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件名『私メリー、あなたの後ろにいるの』 男「メール…だと!?」2/3



件名『私メリー、あなたの後ろにいるの』 男「メール…だと!?」




60 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:07:13 ID:g4iXBibc
男「ところでメリーさんってどこに住んでるの?」

ティロリーン
『浮遊霊ですから特に…
 住んでるとかはないかと。
 (* ̄∀ ̄)        』

男「じゃあ寝泊りは?」

ティロリーン
『幽霊は眠らないんです。
 疲れたりもしないので夜は
 ふらふらしてます。   』

男「……今までずっと?」

ティロリーン
『そう…ですね。     』



元スレ
件名『私メリー、あなたの後ろにいるの』 男「メール…だと!?」





60 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:07:13 ID:g4iXBibc
男「ところでメリーさんってどこに住んでるの?」

ティロリーン
『浮遊霊ですから特に…
 住んでるとかはないかと。
 (* ̄∀ ̄)        』

男「じゃあ寝泊りは?」

ティロリーン
『幽霊は眠らないんです。
 疲れたりもしないので夜は
 ふらふらしてます。   』

男「……今までずっと?」

ティロリーン
『そう…ですね。     』


61 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:07:47 ID:g4iXBibc
男「……うち泊まる?」

ティロリーン
『いいんですか!?
 ヽ(゚∀゚)ノ        』

男「まぁ眠らないんじゃ泊まるも何もないかもしれないけど」

ティロリーン
『女の子を家に引き入れて何
 する気ですか…?
 |ω・`)              』

男「えっ!あ、いや、その……ほら!女の子を外にほっぽり出すのは気が引けるっていうか
  まぁおもてなしも少しは……あ、そっか家族には内緒で、あ、いや内緒っていっても変な意味じゃなくて――」

ティロリーン
『あの、冗談ですけど…。
 Σ( ̄Д ̄ll)       』


62 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:08:22 ID:g4iXBibc
ティロリーン
『で、本当に伺っても良いん
 ですか?  (。・Д・。)   』

男「もちろんメリーさんがよければだけど。」

ティロリーン
『あ、ええと私の方は大丈夫
 なので、OKなら「いいで
 すよ」と言ってらえません
 か?
 
 お邪魔してもいいですか?』

男「?……いいですよ。」

ティロリーン
『ありがとうございます。 』


63 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:09:08 ID:g4iXBibc
男「うん。……で、なんの儀式?w」

ティロリーン
『これもお化けのルールです
 。

 幽霊は「生者が所有してい
 る空間に無断で立ち入りで
 きない」んです。       』

男「えっと、……所有する空間っていうのは?」

ティロリーン
『たとえば住んでる家とか。
 聖域って言うらしいですけ
 ど。

 その人が他人に踏み込んで
 ほしくない場所が聖域にな
 るみたいです。        』


64 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:09:46 ID:g4iXBibc
男「だからちゃんと許可を取らなきゃ駄目と……」

ティロリーン
『「線からこっち俺の土地だ
 かんな~!」_〆(-∀-*)

 っていう小学生の近くも駄
 目でしたから、けっこう適
 当みたいですけど。    』

男「ははは!最初から思ってたんだけど幽霊のルールって、結構いいかげんだよね。」

ティロリーン
『そもそも全部のルールがなん
 となく知ってるって状態です
 から (ll-д-)

 でも、それでうまく回ってる
 ってことは良い加減なのかも
 しれません。          』

男「なるほど。言いえて妙ってやつだ。」


65 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:10:32 ID:g4iXBibc
男「――ただいまぁ……っと」

ティロリーン
『あの…お邪魔します。  』

男「いらっしゃい。」

ティロリーン
『なんか…緊張しますね。
 男の子の部屋に入るのなん
 て初めてです… (*μ_μ) 』

男「そ、そうなんだ……
  まぁ僕も家族以外の女の子を入れたの初めてなんだけど……」

 …… ……

男「何か言ってよ!w」

ティロリーン
『えっと…じゃあ…あの…
 
 勉強机の鍵付引き出しが聖
 域になってるんですが…
 
 何が入ってるんですか?  』

男「そこは触れちゃらめぇ~!!!あのっ、ほら!
  男には自分の世界があると言いますか、例えるなら空を駆ける一筋の流れ星と言いますか――」


66 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:11:16 ID:g4iXBibc
 …… ……

