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男「お、流れ星か。理想の妹をくださいっと」4/7



男「お、流れ星か。理想の妹をくださいっと」



158 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 00:22:35.27 ID:Rqzg4huA0

男「たっだいまー」

敬語妹「あ、兄さんお帰りなさい」

男「おーイイ匂い!今夜はハンバーグか」

敬語妹「そうですよ。珍しくボー妹ちゃんが手伝ってくれてるんです」

ボー妹<珍しいは余計だよー。兄ちゃんのはこっちの脂身80パーセントのでいいねー?

男「いやー!せめて半分は赤身を入れてー!」

敬語妹「ではお料理に戻りますね」

男「ああ。赤身、頼んだぞ」

男「さて、宿題するのもなんだし、無垢妹と遊んでやるかー」

トントン

男「おーい無垢妹、いるかー?」

シーン

男「おいおい、死んでんじゃないだろうな?」

ガチャ

男「あ、れ?」

男「部屋間違えたっけ?ここ物置だったか?」

男「階段上がってすぐ右の部屋が無垢妹の部屋だったはず・・・・・・」

男「ボケてんのか俺?」




元スレ
男「お、流れ星か。理想の妹をくださいっと」
[SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServise掲示板]


続き
1男「お、流れ星か。理想の彼女くださいっと」1/5
2 男「お、流れ星か。理想の幼馴染くださいっと」1/3





159 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 00:23:31.89 ID:Rqzg4huA0
男「階段上がってすぐ左の部屋がツン妹の部屋・・・・・・」

ガチャ

ツン妹「え・・・・・・?」ヌギヌギ

男「あ、うんほら、間違いない・・・・・・」

ツン妹「死ねバカ兄貴ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

男「のああああああああ!!!」

ドカッ

男「」シーン

敬語妹<どうしたんですかー?

ツン妹「バカ兄貴が私の着替えのぞいてきたのー!!」

ボー妹<いつも通りじゃーん

ツン妹「コレが日常茶飯事なら私、この人と同じ屋根の下にいれないわよ!」

――――――
――――
――




160 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 00:25:46.46 ID:Rqzg4huA0
チュンチュン

男「はっ!!朝っ!?」

敬語妹「あ、おはようございます。低血圧の兄さんには珍しく早起きですね」

男「そうか・・・・・・ツン妹に蹴られてそのまま気絶してしまったのか」

敬語妹「着替えを覗くからですよ」

男「いや、覗いたわけじゃなくて・・・・・・何でだっけ?」

敬語妹「朝食の準備できてますよ」

男「はーい」

リビング

ツン妹「げ、起きてきた」

大人妹「おはようございますお兄様」

敬語妹「兄さんは昨日ハンバーグ食べれなかったんで、今日のお弁当にハンバーグ入れておきますね」

男「ああ、昨日はハンバーグだったんだな。たしかボー妹もいっしょに作ってたよな。そういえばボー妹と無垢妹は?」



161 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 00:27:04.43 ID:Rqzg4huA0

敬語妹「・・・・・・?えっと、何を言ってるんですか?」

ツン妹「ボー妹と無垢妹ってだれ?ゲームのし過ぎで頭おかしくなっちゃった?」

大人妹「まあ。私たちがいますのに」

男「はあ?お前らこそ何言って・・・・・・!!」

男「そういえば昨日・・・・・・!!!」ダッ

大人妹「お兄様?」

男「階段上がってすぐ右が無垢妹の部屋!」

ガチャ

男「物置・・・・・・」

男「つっ、その隣がボー妹のへ・・・・・・」

ガチャ

男「や・・・・・・」

男「ははは、こりゃ何の冗談だ?かくれんぼのつもりか・・・・・・?」

敬語妹「何をしているんですか?朝からエキサイティングですね兄さん」

ツン妹「きっとエロ本を隠し忘れてたとかよ」

男「そう、だな・・・・・・その方がいいな」

ツン妹「・・・・・・どうしたの?震えてるわよ?」



162 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 00:28:49.86 ID:Rqzg4huA0
男「頼むっ!言ってくれ!俺らは何人兄妹だ!?」ガシッ

