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件名『私メリー、あなたの後ろにいるの』 男「メール…だと!?」3/3



件名『私メリー、あなたの後ろにいるの』 男「メール…だと!?」




109 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:40:27 ID:g4iXBibc
男「さて、『隣町駅』に集合って言ってたけどあんまココ詳しくないんだよなぁ。友どこだろう?」

友「男さん!こっちです、通り過ぎないでください!」

男「うぉ!今日はもう眼鏡モードだったのか!?」

you got mail!
『そのモードだと雰囲気違い
 すぎて分かりませんね
 (;´∀`)            』

友「土日は基本的にこうなんですがねぇ……。」

 チリンチリン
女「みんなお待たせ~」

男「あれ?女さん自転車で来たんだ?」

女「だってこの町のいろんなとこ調べるんでしょ?メリーさんはともかく歩きで調べるつもり!?」

友「オカルトは足で稼ぐものですから。」

男「ホントにその『足』って意味だったのっ!」




元スレ
件名『私メリー、あなたの後ろにいるの』 男「メール…だと!?」




110 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:41:15 ID:g4iXBibc
男「しまったなぁ、自転車で来るべきだったか……。
  でも、女さんも陸上部だし実は『足』でも大丈夫だったんじゃない?w」

女「う~ん。でも、私やってるの高飛びだから。」

男「あ、そか種目があるんだっけ。」

you got mail!
『ちなみに友さんの種目は?』

友「もちろん私は長距離です。走り回る必要がありますから。」

女「しかも全国レベルの実力保持者。でもほとんど大会に出ないんだよねぇ……」

友「大会は休日開催ですからねぇ。優先はオカルト研究ですよ。」

ティロリーン
『せっかくの才能なのに… 』

友「ん?メリーさん何か言いました?」

you got mail!
『なんでもありませ~ん
 (。-ε-。)        』


111 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:41:51 ID:g4iXBibc
男「――ところで今日はどうするんだ?この町を闇雲に探してもあんまり意味ないよな。」

友「そのためにもう一人と待ち合わせしてるんですが。そろそろ……。」


婦人警官「ちょっと君たち!今日学校は!?」

男「っ!!い、いや。今日は土曜日でウチの学校は休みなんです!」

友「……なにベタなネタやってるんですか姉さん。」

男「そうそう、まさかこんなベタな婦警さんいるのかと、思わずパニクって……って、姉さん?えっ?姉さんっ!?」

you got mail!
『友さんのお姉さん警察官な
 んですか!? Σ(゚Д゚ノ)ノ 』

婦警「ドモー。あねでーすwww」

男「ええぇぇぇええええええええええええええ~~~~~~~~!!!!!!!!!!」


112 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:42:24 ID:g4iXBibc
男「全然知らなかった……。」

女「私もコレは驚いた……。」

友「あれ、言ってませんでしたっけ?というか両親も警察官ですし代々警察一族ですよ?」

婦警「エリート家族でーすwww」

男「最近どんどん友の知らないとこが飛び出てくるな……。姉さんと歳がはなれてるとは聞いてたけど。」

婦警「離・れ・て・ま・せ・んっ!!そんなには。……ていうかアンタ言ってなかったの?コイツってば将来も警察確定コースなのよwww」

友「勝手に決めないでください。ヤですよ警察なんて。オカルトの存在を認めてくれないような仕事は……。」

婦警「そんなこと言って、こないだも迷宮入り寸前で『犯人は幽霊かも』なんていう事件がアンタの意見で解決したじゃないwww」

友「それは偽オカルトを許せなかっただけです!ただのトリックをオカルトのせいにしたから論破しただけです!」

ティロリーン
『せっかくの才能なのにっ!』

友「誰か何か言いました?」

you got mail!
『なんでもないですってば~
 (。-ε-。)           』



115 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:43:51 ID:g4iXBibc
友「――もういいですから。この町の事件について教えて下さい。姉さん。」

婦警「はいはい。……でも~。いくら刑事課でも~、私担当じゃないし~。
   だいたい部外者に話せる事ないし~。ニュースでも言ってることくらいしか教えられないし~。」

友「それでいいです、早く。」

婦警「もぅ。怒んないでよ。はいコレ。
   この地図に現場の詳しい場所と簡単な状況だけ書いといたから。コレくらいができる限界。」

友「分かりました。ありがとう。」

婦警「でも、気をつけなさいね。……父さんも心配してたよ。『友の意見は参考になるけど本職になってからにして欲しい』ってwww」

友「……まぁ、考えておきます。」

婦警「うん。ま、私的にはやりたい様にやんなさい!って感じだしwwwケガだけすんなwwwじゃ、仕事もどるwwwwww」

 ――

ティロリーン
『強烈な人でしたね…
 (´・ω・`)       』

男「うん。なんか、『友の完成系』を見た気がする……。」


116 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:44:47 ID:g4iXBibc
友「――では、気を取り直して捜索をはじめましょうか。」