男「あれ?メリーさん?ご、ゴメンなさい!
  確かに中にあるのはエロ本ですがこれは男ならしょうがない物でして、むしろ犯罪に走らないよう己をおさえ――」

ティロリーン

男「ん?」

『私メリーさん、窓の外に押
 し出されたの。
 何か大切なものが入ってい
 たんですね。
 急に聖域が拡大して外まで
 押し出されちゃいました。
 もう失礼なことはお聞きし
 ないので入れて下さい。
 (m´・ω・`)m          』

男「よし。落ち着け……大丈夫。僕はノーマルからは外れてない。健全なエロ本だから大丈夫。」

ティロリーン
『あの、戻ってます…
 なるほど…
 そういう本ですか…
 仕方ないですよね…。  』

男「ミステイクっ!!! いやその違うんです。だから――」


67 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:12:00 ID:g4iXBibc
 ピ~ンポ~ン

男「――ぉおっとぉおっ!!!これは妹が帰ってきたのかな出迎えなくちゃ!
  すぐに鍵を開けるよ妹ちゃ~ん!!!」

ティロリーン

男「おぉっと!手が滑って読まずに削除しチャッタ!あははははは。」

ティロリーン

男「また手が!いやぁ今日はよく手が滑る!そんなことより妹が!わははははははは――」


がちゃり
妹「ただいま。……女のにおいがする。」

男「おかえ……えっ?!」

ティロリーン

妹「っ!……。……私の部屋には来ないでね。」

男「お、おぅ……ゴメン。」

妹「……。」


68 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:13:03 ID:g4iXBibc
男「……うん。――えっとメールは……。」

『無視とか、私一番傷つきま
 すよ… (;Д;)

 男さん、本当に妹さんいた
 んですね。          』

男「はい。ごめんなさい……。あの通りちょっと変わってるんだけどね。」


ティロリーン
『妹さんがいるなんて気づき
 ませんでした。
 朝も今も何も感じなかった
 ですし。            』

男「あぁ、あいつ携帯持ってないからね。」


69 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:13:42 ID:g4iXBibc
男「完全に中二病発症してるっぽい。『うるさいから嫌』とか言って持たないの。
  さっきの反応見ると僕が携帯持つのもイヤみたいだし。いまどき珍しい奴なんだ。」

ティロリーン
『でも、お母さん似で美人で
 すねぇ (*´ω`*)      』

男「あいつ母さんに習ってるから料理とかうまいし、二人とも性格以外は『良い嫁さん』なんだけどね。」

 がちゃり

母「ただいま~。あら男、玄関で何してるの?」

男「……母さんて噂するとすぐ出てくるね。」

母「??何のこと?」

男「なんでもない……」

母「あらそう、ならいいけど。じゃあ、すぐご飯にしちゃうからね。」

ティロリーン
『素敵なご家族ですね…  』


70 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:14:34 ID:g4iXBibc
 ―― ――

男「ごちそうさま~。」

妹「ごちそうさま。」

母「おそまつさまでした。じゃあ妹ちゃん先お風呂は言っちゃってね~。」

妹「うん。」

男「じゃあ僕は部屋にいるからあがったら呼びにきて。」

妹「……やだ。それならお兄ちゃんが先入って。」

男「う、うん。良いけどさっきお前、部屋に来るなって……。呼びに行かなくていいの?」

妹「あがったらそのまま呼びにきて。すぐ来るならいい。」

男「わかんないけど、わかった……。」
(ポチポチ)『ということらしいのでメリーさんは部屋で待っててね。』

ティロリーン
『分かりました。ごゆっくり
 どうぞ~  (o^─^o)  』

妹「……。」


71 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:15:39 ID:g4iXBibc
男「ふぅ……。お待たせメリーさん。」

ティロリーン
『いえいえ~ (。>∀<。)
 妹さんの部屋にはもういっ
 たんですか?        』

男「うん。すぐにとの仰せだったしねw」

ティロリーン
『でも、仲良さそうな兄妹で
 すね~。          』

男「どこが~?なんか今日は特にご機嫌斜めだったのか、いつも以上に避けられてたよw」

ティロリーン
『普通あれくらいの年頃の子
 だったら「お兄ちゃんが入
 った後はいや!」とか言い
 そうですけど、そういうの
 じゃないですし。
 兄弟とか羨ましいです。  』