ツン妹「な、なななな!ちょ、掴まないでよ!!///」

男「頼む・・・・・・」

ツン妹「・・・・・・4人だけど、それがどうしたのよ?ていうか兄貴大丈夫?顔色悪いよ?」

男「その4人ってのは、俺、大人妹、敬語妹、ツン妹か?」

ツン妹「そうだけど・・・・・・悪い妄想にも取り付かれてるの?」

男「そうだ・・・・・・女さん」

敬語妹「兄さん?」

男「がっこ行って来る!!」ダッ

敬語妹「あ、朝ごはんは食べないんですかーーーー!!?」

敬語妹「もう!」

ツン妹「兄貴、変だったよ?」

敬語妹「そうですね。いつもの変と違うような・・・・・・」

大人妹「あら、降水確率100パーセントだって。1週間雨が続くみたいよ」

敬語妹「じゃあ兄さんの分の傘まで持って行ってください」

大人妹「分かったわ」



163 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 00:29:29.68 ID:Rqzg4huA0

男「女さんっ!!」ゼェゼェ

<やだ、朝から女さんと?

<あいつ世の男性の敵だろ?

男友「なに息荒げてんだよ。周りから勘違いされるぞ?」

男「そんなことどうでもいいから!もうこの時間にはきてるだろ女さん!」

男友「え、や、知らない。いつもはきてるんだけどな」

男「そんな・・・・・・」

ピリリリリリ

男「ん、俺のケータイ。メールか」

From:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
あと3日


男「・・・・・・!!」




164 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 00:30:29.78 ID:Rqzg4huA0

To:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
あと3日って何なんですか!?
妹がいなくなったことと関係あるんですか!?


男友「お、おい。顔色悪いぞ・・・・・・?」

ピリリリリリ

From:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
キーワードを拾うんだ


男「キーワード・・・・・・?」

担任「おい男、チャイム鳴るぞ。ケータイなおせ」

男「すんません。早退っす!!」

担任「お、おい!」


To:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今から女さんの家に行きます
家の場所教えてください



165 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 00:32:00.11 ID:Rqzg4huA0

ピリリリリリ

From:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
すまないが言えない
ただ、最後にアドバイスをする

屋上に行きたまえ


男「最後に・・・・・・?」


To:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
最後ってどういうことですか?


男「返信が・・・・・・来ない」



166 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 00:32:36.86 ID:Rqzg4huA0

To:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
返信ください


To:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
大丈夫ですか?


To:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
何かあったんですか?


To:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
教えてください


男「・・・・・・屋上に行くか」



167 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 00:33:49.56 ID:Rqzg4huA0

屋上

男「雨降ってる・・・・・・」

??「待ってたよ」

男「誰ですか・・・・・・?」

??「私はサン。サン・ターだ」

男「すいません。ちょっといいですか?」

サン「構わないよ」

男「ええええええええええ!!??」

サン「そんなに驚くことかい?本来なら既に君と会っている予定だったんだが」

男「親父たちとの会話でお流れになりましたもんね」

サン「そうだ。君の『家族の団らんにサン・ターさんはいらなくない!?』の発言でね」

男「それは本当にサン・ターさんがいるとは思わなくて・・・・・・ていうかあなたは誰なんですか?」

サン「僕は流星の監査員だよ。女くんといっしょのね」



168 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 00:35:09.12 ID:Rqzg4huA0
男「え、じゃああなたにも俺が願った流れ星が?」

サン「いや、僕は君のじゃない。君の両親が願った流星の監査員だよ」

男「親父たちの?」

サン「そうだ。正しくは君の母親。彼女は流星に正しく願った」

男「何を願ったんですか?」

サン「『生まれてこなかった子供たちが生まれた世界が欲しい』と」

男「生まれてこなかった・・・・・・?」

サン「重要なのはそこではない。願い方だ」

男「願い方って・・・・・・流星が流れている間に3回言うってやつですよね」

サン「その通り。彼女は正しく3回願った。そして望む世界が手に入った。しかし君はどうだ」

男「俺は・・・・・・1回しか言ってない」

サン「偶然にも君と母親の願いが合致し、叶った様に見えた。が、実は君のその中途半端な願いは母親の願いを食いつぶすように打ち消していっているんだ」

男「それが・・・・・・妹たちの消失」

サン「ああ。君は、所詮ゲームの世界に憧れて、つまらない気持ちで星に願ったに過ぎないんだ」

男「そんな・・・・・・」



169 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 00:36:56.76 ID:Rqzg4huA0

