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オタク「良質ギャルゲを手に入れたでござるwwwフヒヒww」2/2

オタク「良質ギャルゲを手に入れたでござるwwwフヒヒww」


オタク「良質ギャルゲを手に入れたでござるwwwフヒヒww」



173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 15:09:29.80 ID:3rP55Ho10
オタク「わぁ!?」

お嬢様「二週目ですわね」

姉「今回は私でしょうね」

妹「二週目はロリヒロインって相場が決まってると思うんだけど」

シスター「神の導きのままに」

オタク「あの……」

ヒロイン「……」

オタク「えっと……」

ヒロイン「今度、私を選ぶなら……その……私だけを見てください」

オタク「……!!」

ヒロイン「……」

お嬢様「そういうこといってもいいですの?」

妹「じゃあ、私だけをみてほしいなー、おにーちゃーん!!」

姉「なにをぉ!!次はわたしだぁ!!」

シスター「御心のままに……私だけを……」




 

元スレ
オタク「良質ギャルゲを手に入れたでござるwwwフヒヒww」




178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 15:13:22.40 ID:3rP55Ho10
午後11時

ヒロイン「お茶をお入れしますね」

オタク「うん」

ヒロイン「どうぞ……」

オタク「ありがとう」

ヒロイン「……」

オタク「……」

ヒロイン「アニメはご覧になるのですか?」

オタク「ううん……みない」

ヒロイン「そうですか」

オタク「うん……俺、君だけを見ることにした」

ヒロイン「……!!」

オタク「またゼロからなんだろうけど……俺……がんばるから」

ヒロイン「はい……」

オタク「ごめん……。あと、よろしく」




 
180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 15:15:47.33 ID:3rP55Ho10
深夜1時

ピリリリ

ヒロイン「……電話がなってますよ?」

オタク「……いいよ」

ヒロイン「……」

オタク「……もう君だけを見るから」

ヒロイン「うれしい……」

オタク「……」

ピリリリ

ピリリ……

オタク「……」

少女『はじまりましたよぉー!!』

オタク「……」

オタク(ごめん……)



185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 15:20:03.37 ID:3rP55Ho10
翌朝 ゲームセンター

オタク「おはようございます」

少女「あ、先輩。おはようございまーす」

オタク「あ、昨日は……」

少女「すいません。深夜に実況メールとか迷惑ですよね。もうやめます」

オタク「うん……ごめん」

少女「いえいえ」

オタク「でも、実況はできなくてもここで話せるし」

少女「それもそうですね」

オタク「じゃあ、開店準備はじめようか」

少女「はぁーい」

オタク「昨日はよかったの?」

少女「うーん……作画がちょっと残念でしたね。でも、面白いことにはかわりないですよ」

オタク「そうか」


ちいのお!
おしりたたかれて悦ぶ変態ですぅ…っ///
(叩かれるたびせいのがおちんちんをギュウッと締め付ける)

もうだめ…イクっ…イっちゃうよぉ…



 
477 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 15:26:19.28 ID:3rP55Ho10
―――7日後

オタク「―――がはぁ!!もう毎朝やめ―――」

ヒロイン「おはようございます♪」

オタク「なんでぇ!?」

妹「代わってほしいって」

ヒロイン「おきてください。起きないと……キスしちゃいますよ?」

オタク「いや……あの……」

ヒロイン「んー……」

お嬢様「こら!!貴女が上に乗っているからどうしたって起きれませんわ!!!」

姉「そうだぞ」

シスター「……さむ」

ヒロイン「あ、すいません。なれてなくて」

オタク「べ、べつにいいけど……」

ヒロイン「ほら、おきてください」

オタク「う、うん……」



 
483 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 15:30:59.04 ID:3rP55Ho10
姉「今日はおやすみ?」

オタク「うん……」

妹「じゃあ、恒例の―――」

シスター「逢引き」

お嬢様「ま、選ばれる相手は決まっていますが」

ヒロイン「や、やめてください……」

オタク「い、いってくれる?」

ヒロイン「はい……」

オタク「……」

ヒロイン「……」

お嬢様「全くもう……三週目に期待ですわ」

姉「お前は無理だとおもうけどぉ?」

お嬢様「私を最後にもってきてもなんのとくにもなりませんわ!!!」

妹「お土産よろしくねー」

シスター「アーメン」


484 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 15:34:33.60 ID:3rP55Ho10


オタク「えっと……どこに行こうか?」

ヒロイン「あ、あなたとなら……どこでもいいですよ?」

オタク「そ、そうなの……?」

ヒロイン「はい……」

オタク「うぅ……」

ヒロイン「……」モジモジ

オタク「じゃあ……あの……」

ヒロイン「はい」

オタク「まずはお、お茶にしようか」

ヒロイン「はいっ」

オタク(先週とは全然違うなぁ……)

オタク(このままいけば……)

オタク「デュフフフ……」

ヒロイン「あの……そういう笑い方は控えたほうが……」

490 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 15:39:24.01 ID:3rP55Ho10
ゲームセンター

ヒロイン「あー……とれませんでした」

オタク「よし、俺がやるよ」

ヒロイン「お願いします!」

オタク「UFOキャッチャーは……こうやって……」

ウィーン……

ヒロイン「お……お……」

オタク「ここだ」

ウィーン……

ヒロイン「すごい!すごい!!」

オタク「……はい」

ヒロイン「いいんですか?!」

オタク「そのぬいぐるみ、欲しかったんでしょ?」

ヒロイン「大切にしますねっ!」

オタク「うん」


491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 15:42:20.26 ID:3rP55Ho10
ヒロイン「かわいいなぁ……」

オタク「き、きみのほうが……その……」

少女「せんぱいだぁ」

オタク「え!?」

ヒロイン「あ……」

少女「こんにちは!」

オタク「あ、うん」

少女「……彼女さん?」

ヒロイン「え!?」

オタク「あ、いや……そういう関係じゃ……まだない、よな?」

ヒロイン「え、ええ。はい!」

少女「そうですか」

ヒロイン「……」

少女「……」

オタク「あの……」


492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 15:43:46.16 ID:4k/dPzEK0
支援


493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 15:46:26.81 ID:3rP55Ho10
少女「あれ?貴女……どこかで……?」

ヒロイン「え?」

少女「んー……前、同人ショップで……」

ヒロイン「きゃぁぁぁ!!!!!」

オタク「え?同人ショップ?」

少女「はい。えっと……」

ヒロイン「やめてください!!」

少女「なんですか?確か……あのときは同人誌を―――」

ヒロイン「いきましょう!!」

オタク「え?」

ヒロイン「はやく!!」

オタク「あ、うん」

少女「さよーならー」

ヒロイン「はぁ……はぁ……」

オタク(同人ショップでなにしてたんだろう……?)


