚2「信じらんなーい! こんなに美人なのにイー!」

先輩「あははは」

上司「あー、じゃあ俺立候補しちゃおっかなー!?」

先輩「あははは」

同僚3「あー、不倫だぁー! 奥さんに言っちゃうゾー!」

先輩「あははは」

一同(笑)


294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 12:45:09.99 ID:hGFhns7U0
先輩「はぁー……」

先輩「疲れたぁ……」

先輩「なにが飲みニケーションだよコラ」

先輩「しんどいなぁ……会社」

先輩「あれ、メール来てる……直子かぁ。やべぇ、昼に来てたのか……」

後輩《先輩! 今度の土曜あいてますか!? 久しぶりに会いたいです! カニでも食べに行きましょうよ!》

先輩「えーっと、今度の土曜……あー、ダメだ」

先輩《すまん。合コンの数合わせにされててどうしても抜けれないんだ。また今度な》

先輩「っと……」

先輩「……あ、そういやこれで直子の誘い、5回連続で断ってんのか……」

先輩「っていうかもう……5ヶ月以上会ってねぇのか? つーか去年以来? え、マジ?」

先輩「うーん……」

先輩「よくねーな……」


296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 12:50:06.46 ID:hGFhns7U0
先輩「……」

先輩《再来週! 再来週空けとくから!》

先輩「……あー」

先輩「しんどい」

先輩「……大学に戻りてー」

先輩「寮でダラダラしてーなー……」

先輩「……やばい、泣きそうだ」

先輩「……直子ぉ」

先輩「会いてー


298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 12:56:08.27 ID:hGFhns7U0
先輩「うぉおお、けっこういいトコ住んでんなー」

後輩「やっぱり、女の一人暮らしじゃ防犯面も重要ですからねー」

先輩「しかし……久しぶりに会ったのに、なんで家飲みなんだよ?」

後輩「先輩にうちを見せたかったので」

先輩「なんだそりゃ」


後輩「……本当に久しぶりですね」

先輩「……そうだな」

後輩「先輩、髪長いほうが似合ってたのに」

先輩「そうか? 会社じゃわりと好評なんだけど」

後輩「……ッ」ピクッ

先輩「……?」

後輩「……もう金髪にはしないんですか?」

先輩「いや、流石に社会人だし……」

後輩「それもそうか……」


299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 13:01:07.26 ID:hGFhns7U0
先輩「しかしまあ、お前ももうすぐ社会人2年生か。どうだ、会社には慣れたか?」

後輩「……お父さんみたいなこと言いますね」

先輩「そりゃあ、私はお前の先輩だからな」

後輩「ふふふ……そうですねぇ、やっぱ、つらいですね」

先輩「だろ?」

後輩「最近なんか、学生時代に帰りたいーしか言ってませんよ」

先輩「お前もかよ」

後輩「先輩もですか?」

先輩「……まぁなぁ」

後輩「へぇー……意外」

先輩「そうか?」

後輩「先輩なら、どこに行っても何がおきても大丈夫な神経をお持ちだと思ってましたから」

先輩「……褒めてんの? 馬鹿にしてんの?」

後輩「両方です」

先輩「このヤロー」


300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 13:07:07.77 ID:hGFhns7U0
後輩「……それに、先輩、会社の人と仲良さそうじゃないですか」

先輩「はぁ? なんでだよ」

後輩「だって、いっつも飲み会とか合コンとか……」

先輩「……あー、わりぃ。そこは本当に悪いと思ってる」

後輩「……別に、怒ってはいませんけど」

先輩「お前も、会社の付き合いの面倒くささがそろそろ分かる頃だろ? 許してくれ」

後輩「だから、怒ってませんってば」

先輩「……なら、いいけど」


後輩「……雨降ってきましたね」

先輩「あ、ほんとだ。傘貸してくれ」

後輩「いいですよ」


302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 13:12:11.86 ID:hGFhns7U0
後輩「……」