男「この地図の印んとこで事件が起きたのか……。」

友「はい。ですからこの現場に直接行ってみましょう。メリーさんが何か思い出すかも知れません。」

男「メリーさん……いいね?」

ティロリーン
『はい。行きましょう!  』

女「……でも、けっこう距離あるね。やっぱ自転車で来て正解だったw」

男「うわぁ、時間もそんなないし走ることになりそうだな……しまった。」

友「そんなことないと思いますよ……。」

男「ん、どゆこと?」

友「まぁ行ってみれば分かります。」


117 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/02/24(金) 23:45:49 ID:mXNd3ZE6
友が有能すぎw


118 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:46:02 ID:g4iXBibc
女「……はぁ、ぅ……あっ……ぅんっ、んっ……はうっ……ぁっ……。はぁ、は……あぁっ!
  この……隣、町……って……。坂……おおい……のね……。はぁはぁ。」

 ――

友「さぁて、ここが第一現場ですね。」

男「最初の事件……亡くなったんだよね。その、女子高生が。」

友「えぇ、姉さんのメモにもかなり出血があったと書いてありますね。さすがにもう綺麗に掃除されてますけど。」

男「なんか信じられないな、こんな普通の場所で殺人があったなんて……。」

友「普段は気にしないだけで日常のすぐ近くで事件はおこってるんですよ。悲しいことですが。この世で死んだ人の全くいない土地はないでしょう……。」

男「……うん。……メリーさん、大丈夫?」

ティロリーン
~♪~♪
you got mail!
『平気です。

 …お花、そなえませんか?
 もし、その子が見ていたら
 。
 やっぱり…。         』

男「……うん。そうしよう。」


119 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:46:51 ID:g4iXBibc
女「はぁ、はぁ……到着……。
  そうだと思って、さっき買ってきたよ。なのにみんなドンドン先のぼって行っちゃうんだもん。」

男「あ、ごめんwでも、さすが女さん。ありがとう。」

女「うん。そういうのは、大事にしたいし……。」

 ―― ――


友「さて、ところでメリーさん。何かおもいだしたこと、感じたことはありませんか?」

ティロリーン
~♪~♪
you got mail!
『うーん、何も。
 この町並も見たことあるよ
 うなないような…      』

男「まぁ、このときはもう幽霊になってたし直接関係はないはずだしね。」

友「それでも何かの刺激にはなるかもしれません。気づいたことがあったらなんでも行ってください。」

you got mail!
『はい (。・Д・。)ゞ    』

男「じゃあ、次いってみようか。」

女「また、坂登るの……。」


120 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:47:45 ID:g4iXBibc
 ―― ――

友「――収穫なしですか……。」

you got mail!
『ごめんなさい。何にも思い
 出せません…
 (´・ω・`)           』

友「私の思い過ごしでしょうか……。しかし、やはり現場に来るとおかしい。」

男「なにが?さっきと同じふつうの住宅街って感じだけど。」

友「正確には『さっきより奥まった』住宅街です。……人目につきにくいと言ってもいい。」

男「隠れて犯行しようとしたんじゃないか?」

友「先ほどの現場は大きな往来の真ん中だったのにもかかわらず?
  なぜ急に二度目の犯行では隠れようとしたのでしょう。」

男「慎重になったって事……かな?」

友「はい。にもかかわらず二人目の被害者は重症。慎重になったはずなのに被害は軽くなっている。」

男「結局そこが問題か。」

友「……次の現場にも言ってみましょうか。」


121 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:49:18 ID:g4iXBibc
女「……つ、ついた。ってもう次行くの!?ま、待って……。」

友「女さん、大丈夫ですか?ちょっと休みましょうか?」

女「だ、大丈夫。
  だけど、ちょっと、さっきそこにあった公園に自転車止めてくる。どうせ帰りにまたこっちくるでしょ?」

男「そうだけど、代わりにとめてこようか?」

女「それ、もっと早く言って欲しかった……。よし!平気、行ってくる――」


友「……しかしここまでメリーさんについて何も得られなかったのは誤算でした。」

you got mail!
『見覚えのないものばかりな
 んですよねぇ  (´・ε・`) 』

男「だから、起こった事件は調べたって言ったじゃん。ね。」


122 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:50:10 ID:g4iXBibc
友「それよりもこの町に来ても何も思い出さないというのが意外で。」