男「メリーさんは一人っ子だったんだ?」

ティロリーン
『そうみたいですね。
 って人事みたいになっちゃ
 いますけど (ノω`*)    』


72 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:16:25 ID:g4iXBibc
ティロリーン
『ところで、触れていい部分
 なんでしょうか…
 夕飯のときお父さんがいな
 かったんですが…。     』

男「あははwww大丈夫。ちゃんと健在だよwただの海外赴任。」

ティロリーン
『お一人でですか?    』

男「うん。母さんいろいろ放任主義だしwまぁ、昔はあの二人もいろいろ大変だったんだって。なんでも駆け落ちらしいからねw」

ティロリーン
『駆け落ち!
 素敵じゃないですか!
 ロマンチックです
 (*>∀<*)         』

男「大恋愛の末の逃避行だよw」

ティロリーン
『大恋愛、ですか…。   』

男「今からじゃ想像できないけどねw――。」


73 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:17:32 ID:g4iXBibc
 ―― ――
 
ティロリーン
『男さんはどんな子供だった
 んですか?         』

男「う~ん。あんま覚えてないけどなぁ。って僕もメリーさんとおんなじ様な答えになっちゃうねw」

ティロリーン
『あはは (。>∀<。)
 友さんとは古くからお知り
 合いなんですか?     』

男「うん。家も近いしずっと一緒。一緒に撮ったアルバムもたくさんあるよ。見る?」

ティロリーン
『見せてください!    』

男「えっと……。これこれ!……ほら。友の奴、いつも爆笑してんだよなぁw」

ティロリーン
『本当ですね (〃゚艸゚)

 あれ?この写真変なの写っ
 てません?肩のトコ。
 あ、こっちの写真も…    』

男「ちょっw怖い事いわないでよwww――。」


74 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:18:05 ID:g4iXBibc
 ―― ――

 …… ……





ティロリーン
男「う、う~ん……。」

 …… ……

ティロリーン
男「ん、んぁ……。」

 …… ……

ティロリーン
男「…… ……。」


 ティロリーン  ティロリーン   ティロリーン 
    ティロリーン   ティロリーン
  ティロリーン   ティロリーン   ティロリーン

男「――うおっっっ!!!」


75 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:18:58 ID:g4iXBibc
男「な、なんだっ!?……あっ!!」

『私メリーさん。
 おはようございます!
 (´・∀・)ノ         』

『そろそろ起きて~!
 朝ですよ~ (*´・з・`) 』

『こら~!
 起きないと遅刻しちゃいま
 すよ!!        』

『お           』
『 き          』
『  て         』
『   く         』
『    だ       』
『     さ       』
『      い      』
『       (#`Д´)』


男「!!!やっべぇもうこんな時間だ!」

ティロリーン
『私は何回も起こしました!』


76 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:19:59 ID:g4iXBibc
男「昨日メリーさんと話しすぎた~寝坊だ~!!!」

 バタバタ

テレビ「次のニュースは連日○○市周辺で起きている通り魔事件の――」

母「あらあら。男、おにぎりくらい食べてきなさい。お昼食べれないかもしれないし。」

男「いや、学校は昼休みあるから……。いただきます。……ごちそうさま!」

妹「……行ってきます。」

男「おい!待てよ!お前いつもなら起こしてくれるのに!!!」

ティロリーン

妹「……。」

男「おい!待てよ!!」

母「こら男!『行ってきます』は?」

男「あぁ!もう!行ってきます!!!」


77 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:20:45 ID:g4iXBibc
「――行きの電車発車します。駆け込み乗車は――」

 ガタンゴトン

男「あぁ……これは間に合うかぁ?……そういやメリーさんがなんか言ったっけ?」

『いつもは妹さんに起こして
 もらってるんですか?
 (〃゚艸゚)           』

(ポチポチ)『…恥ずかしながら。寝すぎると悪いものが集まるとか言ってたかな?よくわかんないけど。』

ブブブ ブブブ
『うらやましいです。 
 いや、うらめしい…か
 な? (・ω・)      』

(ポチポチ)『やめてwまぁココんとこ機嫌悪いみたいだけど、ありがたい話だよ。』


78 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:21:22 ID:g4iXBibc
ブブブ ブブブ
『いいなぁ。    
 私にもそんな家族があった
 のかなぁ…          』

男「……」
(ポチポチ)『僕で良かったら…なんて。』

ブブブ ブブブ
『え? (。-д-。)