サン「だから女くんは君にその考えを更正させるチャンスを与えたんだ」

男「それが、熱海旅行ですか?」

サン「それを君は棒に振った。愚かな」

男「そんな・・・・・・そんな・・・・・・」ガクッ

サン「そして、願いを見届けきれない監査員はどうなると思う?」

男「もしかして・・・・・・監査員も消えるのか!?」

サン「その通りだ」

男「お、俺はどうすれば!どうすればいいんですか!!?」

サン「だから君は愚かなんだ。他人に頼ろうとするその姿勢。3度願おうともせず、他力本願」

男「俺はどうなってもいい・・・・・・ただ、母親と妹たちと女さんに罪は、ない」

サン「・・・・・・」

男「俺の命でも何でも使えばいいじゃないか・・・・・・俺が愚かなら、死んでその命を別のものに変えればいいじゃないか・・・・・・」

サン「あと3日だ。その間に自力で答えを出すといい。君が正しい選択をしたのなら、僕は喜んで君の願いを見届けよう」

男「あ、ああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」


179 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:01:36.99 ID:Rqzg4huA0



男「正しい選択・・・・・・」

ガチャ

大人妹「お兄様!!」

男「大人妹・・・・・・」

大人妹「傘を届けようと教室に向かったのですが、慌てた様子で屋上に向かったと聞いて飛んできました」

男「あぁ、すまない・・・・・・」

大人妹「こんなに濡れて・・・・・・何かあったのですか?随分と顔色が悪いですが」

男「俺は・・・・・・」

大人妹「・・・・・・」

大人妹「お兄様、少しお話いたしましょう」

男「あ、ああ」

大人妹「こちらだと雨をしのげますわ」

男「すまない、な・・・・・・」



180 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:02:46.50 ID:Rqzg4huA0
大人妹「今朝言っていたボー妹、そして無垢妹という少女のことですか?」

男「」コクン

大人妹「もし、気分を害されるのなら申し訳ありませんが、私にはその様な妹がいた記憶はございません」

男「知ってる」

大人妹「全てお話くださいとは言いません。しかし、気分が休まるのならいくらでもお傍にいますわ」

男「・・・・・・俺がもし、いや。お前たちがもし、生まれていない存在だったら、どうする?」

大人妹「私たちがですか?」

男「ああ」

大人妹「以前も同じような質問をなさいましたよね?その時と答えは変わりません。今お兄様と会えたことに感謝します」

男「大人妹・・・・・・」ギュッ

大人妹「泣きたいのであれば私の胸をお貸しします」

男「泣かねーよ。少なくともお前たちの前では立派な兄貴でありたいからな」



181 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:03:57.50 ID:Rqzg4huA0
大人妹「雨、ですね・・・・・・」

男「ああ」

大人妹「確かあの時も・・・・・・?あら?あの時は晴れでしたっけ?」

男「あの時?」

大人妹「お兄様が私を妹にしてくださった時です。あの『義妹愛』の本を拾った橋のことですわ」

男「『義妹愛』はもういいから!」

大人妹「あの時、確か晴れていたはずです・・・・・・そうでないと本が濡れて読み物にならなくなってしまいますからね」

男「ああそうだな」

大人妹「しかしお父様とお母様は、雨、そう断言していますわ」

男「いや、雨は・・・・・・交通事故が起こった時の天気・・・・・・あれ?」

男「親父の話じゃ、お前を妹にした日は雨、同時に交通事故が起こってた」

大人妹「ですが、私たちの記憶では晴れの日ですわ」

男「同じ日なのに、矛盾が生じてる?」



182 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:05:10.38 ID:Rqzg4huA0
大人妹「幼い記憶ですので、記憶が入り混じっているのでしょうか・・・・・・?」

