FC2ブログ

↑アローズ速報↓/SSまとめ

VIPなどのSSまとめInアロ速

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

魔王「失脚してしまった・・・今後の生活どうしよう・・・」2/4



魔王「失脚してしまった・・・今後の生活どうしよう・・・」



159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 05:08:16.10 ID:vkV6/VnX0


―外―


戦士「うっす」

魔王「お二人は?」

戦士「邪魔しちゃ悪いんでー」

魔王「そうですか・・・少し不安がよぎりますが」

戦士「大丈夫大丈夫。ずっとあんな感じだから」

魔王「仲がいいのは結構なことだとおもいます」

戦士「はは、あいつら姉妹みたいだろ? 私は自分にそう言い聞かせてる・・・」

魔王「・・・・」

戦士「ま、続きだ。飲もうぜ」

魔王「いえ、私はもう」

戦士「なんだよー、美女の酒を断るのかよー」

魔王「・・・わかりました、いただきましょう」

戦士「うんうん」





元スレ
魔王「失脚してしまった・・・今後の生活どうしよう・・・」




161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 05:16:55.93 ID:vkV6/VnX0

戦士「外のほうが月が見えていいな」

魔王「えぇ、そう思います」

戦士「なんか贅沢だ」

魔王「そうですね、美女とふたりきりで飲むなんてこの先なかなかありません」

戦士「・・・なーんかむかつくな」

魔王「すいません」

戦士「ま、いいや。ほれもう一献」

魔王「戦士さんはなぜ旅をされているのですか?」

戦士「んー、もともとは小さい村の守備隊やってたんだけどさ」

魔王「お辞めになったのですか?」

戦士「いやー・・・なんていうか、その」

戦士「・・・・村ごと壊滅しちゃってさ。そのまま仕事もなくなっちゃったのよ」

魔王「・・・・」

戦士「魔王も魔物も、許せなかったよ。私らの敵だ」

魔王「・・・・私ごときの首でよければ」


162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 05:27:59.94 ID:vkV6/VnX0

戦士「いやいいんだ。あんたの首もらっても仕方ねぇよ」

魔王「そうですよね・・・」

戦士「んでそっからしばらくさすらうようになって、流れ着いた街で賞金稼ぎしてたらあいつの目にとまったってトコかな」

魔王「なるほど・・・」

戦士「いやー昔話は気恥ずかしいな! なんで話したんだろう。酔ってるんだきっと」

魔王「ただ復讐で旅をしているわけでは、ないのですね?」

戦士「うん・・・そんな旅、もったいないだろ」

戦士「たくさん楽しいこともあるはずなんだから、目一杯楽しめたらいいなって思ってる」

戦士「簡単に過去を切り捨てることはできないけど、それに引きずられて未来まで潰しちゃだめだ」

戦士「勇者に出会って、そう思えるようになったよ」

魔王「大変良い心がけだと思います」

戦士「あんたもいまこうしてここに居るってことは、そりゃぁ私の頭じゃいくら考えても追いつかないほど、いろいろあるんだろうよ」

戦士「でもさ、しっかりと未来を見据えていれば、きっと大丈夫・・・」

魔王「未来ですか・・・」

魔王(私の未来・・・明日を生きる糧もない私の未来とは・・・・)


166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 05:36:43.41 ID:vkV6/VnX0

戦士「まだだいぶ旅は続くだろうし、ゆっくり考えればいいんじゃねーか」

魔王「そう・・・ですね・・・」

戦士「私ならいつでも相談にのるよ」

魔王「ありがとうございます」

戦士「だから私の相談にものってくれよな。ていうか愚痴につきあって」

魔王「えぇ、いつでも」

戦士「そんじゃ、そろそろ戻るか。あいつら寝てるといいんだけど」

魔王「はい」

戦士「あ、それとさ」

魔王「なんでしょう」

戦士「酔った勢いで襲うなよ♪」

魔王「ご心配なく」

戦士「・・・枯れてんのかぁ? それとも魔族ってそんなもん?」

魔王「私からすればみな娘のような歳ですので」

戦士「いねーくせに・・・」

221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 10:49:58.97 ID:vkV6/VnX0


――朝――


戦士「おーい起きろー」

僧侶「ムニャ・・・zzz」

勇者「う゛~ん・・・ぅーん・・・」

戦士「だらしねぇ格好で寝やがって」

魔王「・・・」

戦士「ほら、早く起きねーと魔王に襲われちゃうぞ」

僧侶「うにゃ・・・ふぁ・・・zzz」

勇者「う゛~~・・・」

魔王「勇者様。朝食の準備ができてるそうです」

勇者「・・・」ムクリ

戦士「おはよ。よく眠れたか?」

勇者「・・・・うん」

僧侶「キャンッ・・・どこさわってるんですかぁ・・・えへへ・・・zzz」

227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 10:57:36.82 ID:ZfkemH7D0
力を持ってるけど戦いを好まない心優しい元魔王と思ったら攻撃魔法使えなくてワロタ


228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 10:58:18.13 ID:vkV6/VnX0

戦士「おーい、起きろお」ペシペシ

僧侶「うぁ!?」ムクッ

僧侶「・・・・朝ですか」キョロキョロ

勇者「おはよう僧侶」

僧侶「おはようございます。あれ、いつのまに寝たんだろう。ていうかなんだか頭が痛いです」

勇者「・・・」

戦士「飲み過ぎだばーか」

魔王「ゴホン、ではちゃんと服をきたら食堂へ向かいましょうか」

僧侶「服・・・・まぁ!」

戦士「まぁ!じゃねぇよ・・・さっさと着替えろ。素裸一歩手前じゃねーか」

僧侶「ど、どうしてこんなことに・・・はっ! 勇者様のケダモノ!」

勇者「ち、ちがうよぉ! 魔王さんきいて僧侶が昨日の晩ぎゅうううってね」

魔王「わかりましたわかりました後で聞きますから、ほら。着てください」

勇者「ありがとー」



230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 11:05:55.93 ID:vkV6/VnX0
戦士「お前らはもう少し恥ってものを知れ」