494 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/01/06(金) 15:47:33.72 ID:ZwWSw9V20
支援



495 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 15:48:39.64 ID:5sPuqXG30
この>>1はかなりやり手の>>1


496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 15:49:36.20 ID:wMclp38N0
同人ショップにいたことによってヒロインが一気に可愛く見えてくるのはなんでだろう


497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/01/06(金) 15:50:32.96 ID:BHQeyROw0
順調な複線回収まさにギャルゲ


498 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 15:52:14.71 ID:3rP55Ho10
公園

ヒロイン「はぁ……」

オタク「はい、お茶」

ヒロイン「すいません……」

オタク「気になってたんだけど……いいかな?」

ヒロイン「わかってます……」

オタク「……言いたくないならいいんだけど」

ヒロイン「いえ……もう黙っておくほうも辛いですから」

オタク「そう?」

ヒロイン「私……その……同人ショップでアルバイトをしながら……」

オタク「うん」

ヒロイン「同人誌も描いていて……」

オタク「え?」

ヒロイン「実は……あの……アニメとか……大好きなんで……す……」

オタク「……」



 
500 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 15:56:51.10 ID:3rP55Ho10
オタク「そ、そうなんだ……」

オタク(キャラ説明にそんなのなかったけど……)

ヒロイン「ごめんなさい……なんだが……はずかしくて……」

オタク「それはいいだけど……同人誌はどこで?」

ヒロイン「その……バイトの人と共同で……アトリエ的な……場所を借りて……」

オタク「本格的だな……」

ヒロイン「すいません……隠していて……」

オタク「言ってくれればよかったのに」

ヒロイン「だって……気持ち悪くないですか?」

オタク「俺がそんなの気にするように見える?」

ヒロイン「見えません……」

オタク「だろ?」

ヒロイン「はい……」

オタク「ところで、その同人誌……見れたりする?」

ヒロイン「えと……まだ、完成してませんけど……いいですか?」




 
503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 16:00:44.50 ID:3rP55Ho10
アトリエ

ヒロイン「どうぞ」

オタク「おじゃましまーす……」

ヒロイン「これが、原稿です」

オタク「……ぶっ!!」

ヒロイン「……」

オタク(十八禁……じゃないか……!!エッチなの嫌いなんじゃ……?)

ヒロイン「どうしました?」

オタク「いや、なんでもないよ……」

ヒロイン「あの、もういいですか?」

オタク「あ、ごめん。ありがとう」

ヒロイン「ふぅ……なんか自分の作品を人に見せるのってドキドキしますね」

オタク「そ、そうなんだ……」

ヒロイン「あの……もしかして……ひいてます?」

オタク「ううん!!なんかすごく意外だっただけで!!」





 
509 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 16:05:19.57 ID:3rP55Ho10
自宅

オタク「楽しかった」

ヒロイン「そうですね。ただい―――」

妹「ぎゃーす!!!」

シスター「ハァハァ……」

姉「やめろー!!!」

お嬢様「よくってよ!!よくってよ!!」

オタク「またか!!」

妹「助けて……おにいちゃぁん……!!」

オタク「はなれろ!!」

シスター「神はそこにいます」

姉「くそ……大丈夫か?」

妹「うえぇぇん……」

ヒロイン「あまり苛めないほうが……」

シスター「申し訳ありません。魔が差しました」



511 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 16:08:33.51 ID:3rP55Ho10
午後11時

ヒロイン「今日は本当に楽しかったです」

オタク「俺もだ」

ヒロイン「ふふ……」

オタク「あ、そうだ。今日のこと記録しておいてくれないか?」

ヒロイン「はい」

オタク「さてと……もう寝ようかなぁ」

ヒロイン「そうですね」

オタク「あ、そうだ」

オタク「……」ペラッ

オタク「あの」

ヒロイン「はい?」

オタク「ここに書いてあるのって……君のことでいいんだよな?」

ヒロイン「えーと……?」

オタク「……」




 
517 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 16:13:40.18 ID:3rP55Ho10
ヒロイン「……?」

オタク「どうした?」

ヒロイン「あの……誕生日とか……全然違うんですけど……」

オタク「え……?」

ヒロイン「……」

オタク「これ……君のことじゃないのか?」

ヒロイン「多分……というか……私のこと紹介しているページがないですね……」

オタク「なんで……?」

ヒロイン「わかりません……」

オタク「……」

ヒロイン「……でも、それほど深刻になることはないとおもいます」

オタク「でも……」

ヒロイン「だって、私はちゃんとここにいるんですから」

オタク「……」

ヒロイン「さ、もう寝ましょう?」




 
521 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 16:20:22.19 ID:3rP55Ho10
8日目

オタク「ん……?」

保険医「どうも」

オタク「え……?」

保険医「ゲームオーバーね」

オタク「なんで……?」

保険医「7日目を超えるだけの好感度が足りないのよ」

オタク「ちょっと待ってくれよ……今度は……!!」

保険医「……」

オタク「なんで……」

保険医「うーん……じゃあ、ヒントあげるわ」

オタク「え?」

保険医「あの子はメインヒロインだけど、簡単には攻略できないのよね」

オタク「簡単には……?」

保険医「うん。これはギャルゲだけどリアル恋愛。女の子の台詞を鵜呑みにしてたら、即バッドエンドよ?」




 
529 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 16:28:48.60 ID:3rP55Ho10
オタク「じゃあ……この説明書は?」

保険医「キャラクター説明の欄はあまり信じないほうがいいわよ?」

オタク「なんでそんなのいれてんだよ……」

保険医「女の子のプロフィールなんて偽りだらけだもの」

オタク「……」

保険医「さて、三週目をするか、それともセーブポイントに戻るか、あるいは諦めるか」

オタク「もちろん……やる」

保険医「がんばってね」

オタク「……」

保険医「他に訊きたい事、ある?」

オタク「いや……ない」

保険医「では、がんばって。サイチェン!!」

オタク「……」

オタク「よし……」

ヒロイン「どうもー!!こんにちはー!!」



532 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 16:31:34.36 ID:zs15gbN50
>保険医「女の子のプロフィールなんて偽りだらけだもの」

カッコ良すぎるだろ
どうやったらこんなフレーズ思いつくんだよ



533 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 16:33:54.70 ID:3rP55Ho10
―――1日目 夜

オタク「はぁ……また最初からだな」

ヒロイン「ですね」

オタク「……」

ヒロイン「……」

オタク「でも、そのぬいぐるみは残るんだ」

ヒロイン「はい……これは現実に取ったものですから」

オタク「そう……」

ヒロイン「あの……」

オタク「ん?」

ヒロイン「……私はその……貴方のことを好きになれます」

オタク「え……」

ヒロイン「だから……好きでいてください」

オタク「うん……」

ヒロイン「……おやすみなさい」




 
539 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 16:39:36.97 ID:3rP55Ho10
―――2日目 夜