男「違う。これは、2つ記憶があるんだ。そうか、俺は2つ記憶を持ってたんだ」

大人妹「お兄様は2つ記憶があるんですか?」

男「SFみたいな話かもしれないけど、そういう事だと思って話を聞いてくれ」

大人妹「はい。お兄様を信じますわ」

男「1つはお前と同じ記憶。俺とお前はそれまでは幼馴染だったな」

大人妹「そうですね。毎日いっしょに遊んでいましたわ」

男「あの日、晴れていて橋の下で本を拾った。そしてそのまま家に帰ってお前を妹にしたいと両親に告げた。俺と遊ぶことを優先したお前は交通事故を逃れた」

大人妹「その通りですわ」

男「それでもう1つだ。それは、お前と俺が幼馴染ってところまでいっしょだったんだが・・・・・・」

大人妹「それからが違いますの?」

男「ああ。あの日は雨で・・・・・・映画に行く途中に幼馴染が乗る車は交通事故に遭う。一家全滅・・・・・・」

大人妹「そんな・・・・・・」

男「大人妹は、俺の妹にならなかった・・・・・・」

大人妹「そう、ですか」



183 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:06:24.57 ID:Rqzg4huA0
男「待て。何で今まで忘れてたんだ?よく考えればすぐに分かったことじゃないか!・・・・・・妹が出来たという現実に、呆けていたのか?」

大人妹「2つの記憶で思い出したのですが、シュレーディンガーの猫というお話をご存知ですか?」

男「?」

大人妹「確立が50パーセントずつの2つの事象があるとき、それらは同立してしまう・・・・・・つまり、ありえない2つの事象が同時に成立してしまうことを意味するんです」

男「何か、高度なお話になってきてないか?」

大人妹「つまり、私がいる世界と私がいない世界が同立しているのですよ」

男「なるほど・・・・・・?」

大人妹「話してください。お兄様にとって私がいない世界を・・・・・・!!」



184 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:07:16.54 ID:Rqzg4huA0
男「妹たちがいない世界・・・・・・俺は1人っ子で、親父たちもあんな金持ちじゃなくて普通のサラリーマンと主婦だった。性格は変わってないかな?」

大人妹「待ってください。私だけではなく、他の妹もいませんの?」

男「ん、ああ。何回か母さんも出産を試みたんだけどな、4回ばかり失敗してから健康のために妊娠をやめたんだ」

大人妹「4回・・・・・・敬語妹、ツン妹、そしてボー妹に、無垢妹・・・・・・お兄様、数がぴったりすぎませんか?」

男「た、確かに」

大人妹「もしかして、この現象は『妹たちがいた世界』と『妹たちがいなかった世界』が同立しているのでは?」

男「そうかもしれない・・・・・・出産失敗年と、妹たちの年齢が合致する!」

大人妹「しかし・・・・・・なぜその様なことが」

男「俺が流れ星に願ったんだ。『妹が欲しい』って1回だけ」

大人妹「そんな非科学的な・・・・・・」

男「あの女さん、あの人はこの願いを見届ける監査員だったんだよ」

大人妹「そうなんですか」



185 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:08:16.59 ID:Rqzg4huA0
男「それでな、『子供たちが生まれてきた世界が欲しい』って母親が3回言って願って出来た世界がコレだ」

大人妹「?この世界はお兄様の願った世界ではないんですか?」

男「俺の願い方はダメだったらしい。3回、きちんと唱えなかったから、被った願いを食いつぶしてるんだ。だから、妹が2人消えちまった・・・・・・」

大人妹「なるほど」

男「そうか。あと3日っていうのは、妹が残された日数だ」

大人妹「どうすれば食い止められますの?」

男「それを、探してる。お前にも手伝って欲しい」

大人妹「もちろんですわ。ですが、その前に・・・・・・」ギュッ

男「どうした・・・・・・?」

大人妹「その話が進むのであれば、私はいずれ消えてしまいます。それが怖いのです」

男「・・・・・・俺もだ」ギュッ



186 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:09:10.88 ID:Rqzg4huA0
大人妹「お兄様、1つだけお願いがございます」

