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男「エルフを買っt エルフ「新しい家ー!」2/3


男「エルフを買っt エルフ「新しい家ー!」



96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 16:51:21.96 ID:UciWP6aC0

夕方


男「疲れた……」

エルフ「楽しかったねー」

男「お前が引っ張り回すから!」

エルフ「でも命令には逆らってないし」

男「それでもよ!」

エルフ「だって外の世界は初めてだったから」

男「?」


元スレ
男「エルフを買っt エルフ「新しい家ー!」
続き
エルフ「早く来なさい、奴隷」 男「へっ」




99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 16:56:28.66 ID:UciWP6aC0

エルフ「いや、何回か見てるか。でも、今日みたいに自由には無理だった」

男「……」

エルフ「楽しかったよ。ありがとね!」

男「……おう」

エルフ「あ!」

男「?」



101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 17:00:34.68 ID:UciWP6aC0

エルフ「星! 一番星!」

男「でてるな」

エルフ「きれーい!」

男「そういえば」

エルフ「なに?」

男「家の屋根ならよく見えるんじゃないか」

エルフ「! 帰ろ! 早く早く!」

男「引っ張るなって言ってるだろ!」



103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 17:06:30.52 ID:UciWP6aC0

家の屋根


エルフ「すごいね! 一面の星空!」

男「……」

エルフ「わー!」

男「星空くらいで……」

エルフ「だってきれいじゃん」

男「夜ごと見られるだろ」

エルフ「え、知らないの?」

男「ん?」

エルフ「牢屋の天井には星はないんだよ? 当たり前」

男「……」

エルフ「でしょ?」

男「まあ……そうか」



104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 17:12:44.87 ID:UciWP6aC0


エルフ「うーん……」ノビ


男「……」


――確かに星の綺麗な夜だった



108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 17:15:22.04 ID:UciWP6aC0

二十日ほど後 街中で


男(買い物も終わったし、帰るか)

「聞いたか?」「何が」

男「……?」

「何やらきな臭いことになりそうなんだと」「どういうことだ?」

男「……」

「エルフ族だよ」「は?」



111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 17:21:38.26 ID:UciWP6aC0

「だから、エルフたちが反乱を企ててるんだと!」「……」

男「……」

「お前も用心しといたほうがいいぞ」「プ……ひひっ!」

「な、なんだよ!」「お前、奴隷ごときが本当にぶち切れると思ってんのか?」

「……」「今更? エルフらが人間に屈服してもう数十年だぞ?」

「だって、噂では!」「噂は噂。大概にしときな」

男「……」


113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 17:26:53.64 ID:UciWP6aC0

男の家 の前


男「……」

青年「やあ」

男「どなたですか」

青年「君……というか君の奴隷に用のある者だよ」

男「……あいつに?」

青年「侯爵家の、と言えば分かるかな?」

男「!」



114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 17:30:10.62 ID:UciWP6aC0

男「そんな奴が……お方がなぜこんなところに?」

青年「一応君の家も爵位を持ってるじゃないか。貴族同士の親交を深めに来ちゃいけないかな?」

男「……護衛を連れて?」

護衛「……」

青年「一応身分が身分だしね。体面もある」

男「あいつに用ってなんだ……なんですか?」

青年「まずは家にあげてもらえるかな」

男「……」



115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 17:35:33.01 ID:UciWP6aC0

エルフ「誰?」

青年「こんにちは」

エルフ「ねえ、この人誰?」

男「俺より偉い人」

エルフ「ってことは当然あたしより偉いわけだね。分かった。お茶いりますか?」

青年「いや、いいよ。すぐ終わるからね」



116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 17:40:00.75 ID:UciWP6aC0

青年「では手短にいこう。そのエルフを僕に貸してほしい」

男「は?」

エルフ「んー?」

青年「実は以前、一緒に買い物をしている君たちを見かけたんだ」

男「……それで?」

青年「僕は人を見る目には自信があるんだよ」

男「?」

青年「その目が言うんだ。あのエルフは『すごくいい』って」

エルフ「ふーん」



117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 17:45:24.83 ID:UciWP6aC0