オタク「初めて……だな」

お嬢様「そそそそ、そうですわね……」

オタク「何か……飲む?」

お嬢様「こ、紅茶をもらおうかしら?」

オタク「わかった」

お嬢様「そそ、それで……この私を選んだ理由はなんですの?」

オタク「いや……君のこと何もしらないなぁって思って」

お嬢様「え?」

オタク「もしかしたら……俺、あの子にずっと嫌われてたんじゃないかって思った」

お嬢様「……」

オタク「だって……みんな記憶を共有してるんだもんな。一人が嫌な思いしたら……みんな嫌な思いするんじゃないのか?」

お嬢様「それは……」

オタク「一人が上がれば一人が下がる好感度システムじゃなくて……みんなで共有してるんじゃないかなって……」

お嬢様「そんなの……いえませんわ……」



 
546 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 16:44:10.78 ID:3rP55Ho10
オタク「はい……紅茶」

お嬢様「どうも」

オタク「……」

お嬢様「……それで、なにか話しませんこと?」

オタク「そうだなぁ……花屋のバイトってどうなんだ?」

お嬢様「楽しいですわ。土とか運ぶのはちょっと腰にきますけど」

オタク「楽そうなイメージがあるけどなぁ」

お嬢様「まったく。これだから素人はこまりますわ」

オタク「ごめん」

お嬢様「いいですか。花というのは土からなのですわ。土が駄目だと花も咲きません」

オタク「うんうん」

お嬢様「土を愛でることができないと、花は応えてくれませんわ」

オタク「なるほどねえ」

お嬢様「今度、ガーデニングも教えて差し上げますわ!!」

オタク「それいいな。楽しみにしてる」



550 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 16:47:21.82 ID:3rP55Ho10
―――3日目 夜

姉「あーそこそこ」

オタク「こうか……?」

姉「んー、いいよー。そのまま揉んで」

オタク「……」

姉「ん……きもちいい……」

オタク「凝ってるな、肩」

姉「メイドも楽じゃないわよねー」

オタク「そうか」

姉「いやほんと、たまには思い切り殴りたくなる客もいるんだけどね」

オタク「どんな客?」

姉「写真はだめだっていってるのに隠し撮りしようとしてくるやつとかぁ」

オタク「それはだめだな」

姉「ツンデレを強要してくる奴とか」

オタク「うわぁ……ひどいな」




 
553 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 16:52:57.55 ID:3rP55Ho10
姉「ていうか、ツンデレとか良くわかんないんだけど」

オタク「あ、これ見る?」

姉「なになに……アニメ?」

オタク「これに全てが詰まってるから」

姉「どれどれ……?」

テレビ『―――べ、別にあんたのことなんて全然すきじゃないんだからね!!』

姉「うわ、主人公ふれたよ?」

オタク「違うよ。これは本当は好きだけど、素直になれない子ってことなんだ」

姉「はぁ?」

オタク「わからない?」

姉「うーん……ちょっと、足も揉みなさいよ」

オタク「え?」

姉「か、勘違いしないでよ?貴方しかいないから貴方に頼んでるだけなんだからねっ!!」

オタク「フヒヒwwwwwwwwwwwwwww任せるでござるwwwwwwwwwwコポォwwwwwwww」

姉「こんな感じかぁ。なるほど。また、教えてよね」



 
557 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 16:56:02.88 ID:3rP55Ho10
―――4日目 夜

妹「おにーちゃーん」

オタク「んー?」

妹「お風呂、一緒にはいるー?」

オタク「それはだめだろー」

妹「じゃあ、トイレ?」

オタク「それはもっとだめだろー」

妹「なんでー?」

オタク「なんでもー」

妹「このゲームの登場キャラクターは全員18歳以上です」

オタク「うそだー」

妹「でも設定では私、アルバイトもできないんだよ?」

オタク「不思議だな」

妹「だよねー」



560 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 16:59:30.06 ID:3rP55Ho10
妹「ふわぁぁ……ねむい……」

オタク「じゃあ、もう寝るか」

妹「でも……もう少し……」

オタク「どうして?」

妹「だって……やっとお兄ちゃんと二人になれたんだもん」

オタク「そっか……今までごめんな」

妹「許してあげない」

オタク「えぇ……」

妹「もっと夜更かしさせてくれたら、許す」

オタク「よし。夜更かししよう」

妹「わーい」

オタク「じゃあ、ゲームでも……あ」

妹「すぅ……すぅ……」

オタク「……おやすみ」

妹「おにいちゃぁん……だいすき……すぅ……すぅ……」



 
564 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 17:02:59.96 ID:3rP55Ho10
―――5日目 夜

シスター「やっとですか。待ちくたびれて神も冬眠を始めましたよ」

オタク「はい。すいません」

シスター「いいですか。古来より神は人の行いを―――」

オタク「あの」

シスター「はい」

オタク「……こたつから出てきてくれません?」

シスター「私に死ねと?」

オタク「言ってません」

シスター「仕方ありませんね……」モゾモゾ

オタク「猫舌で寒がりで……狂信者で……大変ですね」

シスター「全くです。まぁ、色物は必要ですからね」

オタク「色物……」

シスター「それで、今宵はどんな話をしますか?」

オタク「そうだなぁ……君の信じる神様ってどんなの?」




 
566 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 17:06:10.91 ID:Vk2KAjPq0
>オタク「そうだなぁ……君の信じる神様ってどんなの?」

イケメンすぎワロタ
このテクがあればエホバの女の子も食い散らかせるな



567 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 17:07:09.48 ID:3rP55Ho10
シスター「え?」

オタク「いや、いつも神がどうのこうのって言ってるから」

シスター「あー……それはー……そのー……」

オタク「……?」

シスター「あれですよ……エロス」

オタク「なるほど……似非信仰者?」

シスター「失礼な!!」

オタク「そもそも聖書ももってないですもんね」

シスター「いや、あれは宗教上の理由で……」

オタク「あはは」

シスター「マスター!!失礼ですよ!!」

オタク「ごめん。それじゃあ、今度教会に行ってみますか?」

シスター「……そうですね。本物を知らないとなんとも」

オタク「やっぱり」

シスター「あーもう!!約束ですからね!!」




 
574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 17:12:47.71 ID:3rP55Ho10
―――5日目 ゲームセンター 休憩室