男「何だ?」

大人妹「その・・・・・・とても申し上げにくいのですが・・・・・・」

男「お前の頼みだ。俺が断るわけ無いだろ?」

大人妹「そう、ですよね。でしたら・・・・・・消えないためのおまじないです」

チュッ

男「えっ・・・・・・?」

大人妹「わ、私の初めてです!受け取っていただけましたか・・・・・・?」///

男「はにゃー」ボンッ

大人妹「お、お兄様!?お兄様ーーーー!!」



188 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:21:26.09 ID:Rqzg4huA0



敬語妹「それにしてもどうしたんですか?急に早退して来いなどメールして」

ツン妹「本当よ!理由もなく早退なんて出来ないんだからねっ!」

大人妹「すみません」

男「申し訳ない」

敬語妹「う、やけに真面目な応答ですね」

大人妹「実は、お兄様が大変なんです」

ツン妹「大変な変態はいつものことでしょ?」

男「そうじゃなくて、お前たちにも関わることだ。聞いてくれ」

ツン妹「な、何よ」

男「お前たちは『妹たちがいる世界』の人間なんだ!」

大人妹「お兄様、それでは伝わりませんよ?」

敬語妹「そのくだらない事を聞くために私たちは呼ばれたと?」

男「違う違う!そうじゃなくって、えっと、あのー、なんだっけ?」

ツン妹「何か久々に腹立ってきた」イライラ



189 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:23:07.02 ID:Rqzg4huA0
大人妹「すみません。お兄様も動揺なさっているんです。勘弁してあげてください」

敬語妹「やけに真面目ですね・・・・・・何かありました?」

男「な、何も無いです!」

ツン妹「怪しい・・・・・・」

大人妹「変わって私が説明いたします」

少女説明中...

大人妹「―――というわけです」

ツン妹「えっと、ごめん。ついていけない」

敬語妹「それは何の哲学の話ですか?」

大人妹「かいつまんでお話しますと、あと3日で私も、敬語妹も、ツン妹も消えてしまうということですわ」

ツン妹「まさか。それ兄貴の妄想のお話でしょ?ねえそうでしょ?」

男「・・・・・・」フルフル



190 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:24:26.09 ID:Rqzg4huA0
ツン妹「なに真面目な顔してるのよ!証拠でもあるの!?ねえ、ウソでしょ?ウソなんでしょ!?」