 そんな意味で言ったんじゃ
 ないですけど。       』

(ポチポチ)『…おうふ!お恥ずかしいw』

ブブブ ブブブ
『冗談ですって。
 (。>∀<。)

 ありがとう。      』


79 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:21:51 ID:g4iXBibc
 キーンコーン カーンコーン

男「ふぅ……ギリギリ間に合った……。」

女「お疲れさまw」

友「わはははwww男~。今w日wもw元w気w良wいwなwww彼女と遅くまで話してて寝坊か?wwwwww」

男「うるせぇ!だいたい彼女はいねぇし遅刻でもねぇよ!」

ティロリーン
『友さん良いカンしてますね
 ~ (* ̄∀ ̄)        』

友「ほらまた来たぞ~!www」

女「彼女じゃないなんて言うから怒ったんじゃない?w」

男「あ~もう。うるせえ全部うるせえ!!!w」


80 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:22:26 ID:g4iXBibc
 キーンコーン カーンコーン

教育実習「はい次、問3は~、棒線2とあるが~、こう記した筆者の考えは――」

男「はぁ~……。」
(カキカキ)『メリーさんみてるー?』

 …… ……
『見てますよー?
 |ョω・)         』

(カキカキ)『メアド覚えたからいつでも送れるかもって言ってたけど できたのかな?』

 …… ……
『そういえば試してませんで
 したね。
 どうなんでしょう?     』

(カキカキ)『じゃあ今ためしてみてよ とりあえず校内まわりながらメールしてみて!』


81 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:23:13 ID:g4iXBibc
 …… ……
『私メリーさん、いま教室の
 前にいるの         』

 …… ……
『私メリーさん、いま2階ト
 イレ前にいるの     』

 …… ……
『私メリーさん、階段を上っ
 てるの           』

 …… ……
『私メリー、3階に着いたの』

 …… ……
『私メリー屋上に付いたの。
 前ならもう送れないはずで
 すけど…どうでしょう?   』


82 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:23:46 ID:g4iXBibc
 …… ……
『私メリーさん、あなたの後
 ろにいるの。 (。・∀・。)ノ

 どうでした?        』

(カキカキ)『おかえりw ジッケン大成功 全部とどいたよ』

 …… ……
『やった!
 どこでもメリーさん完成で
 す v(`ゝω・´)       』

(カキカキ)『www なにそのマスコットほしいw』


83 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:24:38 ID:g4iXBibc
(カキカキ)『てか もともと電話メリーさんって遠くから近づいてくるんじゃなかった?w』

 …… ……
『あぁアレは尾行して道を覚
 えて、近づいてるフリして
 るだけだと思います。
 本当はずっと近くにいるは
 ずですよ  (´・ω・`)    』

(カキカキ)『ガンバって道おぼえてるって想像するとなんかカワイイねw』

 …… ……
『正体を知ればそんなもので
 すよ。
 幽霊の正体見たり枯れ尾花
 ってことです。
 (´ー`)              』

(カキカキ)『いやいやホントの幽霊に言われましてもw』


女「……。」


84 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:25:12 ID:g4iXBibc
 キーンコーン カーンコーン

男「ふぃ~。さぁメシだメシだ!友~今日はどうする?」

友「あぁ、悪い。今日は部活で外せないんだ。」

男「部活って陸上部?昼錬なんてあったんだ?」

友「いや今日はそっちじゃなくて。ちょっと急がないと。スマン!」

男「おぅ。……さてどうしよう。」

ティロリーン
『良かったら屋上で食べませ
 んか?             』

男「……。よし、じゃあ購買でなんか買って屋上行くか。」

女「……」


85 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:25:47 ID:g4iXBibc
男「お、珍しく屋上がすいてる。まぁ今日は食堂プリンの日だしな」

ティロリーン
『食堂プリン!? (*゚д゚*)』

男「月に一回学食でプリンサービスになるんだ。食堂のオバチャン手作りらしくてすげぇ旨いの。」

ティロリーン
『邪魔しちゃいました?  』

男「いやいやおかげで屋上独り占めだしwここ景色良いから好きなんだよね。」

ティロリーン
『はい。わたしもさっきそう
 思って。

 天気がよくて飛んでいけそ
 うだなぁ (。・Д・。)
 なんて。           』

男「あれ?普通に飛べるんじゃないの?」

ティロリーン
『…そう、ですね。

 幽霊になってから普通に飛
 んでるのに。
 ……なんでだろ?      』


86 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:26:26 ID:g4iXBibc
男「まぁ、それはそれで楽しそうだけどねw」


