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幼馴染「超能力?」3/3


幼馴染「超能力?」



214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 00:43:31.17 ID:h9k9G0V20
 外

男母「ほら、男、あんたさ男手なんだから、さっさと動きなさい」

男「わ、わかってるよ」

男母「はぁ、ったく」

男「……」

幼「……」

男「それ、重いだろ。俺が持つよ」

幼「いい」

男「……」




元スレ
幼馴染「超能力?」



216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 00:45:25.56 ID:h9k9G0V20
 夜――幼馴染の家

幼父「寂しくなるなぁ」

男父「そうだな、でも、休みになったらそっち行くから、案内よろしくな」

幼母「色々ありがとうね」

男母「いえいえ、こっちこそ、男の世話をしてくれたりして」

幼母「お互い様ね」

男母「そういえば、幼母はまだこっち残るのよね?」

幼母「ええ、幼の学校の手続きとか、この家の手続きが残ってるから」

男母「ああ、そうなんだ。じゃあ、また、別に送別会しないとね」

幼「……」

男「……」


217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 00:47:03.23 ID:h9k9G0V20
幼姉「おいおい、本当にあんたらそれでいいの?」

男「え、えと、俺は」

幼「……」スタスタ

男「あ……」

幼姉「本当になにがあったのよ」

男「それは……」

幼姉「言いづらいって感じか」


218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 00:49:01.28 ID:h9k9G0V20
幼姉「まぁ、男ちゃんもさ、遊びにきなよ」

男「え、うん。その時はよろしくお願いします」

幼姉「わたしもそっち戻る時はよろしくね」

男「もちろん」

幼姉「なんか……いざ、離れると、やばいな」

男「うわ……幼姉さん、泣かないでよ」

幼姉「べ、べつに、泣いてないよ」

男「いや、どうみても泣いてるから。はい、ティッシュ」

幼姉「あ、ありがとう。はぁ……こういう役目は幼のはずなんだけどね」

男「……」


220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 00:51:21.59 ID:h9k9G0V20
幼姉「お姉ちゃんが居なくなっても泣かないのよ?」ナデナデ

男「うわ……普段は全然無関心の癖に、姉ぶってるよ」

幼姉「そんなことないよ。男ちゃんはいつまでもわたしの弟なんだから」

男「はいはい」

幼姉「最後にお姉ちゃんと熱~~~~い一晩を過ごそうか」

男「いや、無理です」

幼姉「うわ……淡泊」

男「何度その冗談言ってるんだよ」

幼姉「昔は動揺してたのに、「お、お姉ちゃんなら」とか言ってたのに。成長って残酷だよね」

男「幼姉さんも少しは成長してください」

幼姉「実際、すごくなんでも無さそうにしてるけど、すごく寂しいから、電話してね」

男「うん、わかってる」



222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 00:53:25.40 ID:h9k9G0V20
男「……よし」

男「ちょっと、いいか」

幼「……」

 外

男「……」

幼「……」

男「あのさ、もう日本に戻ってくるつもり無いのか?」

幼「……」

男「大学卒業したらこっちに戻ってくるとか。そっちで就職難しいだろ」

幼「……」


223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 00:55:29.81 ID:h9k9G0V20
男「俺、戻ってきて欲しいと思ってる」

幼「……本当に、そう思ってる?」

男「あ、当たり前だろ」

幼「……」

男「お前が居なくなると……俺は」

幼「俺は?」

男「こ、困るっていうか……すごく寂しいっていうか。なんていうか」

幼「……」

男「い、いや、お前とこんな形で別れるし……こんなはずじゃなくて」

幼「……」

男「お、お前が居なくなるってなって、初めて、その、色々気付いたっていうか」

幼「……」


224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 00:57:54.28 ID:h9k9G0V20
男「お、俺は……お前が――」

 ―――

男「お、俺は……お前が好きだっ!」

幼「え?」

男「俺の傍に居てくれっ……俺から離れないでくれ」

幼「な、な、なななな!」

男「こんなことになって、ようやく、お前の大切さとか自分の気持ちに気付いた」

幼「わ、わ、わ、わわわわ!」

男「俺と付き合ってほしい!」

 ―――

男「え?」


225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 00:59:09.43 ID:h9k9G0V20
幼「お前が? なに?」