大人妹「証拠ならございますわ。上の2つの空き部屋。設計は私たちの部屋と同じ造りですわ」

ツン妹「それは家建てた時に、2階に物置が必要だったから」

大人妹「この家は2年前に建てられました。お母様の性格、分かりますよね」

ツン妹「無駄なく、きれい好き・・・・・・」

大人妹「そうであればあの部屋は物置用の造りをしているはずです」

ツン妹「そんな・・・・・・」

大人妹「私も本人ではないのでよく分かりませんが、そういうことらしいですわ」

ツン妹「兄貴・・・・・・」

男「すまない。全部俺のせいだ」

敬語妹「ですが、変じゃないですか?」

大人妹「変?」

敬語妹「兄さんに2つの記憶があるのに、どうしてお父さんとお母さんには1つの記憶しか無いんですか?」

男「ああ、それは女さんが俺にこちらの世界の記憶をくれたからだ」



191 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:25:42.03 ID:Rqzg4huA0

大人妹「あら?でしたらお兄様は最初はこちらの世界の記憶を持っていらっしゃらなかったと」

男「あ・・・・・・」

敬語妹「やっぱり不完全だったからでしょうか?兄さんの願いう心が不完全だったので中途半端に叶って、そんな風になったんじゃないですか?」

男「そうかもしれない」

大人妹「でしたら、もう1度星に願えば・・・・・・!」

敬語妹「そんな簡単に流れ星が流れることは無いですよ。それに、1週間雨は続くそうです・・・・・・」

大人妹「そんな・・・・・・」

ツン妹「バ・・・・・・バッカじゃないの!?全部バカ兄貴の妄想でしょ!?妄想妄想妄想!!くっだらない!!あーあ、早退なんてしなきゃよかったッ!!」ダッ

敬語妹「ツン妹ちゃん!?」

大人妹「私がなだめてきます」

男「いや、俺が行く」

敬語妹「・・・・・・お願いしますよ」

男「ああ」



193 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:26:49.97 ID:Rqzg4huA0

コンコン

男「ツン妹?」

ツン妹「帰れ・・・・・・バカ兄貴」

男「頼む。入れてくれ」

ツン妹「全部兄貴の妄想だって言ってくれたら、入れてやる」

男「・・・・・・わかった。全部俺の妄想だ。・・・・・・これでいいか?」

ツン妹「うん。入っていいよ」

キィ・・・

男「やっぱり電気も点けないでそのぬいぐるみ抱いてたんだな」

ツン妹「ラビちゃん」

男「ん、ああそうだなラビちゃんだったな」

ツン妹「・・・・・・」

男「隣、いいか?」

ツン妹「ダメって言っても勝手に座るくせに」

男「そうだな」



194 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:28:38.19 ID:Rqzg4huA0
ツン妹「・・・・・・」

男「・・・・・・」

ツン妹「バカ兄貴の妄想に付き合ってあげる妹がいることに感謝しなさいよね・・・・・・」

男「ああ。感謝してる。お前たちには数え切れないくらい感謝してる」

ツン妹「・・・・・・私も、兄貴に数え切れないくらい感謝してる」

男「本当か?」

ツン妹「私は体の弱い子だったから、外で遊べないで泣いてたじゃん。それで、兄貴がこの人形を持ってきてくれた時、すっごく嬉しかった」

男「はは。誕生日間違えてたんだっけ」

ツン妹「本当。信じられないよ。1カ月ならまだしも半年も間違えちゃうバカ兄貴」クスッ

男「あの時は1と7の区別がつかなかったからな」

ツン妹「兄貴らしいね」

男「今でも俺はお前にとってバカ兄貴か?」

ツン妹「うん。最高のバカ兄貴だよ、おにぃちゃん」ギュッ

男「ありがとな」



195 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:29:50.84 ID:Rqzg4huA0
ツン妹「私怖いの。おにぃちゃんが言ってる事が本当なら、明日消えちゃうかもしれないって」

男「俺だって怖いさ。だから消えさせないように頑張ってる」

ツン妹「でも、流星なんてなかなか見れないし、しばらく雨だし」

男「そん時は世界の果てに行ってでも流れ星を見てやる。そして願う」

ツン妹「3回?」

男「100回」

ツン妹「そうでなくちゃね」

男「・・・・・・全部俺のせいなんだ。許してくれ」

ツン妹「許さないよ」

男「ええっ!?」

ツン妹「ふふっ。許して欲しかったら、目をつぶりなさい!」

男「こ、こうか?」



196 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:30:29.51 ID:Rqzg4huA0
ツン妹「そう。そ、そのままだよ!絶対目あけちゃダメだからねっ!!」