男「僕もこの辺きたことなかったし、そもそも出会ったのもウチの近くだったんだよ?」

友「メリーさん、その前は『風に流されているような』感覚だったんですよね?」

you got mail!
『はい、意識がないままフワ
 フワと…            』

友「幽霊とは感覚の塊ですから、『そう感じた』というのはほぼ確実に真理なんです。
  つまりメリーさんは本当に風に流された。」

男「ウチの風上は高台になってるこの辺ってことか。」

友「そういうことです。」

男「お前そんないろいろ考えてたんだ……」

友「物事の真実は多角的に見ないと分からないものですから。通り魔=幽霊説も誰より私自身が否定的ですよ。」

男「その割にはオカルト全般は信じてるんだなw」


123 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:50:52 ID:g4iXBibc
友「科学や自分の認識にも否定的なだけです。
  徹底的に否定しきった結果が常識とはかけ離れていても、それはもっとも真実に近い。そう思っているのです。」

you got mail!
『その言葉、どこかで聞いた
 ような…? (。・Д・。)   』

友「おや、そういえばメリーさんは読書がお好きなんでしたっけ。少しアレンジしていますが元は――」
男「友っ!あぶねぇ!!!」

友「おっと。」

 キィーーーーーーーーブロロロロ…

男「友、大丈夫か!?何だあの車!狭い道であぶねぇな。」

友「ありがとうございます、男さん。……何でしょう。あの運転手――」

女「きゃあ!っ!!――。」

男「!!今の声、女さん!?向こうかっ!!」


124 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:51:35 ID:g4iXBibc
男「女さんっ!……いない!くそっ!」

~♪~♪

男「!今の着信音は……これだ!女さんのケータイ――。」



『落としたみたいです! 』



男「このケータイの近くにある赤いのって……。」

友「血痕……まさかさっきの車!でも、どうして車で――いや、それより今は!!」

男「な、んで……。」

友「考えてる暇はありません!男さん地図をどうぞ!捜してくださいっ!
  私は姉さんに連絡します!今ならまだ『隣駅』近くにいるはずです、後で合流しますから!」

男「わ、わかった!」

友「メリーさん!あなたが頼りです!では、急いでください!――」

男「おうっ!」


125 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:52:12 ID:g4iXBibc
男「くそっ!さっきの車、どこ行った!!」

ティロリーン
『友さんの言った私が頼りっ
 てどういうことでしょう?
 ケータイは落としててココ
 にあるわけですし     』

男「わかんないよ!とにかく捜さないと!」

ティロリーン
『でも、闇雲に捜しても! 』

男「どこだ!どこだっ!どこだっ!!」

ティロリーン
『落ち着いてください!
 車で移動してるんですよね
 !
 だったらこの辺にある狭い
 路地は通れないはずだから』

男「――車、路地……大きい道の――」


126 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:52:38 ID:g4iXBibc
 ―― ――

通り魔「なんなんだ!なんなんだよぉおおおおおおお!!!」

女「んんーーー!!んんんんーーーーーーーーっ!!」

通り魔「うるせえっ!!黙れ!!どいつもこいつも!!うるせえ!うるせえ!うるせえぇええええ!!」

女「っ!……。」

通り魔「よ、よし!ここなら……おいっ!降りろ!来い!!暴れるな!!!いいな!!!」

女「……。(コクリ)」


127 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:52:58 ID:g4iXBibc
 ―― ――

通り魔「この中に入れ!!!」

女「んんっ!……んっ。」

通り魔「いいな!来るな!!来るなよっ!!!お前もおとなしくしろ!いいな!!!」

女「……。」

通り魔「来るな、来るな!!どいつもこいつも邪魔ばかりしやがって!!!!くそお!!!!」

女「……。(この人、何を言って?)」

通り魔「……やっと!やっと静かになったか!……これで――」

女「っ!……んん!んんん!!!」

通り魔「――これでゆっくり女の腹が開ける!!!!!!」

女「んんんーーーーーーーー!!!!!!!」


128 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:53:32 ID:g4iXBibc
 ―― ――

男「車で通れるような道なんていくらでもあるし……。」

ティロリーン
『男さん、地図を!
 連れ去ったってことはどこ
 かで必ず降りるはずです。
 隠れられるような場所に 』

男「あぁ!どうしてっ!落ち着け!落ち着け。――通り沿いで……隠れられる
  ――そうだメリーさん!このあたりに聖域はっ!?」

 …… ……

男「メリーさん?……メリーさんっ!?」


129 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/02/24(金) 23:53:44 ID:mXNd3ZE6
さては通り魔憑かれてるな?


130 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:54:26 ID:g4iXBibc
 ―― ――

女「んーーーーーーーー!!!ぷはっ!!いや、いやぁあああああああ!!!」

通り魔「やっぱり、悲鳴ってのは良いよなぁ。やっときけたよ……。」

女「たすけ……。男、く……ん。」

通り魔「大丈夫。やつらが来る前に終わらせ――っ!!!!……なんで、お前ら!!!どうして!!!!!!!!」

女「!!……っ?……な、なに?」

通り魔「どうやってここに入ったんだっ!!!!」

女「誰?……のこと?」

通り魔「やめろぉおお!!いやだっ!いやだぁあああ!
     く、……『来るなぁあ嗚呼ぁああああああ゙あ゙ぁあああああああああ』」


131 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:54:58 ID:g4iXBibc
 ―― ――

男「メリーさん!メリーさんどうしたの!?返事して!!」

 ……ティロリーン

男「メリーさんっ!」



『私メリー
 男さん、いま駅の反対側に
 います!
 巨大な聖域ができて、ここ
 まで押し出されました!
 今私がいる所と男さんの場
 所の延長線に誰かが隠れて
 ます!!            』