先輩「お前さー……彼氏とかは?」

後輩「……」ギロッ

先輩「そ、そんな目で睨むなよ。こえーよ」

後輩「……先輩は?」

先輩「あ? いるわけねーだろ」

後輩「……合コンとか行ってるのに?」

先輩「付き合いで行ってるだけだよ。途中で帰るもん私」

後輩「……嘘だ」

先輩「あ? なんて?」

後輩「先輩みたいな美人が、そんなわけない」

先輩「そんなわけないって言われてもなぁ」


303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 13:17:00.45 ID:hGFhns7U0
後輩「……本当に?」

先輩「本当だって」

後輩「本当の本当に?」

先輩「……しつけーな。私の言う事が信じられないのか?」

後輩「そんなことは……ないですけど」

先輩「じゃあ、もうこの話は無しな。私から振っといてなんだけど」

後輩「……」

先輩「どうしたんだ? なんか変だぞお前」

後輩「……そんなことないです」

先輩「……」


305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 13:22:20.25 ID:hGFhns7U0
先輩「……ん、なんだこりゃ? ベルト付の手錠? 手枷?」

後輩「……あっ」

先輩「おいおい、どうしたんだよこれ。なんに使うんだよ。ベルトがベッドに繋がってるけど」

後輩「……いや、別に」

先輩「さてはお前……これで緊縛プレイか監禁プレイでもやってんじゃねーだろーな」

後輩「……はぁ?」ギロッ

先輩「なんだよ。お前あんなこと言っといて、そんな相手がいるのか」

後輩「……違います」

先輩「いやでもなぁ、流石に引くなぁ。手錠はなぁ。自分の後輩がそんな趣味だとは……」


後輩「 違 う っ て 言 っ て ん だ ろ ! ! 」


先輩「わっ!」ビクッ

後輩「あっ……ご、ごめんなさい。大声出して……」

先輩「じ、冗談に決まってんだろ。なにをそんなにキレてんだよ」


306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 13:27:25.78 ID:hGFhns7U0
後輩「ごめんなさい……な、なんか最近、変にイライラしてて、自分でも変なんです」

先輩「……疲れてんじゃねーのか? 今まで新しい環境に必死だったろうけど、そろそろ落ち着いてきた頃だろ。
   中途半端に肩の力抜けたら、ほっとした瞬間、がたがたっていっちまうからな」

後輩「そうなんです……かね」

先輩「力抜くなら抜くで、思いっきり抜けよ。確かにお前なんか疲れてるよ。目の下にクマできてるし
   それにちょっと痩せたか? ちゃんと飯食って、ちゃんと寝てるか?」

後輩「……最近ちょっと食欲なくて、あんまり眠れないです」

先輩「そりゃあダメだ。なんといっても身体が一番だぞ。仕事も忙しいだろうけど、休む時はちゃんと休めよ」

後輩「はい……先輩、なんか大人になりましたね」

先輩「当たり前だろ。お前の先輩なんだからな」


307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 13:33:15.06 ID:hGFhns7U0
先輩「ん、これ宮古島行った時の写真か」

後輩「……」

先輩「わざわざ飾ってんのかよ」

後輩「……大切な、思い出ですから」

先輩「あの時は恥ずかしかったけど、こうやって見るといい写真だな」

後輩「先輩の貧乳ビキニが眩しいですねー。ジャンプしてるのに揺れる気配もないって言う」

先輩「ぶん殴るぞ」

後輩「どうぞ」

先輩「……」グッ

後輩「……やっぱりダメ」

先輩「……いい顔してんな。二人とも」

後輩「……はい」

先輩「楽しかったな。あの頃は」

後輩「……はい」

309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 13:39:20.72 ID:hGFhns7U0
先輩「……ああ、もうこんな時間か。終電間に合うかな……そろそろ帰るわ」

後輩「あ、そうですか……泊まっていけばいいのに」

先輩「そうしたいけど、明日も仕事だからな……」

後輩「……見送ります」


先輩「じゃあ、またな。今日はご馳走様。今度は……いつになるかなぁ。ま、早いうちにこんどはどっか行こうな」

後輩「……先輩」

先輩「ん、なに?」

後輩「今からじゃ終電ギリですよ。やっぱり泊まっていって下さい」

先輩「うーん……ごめん」

後輩「……ねぇ先輩」

先輩「……なんだよ。終電ギリなんだろ」

後輩「……一緒に暮らしませんか」

先輩「……はぁ?」


312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 13:46:09.96 ID:hGFhns7U0
後輩「ここでなら、二人でも十分のびのび暮らせますし。家賃も……」