 …… ……

男「あれ?ほんとに飛んでっちゃった!?」

ティロリーン
『いえ…。
 私、思い出しました。

 小さいとき、鳥になって飛
 べたら良いのになって
 そう思ったんです。

 夢だったんです…。    』

男「僕も小さいときには良くそんなこと思ってたなぁ。正義のヒーローになって――」
女「男くん……ちょっと、良い?」



男「お、女さん!?」


87 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:26:55 ID:g4iXBibc
女「男くん……ちょっと2人きりで話したい事があるの……」

男「え、それってもしかして――」

女「(コクリ)」

男「わ、分かった。…ち、ちょ、ちょっと待って」
(ポチポチ)『メリーさんゴメン。大事な話だから電源切らせて!!!』

プツ

女「……よく、メールしてるよね。最近。えっと、相手は彼女じゃないんだったよね……。」

男「え、え~と。うん。そうだね。まぁ……あの――」

女「メールの相手……もしかして、幽霊?」


88 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:27:30 ID:g4iXBibc
男「っ!?……どっ、……どうして分かったの!?」

女「え、ホントに?」

男「えっ!『え、ホントに?』って、…えっ?」

女「いやいやwカマかけてみただけなんだけど。やっぱり私、霊感あるみたい。」

男「いや霊感って……」

女「冗談。で、本当は授業中に男君のノート見ちゃったの。ノートに書くだけでメールが返ってくるみたいだからおかしいなって。
  ……ホントに相手は幽霊なの?」

男「……えっと。どう説明したものか。……メリーさん、電源切ってゴメンなさい。今電源入れますんで。」


89 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:28:00 ID:g4iXBibc
 …… ……

ティロリーン
『私メリーさん、今男さんの
 後ろにいるの。

 ていうか電源切るとか無視
 とか本当やめて下さいって
 言ったじゃないですか。な
 にデレデレしてたんですか
 もう!告白されるとか思っ
 てたんですか!そうですか
 。それで邪魔者扱いですか
 !?うわ~ん!!!!
 ・゚・(ノДヽ)・゚・         』

男「ホント、すいませんでした……という事なんだけど。」

女「……えっと、いやいや。コレ本当に幽霊のメール?w」


90 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:28:34 ID:g4iXBibc
男「うん。この子はこんな感じらしくて。メリーさん。ちょっと女さんにメールしてみて。」

~♪~♪
『申し遅れました。メリーで
 す。
 男さんの後ろにいるのです
 が…
 |ω・`)              』

男「僕、女さんのアドレス知らないよね。イタズラじゃないってことは分かったでしょ?」

女「そういえば、まだ教えてなかったもんね……」

男「だからアドレス交換してほしいんだけど。」

ティロリーン
『…結局私をダシにしてアド
 レス聞くんですね。
 ふ~ん… (#^ω^)    』

男「あ、うん。ゴメン……なさい。」


91 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:29:06 ID:g4iXBibc
女「それは別にいいけど。……でも、コレどうやって送ってるの?」

~♪~♪
『心の送信ボタンです!
 v(`ゝω・´)        』

女「なんでメールでメリーさん?w」

男「あぁ、もぅ!そのやり取りはもうやったの!説明すると長くなるんだけど――」

 ―― ――

女「ふ~ん。なるほど。そういうことなら友君に相談すれば良いのに。」

男「え?なんで友になんか?」

女「だって友君。オカルト研究部でしょ?」

男「え?……えっ!?」


92 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:29:45 ID:g4iXBibc
~♪~♪
『あれ?男さんは陸上部だっ
 て思ってましたけど?    』

女「うちの陸部は緩いから。文化部となら兼部オッケーなの」

男「ていうか友からオカルトなんて聞いたことないけど……?」

女「ホント!?私には陸部でロードワークの時とかイロイロ話してくれたけど?」

男「つーかウチにオカ研なんてもんがあったことも初めて知ったよ!?」

女「まぁ部員一人だけだしね。でもその手の人たちには結構な有名人なんだって。」

男「結構付き合い長いはずなのに全然知らなかった……。」


93 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:30:16 ID:g4iXBibc
ティロリーン
『そういえばさっきも忙しい
 とか言ってましたね。   』