男「――地図で駅とココの延長線上にあるのは……廃校か!?」


132 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:55:43 ID:g4iXBibc
通り魔「うわぁああああああああ、やめろぉおおおおおおおおおおおおおおおお。
     なぜだ、入ってこれないんじゃないのか!!!なんなんだ!!!!!」

女「……!」

男「――女さんっ!!!」

女「男君!!」

通り魔「うわぁあああ!!!!!うわああああああああああああああああああああ!!!!!!」

男「あいつ、何やってるんだ!?」

女「わからない。何か来たとか。突然、暴れだして……。」

男「とにかく逃げよう!今、手足をほどくから――」

女「男君!後ろっ!!!」

通り魔「邪魔すんなぁあ嗚呼ああ!!!!!」

男「っ!!――!」

女「いやぁあああ男君!!男君っ!!!!!!」

通り魔「くそぉおおおおお!!!!!くそぉおおおおお゙お゙お゙お゙!」

男「だ、だいじょう……ぶ。」

女「だって!お腹……血が。な、ナイフで……!!!」


133 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:56:36 ID:g4iXBibc
男「そ、それより……あの子は……?」

女「え……何?」

男「あの、おんな……の子。あぶな、い……。」

女「男君!?どうしたの!?」

???「……あなた、私が見えるの?」

男「君、は……?」

???「そう、あなたコッチに近いのね……。」

女「しっかりして!男君!いや、男君っ!!!」

???「でも、私は見えないはずなのに。
     私の能力は『この殺人狂に、わたし以外の霊を見せる』こと。ふふっ……この世で死人の出てない土地なんてないものね。」

男「……何、を……言って?」

???「 オ マ エ ガ シ ヌ マ デ ユ ル サ ナ イ 」

通り魔「うあわぁああ―――――――――――――――――――――――」


134 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[>>129 もぅ…。あてないでw]投稿日:2012/02/24(金) 23:58:08 ID:g4iXBibc
男「……。」

女「男くん!!!だめっ!!」

友「――女さん!!男ぉ!!!!」

婦警「お前!!動くな!!!」
通り魔「あ、ああああ、ぁあっあっ、あっ……ぁ――。」

女「友君!男君がっ!男君が!!!」


男「……あ、れ?……友?……へへっ、めが……ね、はずし……――」

友「男!おいっ!男ぉお!!!!」

女「いやぁああああああああああああぁあああああああああああ」







   ティロリーン




136 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[>>129 もぅ…。あてないでw]投稿日:2012/02/24(金) 23:59:42 ID:g4iXBibc
 ―― ――


男「――あ、れ?ここは……?」

女「……男君?目がさめたの!?……ここは病院だよ。」

男「病院……。俺、確か……通り魔に刺されて?」

女「うん。そのまま気を失って近くの病院に運ばれたの。今は日曜日の朝。……かすり傷。だって。」

男「そっか、かすり傷……え?かすり傷っ!?」

女「うんwせいぜい絆創膏で良いくらい。先生が何で気絶したのかわかんないレベルだってw」

男「あれれ?だって、血とかいっぱい。」

女「血は犯人の。そもそも私が車に押し込まれたときからあの人怪我してたんだよね。
  その後暴れだした時にも出血したみたい。」

男「それに、変な女の子とか見えて……そうだ!メリーさんは!?」

女「たぶん、ここにいる。ハイこれ。」

男「俺のケータイ……。」

女「いちお、病院内だから電源は切ってあるよ。屋上でなら電源入れていいって。あとで確認してあげてね。」


137 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:00:39 ID:Vzjx5lDI
男「そういや友は何もなかったのか!?」

女「今は警察で事情聴取受けてる。友君だからメリーさんのことはうまくごまかしてくれると思う。
  犯人は錯乱してるみたいだから刑事責任がどうとかって言ってたけど。」

男「そっか。……まぁ、あの様子なら。どうなっても一緒だな……。」

女「?……あ!そうそう。退院は今日にでもできるけど。お母さんが心配してたから連絡してあげてね。」

男「あぁ、そうだね――とかいう話をすると……ほら。」

女「ん?」

母「あら、男気づいたのね!それに女ちゃん、今日も来てくれたの!?
  アンタ感謝しなさいね、女ちゃん昨日も付きっ切りで心配してくれたんだから。かすり傷なのに。」

女「い、いえ。私のせいで怪我させちゃったことには変わりないですし……。」

男「そっか!ありがとう女さん。」

女「べ、別に私は……。もう、帰るし……。」

男「ありがとう。」

女「……うん。じゃ、……またね。」


138 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:02:08 ID:Vzjx5lDI
母「――さて、起きたんなら帰るわよ。母さん退院の手続きしてくるわね。」