勇者「・・・はじ?」

僧侶「え? 仲間じゃないですか」

魔王「・・・」

戦士「仲間とは言えだな、さすがに魔王に失礼だろ」

僧侶「あ、そ、そうでした。きゃあ見ないでくださいっ」

戦士「なんだそのとってつけたようなポーズ」

魔王「・・・では先に行ってお待ちしております。勇者様、ちゃんと顔を洗うんですよ?」

勇者「はーい」モソモソ

戦士(まるでお守りだな・・・間違っちゃねぇけど)


僧侶「うー、昨日の記憶があんまりありません」

戦士「そりゃああんだけ飲んでたからな」

僧侶「私なにかしでかしました?」

戦士「一目瞭然」

勇者「ずっとスライムのマネしてたよ」


231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 11:10:01.35 ID:vkV6/VnX0

僧侶「スライムのマネですか・・・」

勇者「・・・」じー

僧侶「なんでしょう」

勇者「戦士のいったとおりにしたら助かったよ」

戦士「殴ったのか」

僧侶「え? え?」

勇者「僧侶なんてしーらないっ。いこ、戦士」

僧侶「えっ! ちょっとまってくださいよ! なんのことやらさっぱりなんですが」

戦士「お前はとうぶん酒禁止だ」

僧侶「そんなぁー」

勇者「許してあげないから!」

戦士「相当ひどいことしたんだな」

僧侶「うぅ・・・お酒は魔物です・・・」


233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 11:15:02.62 ID:VbcBGqbD0
手からグリル肉出すんだろww


234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 11:16:54.25 ID:vkV6/VnX0


―食堂―


魔王「ではつぎの進路について、検討しましょうか」

戦士「この街には滞在しねーの?」

僧侶「お買い物とかしたいですねぇ?」

戦士「金ねーよ」

勇者「もぐもぐ。もぐもぐ」

僧侶「ソーセージ一本あげますね。あとグリーンピースもあげましょう」

勇者「いらないよ? ・・・いらないからのせないで!!」

僧侶「あははいっぱい食べて大きくなるんですよ」ナデナデ

戦士「で! どうすんだよ聞いてんだろ」

魔王「北にまっすぐ進んで山を越えるか、西の平野を横切って迂回するか」

魔王「どちらにせよ目的地は一緒です」

勇者「どこにむかってるんだっけ?」

僧侶「港街ですよ。そこから船にのってお隣の島へ行くんです」


236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 11:25:09.14 ID:vkV6/VnX0

勇者「船かぁ。乗ったこと無いから楽しみだなー」

僧侶「すっごい揺れるらしいですよ」

魔王「滞在費がないので今日中にここをたつことになりますね」

戦士「来てすぐバイバイって寂しいなぁ」

魔王「ここには大衆娯楽が多そうですからね」

勇者「いいよ。勇者だもん! いこ!」

僧侶「ですね。遊びにうつつを抜かしてる場合ではありません」

戦士「・・・だな」

魔王「勇者の鑑ですね」

僧侶「え? はいけどお金があったら遊んでましたよ。ねぇ?」

戦士「・・・お前はほんとに俗な奴だな」

僧侶「あたりまえじゃないですか! 私たちくらいの歳で旅をしてる人なんてそういませんよ」

僧侶「女の子はいっぱいおしゃれして遊ばなきゃ」

戦士「そうかいそうかい。おしゃれじゃなくて悪かったね」



239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 11:30:14.43 ID:vkV6/VnX0

魔王「いえいえ、戦士さんの普段着も可愛らしいですよ」

戦士「・・・ほんと口ばっかだな」

僧侶「なにてれてるんですかぁ♪」ツンツン

戦士「照れてねーよ!」

魔王「それで、どうしましょうか?」

僧侶「ここは勇者様にきめてもらいましょう。ねぇ勇者様」ユサユサ

勇者「? もぐもぐ」

戦士「近道か遠回りかどっちがいい?」

勇者「近道! だってそのほうが早くつくし!」

戦士「だとさ」

魔王「確かに山を越えるのは近くていいんですが」

戦士「が?」

魔王「山に生息する魔物は少々凶暴ですので・・・危険も多いかと」

戦士「いい修行になるじゃん! そろそろ剣の腕をあげたかったんだ」

僧侶「そうですよ! 山ごもりです!」


240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2011/11/15(火) 11:30:47.75 ID:V7uMfIU50
はんこを自動で押す魔法とか
サインを自動でする魔法とか
書類を自動で纏める魔法とか



241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 11:34:10.86 ID:AGmkeiWSO
やっぱり執事系かwww


246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 11:38:30.73 ID:vkV6/VnX0

魔王「そうですか、なら良いのですが」

勇者「魔王さんがいたらなにかあっても大丈夫だよね!」

魔王「いえいえ、私なんてもはやなんの力も影響力もないただの一魔物ですよ」

勇者「そうなの?」

戦士「せめて攻撃魔法がつかえればなぁ」

魔王「申し訳ないです。杖があればまだ少しは・・・」

戦士「なんでないんだよ」

魔王「この島へ来るときに路銀に変えてしまって」

戦士「はぁ・・・貧乏は罪だぜ」

僧侶「魔王さんは魔王だったのにお金なかったんですか?」

魔王「魔王は失脚すると財産を没収されてしまいますから」

僧侶「ひどい話ですね」

魔王「まぁしかたないですよ。いままでもそうしてきましたから」

戦士「大変なんだなぁ魔物の国も」

勇者「もぐもぐ・・・」


249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 11:44:49.78 ID:vkV6/VnX0