先輩「いや、ここの家賃半月分で私のアパート2か月分にもならんぞ、多分」

後輩「先輩は今の所の分だけでいいですから」

先輩「……いや、それは」


後輩「……私達、なんなんですか?」

先輩「は? 何?」

後輩「……先輩が大学卒業してから、どういう関係なんですか、私達は」

先輩「……」

後輩「なんか、お互い会社の付き合いばっかりとか休日出勤とかで、ご飯にも行けず……」

先輩「……社会人っちゃ、そんなもんだろ。学生時代の先輩後輩なんて……」

後輩「もっと、特別な関係じゃなかったんですか? 私達は」

先輩「……っ!」

先輩「……そうだったな」


315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 13:49:57.15 ID:hGFhns7U0
後輩「なのに、なんか……最近変です」

先輩「いや、だからほんとごめんって。これからはもっと……」

後輩「違います! ……なんか、私が、変なんです」

先輩「……」

後輩「……変なんですよ、本当に」

先輩「……疲れてるんだよ。今日はもうゆっくりした方がいい」

後輩「……先輩、これで最後です」

先輩「……」

後輩「私と一緒に暮らしてください。……そうでなくても、せめて泊まっていってください」

先輩「……」

先輩「……ごめん。明日どうしても休めないんだ」

後輩「……」

先輩「また、今度な」

後輩「……」


316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 13:57:50.22 ID:7Z73TB6FO
-エレベーター内-
先輩「……なんか、様子がおかしかったな」

先輩「一緒にか……住めたらいいけどな」

ティッティロティッティロティッティロティーン
先輩「ん? 直子か?」

後輩《忘れ物してますよ。取りに来てください》

先輩「忘れ物? なんだろう……」

先輩「持って来てくれりゃいいのに」



ガチャ
先輩「おい、忘れものってなんだよ」

後輩「こっちです」

先輩「別に忘れたものなんてねーぞ」

後輩「……ここです。ベッドの横」

先輩「あー? なんだよ一体……」

後輩「……」



319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 14:02:28.38 ID:hGFhns7U0
先輩「おい、忘れ物ってなんなんだよ。何にもねーぞ」

後輩「……先輩、ちょっと、手出してくれませんか?」

先輩「あ? こうか?」

後輩「……ありがとうございます」

カチャリ

先輩「……さっきの手錠か。やめろよ」

後輩「……」

先輩「おいこら、これじゃ電信柱に繋がれた犬じゃねーか」

後輩「……」

先輩「なんの冗談だ? やめろ。動けないだろ。外せ」

後輩「……」


322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 14:07:10.75 ID:hGFhns7U0
先輩「おい、どうしたんだ? いい加減にしろ」

後輩「……外しません」

先輩「……おい」

後輩「……」

先輩「怒るぞ」

後輩「ごめんなさい」

先輩「いいか。外せ。いますぐ、外せ」

後輩「……ごめんなさい」

先輩「こっち見ろや」

後輩「……」

先輩「……外せっつってんだよ」

後輩「……」

先輩「聞いてんのかコラァ!?」ガタッ

後輩「……暴れないで下さい。食い込んで痛いですよ」


325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 14:10:58.25 ID:hGFhns7U0
先輩「おい。おい。な、ほんと。こういうの全然おもしろくねーから。馬鹿なガキじゃねーんだから。
   こんなふうにふざけてもぜんっぜんおもしろくねーから。いい加減にしとけ」

後輩「……先輩は」

先輩「……おい、これが許されんの、今のうちだぞ。本気で」

後輩「……もう、帰れません」

先輩「警察呼ぶぞ」

後輩「呼んでみたらいいじゃないですか。……どうやって?」

先輩「……なあ直子。お前が本気で怒ってるのはわかった。確かに私も悪かった。
   会社の付き合いとか仕事ばっかりで、お前のことほったらかしといて。でもな、こういう怒り方はよくないぞ。
   私だってもうガキじゃねーんだから、自分で自分のこと悪いって思ってるよ。
   だから、もうやめろ。こんな馬鹿なこと……」