男「……これは不良品です」

青年「じゃあ貸すのに抵抗はないね?」

男「こんなののどこがいいっていうんですか。ただの売女ですよ」

青年「さあ? でも僕は自分の目を信じるよ」


119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 17:50:14.77 ID:UciWP6aC0

男「お引き取りください」

青年「金なら出すよ」

男「いいから出ていってください」

青年「……」

男「さあ早く」




121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 17:55:46.45 ID:UciWP6aC0

青年「いいのかな?」

男「?」

青年「僕の機嫌を損ねるのは良くないよ」

男「……」

青年「君のお父さんも悲しむと思うな」

男(……こいつっ)



122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 18:00:44.37 ID:UciWP6aC0

エルフ「脅し?」

青年「どうかな?」

男「なんでこんな奴にそこまで」

青年「僕は自分の目を信じてるからね」

男「そんなの!」

青年「言葉を返すよ。こんな奴、なら君も意固地にならないだろう?」

男「そう、だけど!」



125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 18:06:06.01 ID:UciWP6aC0

青年「じゃあ、条件をつけよう。多分君が心配してるのは僕が彼女に変なことをしないかどうかだよね?」

男「……」

青年「約束しよう。彼女を借りてる間、僕は彼女にみだらなことはしない」

男「……」

青年「そして、夕方には帰す。これでどう?」

男「……」


127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 18:10:58.52 ID:UciWP6aC0

エルフ「いいんじゃない?」

男「お前!」

エルフ「だって選択肢ないじゃん」

男「けど……!」

青年「決まりだね」

男「待てよ!」

青年「僕を怒らせない方がいい」

男「っ……」

青年「これでもかなり我慢してるんだ。分かってほしいな」

男(くそっ)



129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 18:15:11.68 ID:UciWP6aC0

エルフ「行ってくるねー」

青年「それでは」

男「……」

男「チッ!」ガン!


132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 18:20:46.47 ID:UciWP6aC0

エルフ「どこ行くの?」

青年「僕の屋敷さ」

エルフ「広い?」

青年「あんな家よりずっとね」

エルフ「へー楽しみ」

青年「……」



133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 18:25:25.48 ID:UciWP6aC0

     ・
     ・
     ・

エルフ「ただいまー」

男「!」

エルフ「満腹満腹」

男「へ、変なことされなかったか?」

エルフ「全然。たくさんご馳走してもらった。あんなの初めて食べたよ」

男「そうか……」



134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 18:30:22.27 ID:UciWP6aC0

エルフ「心配した?」

男「……別に」

エルフ「そんなに心配なら命令すればいいのに」

男「え?」

エルフ「行くな、とか。あとは身体を許すなとか」

男「……」

エルフ「まだあなたがご主人様だし」

男「……」

男(『まだ』……)



135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 18:33:56.39 ID:UciWP6aC0

     ・
     ・
     ・

男(あれから七日……)

男(あいつは、毎日あの野郎のとこに行ってる)

男「……」

男(あの野郎はちゃんと金を置いてくし、約束は守ってるみたいだが……)

男(……良く分からないのに、気に入らない)


139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 18:39:25.58 ID:UciWP6aC0

エルフ「ただいまー」

男「……」

エルフ「ただいまってば」

男「……ああ」

エルフ「ふー」

男「飯、いるか?」

エルフ「食べてきたよ」

男「そうか……」




142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 18:43:27.46 ID:UciWP6aC0

男「今日は、何してきたんだ?」

エルフ「なんか数字の勉強教えてもらった」

男「……」

エルフ「難しかったけど楽しかったかな」

男「そうか」

エルフ「明日は何かなー」

男「……」



145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 18:45:44.99 ID:UciWP6aC0

男「命令だ。こっちこい」

エルフ「うん」

男「……」

エルフ「なに?」

男「これは、だな。別に変な意味があって言うんじゃないんだが」

エルフ「うん」

男「明日は、その。行かないでくれないか」

エルフ「いいよ」

男「……え?」



148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 18:48:54.84 ID:UciWP6aC0

エルフ「ん、なに?」

男「だって……お前行くのが楽しみなんじゃなかったのか?」

エルフ「楽しみ? そう見えた?」

男「だってよ……」

エルフ「ご主人様の命令には逆らえないよ」

男「……」



150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 18:51:02.22 ID:UciWP6aC0