・・・


主人「おや、出発かい?」

魔王「はい。一晩お世話になりました」

主人「昨晩はおたのしみだったかい?」

魔王「え・・・」

主人「ヤルネェ! 若くて綺麗な娘っ子3人もはべらして」

魔王「んん、ゴホン。いえいえ、そういった間柄とも違いますので」

主人「ま、がんばりな。あんたらの旅応援してるぜ」

魔王「どうも」ペコリ


勇者「魔王さーん! はやくはやくー!」

魔王「はいはい、いまいきますとも。走らないでください」

勇者「グリル肉おいしかったよね! またたべにこようね! 絶対だよ!!」

魔王「えぇ、その日をたのしみにしています」


252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 11:55:30.92 ID:vkV6/VnX0


――山奥――


勇者「うすぐらいねー」

魔王「かなり深い森のようです。足元に気をつけてください」

戦士「こんなとこで敵におそわれたらたまんねぇなぁ」

僧侶「そうですね。とくにスライムとか」

勇者「スライムはやだよー。逃げようよー」

魔王「おや、近くにすでにひそんでいるようです」

勇者「えーー!?」


▼まもののむれが現れた


勇者「やっつけるよ!!」

魔王「右がグリズリー、左がキラーエイプといいます」

戦士「よっしゃ! 私じゃあ熊のほう。勇者は猿な」

勇者「うん!」


257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 12:03:36.62 ID:vkV6/VnX0

魔王「グリズリーは非常に力が強く、動きも機敏です。気をつけてください」

戦士「わかった」

熊「グルルルル」

魔王「勇者様、キラーエイプはグリズリーほどの力はないですがその分ずる賢く、奇抜な動きをしますので十分ご注意を」

僧侶「って勇者様!」

勇者「あー・・・つかまっちゃった!」

猿「ウキキィ! ウキャウ!」

戦士「おい馬鹿! なにやってんだ!!」

勇者「たすけてー・・・すごい力でふりほどけないよ・・・」

僧侶「今助けます!!」

熊「グルルルル」

僧侶「う・・・邪魔しないでください!!」

戦士「くそう。どきやがれ!」

魔王「まずいですね・・・捕まったということは・・・」

猿「ウキ・・・!」ピョンピョン


261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 12:08:38.80 ID:vkV6/VnX0

勇者「あ゛ーーーどこいくのーー!!」

猿「ウキャキャキャキャ」

僧侶「勇者様ぁー!」

戦士「ばっっかぁ・・・」

魔王「案の定つれていかれましたね」

戦士「案の定って! なんなんだよてか熊てめぇ邪魔!」

ズシュ

熊「クマァァァァアア!!」

僧侶「どうしましょうどうしましょう」オロオロ

魔王「私が後をおいかけます」

戦士「おいつけんのかよ。こんな深い森じゃどこいったかもわかんねーぞ」

僧侶「勇者様が殺されちゃいますっ!!」

魔王「それは・・・たぶん大丈夫だと思うのですが」

僧侶「どういうことでしょうか」グス



262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 12:13:40.63 ID:vkV6/VnX0

魔王「・・・繁殖期のキラーエイプはときおり人間の♀をつかまえて」

僧侶「赤ちゃんの餌にでもするんですか・・・?」

魔王「交配相手にするとききます。ボスに献上することもあるそうです」

僧侶「こう は・・・」ブクブク

戦士「お、おい! どこが大丈夫なんだよ!!」

魔王「ですから殺される心配はあまりないという意味で」

戦士「ふざけんななんで冷静なんだよ」

僧侶「勇者様が・・・・猿に・・・・」ブクブク

魔王「ひとまず僧侶さんを頼みます」

戦士「お、おう」

魔王「ここの場所を覚えておきますので、できるだけ動かないでくださいね」

僧侶「アハハ・・・勇者様が下劣な猿に・・・」

戦士「だ、大丈夫だって! きっと・・・たぶん・・・おそらく・・・」


魔王(無事だといいのですが・・・・)ヒュン ヒュン

264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 12:18:06.59 ID:9dlobir10

魔王(無事だといいのですが・・・・)ヒュン ヒュン

転移魔法使ってるのかな?

267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 12:20:47.58 ID:35YZ0Usv0
>>264
木々の上を高速移動じゃね?


 
265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 12:20:00.31 ID:vkV6/VnX0


・・・


猿「ウキャッ」ポイッ

勇者「いたっ。なんなのーもう!」

猿達「・・・・ウキャキャ」

勇者「うわっ、お猿がいっぱい!」

猿達「ウキャウキャウキャ!」

勇者「こ、こんにちは・・・」

猿達「ウキャキャウキャキャウキャキャ!!!」

勇者「もりあがってるね・・・・・・?」

勇者「うーどうしよ・・・」

ボス猿「ウキャア!(おいてめぇら)」

猿達「キャウ!(ボス!)」

ボス猿「ウッキャアアー(俺様の花嫁探しは順調か?)」

猿A「キャウ!(私めが見つけてきました!)」

 
269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 12:25:18.05 ID:vkV6/VnX0