男「あ、いや、お、お前が……(俺は――なにを言おうとしてるんだ? 今のなんだ?)」

幼「……」

男「お前が……(俺には、もう、彼女が居るのに。なにを――言おうと、してるんだ?)」

幼「……泣いてる」

男「え?」

幼「気付いてないの? 男ちゃん、泣いてるよ」

男「な、ま、マジだ。あ、あれ? なんで、泣いてんだ、俺」

幼「ぷっ」

男「わ、笑うなよ。え、えっと、ティッシュ……あ、幼姉さんにあげたんだった」

幼「はい、ハンカチ」

男「さ、さんきゅ」フキフキ


227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:01:25.54 ID:h9k9G0V20
幼「そんなに……寂しい? わたしが居なくなると」

男「え……」

幼「無意識に泣いちゃうくらいに寂しい?」

男「……」

幼「そっか」

男「……」

幼「もしかしたら、心変わりするかもね」

男「え?」

幼「まだ外国に行く気満々だよ? でも、もしかしたら、するかも」


228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:03:20.54 ID:h9k9G0V20
男「に、日本に残るってことか?」

幼「……うん」

男「そ、そっか。そっかそっか!」

幼「な、なにはしゃいでるの。わたし、まだ残るつもりなんて」

男「そっかっ。うんうん!」

幼「……聞いてないし」

幼「ば~~か」



230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:05:54.14 ID:h9k9G0V20
幼「お、お母さん、お父さん、そのお話があります」

幼母「大体、想像つくけど、なに?」

幼父「おいおい、どうした? 明日、昼くらいに出るけど、準備とかあるんだからな」

幼「わ、わたし……日本にやっぱり残りたいです」

幼母「やっぱりねぇ」

幼父「なんで! なんでなんで! お父さん、ようやく、一緒に来てくれると思って嬉しかったのに!」

幼母「男ちゃんとあんたの様子からして一時的にケンカしてそう言いだしたんだと思ったけど」

幼「ご、ごめんなさい。本当に勝手言ってすみません」

幼母「荷物送っちゃったし。まぁ、それはいいんだけど……」

幼「す、すみません」

幼母「あんたの家手続きして……はぁ、本当、この馬鹿」

幼「す、すみません」

幼母「まだ学校の手続きして無いから良かったものの」

幼「うぅ」


231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:07:37.58 ID:h9k9G0V20
幼父「パパは許しませんよ! あいつか! 男か! あの糞女ったらしが~~~!」

幼母「受験あるのかもしれないけど、バイトしなさいよ」

幼「う、うん」

幼母「我がまま聞いてあげるんだから、それくらいは両立させなさい」

幼「は、はい」

幼父「幼! お父さんはな、お前の一人暮らしに反対なんだ! そんな一人暮らしになってみろ!」

幼母「それから、男さん家に迷惑かけるかもしれないけど、なるべく自分でどうにかするのよ」

幼「……はい」

幼父「あの図々しい男がずかずか入ってきて、お、お、おお前を! ゆ、許さんぞ~~~!」



233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:09:25.10 ID:h9k9G0V20
 翌日――朝

幼母「はいはい、準備して」

幼姉「え~~~~幼、残るの?」

幼「う、うん」

幼姉「わたしも残りた~~~~い!」

幼父「それは絶対ダメ」

幼母「わたしだってここに残りたいわよ」

幼姉「あれ? お父さんが単身赴任で外国行けば解決じゃね?」

幼父「や、やめて。お父さん、寂しくて死んじゃう」

幼姉「仲直りしたの?」

幼「え……べ、べつに」

幼姉「ふ~~~~ん、まぁ、お幸せにね」

幼「……」



235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:12:08.93 ID:h9k9G0V20
男母「そうなの、うん、わかった」ピッ