男「わかった。……でもその前にちょっと外の空気吸ってくる。屋上行ってから出るよ。」

母「じゃあ母さんはそのまま帰っちゃうから。……そうそう、男。」

男「ん?なに?」

母「もしこの先、一人で抱えきれないようなことが起きたら何でも言ってね。母さん、これでも結構頼りになるんだから!」

男「もう変なことには首突っ込まないよ。まぁ、わかった。心配させてごめんね。」

母「はいは~い。じゃ、おうちで待ってるわ。」

男「うん。」


139 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:03:03 ID:Vzjx5lDI
男「さて、ここなら電源入れていいんだよな……」

(ポチポチ)
『着信メール  1289件』

男「怖えぇっ!」

ティロリーン
『ごめんなさい… (*ノД`)
 心配で、つい。       』

男「それにしても多くない?w」

ティロリーン
『だ、だって私にとってはも
 うメールするのが当たり前
 の表現手段で。
 ふつうに話しかける感覚で
 送るようになっちゃったん
 だもん…
 ていうかそもそも気を失う
 ようなことにならなきゃこ
 んなに話しかけてあげませ
 んもん! (( ̄ ^  ̄ )   』

男「ごめんw心配かけたね。」


140 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:03:57 ID:Vzjx5lDI
ティロリーン
『まったくです!
 何でかすり傷で気絶しちゃ
 うんですか  (*´・з・`)  』

男「面目ない……。でもさ、気を失う直前にいた女の子ってもしかして?」

ティロリーン
『何のことです?
 私は友さんに連絡をしてそ
 のまま一緒に廃校に行った
 ので、そのときのこと知ら
 ないんです。         』

男「その時も何も気づかなかった?」

ティロリーン
『はい。さっぱり。
 でも、その…。

 思い出したことなら…
               』


141 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:04:40 ID:Vzjx5lDI
男「メリーさん何か思い出したの!?」

ティロリーン
『はい。

 私…
 私、この場所を知ってます
 。                』

男「ここ!?確か『隣町病院』だよね!!」

ティロリーン
『はい。今見えている景色も
 見たことがあります。    』

男「そっか!やっぱ友の言ってた事はあってたんだ。メリーさんは隣町に住んでたんだよ!」

ティロリーン
『この風景
 とてもよく知ってるんです
 …              』


142 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:05:14 ID:Vzjx5lDI
男「じゃあもっとこの町を調べればいろいろ分かるかも!
  ……でも、なんで昨日町を歩いたときは何も思い出さなかったんだろう?」

ティロリーン
『そうだ!
 じゃあ今日はもっと普通に
 町を歩いてみましょうよ!

 ほら、きっと!
 きっと事件の捜査してたか
 ら見え方が変わって…  』

男「……そうだね!今日は天気もいいし、このままどっか、普通に遊びに行くようなところに行ってみようよ!」

ティロリーン
『…うん。

 ありがとう。      』


143 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:05:57 ID:Vzjx5lDI
男「どこか行きたい所はある?僕はこっちに来たことなくてあんまり知らないんだよね……。」

ティロリーン
『そうです…ね。
 この辺にあるのは、確か…
 繁華街、とか?
 なんか、人が集まりそうな
 …?             』

男「よし!決定!なんか楽しくなってきたw」

ティロリーン
『私も。…です。     』


144 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:06:37 ID:Vzjx5lDI
男「――おぉお。さすが日曜の繁華街。人多いなw」

ティロリーン
『な、なんか想像以上に賑や
 かですね…。
 こんな感じなんだ…    』

男「……メリーさんも始めて?」

ティロリーン
『い、いえ!
 あ、ほらあれ!
 m9(*゚д゚*)

 こういうトコきたら定番じ
 ゃないですか?      』

男「いや指差されてもwどれのこと?」

ティロリーン
『クレープ~!
 美味しそう (*゚¬゚*)   』

男「お、いいじゃん!?メリーさんはここでちょっと待ってて。」

ティロリーン
『え!?あ、いや。待ってま
 すけど…           』


145 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:07:39 ID:Vzjx5lDI
男「――お待たせ。」

ティロリーン
『いーえ。

 て、ふたつも食べるんです
 か? (;´д`)         』

男「いや、一個はメリーさんの。」

ティロリーン
『え!私…
 だって…その。     』

男「だって、今日は『普通に』町歩くんでしょ?こういうのも大事じゃない?」

ティロリーン
『…そうですね。
 うん!ありがとう
 (*ノωノ)         』

男「最後には両方とも僕が食べることになりそうだけどね。それはまぁ、お供えも最後は食べるってことで……なんてw」

ティロリーン
『おいコラ。 (#^ω^)

 …いいですけどぉ。   』

男「ごめんゴメンwwwじゃ、いただきます――。」


146 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:08:28 ID:Vzjx5lDI
男「ごちそうさまでした、っと。」

ティロリーン
『はーい!次
 あそろ行きたいです!ゲー
 ムセンター!         』

男「また、定番だねw」

ティロリーン
『いいじゃないですか~
 私行ったことないんですも
 ん。              』

男「僕、UFOキャッチャー得意だよ~。」

ティロリーン
『え、じゃあ腕前見せてくだ
 さいよ~! (。>д<。)  』

男「まかせてw」


147 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:09:02 ID:Vzjx5lDI
 ガヤガヤ ガヤガヤ