ボス猿「キャウ?(ほぅ、見せてみろ)」

猿A「ウッキャア!(これです)」

勇者「・・・お、大きいお方ですね。こんにちは・・・」

ボス猿「・・・・」

猿A「ウキャアア(お気に召しませんか?)」オロオロ

勇者「・・・・」

ボス猿「・・・・・」

勇者「顔すごくおおきいね」

ボス猿「・・・・」

猿A「ウキュウ・・・(申し訳ございません、では私どもの方で処分を)」

ボス猿「ウキャアアアアア!!(なんとスバラシイ!!)」

勇者「? 急になんなのうるさいよ!!」

ボス猿「ウキャクキャア(よくやった! まさに理想を超えた花嫁だ!!)」

猿A「キャキャキャウ!(ありがとうございます!)」

勇者「うきゃうきゃ」


273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 12:34:05.84 ID:vkV6/VnX0

ボス猿「・・・・///」

勇者「どうしたの?」

ボス猿「ウキャウ・・・(あまり熱いまなざしを向けないでおくれ・・・)」

勇者「食べるの? やだよー! 食べてもおいしくないよ!!」

ボス猿「ウキュキュウ(ああ、なんとも愛らしい仕草・・・)」

サワサワ

勇者「げっ、さわらないでよ!! 猿って手洗ってる!?」

ボス猿「ウキュウ(なんとまぁか細い腕・・・握りしめたら折れてしまいそうだ)」

勇者「なんか変な臭いするなー・・・おえー」

ボス猿「ウッキィ(我々にはない白い肌・・・絹のような毛・・・美しい)」

ボス猿「クンクン」

勇者「かがないでよ」

ボス猿「ウキュウ(そしてこの匂い・・・こんなに心おどらされる匂いはじめてだ)」

猿A「ウキョオオウ(ボスは♀にモテませんもんねー)

ボス猿「ウギィウキャキャ!(黙れ! だからこうして花嫁を集めさせているんだろ!! よくやった!!)」


276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 12:40:35.82 ID:vkV6/VnX0

勇者「これからどうなるんだろ・・・」

勇者「ばらばらにされて食べられちゃうのかな・・・」

ボス猿「・・・ウキュ/// (あまりの美しさに直視できん///)」

猿B「ウキャォオオ(ボス! これから交尾するってのに何いってるんですか)」

猿C「ウッキィウッキィ!(交尾!交尾!)」

ボス猿「ウキュ・・・(ま、まて・・・・心の準備が・・・)」

猿D「ウキャーーオオ(その前に体を清めるべきだとききました!)」

猿A「ウキ?(なら花嫁も?)」

猿B「ウッキュウウ!(さらにその前に婚約を交わす必要もあると聞きました!)」

ボス猿「ウキュウウ・・・(なるほどなるほど)」カキカキ

勇者「なに書いてるの?」

ボス猿「ウギギ・・・(婚約、お清め、交尾、出産・・・と)」

勇者「変な字だね。あはははは!」

ボス猿「ウキュ・・・(何を言っているかはわからんが・・・笑ってる顔も美しい・・・)///」

勇者「魔王さんたちのとこにもどりたいなー」


283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 12:49:11.98 ID:vkV6/VnX0

老猿「ウッキィウキキ(ボス、勇気をだすのじゃ)」

ボス猿「ウギュギュギュウ(・・・う、しかしだな・・・こう緊張しては)」

老猿「キャッキャウウ(それでも群れの長か! さぁ、歩み寄って)」

勇者「・・・どうして怒ってるの?」

ボス猿「・・・」ジッ

勇者「怖いよ・・・」

ボス猿「ウギュウウ(・・・す、すきです)」

勇者「くさいよ・・・」

ボス猿「ウキャアア!!(人目見た時から好きでした! 花嫁になってください!!)」

ボス猿「・・・ウキャ(言った・・・言ったぞ・・!・)」

猿達「ウキョオオオオオオオ!!(結婚!結婚!交尾!交尾!)」

勇者「うるさいなぁ。つばとんでるよ!」

ボス猿「・・・ウキウキキ(爺、お前人間の言葉わかるだろ。なんて言った?)」

老猿「・・・ウッキュウウキュウ(私も愛しております・・・と申しておりました)」

ボス猿「ウッキュウウ!(本当か!! やった! やったあああああ!!)」

286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2011/11/15(火) 12:54:50.35 ID:9ON+OPpb0
勇者が猿に種付けされるなんて胸が熱くなるな


287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2011/11/15(火) 12:55:49.16 ID:NzIH3liY0
キラーエイプじゃなくてキラーレイプやん

297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2011/11/15(火) 13:10:32.20 ID:lnssbuyF0
>>287
キラーレイプが気になって翻訳再翻訳してみた結果
殺人者強姦になった
これは殺人者強姦事件とみてよろしいか?


 
288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 12:56:28.72 ID:bMsG1L6aO
なんかモンスターのレベルが跳ね上がったな。


289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 12:56:29.18 ID:vkV6/VnX0

猿達「ウキョオオオオ!!!」

パチパチパチパチ

勇者「ん!?」

猿A「ウキョオオ!!(祝え祝え!! 木を叩け! 土を踏みならせ!!)」

猿B「ウッキイイイ!(我々の群れにもついに花嫁がやってきた! 記念すべき日だ!!)」

ボス猿「ウギギ・・・(お前ら・・・ありがとうな・・・)」グスッ


勇者「?? なんで泣いてるの?」

ボス猿「ウキョオオウ!(さぁ次は清めの儀だ!)」

猿A「ウギイイ!(温泉の準備は万全です!!)」

ボス猿「ウキ・・・ウキュキュウ(うむ・・・ではまいろうか、花嫁よ・・・)」

ダキッ

勇者「ぎゃっ! なになに・・・?」

ボス猿「ウキューー(・・・愛してるよ)」

勇者(僧侶、戦士、魔王さん・・・いまどこにいるの?)