男「幼母さん?」

男母「うん。はぁ……あんたって本当、罪作りだね」

男「は?」

男母「ほら、いいから。お見送り行くわよ」

男「……ああ(結局……あいつは、心変わりしなかったのか)」

 幼家の前

幼母「あ、おはよう」

男母「どうも」

男「……」

幼「……っ」プイッ

男「(そう、だよな……そう簡単に)」


236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:14:08.47 ID:h9k9G0V20
幼姉「ふ~~~~ん、やるじゃん」

男「え?」

幼姉「お姉ちゃん、見直しちゃった。ちゃ~~~んと、仲直り出来たみたいだね」

男「それって」

幼「お、お、お姉ちゃん!」

幼姉「はいはい。まぁ、ふたりともちゃんと電話とメールよろしくね」

男「え? じゃあ、幼。お前……」

幼「べ、べ、べつに! ただ最後まで高校に通いたかっただけだもん!」

幼姉「はいはい、ツンデレツンデレ」

幼「お、お姉ちゃ~~~~ん!」


237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:15:50.98 ID:h9k9G0V20
幼姉「ごめんごめん、で、どうやって口説き落としたの?」

男「え? い、いや、日本に残ってほしいとか、寂しい的なことを……その」

幼姉「へ~~~、やるじゃん」

幼「お、お姉ちゃん!」

幼父「そろそろ、行くからな、準備しとけよ」

幼姉「はいはい。幼、車乗るよ」

幼「あ、うん、お姉ちゃ――」

女「おはようございます」

幼「え?」

男「お、女さん」

幼姉「誰?」


238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:17:34.50 ID:h9k9G0V20
女「はじめまして。女です」

幼姉「ど、どうも。ご丁寧に。えと、知り合い?」

幼「……どうして……あなたが」

女「はい。幼さんが外国に行くということでお見送りに来ました」

幼「……」

男「い、いや、流石に言わないのは……よくないと思って」

幼姉「えと……とにかく、友達なのね?」

女「はい、そうです」


240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:19:21.20 ID:h9k9G0V20
幼「……」

女「幼さん、短い間でしたが、仲良くしてくださってありがとうございます」

幼父「おーい、幼姉? 幼?」

幼姉「ちょっと、待って。今ね、お友達がお見送り来たんだって」

女「色々ご迷惑かけましたが、向こうでも元気で――」

幼「……」

幼姉「あのね、ちょっと、色々あって、幼はこっちに居ることになって――」

女「男さんは任せてくださいね。彼女として、男さんを幸せにしますから」

幼姉「え?」


241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:21:44.83 ID:h9k9G0V20
幼姉「ちょっ、ちょっと待って。男ちゃんの彼女?」

女「はい。わたし、男さんと付き合わせて頂いております」

幼姉「は? 待ってよ。男ちゃん、どういうこと?」

男「え……あの」

幼「お、お姉ちゃん、その」

幼姉「あんたは黙ってて――男ちゃん、あんた、この人と付き合ってんの?」

男「……うん」

幼姉「は? 本当に?」

女「はい、一昨日、付き合い始めました」


243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:23:48.89 ID:h9k9G0V20
幼姉「……なるほど、そういうこと」

幼「お、お姉ちゃん、お父さん、待たせてるし」

幼姉「男ちゃん、この人と付き合ってるのに、幼に残ってほしいとか寂しいとか言ったの?」

男「……そう、ですね」

幼「お、お姉ちゃん? もう、行こうっ」

幼姉「あのさ、ちょっと、男ちゃん、言わせてもらって良い?」

男「……はい」

幼姉「人の妹の心弄んでじゃねぇよ!」

男「……っ」


244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:25:24.37 ID:h9k9G0V20
幼姉「あんた、わかってんの? こいつの気持ちわかっててそういうこと言ったの?」

男「……」

幼「やめてよ……」

幼姉「まぁね、あんたが鈍いの知ってるよ? でもさ、これはやばいって」

男「……」

幼「お姉ちゃん!」

幼姉「あんたもさ、なんで残るの? いつまで男ちゃんにしがみついてるつもり?」

幼「……」

幼姉「告白も出来ずに他の女に奪われて、それでも、こいつの傍に居る気なの?」

幼「……だ、だって、わたし、男ちゃんのこと」

幼姉「好きだから。例え恋人じゃなくても、とか言うつもり? 馬鹿じゃないの!」

幼「……」


247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:27:14.47 ID:h9k9G0V20
幼姉「行くよ。幼」