男「抱いていいか?」

エルフ「急だね。でもいいよ」

男「すまん」

エルフ「え、なに?」

男「すまん……」

エルフ「良く分からないよ。泣いてるの?」

男「泣いてない」

エルフ「そっか」

男「泣いてない……」

エルフ「うん」


152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 18:53:58.64 ID:UciWP6aC0

 ギシ ギシ

エルフ「泣かないで」

エルフ「泣いてない? そう」

エルフ「うん、売女だよ。生きる価値ないね。否定はしないよ」

エルフ「……」

エルフ「泣かないで」

 ギシ ギシ……



153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 18:55:56.02 ID:UciWP6aC0

翌朝


エルフ「すみませんが、ご主人様の命令なので」

青年「……」

男「……」

青年「そうか」

男「……すみません」


156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 18:58:04.31 ID:UciWP6aC0

青年「でも、ちょうど良かったかな」

男「?」

青年「実はね、もう少し進んだ話がしたかったんだ」

男「……それはどういう?」

青年「彼女を買い取りたい」

男「!?」




158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:00:52.88 ID:UciWP6aC0

青年「そろそろ僕も我慢ができなくなってね」

男「つまり?」

青年「全部を僕のものにしたい」

男「全部……?」

青年「全部は全部さ。これからは淫らなことも」



162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:03:14.23 ID:UciWP6aC0

青年「もちろんタダでとは言わないよ――おい」

護衛「はい」


 ドサガシャン!


男(随分大きい……袋?)

青年「中身は全部金品だ」

男「え?」



163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:05:15.47 ID:UciWP6aC0

青年「ん? これじゃあ足りないかな。もっと足そうか?」

男「い、いや! なんで!?」

青年「買うためだけど?」

男「どう見てもそういう額じゃないだろ!」

青年「僕はそれだけ出す価値があると思ってる」

男「たかがいち奴隷だぞ! しかも汚れてる!」

青年「僕が聞きたいのはそういうことじゃない。売るのか売らないのかだ」



165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:09:05.24 ID:UciWP6aC0

男「……」

青年「買えないかな?」

男「……」

青年「沈黙は了承とみなすよ」

男「……」

青年「……それでいい。君はもっといい奴隷をたくさん買えばいいしね。じゃあ行こうか」

エルフ「……」



168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:11:15.37 ID:UciWP6aC0

青年「来るんだ」

エルフ「……わかった」

男「……」

エルフ「じゃあね」

男「……てよ」

青年「では。また会えるといいね」

男「待てよ!」

青年「……」スタスタ

男「待てって言ってるだろ!」



169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:13:12.81 ID:UciWP6aC0

青年「君は既に対価を得ている。止めるならそれなりの対応をさせてもらうよ」

護衛「ふっ!」ブン!

男「がッ!」ドサ

エルフ「……」

青年「行こう」




171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:15:15.69 ID:UciWP6aC0

男「ぐ……行くな!」

青年「黙らせろ」

護衛「はい」

男「ぐぶ! ……行くな」

護衛「ふん!」

男「っ……行くなよ……! 絶対にかえっ――!」

エルフ「……」


護衛「シッ!」

男「ぐっ……っ……!」



172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:15:47.35 ID:UciWP6aC0

     ・
     ・
     ・



173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:16:32.69 ID:UciWP6aC0

男「――」

男「っ……あ……」

男「……」

男(……寝室。夜か?)

男(一人……)

男「……一人だな」



174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:17:28.90 ID:UciWP6aC0

男「……」

男「なんか、思い出した……」

男「俺って、昔犬を飼ってたっけ」

男「人懐っこい犬……誰にでもすぐ懐く」

男「もちろん俺にも懐いてたけど……死ぬのを看取ったのはあまり会わせたこともない父さんだったっけ」

男「わざわざ俺のところを抜け出して、最期の力を振り絞って。あまり父さんの屋敷まで行って」

男「……くそっ!」

エルフ「それはしょっぱいね」



175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:17:47.07 ID:wxJN4EOa0
!?