後輩「聞こえませんでしたか?」

先輩「……な、なんだよ」

後輩「先輩は、もう帰れません」

先輩「……ふざけんな」

後輩「……もう、諦めてください」

先輩「……っ ざ け ん な コ ラ ァ !」


326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 14:14:46.15 ID:hGFhns7U0
後輩「ッ!」ビクッ

先輩「こっちが甘いツラしてたら付け上がりやがってよぉ! 帰れませんだぁ?
   脳ミソイカれたんじゃねーのか!? いくらお前と私の仲だからってこんなおふざけが許されるとでも思ってんのか!? 
   冗談じゃねぇ! 今すぐ外せ! じゃねーとぶっ殺すぞ! もう、本気で……」

バシィッ

先輩「つぅッ……!」

後輩「……自分の立場、わきまえてください」

先輩「直子、お前……」

後輩「……」

先輩「自分が何やってんのかわかってんのか……」

後輩「ええ。とてもよく」

先輩「……放せぇ!」ガッ

後輩「……」

ドスゥッ


327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 14:16:48.28 ID:hGFhns7U0
先輩「げはッ……! げほっ! げほっ! や、やめろ……」

後輩「大人しくしてください」

先輩「……ふ、ふざけんな、この……」

ゴガッ

先輩「うぐっ……!」

後輩「黙れ」

先輩「な、直子ぉ……」

後輩「……」

先輩「ど、どうしちまったんだよ……」

329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 14:21:05.16 ID:hGFhns7U0
後輩「……はい、お水のペットボトル置いときますね。とりあえず一晩なら一本で良いですよね」

先輩「……ッ」キッ

後輩「ごめんなさい。こんなことしたくないんですけど、今手錠外したら、先輩逃げるでしょ?
   しばらく、大人しく繋がれていてください。……先輩のためです」

先輩「……やめろ。もう、ほんとに、こんなこと……」

後輩「……」

先輩「……今なら、今ならなんとかなるから……後戻りできるから……やめるんだ……直子……」

後輩「……もう、戻れませんよ」

先輩「直子……」

後輩「はい。おトイレはこのバケツにしてくださいね。中にオムツの中身を入れてますから。ああ、ちゃんとフタはしてください」

先輩「なおこぉ……」

後輩「……じゃ、私もそろそろ寝ますので。この部屋は先輩の部屋にしますから、私は別の部屋で。
   あ、大声出しても無駄ですよ。最近のマンションの防音は凄いんですから……私も、先輩に酷いことはしたくないんで」

先輩「……」

後輩「そうです。そんな風に大人しくしていれば、痛いことしません。……じゃ、おやすみなさい」



331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 14:24:42.18 ID:hGFhns7U0
先輩「……痛って」

先輩「……あのヤロー、本気で蹴りやがった」

先輩「……」

先輩「……なんで」

先輩「……なんでこんなことになっちまったんだよ……」

先輩「……なんで……」

335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 14:29:30.24 ID:hGFhns7U0
後輩「おはようございます。先輩。よく眠れましたか?」

先輩「……」キッ

後輩「……反抗的な目ですねぇ。捕まえられた野生の虎みたいですよ」

後輩「ま、別にそれぐらいで怒りません」

先輩「……おい、一晩寝て目ぇ醒めただろ。帰せ」

後輩「……朝ごはん持ってきますね」


後輩「食べないんですか?」

先輩「……」

後輩「意味ないですよ、そんなことしても」

先輩「……帰せ」

後輩「諦めて下さいと言ったでしょ?」

先輩「……ふざけんな」

後輩「もう聞き飽きましたよ。それは」

先輩「……」


336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 14:34:29.65 ID:hGFhns7U0
後輩「あ、先輩の会社に電話しときましたよ。とりあえず風邪で休むって言っときましたから」