293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 13:00:18.06 ID:vkV6/VnX0

・・・


勇者「温泉だ・・・」

チャプリ

ボス猿「ウッキィ(さ、さぁ・・・くるのだ)」

勇者「・・・」キョロキョロ

猿達「ウッキィ!ウッキィ!(清め!清め!)」

勇者「なんなの・・・? 洗って食べる気・・・・?」

老猿「服、ヌグ。ハイル。ハヤク」

勇者「えっ!? え!? しゃべれるの?」

老猿「ハヤク。ボス、マツ」

勇者「・・・うぅ、やだよぉ・・・」

老猿「ハヤク!」

勇者「えーーーん!」


魔王「大きな音がしたからきてみれば・・・やっとみつけましたよ・・・」


295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 13:06:31.26 ID:vkV6/VnX0

ボス猿「!!」

老猿「あ、貴方様は!!」

勇者「魔王さん! 魔王さーん!」

魔王「無事ですか?」

勇者「大丈夫だよ! 危うく茹でて食べられるとこだったけど!」

魔王「返してもらいましょうか」


ボス猿「あ? なんだ貴様・・・俺らの言葉がわかんのか?」

魔王「えぇ、まぁ」

ボス猿「はんっおもしれぇ、俺の花嫁を横取りしよってのか」

猿A「さっきのヘナチョコ野郎め・・・ケケ、帰れ帰れ! もうこのメスはボスのものだ」

猿B「そうだぞ! 誓いの儀まですんでるんだ!! てめぇの物にはならねぇよ!」

魔王「なるほど・・・少々厄介ですね」

ボス猿「これから俺はこの子と交尾する。てめぇをぶち殺したあとでな!!」


▼キラーエイプたちがおそいかかってきた



 
298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 13:11:31.22 ID:vkV6/VnX0

老猿「や、やめんか・・・」

ボス猿「おらっ、死ねぇ!!」ブォン

猿A「惨めな姿をさらせぇ!!」グワッ

猿B「ボスの嫁さんにいいとこみせるぜ!!」ヒュン


勇者「魔王さん・・・」

猿C「ウキュキュ(あなたはこっちの安全な場所へ・・・)」

勇者「さ、さわらないで!」ベシッ

猿C「ウギャウッ!」


魔王「なるほど・・・なかなか統率された動き・・・たいしたものですね」

ボス猿「ひゃはは! これでもこの辺一帯を仕切ってるからよぉ俺は!」

魔王「ですが・・・ッ」

ボス猿「さっさとくたばったほうが楽だぜぇ!!!」ブォン


301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 13:15:44.82 ID:vkV6/VnX0


老猿「やめんか馬鹿者ども!!!!!!!」

ボス猿「!!?」

猿達「!!」


魔王「・・・」

老猿「おお・・・お懐かしゅうございます・・・」

魔王「あなたは」

ボス猿「どうした爺!! 略奪者なんてぶち殺して当然だ!!」

老猿「あ、あほぅ! 言葉を慎めい!」

ボス猿「・・・ど、どうしたっていうんだよ。爺が怒るなんて普通じゃねーぞ」

老猿「こ、このかたは先代の魔王様であらせられるぞ!!」

ボス猿「!!?!」

猿達「キャウー!?!?!?」

勇者「ねーねー魔王さん、どうしたの? 大丈夫?」

魔王「大丈夫ですよ」ナデナデ

303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 13:19:58.77 ID:7sZ5vkhn0
魔王がどう闘うか見たかったな


305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 13:23:35.08 ID:bMsG1L6aO
>>303
魔王って基本肉体的な戦闘能力も高いからね。
自分も見たかった。


306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 13:23:57.81 ID:vkV6/VnX0

老猿「お姿拝見できてなによりでございます。長年支持しておりました」

ボス猿「あんたが魔王だって・・・?」

魔王「『元』ですが」

老猿「このかたはな、最初に魔の国の改革を打ち出した偉人なのじゃぞ」

魔王「夢なかばの失脚で、申し訳ない・・・」

老猿「きゃつらめが悪いのです。卑怯にも魔王様を陥れた」

魔王「まぁ、それほどまでに私の政策には敵が多かったということでしょう」

ボス猿「じゃああんた、いま何してるんでぇ」

魔王「ぶらり、彼女たちと旅を」

勇者「魔王さんがウキャウキャ言ってる・・・」キョトン

魔王「それで、失礼を承知で、彼女を返してほしく思うのです」

ボス猿「・・・そ、それは・・・・・・えっと・・・」

勇者「ふぁー・・・お腹すいたなー」

魔王「どうか頼みます・・・」

老猿「ぎゃあああ頭なんて下げないでください!! ボス! さっさとお返しするのじゃ」


310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 13:30:07.45 ID:vkV6/VnX0

ボス猿「うぅ・・・俺の愛しの花嫁・・・」

猿A「うおおおんボス、可愛いそうだ」

猿B「でも元魔王様の言うことならしかたない・・・」

ボス猿「・・・・」ショボン

魔王「申し訳ない。彼女は私たちにとって、とても大切な人なのです」

老猿「さぁ・・・別れを告げるのじゃ」


勇者「・・・?」

ボス猿「うきぃ・・・ウキュキュン(やぁ・・・・・・つかの間の、幸せだったよ)」

勇者「なに?」

ボス猿「ウキュウウ(この先、君と愛し合えたら、どれほど嬉しいか・・・ッ! でもッ!)」

勇者「なんで泣いてるの?」

ボス猿「ウオオオオ!(さようなら! さようなら!! 我が愛しの花嫁!! 幸せになるんだぞ!!)」

勇者「顔何回みても慣れないなぁ・・・」


ボス猿「魔王さま! 旅のご武運、我らキラーエイプ一族一同、お祈りしています!!」


311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 13:36:08.03 ID:vkV6/VnX0
魔王「・・・いきましょうか」