幼「え……」

幼姉「もう日本に居る理由なんてないでしょ」

幼「そ、それは……」

男「あ、あの……」

幼姉「ごめん、男ちゃんが悪くないことは知ってる。告白しなかったこいつの責任」

幼姉「でもね、こいつの姉として男ちゃんを許せそうにない」

男「……」


249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:30:01.30 ID:h9k9G0V20
 幼馴染の家前

男母「あんた……行かなくていいの?」

男「……」

男母「そう。まぁ、飛行機出るのはまだ時間あるから、ゆっくり考えなさい」

女「……」

男母「ごめんね、なんかごたごたしちゃって。男の母です」

女「あ、いえ、女です。よろしくお願いします」ペコ

男「……」


250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:32:23.24 ID:h9k9G0V20
 公園

男「……」

女「辛いですね……」

男「……」

女「わたしって……ホントに最低です」

男「いや、俺の方が最低だよ……」

女「……」

男「わかってたんだ……あいつの気持ち」

女「……」

男「でも……俺は、いつも、あいつは妹みたいなものだからって」


251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:34:08.66 ID:h9k9G0V20
 ――回想――

男「くんなよ」

幼「え?」

男「こっちくんなよ。おれまでいじめられるだろ……」

幼「うぅ……」

男子1「やーいやーい! ふうふ、ふうふ! バイキン女のだんな!」

男「ち、ちがうにきまってんだろ! おれは! こいつとなんかとけっこんしない!」

幼「……やくそくしたのに……けっこんするって、やくそくしたのに」

男「う、うるせー! おれはおまえとなんかけっこんしない! どっかいけ!」

 ――――――

男「……そうだよ、俺に」

253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:39:16.70 ID:h9k9G0V20
 ――回想――

幼「……」

男子1「こ、こいつのせいだからな! おれじゃない!」

幼「……」

男「幼! 幼!」

男子1「おれじゃない! ちょっと男のわるくち言っただけで、幼がつっかかってくるから! おれじゃない!」

教師「なにしてるの! 早く、保健室に! 救急車を!」

 病院

男「ごめん……ごめん」

幼「……男ちゃん」

男「……おれせいで……ごめん……」

 ―――――

男「あいつと……付き合う権利なんか……」


254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:41:19.29 ID:h9k9G0V20
女「男さん、わたしとキス……してください」

男「え? い、いや、それは」

女「恋人同士なんですから。出来ますよ。ほら」

男「……っ」


女「しないなら、わたしから」スス

男「やめてくれ」

女「……どうして、ですか?」

男「そういう、気分じゃない」


255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:43:08.93 ID:h9k9G0V20
女「……じゃあ、決めてください」

男「え?」

女「わたしか幼さん、どちらを選ぶのか」

男「……」

女「ずっと思ってました。男さん、わたしと付き合ってるのに幼さんのことばかり」

男「ごめん」

女「いいです。なんとなく、男さんの気持ちわかってましたから」

男「……」

女「だから、決めてください。はっきりと」



257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:46:58.57 ID:h9k9G0V20
男「俺は……」

女「はい」

男「ごめん、女さん、俺は幼が好きだ」

女「そうですか」

男「女さんが好きじゃないわけじゃないんだ。ただ、違うんだ。幼の好きと女さんへの好き」

女「……」

男「たぶん、幼とはそういう恋愛とかの好きで、女さんへの好きは……」

女「妹とかに向ける好きなんでしょう? 守ってあげたいとかの好きなんでしょう?」

男「……」

女「驚かないでください。よく庇護欲をそそられると言われますから」


259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:49:03.92 ID:h9k9G0V20
男「だから、ごめん。別れてくれ……勝手なのはわかってる」

女「……」

男「俺はもう行かないといけないから」

女「空港に向かうんですか?」

男「……うん」

女「幼さんを引きとめるんですか?」

男「ああ」

女「……そうですか」


260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:51:17.15 ID:h9k9G0V20
女「わたし、貴方のこと嫌いです」