先輩「……」

後輩「私、先輩の声真似には自信あるんですよ。会社の人、全く疑ってませんでした」

先輩「……」

後輩「ま、そのうち会社は辞めてもらうことになると思いますけど……そこは、私が上手くやりますからね。心配しないで下さい」

先輩「……うっ」ポロポロ

後輩「……」

先輩「もう、やめろよぉ……こんなこと……」ポロポロ

後輩「……」

先輩「……うちに帰せよぉ……」ポロポロ

後輩「ダメです」

先輩「……なんでだよぉ……今なら、今なら……友達の家に泊まったってことにしとくからさぁ……
   警察にも言わねーよぉ……だから……」


338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 14:39:36.48 ID:hGFhns7U0
後輩「もう、間に合いませんよ」

先輩「……」

後輩「もう、戻る場所なんてないんですよ。私には」ニヤァ

先輩「……」

後輩「もう、何もかも手遅れなんです。もう」

先輩「……ばっ」

後輩「先輩も、覚悟きめてください」

先輩「バカヤロぉおぉおおおおお!!」

後輩「……うるさいなぁ、朝から」

先輩「てめぇの言いなりになんかならねぇからな! もうゆるさねぇぞ! 殺してやる! 絶対に警察に突き出してやる!!」

後輩「……そうそう、それでこそ先輩ですよ。でも、これじゃ手錠は外せませんね」

先輩「殺すからな。絶対」

後輩「ま、そのうち大人しくなりますよ……そのうち、ね」


342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 14:45:53.13 ID:hGFhns7U0
後輩「先輩、なんか臭いですよ」

先輩「……う、うう……」

後輩「あっ、もう四日もお風呂入ってませんもんね」

先輩「……死ね……」

後輩「おトイレもこんなのだし……ごめんなさい。気がつきませんでした。お風呂入りましょう」

先輩「……」

後輩「じゃあ、手錠外しますよ」

カチャリ

先輩「……ふっ!」ガバッ

後輩「キャッ」


後輩「……いけませんねぇ、そういうことは」

後輩「自分の身が危ないですよ?」

先輩「うっ……!?」



345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 14:48:13.92 ID:hGFhns7U0
バチバチバチッ

先輩「すっ、スタンガン……ッ!?」

後輩「いくらなんでもこれは使いたくないんですよ。……痛いですよ? これ」

先輩「くっ……!」

後輩「ほら、大人しくお風呂入ってください」

後輩「着替えは私のでいいですよね。じゃあ、待ってますから」


先輩「……」

先輩「あー……」

先輩「……気持いいのがむかつくな」

先輩「……これからどうなるんだろう」

先輩「……うっ……」

先輩「だめだ……泣いちゃ……」

先輩「負けちゃだめだ……」



350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 14:51:25.43 ID:hGFhns7U0
後輩「……ほら、手出してください」

先輩「……」

後輩「やっぱり、手錠なんか付けてたらだめですね……血が出てるじゃないですか。痛そう……」

先輩「……いちっ」

後輩「ちゃんと消毒しないと……結構暴れましたか?」

先輩「……当たり前だろ」

後輩「……もう手錠はやめましょうか」

先輩「えっ……」

後輩「もう1週間もこれですもんね……まあ、いいでしょう」

先輩「……」


351 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/10(月) 14:55:38.32 ID:hGFhns7U0
後輩「はい、手当て終わりましたよ。じゃあ、もう手錠はつけなくても良いです」

先輩「……」

後輩「テレビとか本も見て良いです。CDもご自由に。好きにくつろいでください」

後輩「ただし、この部屋からは出しません」

後輩「窓も扉も私が鍵をかけますからね。……もちろん、私をどうかしようたって、無駄ですよ」バチバチッ

後輩「じゃ、私は仕事ですので」

先輩「……せ、せめて、トイレぐらいは普通に使わせてくれよ……」

後輩「……トイレは廊下に出ないといけませんから……ちょっと難しいですね。
   まあ、確かにバケツはあんまりですか。おまるか……携帯トイレでも買ってきましょう」

先輩「……うっ……うっ……うう……ひどい、ひどいよ……」ポロポロ

後輩「……」

後輩「……私が家にいる間は、別に良いです」

後輩「……じゃ、なるべく早く帰ってきますから」


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[ 2012/03/05 22:32 ] 先輩「」or後輩「」 | TB(0) | CM(0)
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