オタク「朝、みてきたよ」

少女「すごかったですよぉ!!とくに、あのドリル!!」

オタク「ああ!!いいよなぁ!!」

少女「こう!ガッキーン!!ときて、ギュルルルル!!ドカーン!!ってとこが最高にしびれました!!」

オタク「そこにすかさず、敵勢力が!!」

少女「―――ついにこのときがきたな!!」

オタク「ふん。貴様の退路は既にないぞ!!」

少女「だまれ!!俺を誰だとおもっていやがる!!」

オタク「……」

少女「……」

オタク「かっこいいなぁ」

少女「ほれますねぇ……」

オタク「そろそろ休憩終わりか」

少女「また、話しましょうね?」



577 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 17:16:23.08 ID:3rP55Ho10
自宅 夜

ヒロイン「お茶、いれますね」

オタク「ありがとう」

ヒロイン「どうぞ」

オタク「うん……」

ヒロイン「……」

オタク「ぬいぐるみ……」

ヒロイン「え?」

オタク「ずっと抱きしめてるな」

ヒロイン「触り心地がよくて……」

オタク「そうなんだ」

ヒロイン「はい」

オタク「俺にも触らせて」

ヒロイン「どうぞ」

オタク「お……本当だ……」



 
580 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 17:20:00.05 ID:3rP55Ho10
ヒロイン「……」

オタク「……」

ヒロイン「あのぉ……」

オタク「え?」

ヒロイン「明後日のご予定なんかは……?」

オタク「えっと……デートしよう」

ヒロイン「はい」

オタク「……と思ったけど。みんなででかけないか?」

ヒロイン「みんな……?」

オタク「うん。教会に行ったり、ガーデニングを教わったり……したいことがいっぱいあるから」

ヒロイン「……」

オタク「だ、だめ?」

ヒロイン「いいですよ。いきましょう!」

オタク「うん」

ヒロイン「楽しみですね。きっとみんなも喜びますよ」




 
588 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 17:24:42.19 ID:3rP55Ho10
―――6日目 ゲームセンター 休憩室

少女「せーんぱい!」

オタク「どうした?なんかすごく機嫌よさそうだけど」

少女「明日、暇ですか?」

オタク「明日は……ごめん。用事が」

少女「あの彼女さんですかぁ?」

オタク「う、うん……そんなところ」

少女「じゃあ、みなさんも一緒に」

オタク「え……?」

少女「いけませんか?」

オタク「君がいいなら……」

少女「やったぁ!実は見たい映画があるんですよぉ。アニメなんですけどね」

オタク「あ、それ、あれか?」

少女「そうあれです!!」

オタク「それなら……帰って相談してみないと……」


596 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 17:28:53.74 ID:3rP55Ho10
自宅

お嬢様「映画?」

姉「いいじゃん、いこうよ」

妹「なんの映画なの?」

オタク「これ」

シスター「ほお……ブッタですか」

オタク「違う」

ヒロイン「今、話題になっているアニメ映画ですね」

オタク「どう?」

姉「ツンデレいるの?」

オタク「いると思う」

姉「オッケー。いくいく」

お嬢様「ちょっと、ガーデニングはどうするんですの?!」

オタク「もちろんそれもやる。明日は一日、フルに使おう」

シスター「なるほど。では、教会でガーデニングしながら映画鑑賞ですか」




 
600 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 17:32:50.77 ID:3rP55Ho10
―――7日目 朝

オタク「―――ぎゃぁああああ!!!!ごぶぅぅ!!!!」

オタク「はっ!??」

ヒロイン「あ、起きましたよ?」

お嬢様「ほら、早く支度を始めなさい」

姉「みんなに乗られた気分はどうだ?」

妹「お兄ちゃんの顔色、やばいよ?」

シスター「五人ものれば軽く五百キロ……」

ヒロイン「そんなに重くありません!!」

オタク「い……いいから……どけ……!!しぬ、しぬから……」

お嬢様「ほらほら、みなさんおりなさい」

姉「へいへいーい」

妹「あはっ」

ヒロイン「今日はデートですよ、デート」

オタク「うん……そうだな……」




 
605 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 17:36:12.97 ID:3rP55Ho10
駅前

少女「あ、みなさーん!!こっちでーす!!」

ヒロイン「……おまたせしました」

お嬢様「ふん。このボケが寝坊したんですわ」

オタク「あのなぁ……」

姉「始めまして、だな」

少女「そうですね」

妹「よろしくね」

シスター「神のご加護を」

少女「さて、行きましょうか」

ヒロイン「映画館は電車で?」

少女「はい」

オタク「本当によかったのか?こんな大勢で」

少女「みなさんと一緒って楽しいじゃないですか」

オタク「そうか……?」



609 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 17:40:43.52 ID:3rP55Ho10
電車内

妹「あ、あれテレビでみたことあるあるー」

シスター「ふっ……電車内では静かに」

姉「へー、あんたもアニメすきなのかぁ」

少女「ええ」

姉「ツンデレってわかるよね?どんな感じ?」

少女「うるさい」

姉「!?」

少女「あ、あなたの声……ほんとうに……うるさいから……黙ってて……」モジモジ

姉「なるほど……」

お嬢様「トモヒロ、私の切符をもっていなさい」

オタク「そろそろちゃんと名前で呼ぼうよ」

ヒロイン「楽しみですね」

オタク「そうだなぁ」



 
614 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 17:44:24.26 ID:3rP55Ho10
映画館

少女「じゃ、入りましょうか」

ヒロイン「はい」

妹「お兄ちゃん、トイレー!」

オタク「はいはい」

姉「ポップコーンは何個まで買ってもいいの?」

オタク「一個!!」

姉「一人一個だって」

お嬢様「特大のやつをくださいな」

シスター「食べきれず、マスターの胃へ5割以上いくに4ペリカ」

姉「7割はいくだろうな」

ヒロイン「食べられる量にしましょうよ!」

少女「あはは……」

ヒロイン「もう……」




 

 
618 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 17:48:51.86 ID:3rP55Ho10
上映後 喫茶店

妹「えぐ……えぐ……」ポロポロ

姉「いやぁ……アニメっていいなぁ」

お嬢様「ふん……どこが」

少女「目、真っ赤ですよ?」

シスター「今日この日、あの作品に出会えたことを神に感謝……」

ヒロイン「本当に感動しました」

オタク「そうだなぁ」

ヒロイン「……」

少女「……」

オタク「どうしたの、二人とも」

ヒロイン「いえ」

少女「先輩、このあとはどうするんです?」

ヒロイン「えっと……教会に行ってからガーデニングを……」

少女「楽しそう!!私も一緒にいきます!!」




 
621 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 17:54:21.82 ID:3rP55Ho10
教会