男「!!とと、さすが日曜。なかに中に入るとうるさいなw」

ティロリーン
『え?何か言いました?  』

男(う~ん。さすがに大声出すのは気が引けるし……そだ。)
(ポチポチ)『中はうるさいね。』

ティロリーン
『あぁ。ですね!
 やっぱり、こういう時メー
 ルって便利  (*゚∀゚)   』

(ポチポチ)『だねw』


148 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:09:56 ID:Vzjx5lDI
(ポチポチ)『さあ、どれを取ってしんぜようか?wどれでもイケルよ!』

ティロリーン
『あ、これブサかわいいです
 (*゚д゚*)

 「どぜうさん」?のぬいぐ
 るみ。これがいい!   』

(ポチポチ)『あ、なつかしい。けっこう古いゲームのキャラだよ。
      …箱入りか。うん。この位置なら!w』

男「……。」

 ――

男「ん?」

 ――

男「あれ?」

 ――

ティロリーン
『ダメジャン (〃゚艸゚)  』


149 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:10:39 ID:Vzjx5lDI
 ―― ――

(ポチポチ)『今日は調子悪いだけなんだ…。ホントに…。』

ティロリーン
『そんなときもありますよ。
 入院してたんですし。  』

(ポチポチ)「かすり傷でね…w」

ティロリーン
『そうでしたっけ?
 (ノω`*)        』

(ポチポチ)『なんか、もうチョイ簡単なのならできるはずだから。』

ティロリーン
『大丈夫ですって。
 (ll-д-)
 帰り道のお金もあるでしょ
 ?               』

(ポチポチ)『あと一回分なら何とかなる!ラストチャンスください!w』


150 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:11:25 ID:Vzjx5lDI
ティロリーン
『じゃあ…
 このストラップはどうです
 か?             』

(ポチポチ)『ミッチーラットのやつ?うん、これなら。…一発勝負!』

 ――

男「お!」

ティロリーン
『とれた!
 すご~い!ホントに一回で
 !
 o(≧∇≦)o          』

(ポチポチ)『よかったぁ。腕前わかっていただけました?』

ティロリーン
『ちょっと格好良かったです
 。 (。>∀<。)         』


151 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:12:00 ID:Vzjx5lDI
(ポチポチ)『じゃあ、これメリーさんのね。』

ティロリーン
『うん。ありがとう!

 では。
 男さんにプレゼントです。』

(ポチポチ)『え、いいの?』

ティロリーン
『もともと私じゃつけられま
 せんし。
 それに、男さんのケータイ
 って何もついてないじゃな
 いですか、これだったら似
 合うかと思って。      』

(ポチポチ)『もしかしてそのためにメイリーラットじゃなくてミッチーにしてくれた?』

ティロリーン
『ダメもとでしたけど
 (>艸<)        』

(ポチポチ)『あれ~wじゃあ、つけておくね!』


152 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:12:53 ID:Vzjx5lDI
男「――さてと、時間はまだ大丈夫だけど、どうしようか?
  財布はすっからかんだからお金かからないトコじゃないとダメだけどw」

ティロリーン
『う~ん。あとなにがあるの
 かなぁ?          』

 ゴーンゴーンゴーン・・・

男「ん、鐘の音?」

ティロリーン
『そういえば、この辺は教会
 があるとか。
 日曜はミサとかやってるら
 しいですよ!        』

男「教会なんていったことないよ!行ってみよう!」


153 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:13:27 ID:Vzjx5lDI
男「これ、入って大丈夫だよね…?」

ティロリーン
『たぶん?        』

 ガヤガヤ

男「っと。いっぱい人出てきたけど……ミサってのは終わっちゃったみたい。」

ティロリーン
『でも、一日開放って書いて
 ありますね。         』

男「じゃ、入っちゃえw」


154 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:15:34 ID:Vzjx5lDI
男「……さすがにミサが終わると誰もいなくなるんだね。」

ティロリーン リーン リーン
『ステンドグラス、綺麗です
 ね…。            』

男「わ、音響くwいちおうマナーにしとこう。」

ブブブ ブブブ
『はーい (* ̄∀ ̄)

 でも、…私みたいなのが教
 会なんて来てよかったんで
 しょうか?          』

男「幽霊お断りとは書いてないよwそれに事情を知ったら神様だって許してくれるよ。」

ブブブ ブブブ
『神様、ですか。     』

男「うん。こういうところに来るとなんか身が引き締まるね……。」


155 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:16:15 ID:Vzjx5lDI

男「……。」

ブブブ ブブブ
『……。
 私、男さんに謝らないと。
 
 こういう場所だから『懺悔
 』っていうか…。      』

男「……どうしたの?」

ブブブ ブブブ
『私、男さんに嘘をついてい
 る事があるんです…。  』

男「……そんなの気にしないけど?」

ブブブ ブブブ
『でも。
 私のことで大切なことだか
 ら…。

 私…


 私、すべてを思い出しまし
 た。              』


156 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:17:12 ID:Vzjx5lDI
男「……。」

ブブブ ブブブ
『本当は、病院で…全部。
 全部思い出してたんです。』

男「……そっか。」

ブブブ ブブブ
『…ごめんなさい。    』

男「……やっぱりw」

ブブブ ブブブ
『え!?