女「……確か理科実験室が部室だっていってたけど。」

男「実験室って勝手に使っていいもんなの?器材とか薬品あるだろうし」

女「友君は化学や物理の先生から信頼厚いから。」

男「えっ?!アイツ理系得意だったの?同類だと思ってたのに……」

女「理系というかオカルトに関わることならなんでも。
  一見オカルトに見えても科学的に解明できるものも沢山あるから物理学とか心理学の知識が必要なんだって。」

~♪~♪
『幽霊には不便な世の中にな
 りました… (;ω;)      』


94 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:31:04 ID:g4iXBibc
男「うーん。僕の知ってる友は『常に笑いながら全力ダッシュしてる奴』なんだけど……。」

女「そのイメージ怖いよw
  でも、陸部にいるのもオカルトの為なんだって。なんでも『オカルトは足で稼ぐもんだ』とか、口癖みたいに言ってるよ。」

男「全然聞いたことないや。実は嫌われてんのかな、僕……。」

女「そんなことないと思うよ。私といるときは男くんの話ばっかり。『あいつホントは奇跡的にすごいやつだ!』とか。」

男「なにその謎の信頼?むしろ怖いわ。」

ティロリーン
『男同士の友情ってやつです
 ねぇ。
 素敵です! (p*゚w゚*q)   』


95 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:31:37 ID:g4iXBibc
男「まぁ、ダメ元で相談してみるか……」

女「今日も何かやってたみたいだよね?」

男「うん。忙しいっていってたけどあいつだし、良いでしょ。理科実験室だっけ?行こう。」

ティロリーン
『お二人とも、ありがとうご
 ざいます。         』

女「……?」

男「あ、『ありがとう』って。」

女「私はなんにもしてないけどね。」


96 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:32:13 ID:g4iXBibc
~♪~♪
『私に気づいてくれただけで
 も嬉しいです。       』

男「……?」

女「『気づいただけでも嬉しい』って。」

男「あぁ……。」

二人「……」

ティロリーン
『どうしたんですか?   』

男「……女さん。たぶん同じ事思ってるよね……?」

女「うん。メリーさんには悪いけど――」

二人「この伝言システムめんどくさいっ!!!」


97 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:32:53 ID:g4iXBibc
友「――なるほどwwwそういう事情ならまwかwせwろw!wwwwww」

男「うお!理解はえぇな!」

友「霊現象ってのは結構一般的なんだよw人がいる数だけ霊に変わる可能性があるんだしwww」

男「少なくとも俺は身近に起こるなんて思いもしなかったよ。」

友「今まで気づかなかっただけでお前の周りにはたくさんのオカルトがあふれてるんだよwww
  大体、男があんなに頻繁にメールするなんておかしいと思ってたんだwwwwwww     」

女「あからさまにニヤニヤしてたしねw」

男「そ、そんなことないって……!」


98 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:33:33 ID:g4iXBibc
友「ともかく。本題に入ろうかwwwでは……。」

 スチャ

男「お。お前メガネなんてしてたんだ?」

友「オカルト関係のときだけですよ。伊達ではあるんですがね。
  迷信には迷信を。源かつぎのようなものです。」

ティロリーン
男「                」
女「キャラが変わってるっ!!」
  『                』


99 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:34:09 ID:g4iXBibc
友「まずはメリーさん。このアドレスにメールしてみて下さい。」

ティロリーン
~♪~♪
you got mail!
『これでいいですか?   』

男「お!」

女「これ、もしかして?」

友「えぇ。メールリストを作りました。メリーさん、これからみんなに連絡するときは利用してください。」

ティロリーン
~♪~♪
you got mail!
『よろしくお願いします! 』


100 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:35:00 ID:g4iXBibc
友「さて、これまでの情報から判断することになりますが。
  やはりメリーさんは未練があるため霊化能力を得たというのが有力だと思います。
  未練を解消することにより成仏できると考えるのが妥当でしょう。」

男「でも、メリーさんはよく覚えてないって。」

友「死後のショックなどで記憶があいまいになるという事例も過去にありますので特別なことではないでしょう。
  何かに取りついて霊化したのではなく浮遊霊となったことからもほぼ間違いないと思います。」

you got mail!
『では私の未練はどうすれば
 思い出せるのでしょうか? 』

友「思い出すためには情報を集めるしかありませんね。
  まぁ、心当たりがなくはないのですが……。」


101 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:35:45 ID:g4iXBibc
男「もったいぶるなよ。」