シスター「すごーい!!ステンドガラスかっこいー!!」

妹「オルガンだぁ」

姉「えーと……誓いのキスを」

お嬢様「んー……」

オタク「やめて!!!」

ヒロイン「……」

少女「やっと……みなさんに会えた……」

ヒロイン「貴女……」

少女「立場上、こうして貴女たちと遊ぶのは駄目なんですけど……貴女の所為ですよ?」

ヒロイン「……」

少女「本当なら私は……先輩を現実に帰してあげないといけないのに……」

ヒロイン「ごめんなさい」

少女「あと7日……ですね」

ヒロイン「はい……」




 
626 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 17:58:37.25 ID:3rP55Ho10
夕方 駅前

少女「では、これで」

ヒロイン「はい」

お嬢様「それでは」

姉「またねー!!」

妹「ばいばーい!!」

シスター「神のご加護があらんことを……アーメン」

オタク「……」

少女「なにか?」

オタク「ううん、また明日」

少女「はい」

ヒロイン「さて、夕食を買って帰りましょう!!」

妹「今日はスパゲッティがいい!!」

姉「ペペロンがいいね!!」

ヒロイン「ペペロンですね。了解です」




 
628 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:01:52.26 ID:3rP55Ho10
自宅 午後11時

オタク「この時間が来たか……」

お嬢様「ちょっと」

オタク「ん?」

お嬢様「なんで私ですの?」

オタク「だめだった?」

お嬢様「だ、だめとかそういうことでは……」

オタク「聞きたいことがあって」

お嬢様「なんですの?」

オタク「シークレットキャラって、もう出てきてたりするの?」

お嬢様「どうして……」

オタク「いや……気になって」

お嬢様「出てきてるんじゃありませんか?」

オタク「それって、もう出会ってる?」

お嬢様「恐らく」


629 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:05:03.46 ID:3rP55Ho10
オタク「そっか」

お嬢様「……」

オタク「ごめん。それだけ」

お嬢様「んま!!私を選んだのはシステムの説明をさせるためだけですの!?」

オタク「あ、紅茶か」

お嬢様「こら!!」

オタク「はい」

お嬢様「……あら、おいしい」

オタク「何回も淹れさせられてると上手くなるもんだな」

お嬢様「い、いや……まだまだですわっ!!」

オタク「あ、そうなんだ」

お嬢様「ふん……」

オタク「明日か……明日は来るかな……」

お嬢様「……大丈夫ですわ」

オタク「……ありがとう」



 
632 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:07:52.34 ID:3rP55Ho10
―――8日目

オタク「―――ごふぅ!!!」

ヒロイン「あ、どうも」

オタク「おぉ……?」

姉「早くおきなよ」

お嬢様「そうですわっ!」

シスター「さむ……」

オタク「とりあえず……どいて」

ヒロイン「はい」

オタク「はぁ……びっくりした」

ヒロイン「顔を洗ってくださいね」

オタク「うん」

オタク(ついに8日目か)

オタク「……?」

ヒロイン「さ、今日も一日がんばりましょう!!」




 
635 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:10:31.70 ID:3rP55Ho10
ゲームセンター

オタク「おはようございます」

店長「おはよう」

少女「おはようございます、先輩!」

オタク「……」

少女「なんですか?」

オタク「ううん、なんでもないよ」

少女「そうですか」

オタク「……」

店長「じゃ、みせあけるよー」

少女「はぁーい」

オタク「はい」

少女「先輩、昨日のあれ見ました?」

オタク「まだ見てない。今日みるよ」

少女「もうすごかったですよぉ!」


636 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:13:43.12 ID:3rP55Ho10
自宅

オタク「ただいま」

シスター「おかえりんこ」

オタク「あれ……?」

シスター「なにか?」

オタク「……なんか。違和感があるんだけど」

シスター「はい?」

オタク「えーと……なんだろう……」

シスター「どうしたのですか?」

オタク「なんか気持ち悪い……」

シスター「薬草でも飲みます?」

オタク「そういうことじゃない」

シスター「変なマスターですね」

オタク(なんか忘れてるような気がするんだけど……)




 
640 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:16:59.21 ID:3rP55Ho10
午後8時

姉「でぇぇい!!これだぁぁ!!」

シスター「ダウト」

姉「なんでばれた!?」

お嬢様「顔に出すぎですわ」

姉「マジか……」

ヒロイン「あ、そろそろ」

オタク「そうだな……今日は君で」

ヒロイン「はい」

お嬢様「では寝ますわね」

姉「はぁー、明日もしごとかぁー」

シスター「淫猥」

姉「ほかにいうことないのか、このニート!!」

ヒロイン「ふふ……」

オタク「……?」


641 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:19:55.33 ID:3rP55Ho10
午後11時

ヒロイン「そろそろおやすみになりますか?」

オタク「うん……」

ヒロイン「どうかしました?」

オタク「なんか……足りない気がするんだ」

ヒロイン「え?」

オタク「なんだろう……よくわかんないだけど」

ヒロイン「気のせいだと思います」

オタク「そう……かな?」

ヒロイン「はい」

オタク「確かに何も思い当たらないんだよなぁ……」

ヒロイン「……」

オタク「何か言った?」

ヒロイン「いえ。なにも」

オタク「まぁいいや。寝よう。おやすみ」


642 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:22:19.08 ID:3rP55Ho10
―――9日目

オタク「ごぶぅ!!」

ヒロイン「はい。今日も早いお目覚めです」

オタク「そうだな」

お嬢様「ふぅ……コーヒーが冷めますわよ」

オタク「はいはい」

姉「ふわぁ……マジねむい……」

ヒロイン「どうぞ」

姉「どうも」

オタク「……?」

姉「今日のニュースはなーにかなぁー」

お嬢様「うお座はビリでしたわ」

姉「マジ?」

オタク「……」

ヒロイン「いただきます」




 
655 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:26:38.98 ID:3rP55Ho10
ゲームセンター 休憩室

オタク「あはは、そうそう!」

少女「やっぱり、あそこのカットはこう斜めからザンッ!って感じですよね!!」

オタク「うんうん」

少女「そうだ。今度、スペシャルやるんですよ!!」

オタク「え?本当に?!」

少女「はい!二時間ですよ」

オタク「それはいいこと聞いたな」

少女「みなさんと見てください、是非是非」

オタク「ああ、そうだな。特に―――」

少女「先輩?」

オタク「あれ……?なんだっけ。映画見てすごい泣いてる子がいたような気がするんだけど……」

少女「……」

オタク「気のせいかな」

少女「じゃないですかね?」

 
659 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:29:30.93 ID:3rP55Ho10
自宅

オタク「ただいま」

姉「よう!」

オタク「……」

姉「どうした?」

オタク「いや……なんだろう。昨日もなんだけど、なんか忘れてる気がして」

姉「そんなことないって」

オタク「そうかな……?」

姉「それより、おやつあるんだ。食べようぜ」

オタク「いいの?!」

姉「私のおごりだ!」

オタク「ありがとう!」

姉「最後ぐらいはな」

オタク「最後……?」

姉「最後のおごりだ。もうお前には絶対に奢らない!」



666 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:33:07.80 ID:3rP55Ho10
午後11時