 …気づいてたんですか? 』

男「だって、メリーさん嘘つくの下手だもんw今日ずっと様子がおかしかったしね。」


157 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:17:44 ID:Vzjx5lDI
ブブブ ブブブ
『わかってて付き合ってくれ
 たんですか…?      』

男「うん。だって、何かわけがあったんでしょ?……教えて。メリーさんの事。」

ブブブ ブブブ
『…はい。



 私…
 生きていたとき…
 あの病院の中しか知らなか
 ったんです。

 あの病院で生まれ、あの病
 院で育って。

 そして、…あの病院で死に
 ました。            』


158 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:18:48 ID:Vzjx5lDI
ブブブ ブブブ
『先天性の病気だったんで…
 ずっと身体が弱くて。
 生まれてから一度も退院し
 たことがなかったんです。

 だから、町のことが知りたく
 て…              』

男「そっか。でも、それならそうって言ってくれたらよかったのに。」

ブブブ ブブブ
『でも、…これはワガママかな
 って。              』

男「前に言ったよね?僕にできることなら協力するって。
  メリーさんが成仏しちゃったら……悲しいけど。でも、メリーさんはこのままでいいなんて思ってないんでしょ?」

ブブブ ブブブ
『それは…。        』

男「メリーさん言ったじゃん。真実を知りたいって。そのためならがんばるって。……なら僕はそれを応援する。」


159 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:19:23 ID:Vzjx5lDI
男「それに僕もメリーさんと遊んで楽しかったしねw」

ブブブ ブブブ
『本当、…に?       』

男「もちろん。メリーさんとじゃなきゃできない体験たくさんできたしね。……メリーさんと会えてよかった。」

ブブブ ブブブ
『私も…。



 最後にもうひとつ、
 …ワガママを言ってもいい
 ですか?           』

男「何でもきくよ!……お金のかからないことならw」

ブブブ ブブブ
『大丈夫。


 最後に行きたいたい所があ
 るんです。          』


160 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:19:55 ID:Vzjx5lDI
男「――女さんが自転車を止めた公園!?……いいけど、何で?」

ブブブ ブブブ
『あそこって坂をけっこう登
 ったトコにありますよね。
 あの公園、私が入院してた
 病院の屋上から見えるんで
 す。

 あそこからなら、私がずっ
 といた病院も、私がずっと
 知りたかったこの町も、全
 部見えると思うから…。   』

男「わかった。……でも今からあそこに行くと、けっこう時間かかっちゃうけど……間に合う、よね?」

ブブブ ブブブ
『それは、大丈夫です。
 まだ…。

 それはわかってます…。 』

男「そっか。でも、……急ごう――。」

 ――――


161 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:21:21 ID:Vzjx5lDI
男「――はぁあ、はぁ……着いた……。けっこう暗くなっちゃった。
  けど!……メリーさん!間に合ったよね!?」

ティロリーン

『私メリーさん。
 ちゃんと、あなたの後ろに
 いるよ。           』

男「……この公園、こんな高台にあったんだね。」

ティロリーン
『町明かりが綺麗ですね。 』

男「うん。キラキラしてる……。」

ティロリーン
『私の病院も、明かりがつい
 てる。             』

男「うん。……見える。」

ティロリーン
『これで、私の見たいもの、
 …全部。
 見れちゃいましたね。   』


162 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:22:07 ID:Vzjx5lDI
男「……。」

ティロリーン
『今日、楽しかったですね。』

男「……うん。」

ティロリーン
『クレープ食べて。ゲームセ
 ンター行って。       』

男「……うん。」

ティロリーン
『教会なんて行っちゃって。
 今なんか、星空と夜景が見
 える公園にいますよ?   』

男「……。」

ティロリーン
『そろそろ…かな。



 ちゃんと、言わなきゃ。
 ね。           』

男「……。」


163 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:22:37 ID:Vzjx5lDI
『最初、幽霊になったとき
 不安で不安でどうしようも
 なくて
 分からないないことがたく
 さんあって
 でも、やらなきゃいけない
 こともたくさんあって

 何とかしようとしても
 人を傷つけちゃって

 あきらめようとしたけど
 最後の望みで思い付きを試
 してみて。

 はじめに何て送ったら良い
 かわかんなくって
 変にお堅い文章になっちゃ
 って



 男さんと出会って。      』


164 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:23:04 ID:Vzjx5lDI
『男さんは全っ然、授業を聞
 いてなくて

 友さんは笑ってばっかで

 女さんは優しくって

 お母さんは変に鋭くって
 妹さんは…
 ちょっと変わってて?