勇者「え、もう行っていいの? なんで?」

魔王「説得して解放してもらいました」

勇者「ふぅーん? すごいや魔王さん! ウキャウキャ言ってた!!」

魔王「彼には悪いことをしましたね。部外者が掟に介入してしまった」

勇者「ねぇねぇ、結局なんだったの?」

魔王「あなたが可愛いからいけないのですよ」ナデナデ

勇者「え? えへへ?」

ボス猿「・・・」

勇者「ん? さよなら! ちゃんとお風呂入らなきゃだめだよ!」

ボス猿「・・・」スッ

勇者「? くれるのー?」

ボス猿「・・・///」コクッ

勇者「ありがと!」


▼かわのこしまきを手に入れた

320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 13:42:30.57 ID:vkV6/VnX0


・・・


勇者「おーい僧侶ー! 戦士ー!」

戦士「!」

僧侶「ゆゆゆっ、ゆうしゃさまぁああ!!!」

ガバッ

勇者「きゃうっ」

僧侶「あぁよかったぁ・・・ご無事ですか!? ひどいことされてませんか!!?」

勇者「魔王さんが助けてくれたよ」

魔王「えぇ、危うく・・・いえ、なんでもありません」

戦士「はぁー、こいつ隣でずっと泣いててさぁ。大変だったよ。敵には襲われまくるし」

僧侶「びええええん勇者さまぁあああっ・・・あ、なんか臭いですー」

勇者「ごめんね! 心配かけてごめん!」ナデナデ

僧侶「ひっぐ・・・ほんと・・・・・・うぅっ、うっ・・・・くさいです・・」バタッ

戦士「うわお前ほんとにくさいな。猿の臭いするわ」


323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 13:48:22.22 ID:vkV6/VnX0

勇者「これお土産にもらったよ!」ヒョイ

戦士「なんだよそれだな」

勇者「うーん、腰巻?」

魔王「おそらく勇者様に着せるものだったのでしょう」

勇者「え、なんで?」

魔王「まぁ、いろいろ風習がありまして。花嫁衣裳といったところでしょうか」

戦士「お前なー危うく猿の仲間入りするとこだったんだぞ」ツンツン

勇者「へぇー」

魔王「それを笑顔でうけとったということは・・・」

勇者「?」

魔王「いえ。なんでもありません・・・」

戦士(もうこねーほうがいいよな・・・)

僧侶「う゛~~ん・・・勇者さまぁ・・・」

勇者「なんだかよくわからないけど・・・これは戦士にあげるね!」

戦士「いらねー!!」


325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 13:55:52.48 ID:vkV6/VnX0


・・・


僧侶「すっかり夜更けですね」

魔王「食べ物もまだ確保できてませんし、寝床もありません」

戦士「まいったなぁ・・・」

勇者「うぅー・・・」

僧侶「勇者様はくさいし、ご機嫌斜めでうーうー言ってるし・・・困りましたねぇ」

魔王「そうですね、せめて一息つけるところがあればよいのですが」

戦士「日がくれてから敵との遭遇もおおいぜ・・」

魔王「夕飯時ですからね」

戦士「おいおい・・・こえー事言うなよ」

勇者「うーーー」

僧侶「はいはい勇者様。おんぶしてあげますね。よいしょ(う、臭い・・・)」

戦士「甘やかすなよー」

勇者「今日はつかれた・・・眠い・・・お腹すいた・・・」


327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 14:04:41.96 ID:vkV6/VnX0

戦士「ん。明かりが見える」

僧侶「誰かいるのでしょうか。他の旅人とか・・・?」

魔王「行ってみましょう」

戦士「おいおい大丈夫かよ」


ガサガサ

僧侶「わぁ・・・!! 焚き火!」

戦士「お! みろよ! そっち温泉だぜ!」

魔王「・・・」

僧侶「ほんとですか!? 勇者様! おきてください! お風呂ですよ!」

勇者「んぅー・・・・お腹すいた」

戦士「し、しかもご丁寧に飯までおいてあるぜ!」

勇者「ごはんだー!」

僧侶「おかしいですね、やっぱり誰かいるのでは・・・?」

魔王「・・・」



328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 14:10:15.82 ID:vkV6/VnX0
戦士「でもみてると腹減ったな・・・」

僧侶「うぐ・・・そうですね・・・おーい誰かいませんかー?」

勇者「たべたいな! たべていいのかな!?」

魔王「・・・ふふ、大丈夫でしょう。いただきましょう」

僧侶「え? いいんですか?」

戦士「誰か持ち主いるんじゃねーの? 勝手に食べたら怒られるぞ」

魔王「どうやら、私たちのために用意してくれたようです」チョイチョイ

僧侶「なんですか? 下?」

勇者「あー! 猿の字だ! あははは変なのー」


  『 どうぞごゆっくり -キラーエイプ一同-』



魔王「ありがたいことですね」

戦士「わたしら・・・歓迎されてんの?」

僧侶「勇者様お猿と仲良くなったんですか?」

勇者「もぐもぐ♪」


331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 14:19:35.21 ID:vkV6/VnX0