男「わかってるって」

ツン妹「しゃ、しゃべらないで!!」

男「・・・・・・」

ツン妹「おでこで、勘弁してあげる・・・・・・」

チュ

男「・・・・・・!!」

ツン妹「こ、これで私が消えてもバカ兄貴は忘れないわよね!?よ、よかったじゃない!!」

男「ツン妹っ!!」ギュ

ツン妹「く、苦しいわよ!」

男「俺の妹でいてくれてありがとう・・・・・・!!」

ツン妹「これからもずっと、だよ。おにぃちゃん」



197 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:31:22.01 ID:Rqzg4huA0


男「しまった・・・・・・妹の部屋で寝てしまって・・・・・・た?」

男「え、何ここ。物置?・・・・・・まさか!!」

ガチャン

男「やっぱり・・・・・・ツン妹の部屋だ」

大人妹「お兄様・・・・・・」

男「・・・・・・記憶は、あるか?」

大人妹「申し訳ございません。昨日その様な話をしたことはきちんと覚えているのですが・・・・・・その部屋にもう1人妹がいたのですね」

敬語妹「あれ?2人とも早いですね?」

男「敬語妹・・・・・・すまない。ツン妹も消えてしまった」

敬語妹「ツン妹って誰ですか?」

男「え・・・・・・?」



198 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:31:58.46 ID:Rqzg4huA0
大人妹「敬語妹、あなた昨日お話したこと忘れたのですか!?」

敬語妹「ああSFのお話ですね。シュレーディンガーの猫論ですよね?兄さんが作った割にはよく出来て・・・・・・きゃあ!?」

大人妹「いい加減にしなさい。あなた・・・・・・どういう了見!?」ガシッ

敬語妹「な、何ですか!?昨日は3人であんなに楽しく盛り上がったじゃないですか!!」

大人妹「3、人・・・・・・?」

男「手を離してやれ大人妹。多分・・・・・・そういうことだ」

大人妹「そんな・・・・・・」ガクッ

敬語妹「一体何の話ですか?」

男「ああちょっとドラマのシーンを再現してみようってことになってな。お前を驚かそうって」

敬語妹「そうなんですか。ビックリしましたよ」

男「テッテレーってな」

敬語妹「あははは。兄さん、面白いですね」

男「俺はいつだって面白くありたいからな」

敬語妹「では朝食を作りますね」テクテク



199 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:32:41.64 ID:Rqzg4huA0
大人妹「お兄様・・・・・・無理をなさらないでください。笑顔が引きつっていますわ」

男「くっ・・・・・・」ギリッ

大人妹「どうして、私には記憶が残って、敬語妹には記憶が残っていないんでしょうか?」

男「・・・・・・そこに解決の糸口があるかもしれない」

大人妹「今日は学校をお休みなさいますか?」

男「いや、行く。女さんが来てれば話をしたい。それで、いなければ担任から住所聞いて家に行くまでだ」

大人妹「ですがそう簡単に住所を教えてくれるでしょうか?」

男「そん時は脅してでも聞くさ」

大人妹「お兄様・・・・・・やっぱり無理をなさらないでください。私はお兄様のその様なお顔を見るのが辛いです」

男「それでも!俺はお前たちに消えて欲しくない!母さんたちの願いを潰えさせたくない!・・・・・・何があってもだ」

<兄さーん、ちょっと来てください

男「すまない。呼ばれたから行くな。お前は着替えて準備しろ」

大人妹「はい」

男「今行くー」テクテク



200 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:34:43.55 ID:Rqzg4huA0

男「どうした?」

敬語妹「これ、味見してください」

男「うん?」ズズズ

敬語妹「おいしいですか?」

男「おいしいけど?」

敬語妹「これ、誰が作ったと思いますか?」

男「お前じゃないのか?」

敬語妹「さあ?」

男「え!?得体の知れない物を食べさせようとしたの!?」

敬語妹「それはそうと、どうして今朝物置で寝てたんですか?」

男「唐突な。それは・・・・・・探し物しててそのまま寝てしまったからさ」



201 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:35:47.27 ID:Rqzg4huA0
敬語妹「これ、ツン妹ちゃんが作ったんですよ。昨日」

男「!!?お前、覚えて・・・・・・!!」

敬語妹「いいえ。記憶はありません。昨日は兄さんとあの人と私で楽しくシュレーディンガーの猫のことを話しました。ですが・・・・・・」ピッ

男「なんだ、それ?」

敬語妹「『15:30-ツン妹ちゃんが部屋から出てくる。兄さんは寝ている。15:30‐ツン妹ちゃんが兄さんのために料理をする。16:30-ツン妹ちゃんが部屋に戻る・・・・・・』」