友「いえ、慎重にならざるおえないのですよ。
  メリーさんにとっては自分の死因に触れることになるのです。精神的衝撃により暴走した場合には悪霊化する……
  なんてこともあるかも知れません。」

you got mail!
『大丈夫です!
 覚悟はできてます!   』

友「強い人ですね……。分かりました。では。
  ……最近このあたりである事件が起こっているのは知っていますか?」

女「もしかして、連続通り魔事件?女子高生ばっかり襲われてるっていう?」

友「えぇ。さすが女さんです。私が今日ちょうど調べていた事件ではあるんですが……。」

男「それは僕も調べたよ。でも、事件が起こったときメリーさんはもう霊になってたんだ。無関係だよ。」

友「それはどうでしょうか?」


102 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:36:14 ID:g4iXBibc
友「ちなみに男君。今朝のニュースは見ました?」

男「いや、遅刻しそうだったから見れなかったんだけど。」

女「また昨日被害が出たってやつでしょ、今回は軽傷で済んだみたいだけど。」

友「そうです。この事件はおかしいのです。普通じゃない。」

男「そりゃ通り魔なんて普通じゃないだろ。」

友「『普通の通り魔』ではないんです。通常の連続通り魔というのは被害がだんだん大きくなっていくものなんです。
  最初はスリルを求めて犯行に及ぶ、そしてだんだん強い刺激を求めるようになっていく。
  まずは犬猫を襲う。次は人間を傷つける。そして殺人。というように……。」

男「ところが、今回はどんどん被害が軽くなってる……のか。」

友「えぇ。ですから、もしかして通り魔として発覚する前にもっと大きな犯罪をしていたのかもしれないと。」


103 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:36:40 ID:g4iXBibc
友「通り魔の前に、完全犯罪をしているのかもしれない。」

男「考えすぎ……じゃないのか?」

友「そうであってほしいです。が、その可能性もありえるのではという話です。」

男「……つかなんで犯罪についてそんな詳しいんだよ。」

友「一見するとただの事件と思えるものも、意外なところでオカルトにつながることがあるのですよ。
  今回も私はこの事件に、別の解釈を疑っています。」

男「別の解釈?」

友「……霊による介入がある。と。」

男「っ!……まさか。」

友「まぁこれこそ考えすぎかもしれませんが、犯人そのものが霊だという可能性もなきにしもあらず。」


105 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:37:11 ID:g4iXBibc
you got mail!
『でも幽霊には一つしか
 能力はないはずです。』

女「この通り魔は被害者が目撃もしてるし、やっぱり霊じゃないんじゃない?」

友「その能力について少し引っかかるものがあるのですが……。
  でも、強い恨みを持ったものは悪霊となって強力な能力を持つということも言われていますし、ゼロではないかと。
  ……もちろん我々で犯人を突き止めようなんていうのは無理な話です。
  ですが、事件が発覚した隣町を調べることでメリーさんの手がかりはつかめるかも知れません。」

男「隣町……か。」

友「私は明日から土日をつかって隣町を調べるつもりでしたがどうでしょう?一緒に行きませんか?」


107 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[>>104 そうなんです。申し訳ない。]投稿日:2012/02/24(金) 23:38:36 ID:g4iXBibc
男「……メリーさん。大丈夫?」

ティロリーン
『…はい。平気です。
 今は、まだ…。

 でも、少しでも自分のこと
 が分かるなら……
 
 がんばります!

 私は真実を知りたい。  』

男「……よし。行こう!」

ティロリーン
『…はい!        』


108 名前:1 ◆6dFCXZUZXg[]投稿日:2012/02/24(金) 23:39:39 ID:g4iXBibc
女「私も手伝うよ!みんなで探せばきっとなにか見つかるはずだよ!」

友「どのみち人手は必要ですし。私もそれまでに最低限の手回しはしておきます。」

男「よし、じゃあ明日また集合ってことで。」

女「がんばろー!!」

ティロリーン
~♪~♪
you got mail!
『ありがとうございます。
 (`・д・´)         』

友「さてと。そろそろ昼休みも終わりますし、詳細は追って連絡しますので。
  今回はお開きにしましょう。お疲れ様でした――。」

 スチャ

友「――つーか昼メシ食い忘れたwwwめっちゃw腹w減wっwてwいwるwwwwww」


ティロリーン
男「                 」
女「何その変身システムっ!?」
  『                 』


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