ヒロイン「おやすみなさい」

オタク「なぁ」

ヒロイン「はい?」

オタク「やっぱり……なんか変なんだけど……」

ヒロイン「なにがですか?」

オタク「どうしても……なにかがひっかかる」

ヒロイン「なにかとは?」

オタク「それが良くわかんない」

ヒロイン「……」

オタク「なんだろう……ほんとに……」

ヒロイン「疲れてるんですよ」

オタク「そうなのかなぁ……?」

ヒロイン「はい」

オタク「……おやすみ」



 
672 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:35:45.60 ID:3rP55Ho10
―――10日目

ヒロイン「―――あさですよー」

オタク「ん……あ、おはよう」

ヒロイン「はい。もう朝食もできてますよ」

オタク「そうか」

お嬢様「全く。毎朝よくもまあ、懲りないですわね」

オタク「うるさいなぁ」

お嬢様「そんなことでは先が思いやられますわ」

オタク「あぁ?」

ヒロイン「喧嘩は駄目です」

お嬢様「では、頂きます」

オタク「頂きます」

ヒロイン「……はい、召し上がれ」

オタク「うん……美味しいよ」

ヒロイン「ありがとうございます」

678 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:39:20.71 ID:3rP55Ho10
ゲームセンター 休憩室

オタク「ふぅ……」

少女「あ、先輩だぁ」

オタク「よう」

少女「彼女さんとはうまくいってますぅ?」

オタク「いや……それは……」

少女「照れちゃってかわいい」

オタク「……」

少女「どうしたんですか?」

オタク「あのさ……映画、見に行ったよな?」

少女「ええ」

オタク「そのとき……何人いたっけ?」

少女「えーと……先輩と私と……彼女さんが二人」

オタク「そうか……やっぱり気のせいか……」

少女「……」




 
680 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:42:23.73 ID:3rP55Ho10
自宅

オタク「ただいま」

お嬢様「おかりなさい」

オタク「……」

お嬢様「ヨシヒコ。ほら、こっちにきて肩を揉みなさい」

オタク「はいはい。ヨシヒコじゃないけど」

お嬢様「はやくする」

オタク「わかってるよ」

お嬢様「そうですわ……きもちいいですわ」

オタク「そうか」

お嬢様「……ほんとうに……」

オタク「こってるなぁ。花屋さんはこんなにも凝るのか」

お嬢様「……」

オタク「どうした?」

お嬢様「なんでもありませんわ……」


 
684 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:48:01.07 ID:3rP55Ho10
午後11時

お嬢様「……どうして私を?」

オタク「あの……このギャルゲって最後はどうなるのかなって」

お嬢様「また説明のために借り出されたわけですわね。メインヒロインに聞けばいいものを」

オタク「いやぁ。なんか聞きにくくて」

お嬢様「ゲームのENDは大きくわけで四種類ありますわ」

オタク「四種類?」

お嬢様「途中で終わるバッドエンド。何事もなく14日目が終了するノーマルエンド」

オタク「うん」

お嬢様「そして特定のキャラと結ばれるトゥルーエンド」

オタク「……」

お嬢様「最後がシークレットキャラの好感度を一定以上に保ちつつ、他のヒロインの好感度を高い水準でキープすることによる……」

オタク「ハーレムエンド?」

お嬢様「いえいえ。グランドフィナーレエンドですわ」

オタク「そうか……で、今はどのエンドに向かってるんだ?トゥルー?ノーマル?」



 
688 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:51:37.75 ID:3rP55Ho10
お嬢様「それは……秘密ですわ」

オタク「なんだ」

お嬢様「もうすぐ分かるじゃありませんか」

オタク「それもそうだな」

お嬢様「それだけですの?」

オタク「そうだ。また今度の日曜日、ガーデニングでも教えてくれよ、またみんなで―――」

お嬢様「……」

オタク「あれ……みんなって……俺と君と……」

お嬢様「わかりました。みんなでやりましょう」

オタク「あ、うん……」

お嬢様「それではもう寝ますわよ」

オタク「うん」

お嬢様「おやすみ」

オタク「おやすみ」

お嬢様「……大好きですわ」



691 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:54:04.99 ID:3rP55Ho10
―――11日目

オタク「ん……おはよう」

ヒロイン「おはようございます」

オタク「んー!!」

ヒロイン「ごはん、できてますよー」

オタク「ありがとう」

ヒロイン「さ、いただきますをしましょう」

オタク「うん」

ヒロイン「いただきます」

オタク「いただきます」

ヒロイン「……」

オタク「……」





 
700 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:56:52.20 ID:3rP55Ho10
ゲームセンター 休憩室

オタク「……」

少女「せんぱーい」

オタク「え?」

少女「どうしたんですか?」

オタク「あ、ごめん。ちょっと考え事」

少女「恋の悩みですかぁ?」

オタク「どうなんだろう……なんかそういうんじゃない……」

少女「え?」

オタク「……あのさ」

少女「はい」

オタク「映画館に何人でいったっけ?」

少女「三人ですよ?私と先輩と―――」

オタク「……」

少女「先輩……?」




 
703 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 18:59:19.42 ID:3rP55Ho10
自宅

オタク「ただいま」

ヒロイン「おかえりなさい」

オタク「……」

ヒロイン「どうしたんですか?」

オタク「……なんでも」

ヒロイン「さ、お茶でも飲みましょう?」

オタク「うん」

ヒロイン「すこーし……まっててくださいねえ」

オタク「……」

ヒロイン「はい。どうぞ」

オタク「おいしいな」

ヒロイン「どうも」


704 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 19:02:16.43 ID:3rP55Ho10
午後11時

オタク「今日、アニメあるんだけど、一緒に見る?」

ヒロイン「いいですよ」

オタク「なんか寝たくなくて」

ヒロイン「奇遇ですね。私もです」

オタク「なぁ……」

ヒロイン「はい?」

オタク「一緒にいてくれるよな?」

ヒロイン「はい、勿論です」

オタク「それを聞ければいいんだ」

ヒロイン「……」

オタク「さて、と。後2時間はあるな。どうしようか」

ヒロイン「ふふ……なにします?」

オタク「そうだなぁ……ゲームでもしようか」

ヒロイン「いいですね」




 
709 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 19:06:01.55 ID:3rP55Ho10
オタク「よし……なにしようかなぁ」