176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:18:50.92 ID:UciWP6aC0

男「っ!?」

エルフ「急に動かない方がいいよ」

男「つぅっ!」

エルフ「割と大怪我だしね」

男「……なん、で?」

エルフ「あたし? 逃げてきた」

男「は……?」

エルフ「だってあなた言ったじゃん。絶対帰って来いって」

男「あ……」

エルフ「へへ。ご主人様の命令には逆らえないよ」



177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:20:23.77 ID:UciWP6aC0

男「……」

エルフ「泣かないでよ?」

男「で、でも、もうあの時所有権は」

エルフ「あれ? そう言えばそうか。じゃああっちに戻らないと」

男「待っ――!」

エルフ「はは。冗談だって」



178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:21:27.62 ID:UciWP6aC0

エルフ「んーとね。やっぱり物っていうのは、大切にしてくれる人のところにいたいんじゃないかな」

男「?」

エルフ「あの人はあたしを壊すつもりみたいだったし」

男「壊す?」

エルフ「あたしみたいのが珍しかったんだと思う」

男「……」

エルフ「奴隷でありながら壊れてない。なら壊しがいがあるって。そんなとこじゃないかな」



179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:22:42.68 ID:UciWP6aC0

エルフ「ばかばかしいよね。あたしなんてとっくに壊れてるのに」

男「それは」

エルフ「違わないでしょ。もうやらしいことをやらしいとも思えないし、母さん殺したこともどうでもいい」

男「……」

エルフ「それでも、あたしは……」

男「ん?」

エルフ「あなたのとこにいたいな。なんて」

男「……」

エルフ「好きです。多分ね」



181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:24:56.00 ID:UciWP6aC0

男「ぐ……」

エルフ「……」

男「ふぐ……っ……」

エルフ「泣かないで」

男「泣いて、ない……!」

エルフ「そっか」ナデ

男「っ……っ……!」

エルフ「そうだね……」ナデナデ


184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:28:18.24 ID:UciWP6aC0

     ・
     ・
     ・

男「……」

エルフ「もう大丈夫だね。じゃあ、逃げよっか」

男「え?」

エルフ「え、じゃないよ。間違いなく探しに来るでしょ」

男「それは、そうだけど。法律では他人の奴隷に手を出してはいけないことになってる」

エルフ「決まり事をどうにかできちゃうのがケンリョクやオカネってやつじゃないの?」

男「いや、でも」

エルフ「実際エルフたちの生き方はまるごとどうにかされちゃったしね」

男「そうかもしれないが」



186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:33:15.26 ID:UciWP6aC0

男「でも、父さんにこれ以上迷惑は……俺は母さんを奪ったんだ」

エルフ「奴隷ってさ」

男「え?」

エルフ「二つ一緒には拾えない者なんだよね」

男「どういうことだ?」

エルフ「二つ拾いたいものがあったらどっちか捨てないといけないの。あるいは両方」

男「……」

エルフ「今のあなたもきっと同じ。あたしかお父さん、どっちかひとつだけ」

男「……」

エルフ「どうする?」

      ・
      ・
      ・




189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:36:41.21 ID:UciWP6aC0

城門前の物陰


男「ここまでは来れたな」

エルフ「ここからどうしようか?」

男「さすがにここはつらいな」

エルフ「うーん……」

男「お前は、なんていうかすごい力? そういうの使えないのか? エルフだし」

エルフ「それはおとぎ話の中だけだよ」

男「そうか……」



190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:38:58.13 ID:UciWP6aC0

 カッ!

男「!?」

 ドゴオオォォッ!

男「な、なん……!? 城門が……」

 ドドドドドドドドドド!

男(外から、踏み込んできたのは……エルフ兵たち?)

エルフ「チャンスだよ」

男「え?」

エルフ「今なら行ける。行こう」

男「……。ああ!」



196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:53:27.74 ID:UciWP6aC0

森の中


男(ここまでくれば……)

エルフ「ごめん……もう動けない」

男「休むか……」



197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/22(水) 19:54:23.09 ID:UciWP6aC0

男(あれは、なんだったんだろう。全て殺されてもういないはずのエルフ兵)

男(エルフの……反乱? 噂で聞いた)

エルフ「星」

男「ん?」

エルフ「もうすぐ消えるけど」

男「朝が近いな」

エルフ「寒い……」

男「毛布は一枚だけだ。一緒に入ろう」

エルフ「うん」



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