男「え?」

女「勝手だし、嘘つきだし」

男「……」

女「結局、デートの約束を反故にされましたし」

男「……ごめん」

女「でも……わたしは……もう後悔したくありません」

男「……え?」

女「気持ちに流されて、失いたくないんです」

男「あの」

女「辛いし……最低だし……嫌われたくないのに、嫌われると判っても……」

男「……女さん?」

女「後悔……したくないんです」

男「なにを……」

女「だから、別れません」


261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:53:37.55 ID:h9k9G0V20
男「え……?」

女「別れないと言ったんです。ここに居てください」

男「いや、あの……俺はきみのこと」

女「キスでもしますか? それとも、それ以上のことします?」

男「いや、そうじゃなくて」

女「すべて捧げますよ。でも、初めてなので優しくしてくださいね」

男「だからっ、俺はきみじゃなくて幼のことが――」

女「言わないでください!」

男「……」

女「そんなの……知ってますよ。あなたがどれだけ幼さんを好きなのか」

男「……」

女「そんなの……身に染みて、わかってます……」



264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 01:56:45.78 ID:h9k9G0V20
女「それでも……わたしは、あなたたちを傷つけても、別れるわけにはいかないんです」

男「……」

女「わたしの傍に居てください」

男「……」

女「あなたを……失いたくないんです、お願いです」

男「……」

女「居てよ……どこにも……行かないで……」

男「……」

女「お願いだからぁ……わたしの所から……居なくならないでぇ」

男「……」

女「ひとりに……しないでぇ……おと……さん」



271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:00:40.59 ID:h9k9G0V20
男「……ごめん」

女「いやっ……! いやぁあ!」

男「……」スタスタ

女「いかないで……おいていかないでっ!」

男「……」スタスタ

女「嘘つき……嘘つきぃ!」

男「……」スタスタ

女「おまえなんかっ大っ嫌い!」

男「……」スタスタ

女「あ……ちがっ」

男「……」スタスタ

「いやぁ……ちがうの……そうじゃないの……いやぁあああああ」


276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:03:45.32 ID:h9k9G0V20
 男の家

男「母さんっ!」

男母「ギリギリまで待ってて良かったわ。さっさと乗りなさい」

男「ああ! ごめん!」

男母「ほら、早く」

 車

男「……はいっ、まだ居るんですね! はいっ、すぐそっちに向かうので!」

男「幼は!? 居るんですか? 変わってくれませんか!」

男「お、幼姉さん。いえ、違います! 俺は、俺は幼のことが!」

男「待って! 切らないで! 糞!」


277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:06:02.79 ID:h9k9G0V20
 空港

男「間に合った! 糞、どこに! 早く行かないと、時間が!」キョロキョロ

幼「……」

男「居た! 幼!」

女「……」シュン

男「え? 女さん? なんで」

女「ごめんなさい」シュンッ

 ―――

男「……こんなとこに」シュンッ

女「……」シュンッ

男「離してくれ! 幼!」

女「……」

男「あれ? さっきまであそこに居たのに」



280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:08:18.62 ID:h9k9G0V20
 トゥルルルル

男「え? 電話、母さん?」

男「はい、もしもし」

男母『やっと出た! あんたどこでなにやってのよ!』

男「え? 俺は、今、幼を見かけて」

男母『はぁ? 幼ちゃんならあんたがどっかでフラフラしてる間もう出たわよ! 馬鹿じゃないの!』

男「え……だって、まだ、時間」

男母『本当に……あんたは……何のために車とばして……はぁ、もういい。切る』

男「なんで……時間、おかしいだろ……」

女「これで……すべて、終わりました」

 

282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:10:28.21 ID:h9k9G0V20



男「お前、なにしたんだよ!」

女「すべてお話します。公園に行きましょう」

男「は? 今ここで話せよ!」

女「始まりと終わり、そこは一緒の方がロマンチックでしょう」

男「はぁ?」

女「いいから。ついてきてください」


284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:12:34.45 ID:h9k9G0V20
 公園