ヒロイン「これがいいです。プヨプヨしたやつ」

オタク「え?いいよ」

ヒロイン「一度、やってみたかったんですよ」

オタク「じゃあ。始めようか」

ヒロイン「はい」

オタク「ふんふーん……あれ?」

ヒロイン「どうしました?」

オタク「変だな……なんかスコアランキングが変わってる……」

ヒロイン「そんなぁ」

オタク「いや。俺、いつもイニシャルで登録してたんだけど……なんかいくつか、意味不明はAAAとかBBBとか」

ヒロイン「……」

オタク「なんだこれ……きもちわり」

ヒロイン「きっと、忘れてるだけですよ」

オタク「そうなのかな」




 
713 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 19:09:00.31 ID:3rP55Ho10
深夜1時

ヒロイン「はじまりましたよ」

オタク「お!きたきた!!」

ヒロイン「……」

オタク「やっぱ、神OPだな」

ヒロイン「……」

オタク「ん?」

ヒロイン「……」ポロポロ

オタク「え……」

ヒロイン「あ、すいません。感動して涙が……えへへ」

オタク「そ、そう……」

ヒロイン「いつもすいません。ご迷惑ばかりかけてしまって」

オタク「なにいってんだよ。こっちは君たちが―――あれ?君たちって……」

ヒロイン「……すいません」

オタク「……」



 
717 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 19:11:17.25 ID:3rP55Ho10
―――12日目

オタク「……んー」

オタク「行かなきゃ……」

オタク「……」

オタク「あれ……ごはん……」

オタク「まぁ、いいか」

オタク「いってきまーす」

オタク「……」

オタク「だめだ……すごい気持ち悪い……」





 
728 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 19:14:09.47 ID:3rP55Ho10
ゲームセンター 休憩室

少女「先輩!!」

オタク「え!?」

少女「どうしたんですか?仕事中もなんか呆けてますし」

オタク「いや……なんか……気が抜けて」

少女「しっかりしてくださいよ」

オタク「ごめん」

少女「……」

オタク「なんだろうなぁ……なんかすごいものを失った気がするんだよなぁ」

少女「気のせいでしょう?」

オタク「そうかなぁ……」

少女「さ、仕事しましょう!」

オタク「うん」

少女「……」



 
736 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 19:16:50.85 ID:3rP55Ho10
自宅

オタク「ただいま」

―――おかえりなさい

オタク「……」

オタク「気のせいか」

オタク「さてと……」

オタク「あれ……?」

オタク「このぬいぐるみ……なんだっけ?」

オタク「……」ポロポロ

オタク「あれ……涙が……」ゴシゴシ

オタク「なんだろう……これ……どこでとったっけ……?」

オタク「一人でゲームセンターにいって……」

オタク「違う……いた……だれかいたよな……」

オタク「だれだっけ……だれだっけ……」

オタク「……」





746 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 19:19:39.46 ID:3rP55Ho10
―――13日目

少女「せんぱーい!!」

オタク「うわぁ!!」

少女「なにやってるんですかぁ!!」

オタク「え?」

少女「手が止まってますよ」

オタク「あ、ああ」

少女「……」

オタク「……」

少女「あの、あとでお、お話があるんですけど……いいですか?」

オタク「え?」

少女「それじゃあ……」

オタク「はなし……?」



748 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 19:22:52.92 ID:3rP55Ho10
休憩室

少女「あの……好きです!!付き合ってください!!」

オタク「え……」

少女「えっと……その……ずっといいなって……思ってて……」

オタク「おぉ……そうなの……?」

少女「すごい話もあうし……その……」

オタク「……」

少女「だめでしょうか?」

オタク「そ、それは……もちろ―――」

―――好きでいてください

オタク「あ……」

少女「え?」

オタク「駄目だ」

少女「え?!」

オタク「ごめん。俺……多分……他に好きな人がいる……」



761 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 19:30:24.00 ID:3rP55Ho10
オタク「ごめん……本当にごめん……」

少女「そんな……」

オタク「し、仕事にもどるよ……」

少女「あ……」

少女「……どういうことですか?」

保険医「……早すぎたのね」

少女「……やっぱり。欠陥ヒロインだったんですね」

保険医「メインヒロインなのに……全員の好感度を一定以上にキープしないと攻略できない」

保険医「だけど、シークレットキャラの好感度を上げてしまえばグランドフィナーレを迎えて、主人公は現実へと戻る。可愛い彼女というおまけつきで」

少女「早すぎたって……やはり三週目では……」

保険医「普通は飽きるまでするし、そもそもシークレットキャラには気づかない仕様なんだけど……」

少女「あのヒロインの所為ですね……」

保険医「本来なら何週もしてヴァーチャルの恋に冷まさせないといけないのに……彼はまだ彼女を愛している」

少女「どうするんですか。期限は明日ですよ?もし、このままだと」

保険医「彼はこの世界から永遠に出られない。現実に帰れないから」



 
770 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 19:35:04.71 ID:3rP55Ho10
自宅

オタク「いたはずだ……」

オタク「いたんだ……絶対……いた……」

オタク「いた……俺には好きな人……」

オタク「どこだ……どこだ……」

オタク「探さなきゃ……探さなきゃ……!!」

オタク「このぬいぐるみも……」

オタク「このスコアランキングも……」

オタク「この紅茶の葉も……」

オタク「誰かいたはずだろ……」

オタク「……!!」

オタク「どこかにいるはずだ……!!」

オタク「どこだ……!!」



772 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 19:37:58.85 ID:3rP55Ho10


オタク「はぁ……はぁ……!!」

オタク「……はぁ……はぁ……」

オタク「くそ……顔も思い出せない……なんで……!!」

少女「先輩」

オタク「え……?」

少女「……」

オタク「な、なに……?」

少女「私と付き合ってください……」

オタク「無理だ……」

少女「もう貴方が愛した人は……」

オタク「いる」

少女「……」

オタク「いるよ……間違いなく」

オタク「顔も声も容姿も何も覚えてないけど……間違いなくいるんだ」




 
778 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 19:42:28.03 ID:3rP55Ho10
少女「……でも!!」

オタク「わからないけど、あの人は俺に好きでいて欲しいって言ってくれた!」

少女「それは……」

オタク「だから……探す……探さなきゃ。俺、まだ好きだってこと言ってない」

少女「まって!!」

オタク「離して」

少女「帰れなくなりますよ?」

オタク「え……?」

少女「ここはヴァーチャルの世界です。私と貴方は今、お見合いの最中なんです」

オタク「なにを……」

少女「現実の世界で……私たちはとある装置を使ってお見合いしているんです」

オタク「意味が……」

少女「……」

保険医「ルール違反よ?」

オタク「……!!」



 


 
790 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 19:52:34.89 ID:3rP55Ho10
少女「……」