男「それはもしかして」

敬語妹「はいメモです。昨日の行動記録が、私、あの人、ツン妹、と3つ細やかに書いてあります」

男「それを書いた時の記憶はあるか?」

敬語妹「この2枚はあります。ですが、このツン妹と書かれたメモの記憶はありません」



202 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:36:51.54 ID:Rqzg4huA0
男「筆跡は敬語妹だな」

敬語妹「はい。私の筆跡です。ですので、自分と兄さんを信じてみようと思います。・・・・・・何があってるんですか?」

男「朝食の時に話す」

敬語妹「・・・・・・分かりました」

男「あと」

敬語妹「何ですか?」

男「こんな俺を信じてくれて、ありがとう」

敬語妹「そんな兄さんだからこそ信じていますよ」



203 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:38:02.73 ID:Rqzg4huA0

男「大人妹、入っていいか?」

<どうぞー

ガチャ

男「ってうわ!?まだ着替えてるじゃないか!!」

大人妹「お気になさらず」

男「俺が気にするわ!!」

大人妹「裸まで見合った仲ですのに?」

男「そ、それは温泉での事故というか何と言うか・・・・・・って俺を裸にしたのはお前だからな!!」

大人妹「存じておりますわ」

男「調子のいいやつだなー。ってそうじゃなくて重要な話」

大人妹「何かつかめたのですか?」

男「ああ。記憶は残っていなくても、小物・・・・・・メモとかは残るらしい。昨日ツン妹が料理したらしいな」

大人妹「そういえば・・・・・・料理を誰かがしていたような」

男「だから、行動記録をひとつひとつ付けていけば忘れる事が軽減できるんじゃないか?」

大人妹「なるほど・・・・・・一理ありますね」



204 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:38:41.63 ID:Rqzg4huA0
男「俺は記憶が残るにしても、お前はそうじゃないだろ?だから30分ごとに区切ってメモし続けてくれ」

大人妹「分かりました。そうしましょう」

男「頼んだぞ」

大人妹「さて、着替えが済みましたので行きましょうか」

男「ああ」

大人妹「さて、料理を作りましょうか」

男「・・・・・・待て」

大人妹「どうなさいました?」

男「俺が相槌打っている間に発言が変わってんぞ?」

大人妹「発言が変わってると申されましても、朝食の当番は私ですが・・・・・・」

男「ウソだろ・・・・・・」ダッ



205 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:39:45.16 ID:Rqzg4huA0

男「敬語妹!!」

シン・・・・・・

男「たった今ので!?ほんの数分じゃないか!!」

大人妹「もしかして・・・・・・妹がいたのですか?」

男「なんてことだ!!俺が目を離したから!!」

大人妹「お兄様・・・・・・」

男「あと2日じゃないのか!?2人は残っていいんじゃないのか!?」

大人妹「落ち着いてくださいお兄様!!今は悲観する場面ではありません!!」

男「くっ・・・・・・大人妹」

大人妹「はい」

男「消えないようにずっと手を握っていてくれ・・・・・・」

大人妹「はい。お兄様の仰せのままに、ですわ」ギュ

男「飯は、いい。今から学校に行って女さんにコンタクトを図ろう」

大人妹「お兄様、1つ確認させてください」

男「何だ?」

大人妹「お兄様には私を含めて何人の妹がいましたか?」

男「5人だ。みんな個性的で兄想いのいいやつらだったよ」

大人妹「そうですか」ギュッ



206 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2011/11/28(月) 23:40:53.66 ID:Rqzg4huA0
男「大人妹・・・・・・?」

大人妹「どうして手を握ってるんですか?男くん?」

男「・・・・・・!!??」

大人妹「い、いえ。別に手を握るのはよろしいんですが、その、急にだと恥ずかしいと言いますか・・・・・・」///

男「お前は・・・・・・大人妹か?」

大人妹「そうですわ?私たち、幼馴染じゃないですか」

男「・・・・・・なんてことだ・・・・・・」

大人妹「あの、そのように悲しい顔をされると、私も悲しいのですが」

男「このまま、手を握っていてくれ」

大人妹「え、あ、は、はい!」

男「学校まで走るぞ!」ダッ

大人妹「え、ええ!?」ダッ



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