 でも、二人とも美人で

 あったかい家族で

 そだ、男さんは鍵付き引き
 出しにエッチな本を隠して
 るんですよね

 妹さんに見つからないよう
 にしてあげてね?      』


165 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:23:30 ID:Vzjx5lDI
『夜遅くまでお話して遅刻し
 そうになったり

 女さんに見つかって

 結局私を使って女さんのメ
 アド聞き出しましたよね?

 実は友さんは凄くって

 なんで眼鏡で変身するんで
 すかね?           』




『そして
 通り魔事件を調べて   』


166 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:24:04 ID:Vzjx5lDI
『友さんは意外な才能にあふ
 れてましたね
 もったいないなぁ

 そして女さんが、大変なこ
 とになって
 あ、でも怪我はしてなかっ
 たんですよね

 代わりに男さんが怪我しま
 したけど

 女さんずっと手を握って心
 配してたんですよ

 ただのかすり傷なのにねぇ



 ホント


 いろいろありましたね。  』


167 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:24:31 ID:Vzjx5lDI
『明日からは普通になるんで
 すよ



 明日からが普通になるんで
 すよ



 明日から朝のメールはなく
 なります

 妹さんが起こしてくれるん
 でしょ?



 だから


 眠ると全部夢だと思うかも
 しれませんね

 きっと、そうです。
                 』


168 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:25:01 ID:Vzjx5lDI
男「……。」

ティロリーン
『何か行ってくださいよ。 』

男「……。」

ティロリーン
『…ねぇ。        』

男「……。」

ティロリーン
『じゃあ、最後にとっておき
 のこと教えてあげます。 』

男「……。」

ティロリーン
『私の未練。
 この町を見ることじゃない
 よ    (。-ε-。)     』

男「……え?」


169 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:25:45 ID:Vzjx5lDI
ティロリーン
『男さん、勘違いしてたでし
 ょ?
 面白いから黙ってました。
 (。>∀<。)           』

男「え?……じゃあ!――」

ティロリーン
『私の未練は「恋がしたい」
 ってこと。
 私の分も恋してくださいね
 。
 出会ったのが、貴方でよか
 ったです。

 ありがとう。










 男さん、大好きですよ。
                  』


170 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/02/25(土) 00:26:07 ID:9n0YK36Y
えんだあああああああああああああああああああああああ


171 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:26:30 ID:Vzjx5lDI
 チュンチュン チチチ……

男「ふぁああ~。あぁ~よく寝た……。」

 コンコン。
妹「お兄ちゃん?起きてるの?」

男「うん。今起きた……。」

 ガチャ
妹「おはよう。――女さんがいちおう病み上がりだからって心配して迎えにきてくれてるよ。」

男「ん~。わかった。でもお前今日は起こしに来てくれたんだ?ここんとこなかったのに。」

妹「なんのこと?……変な夢でも見てたんじゃない?」

男「まぁ、いいや。じゃあすぐ支度する。」

妹「うん。」
 ガチャリ。

男「――なんか、すごく長い夢でも見てた気がするな……。」

 …… ……


172 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:27:09 ID:Vzjx5lDI
男「でも、さ。……なんで、僕のケータイにストラップ付いてるんだろう。お腹、絆創膏貼ってあるんだろう?

  全部夢……。

  夢。……なんて、思えるはずないじゃないかっ!!

  ずっと一緒にいたのに!
  ずっと話してたのに!
  ……忘れられるわけないだろ!!!」

  …… ……

  何か言ってよ!何か答えてよ!……メリーさんっ――!!!

  …… ……

  ……。そういえば、別れの言葉も言ってなかったっけ……。」



(ポチポチ)
『メリーさん、ありがとう。』


173 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:28:22 ID:Vzjx5lDI
男「……なにやってんだよ、僕――。
  ケータイ、買い換えるかな……。
  ……もう、……いい、よね。

  …………さようなら。メリーさん。」

ガチャリ

……バタン

















 ティロリーン……。


fin.


174 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/02/25(土) 00:29:11 ID:9n0YK36Y



175 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/02/25(土) 00:29:27 ID:NBFMVLmM
おじさんちょっと目頭熱くなったぞ!乙かれ!


176 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/02/25(土) 00:31:47 ID:zf20CTR2
スゴく良かった乙乙!


177 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/25(土) 00:32:22 ID:Vzjx5lDI
お疲れ様でした。
えらい読みづらいもんを読んでくれてありがとうございました。



178 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/02/25(土) 00:49:48 ID:qc9uLQWk
盛大に乙!


179 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/02/25(土) 01:01:07 ID:Njmn505U
乙!これは短編ドラマとかいけるレベル!


180 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[]投稿日:2012/02/25(土) 01:31:43 ID:4Ve8tlbg

涙が止まらない


181 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[sage]投稿日:2012/02/25(土) 03:58:23 ID:VD2r5ElM
おつ

メリーさん…


182 名前:以下、名無しが深夜にお送りします[sage]投稿日:2012/02/25(土) 09:06:05 ID:WsZLxH2Y
良かった乙
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