・・・


勇者「よーし!」ヌギヌギ

魔王「・・・」

戦士「わわっお前な! そのいきなり脱ぎだすのやめろ」

僧侶「ご飯も終わりましたし、早速入りましょう! 私天然の温泉なんてはじめてです!」

戦士「こ、こらっ・・・」

魔王「それではしばらく外します。火の番でもしてますよ」

戦士「わ、悪いないつもいつも・・・」

勇者「・・・」キュ

魔王「どうなさいました?」

勇者「魔王さんも一緒に入ろうよ!」

戦士「はぁ!?!?」

魔王「えっと・・・それは・・・」

勇者「だめなの?」


334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 14:25:16.70 ID:vkV6/VnX0

魔王「だめというか・・・なんというか・・・」

僧侶「うふふ・・・私は全然いいんですよー?」

魔王「あなたはもうすこし恥じらいがあったほうが良いかと・・・」

僧侶「だって私たち仲間じゃないですか!」

勇者「そうだよそうだよ! 魔王さんだけいつも一人なんてだめだよ!」

魔王「はぁ・・・」

戦士「・・・じゃ、じゃあさ・・・勇者と僧侶と魔王で入れよ・・・」

勇者「だめです!」

僧侶「戦士さん!」

戦士「だって・・・なぁ?」

魔王「あはは。すごく神経が磨り減りそうですね」

勇者「これは勇者命令です!」

戦士「でたよ・・・そういうのわがままって言うんだぞ?」

魔王「仕方ないですね・・・」

勇者「いいの・・・? やったあ!!」



336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 14:31:34.98 ID:vkV6/VnX0


――温泉――


戦士「うお・・・(濁っててよかったぁ・・・)」

僧侶「あったかーい」

勇者「魔王さんまだかなー?」

僧侶「いい年して何恥ずかしがってるのやら」

戦士「ふつーだふつー」

僧侶「あ、でももし魔王さんがもしケダモノになったら私勇者様をお守り通せるかわかりません、きゃー!」

戦士「あーはいはい。大丈夫だから、ほらちゃんと肩までつかれって」グイッ

僧侶「やめてください! 手冷たいですよ」

戦士「 つ か れ ! 」

僧侶「な、なんなんですか・・・どうして戦士さんそんなに必死なんです」チャプン

勇者「気にしなくていいのにねぇ?」

僧侶「そうですよ。あの人枯れてるでしょ」

戦士「・・・」



339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 14:36:17.74 ID:vkV6/VnX0


魔王「どうも、枯れてて申し訳ございません」

勇者「あ! 魔王さん!」

僧侶「こっちですよー。いいお湯ですよー」

戦士「ばかあがるなっ!」グイッ

ザプン

僧侶「・・・うー」

魔王「ははは。美女と湯けむりとは、長生きするものですね」

戦士「いうほど大した歳じゃねーだろうに」

勇者「こっちきて! 隣きて!」

魔王「ふぅ、いいお湯ですね」

僧侶「お猿が使ってるんでしょうか?」

魔王「彼らは身を清めるときにしか使いませんので、普段は綺麗に保たれているんでしょうね」

戦士「・・・助かったよ。あんたがいて良かった」

勇者「ほんとだよー! あやうく食べられてるとこだった!」


340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 14:41:40.16 ID:vkV6/VnX0

魔王「この辺りは旧政党の熱烈なシンパが多いようですね。私もずいぶん助かりました」

戦士「な、なに!? しんぱ?」

魔王「いえ、ひとりごとです」

僧侶「みてみてーお肌つやつやですー」

勇者「すごーい!」

僧侶「勇者さまもつやつやー、ほれほれー」

勇者「きゃんっ、くすぐったいよぉ」

魔王「・・・」

戦士「・・・むむ」

魔王「戦士さんもお綺麗ですよ」

戦士「う、うるせー、見てんじゃねーよ」

魔王「これは失礼。ですがこう前左右を囲まれていては・・・どうしても目のやり場が・・・」

勇者「なんだかこうしてると家族みたいだね!」

魔王「家族・・・?」

勇者「家族でお風呂にはいったらこんな感じなのかなぁ?」


341 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 14:45:39.41 ID:jMAXff/b0
魔王「攻撃魔法は(使うと辺り一面焦土になるから)使えない」

こういうことですね分かります




344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 14:47:16.80 ID:vkV6/VnX0

魔王「家族ですか・・・」

勇者「うん! 僧侶がお姉ちゃんで」

僧侶「お姉ちゃんですよー、こちょこちょ」

勇者「あははっ、で! 魔王さんがお父さんでしょ?」

魔王「・・・お父さんですか」

勇者「で! 戦士がー」

戦士「あ! や、やめろって! それは言うな!!」

勇者「え?」

戦士「・・・・」

僧侶「じー」

戦士「のぼせたからもうあがる!! じゃあな! ごっゆくり!!」

僧侶「プッ・・・戦士さんったら」

魔王「・・・・」

勇者「怒らせちゃった?」

僧侶「いえいえ。あの人恥ずかしがり屋さんなんですよー困った人ですねー」


352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2011/11/15(火) 14:54:27.92 ID:p4/agvKz0
でも書類に判子押す魔法は使えるとイイナ


353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 14:57:32.31 ID:vkV6/VnX0

魔王「勇者様は、本当のご家族はどうなさっておられるのですか?」

勇者「うーん・・・」

僧侶「勇者様は南の果ての村で生まれ、ずっと一人ぼっちだったそうです」

魔王「両親はいないのですか」

僧侶「はい、そう聞いています。教父をやっていた私の叔父上様が幼い勇者様をひきとり、育てました」

僧侶「でもその叔父も病床に伏し、亡くなったのがもう3年も前」

僧侶「それ以降行方をくらました勇者様をずっと私は探していてですね」

魔王「そうですか・・・」

僧侶「ようやく情報をもとにみつけたんです」

勇者「ご飯たべてたら急にバーンっておしかけてきたんだよ!」

僧侶「心配してたんですよ?」

魔王「その三年の間はなにをなさっていたのですか?」

勇者「森で動物たちと暮らしてたよ!」

僧侶「・・・だから少し、その・・・ね? 知能が・・・」

勇者「失礼しちゃうなぁ!!」


354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 14:58:59.45 ID:9dlobir10
勇者知恵おくれなのか・・・・