オタク「あの……」

保険医「いいでしょう。簡単に説明してあげます。といっても、帰れば記憶が戻ってしまうから意味なんてないけど」

オタク「え?」

保険医「現実世界では男性の大幅な減少が大きな問題になっています。また、男性の精力の低下も著しい」

保険医「そこで、開発されたのがこの世界。男性の精力回復も見込め、またお見合いの場として使える」

保険医「まぁ……プログラムでしかない女と生身の女……どちらがいいかを再認識させ、見合いを100%成功させるのですが」

オタク「どういう意味ですか……?」

保険医「この世界の女性は生きているようにみえても、パターンがある」

保険医「何週もすればそれらは確実に見えてくる。気持ち悪いほどに見えてくる」

保険医「その中でも生身の彼女だけは異彩を放つ。魅力的なほどにね」

保険医「だから、最終的には必ず結婚に繋がる……はずだった」

オタク「……」

保険医「でも……もうそれもばらしたから意味がないわね」

オタク「おれは……」



 


 
800 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 19:58:46.91 ID:3rP55Ho10
保険医「彼女も十分に可愛いでしょ?いいじゃない、もう彼女を選びましょう」

少女「……」

オタク「前にいいいましたよね」

保険医「え?」

オタク「女のプロフィールは偽りばかりって」

保険医「ええ」

オタク「なら……俺は……こっちの世界を選ぶ」

保険医「本気?」

オタク「だって……その子も俺に嘘をついてるんだろ」

少女「え……」

保険医「……」

オタク「きっと、そんな容姿じゃないし……性格だって……違うかもしれない」

保険医「……」

オタク「ただ魅力的に見せてるだけなんですよね?それなら偽りもなく本来の姿でいてくれる……この世界のほうがいい」

保険医「作られた世界よ?」




 
803 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 20:02:37.39 ID:3rP55Ho10
オタク「それでもいい」

保険医「ふん……いつか後悔するわよ?」

オタク「……もう決めました」

保険医「わかりました」

少女「あの……!!」

保険医「ふぅ……やはりこのプロジェクトは危険ね。貴方のような人が現れるとなると……」

少女「先輩……私……!!!」

オタク「ごめん……」

保険医「もうこちらには帰ってこれないかもしれない……いいのね?」

オタク「はい」

保険医「……」

少女「そんな……」

保険医「行きましょう」

少女「いや……!!だって!!私は―――!!」

オタク「……ごめん」



806 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 20:06:30.98 ID:3rP55Ho10
女「……」

係員「お疲れ様でした」

女「……あの人は?」

係員「このまま……」

男「……」

女「そうですか……」

係員「強制終了してもいいのですが……」

女「それはまた考えておきます」

係員「それでは」

女「……」

男「……」

女「飽きたら……帰ってきてください……」

女「待ってますから……ずっと……」

女「先輩……」




 
814 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 20:10:46.06 ID:3rP55Ho10
―――15日目

オタク「―――ごぶぅ!!」

妹「お兄ちゃん!!あさだよ!!」

オタク「あ、うん」

姉「はよせい」

オタク「ごめん」

お嬢様「まったく……駄目ですわね、あなた」

オタク「うるさいなぁ」

シスター「さむ……」

オタク「んー……!!」

オタク「ふぅ……」

オタク「さてと、仕事に行かないとな」

お嬢様「はやくなさい」

妹「お兄ちゃん、お土産よろしくね!」

シスター「神のご加護を……」




 
817 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 20:13:22.88 ID:3rP55Ho10
ゲームセンター

オタク「おはようございます」

店長「おはよう」

オタク「……?」

店長「どうした?」

オタク「誰かいなくないですか?」

店長「いや」

オタク「気のせいか……」

店長「じゃ、店を開けるよ」

オタク「はぁーい」

店長「今日も忙しくなるなぁ」

オタク「ですね」


818 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 20:17:38.34 ID:nxVqh41E0
あ…
涙でた




 
820 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 20:20:00.16 ID:3rP55Ho10
施設

チーフ「で、バグは直ったの?」

「ええ。もう大丈夫です」

チーフ「全く。そんなバグがあるなら報告してもらわないと」

「すいません」

チーフ「……で、彼は?」

「強制終了の準備はできました」

チーフ「そう……」

「実行しますか?」

チーフ「彼女の許可さえ出ればね」

「わかりました」

チーフ「ところでバグで生じたことを報告して」

「はい。登場人物が一人多くなるというバグですね」

チーフ「どんな影響が?」

「各登場人物の好感度システムに不具合を生じさせていました。これだと被験者はバッドエンドかグランドフィナーレしか迎えられず―――」




 
824 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 20:23:35.08 ID:3rP55Ho10
自宅

オタク「ただいま」

妹「ぎゃーす!!」

シスター「神の導きのままに……」

オタク「やめろ!!」

お嬢様「そのままでいいですのに……」ハァハァ

姉「だめだろ」

オタク「まったく……」

お嬢様「さ、はやくごはんにしますわよ」

オタク「そうだな」

オタク「あれ……?」

シスター「どうかされました?」

オタク「ううん。なんでもない。作るよ」

妹「おにいちゃーんたすけてぇー!!」

姉「もう離れろ!!」



 
827 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 20:27:46.39 ID:3rP55Ho10
午後11時

オタク「……」

オタク「……?」

オタク「このゲームのパッケージって……こんなだっけ?」

お嬢様「そうですわ」

オタク「ここに大きくもう一人いなかった?」

お嬢様「いえ?」

オタク「……」

オタク「そうだな……そんなわけないな」

オタク「さ、もう寝るか」

お嬢様「ええ。おやすみなさい」

オタク「おやすみ―――」



―――強制終了を開始します。


END


828 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 20:28:04.94 ID:xci7srz90




 
887 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 20:45:28.68 ID:PjmnfsRS0
1体のキャラを登場させるのも難しいだろうに
バグで一つの個性が生まれるものだろうか



888 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 20:46:43.07 ID:57NEwH/r0
>>887
リアル世界の人間が分かれてたと予想


889 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/01/06(金) 20:47:00.63 ID:bx/U3n/w0
>>887
おたくの理想像かもな


890 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 20:47:26.31 ID:o6hZawbP0


強制終了したってことは彼女から許可が出たんだろ
飽きたら帰ってこいと言いつつ一夜で強制終了かよ
しかもバグを報告しろと言いつつ自分もヒロインちゃっかり見てるじゃん



 
913 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/01/06(金) 21:19:23.88 ID:/MmES8Ax0
考えて考えてやっと分かった

ヒロインはバグだったのか
オタクをグランドフィナーレに行けるようにするための




 
918 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 21:28:41.43 ID:jz+o/+nH0
強制終了の許可を出した彼女って誰だよ


919 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/06(金) 21:28:49.10 ID:5sPuqXG30
んで、そのゲームどこに売ってんの?


 
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