355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 15:03:40.41 ID:vkV6/VnX0

魔王「なるほど、森暮らしですか」

魔王「いやいや、このお年にしては妙に知能と身体能力の成長がちぐはぐだと思ってたんです」

僧侶「でしょ!? だから私は今一生懸命お勉強をおしえてるんです」

勇者「きらいだよー、頭いたくなっちゃう」

魔王「私も教えられることは全てお教えしましょう」

勇者「え~~!? やだよー」

僧侶「よかったですね! 勇者様は強く賢くなきゃ!」

勇者「・・・う゛ー、魔王さーん」

ピトッ

魔王「う・・・」

勇者「僧侶ったらね、勉強おしえるときは厳しいんだよ?」

魔王「そ、そうなんですか?」

勇者「答えがわかるまでご飯抜き! なんていうの!」

魔王「それだとしつけですね」

僧侶「一番効果的でして・・・あはは」




358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 15:08:49.80 ID:vkV6/VnX0

勇者「魔王さんは優しく教えてくれるといいなー?」

キュ

魔王「う・・・」

僧侶「勇者様、魔王さんが困惑してますよ」

勇者「え?」

魔王「ゴホン・・・」

僧侶「勇者様が色っぽくて動きたくないそうです」

勇者「・・・色っぽいの? ねぇ僧侶より色っぽい!?」

魔王「え、えぇ・・・そうですね・・・」

僧侶「あ、ひどいです! 私のほうがずーーっと発育いいんですから」

ザバッ!

勇者「ふーんだ! すぐそんなの追い越しちゃうから!」

ザプッ!

魔王「・・・う」

僧侶「あっ! なんで目つぶってるんですか! そういうの結構失礼ですよ!!」


363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 15:14:02.21 ID:vkV6/VnX0


魔王「いえ、私もう若くないんで・・・」

僧侶「ふーん・・・?」

ピトッ

魔王「!」

勇者「僧侶ずるい! 魔王さんから離れて!!」

僧侶「勇者様だってお膝の上にちゃっかりのってるじゃないですかぁ」

勇者「いいじゃん! 特等席だよ!!」

魔王「・・・」

僧侶「魔王さん。目をあけてくださいよー」

魔王「・・・」

僧侶「だんまり決め込むんですかー? ならもっとひどい目にあいますよ?」

魔王「からかわないでください」

僧侶「うふふ・・・見かけによらず可愛い人ですねぇ」

魔王「・・・」


366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 15:17:42.90 ID:vkV6/VnX0

勇者「魔王さーん」

僧侶「魔王さん・・・♪」

魔王「・・・」

勇者「ねー、僧侶なんかに負けてないよね!? 色っぽい?」

僧侶「ほら、勇者様がお尋ねしてますよ。答えてあげなきゃ」


魔王「・・・やむを得ませんね」


ヒュン――――


僧侶「うぎゃっ!?」ジャブン

勇者「うええ!?」ボチャ

僧侶「・・・・?」

勇者「ま、魔王さん消えちゃった・・・」

僧侶「ひ・・・ひどいですっ!!」



370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 15:23:42.42 ID:vkV6/VnX0


ヒュン――――――


魔王「ふぅ・・・すいません勇者様僧侶さん」

戦士「・・・」

魔王「あ、どうも・・・・・・あっ」

戦士「へ、ヘンタイ!!」

ベシン!!


・・・


魔王「状況が状況でしたので・・・」

戦士「いきなり素っ裸で目の前に現れる奴がいるか!」

魔王「お目汚し失礼しました」

戦士「べつにそこまで怒ってねーけどぉ!!」

魔王「殴ったじゃないですか」

戦士「反射だ反射。まじでびっくりしたんだからな。敵かと思った」



375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/15(火) 15:31:19.30 ID:vkV6/VnX0

勇者「あー! 戦士と仲良くしてるー!」

僧侶「ほんとダメな人ですね。すぐ温い方へ逃げるんだから」

魔王「いいお湯でしたね」

僧侶「・・・言いたいのはそれだけですか」

戦士「おいおい、お前らあんまりいじめるなよ」

僧侶「こんなのただのスキンシップですよ!」

魔王「どうも最近の若い子にはついていけない部分があります」

戦士「あんたほんと所帯じみてるよ・・・」

僧侶「同世代のおじさんたちと見比べるとほんと血の気のない人ですよねー」

僧侶「私の父なんて教会ほうりだして、踊り子見に行ってハッスルハッスルしてましたよ!」

戦士「それはどうかと思うな」

勇者「僧侶のお父さんってかつらかぶってたよね」

僧侶「え? いま言うことですかそれ。まぁ、見栄はってましたね・・・」

勇者「・・・じー」

魔王「・・・? 私は地毛です。あと100年はそういう予定もありません」



関連記事
[ 2012/02/21 21:16 ] 勇者「」or魔王「」 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
この記事のトラックバック URL
http://yajirusiss.blog.fc2.com/tb.php/372-1f771379

プロフィール

LACK

Author:LACK
うーっす
当ブログはノンアフィリエイトです
何か(不満、ご希望、相互リンク・RSS、記事削除、まとめ依頼)等はコメント及びメールフォームまでオナシャス!
SSよみたいかきたい!!!1
不定期更新で申し訳ない

カテゴリ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
アクセスランキング ブログパーツ