男「どういうことだ……」

女「そうですね……なにから、お話しましょうか」

男「まず、あの現象のことから話してくれ」

女「そうですね。わたしの能力、覚えてますか?」

男「未来予知と瞬間移動……いや、高速移動だっけ?」

女「それ、嘘です」

男「はぁ? 嘘?」

女「はい、わたしの能力は……タイムトラベルです」

男「え?」


285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:14:32.54 ID:h9k9G0V20
女「過去や未来に行ける能力なんです」

男「嘘……」

女「本当ですよ。体験したでしょう? あなたは二時間後の未来に飛んだのです」

男「……」

女「信じられません?」

男「い、いや、さっきのことを考えるとおかしいことじゃない」

女「……信じてくださるのは助かります」

男「あんたは未来からやってきたのか?」

女「はい。今から約23年後からやってきました」


286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:16:15.21 ID:h9k9G0V20
男「……なんの為にやってきたんだ」

女「そんなの未来から過去にきてやることなんて、ひとつしかないですよ」

男「未来を変える為」

女「そうですね」

男「……俺と幼を引き離すのがお前の目的に見えるけど……」

女「そうですね、それが目的です」

男「そんなことして……なにが変わるんだよ」

女「それは後程お話します。まず、一人の少女の話を聞いてください」


287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:18:34.19 ID:h9k9G0V20
女「少女は両親に恵まれてました」

女「優しくていつも少女と遊んでくれる母親」

女「なかなか家に帰ってこないけど、少女を大切に思ってくれる父親」

女「でも、少女は特殊能力者でした」

女「男さんは知らないかもしれませんが、未来では特殊能力者はこの時代より、更に肩身が狭いです」

女「特に活発的に活動していた犯罪組織の所為で、能力者はなにもしてなくても」

女「罪に囚われることが、たびたびありました」

女「特に強力な能力者は――複数能力を持っている人間は、即施設に入れられたり、酷い有様でした」


288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:20:18.55 ID:h9k9G0V20
女「少女も普通とは違う特殊能力者で、タイムトラベルという能力が使えました」

女「幸い、瞬間移動と間違われ、そこまで危険視されませんでしたが」

女「少女に不幸が訪れたのは、彼女が小学生に入ってからです」

女「少女の父は警察官をやってましたが、活発に行動していた組織のトップに殺されました」

女「それから、トップは父を気に入ったのか、少女の能力に惹かれたのか」

女「母に仲間になるよう要求しました。少女も仲間になるように言われました」

女「しかし、母は断りました。少女も断り、少女は能力を使い、未来に逃げました」

女「飛んだ未来では母は殺されてました。親戚もみんな殺されてました」

女「少女は父と母を殺した犯人を殺す為、過去に飛びました」


291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:22:33.74 ID:h9k9G0V20
女「過去では少女の父と母はまだ付き合っていませんでした」

女「それどころか幼馴染という関係に甘え、惰性で一緒に居るという感じでした」

女「そして、わたしが殺したいと願う犯人は、父と母と仲良さそうにしてました」

女「信じられませんでした。どうして、こんなにも仲良さそうにしてたのに父と母を殺したのか」

女「でも、少女は犯人のことを許せませんでした」

女「しかし、殺すことに迷いを感じ、ただ父と母との交流を楽しんでいました」

女「そんな時、犯人の父と母が死にました。どうやら、能力者をよく思って無い人間に殺されたそうです」

女「情緒不安定な犯人は少女の父と公園で出会いました。少女は焦りました」

女「このままでは父が殺される。そう思ったのでしょう。殺すことを決意しました」

女「しかし、父は犯人を庇いました」

女「少女はすべてを話しましたが、父は犯人を守ると言いました」

女「少女は理解出来ず、そのまま、未来に逃げ帰ったのです」


296 名前:ミスったた。わたし→少女ね[]投稿日:2012/02/05(日) 02:25:04.60 ID:h9k9G0V20
 ―――

少女「……」

 忌中 告別式執行 少女家

少女「なにも、変わらない」

少女「結局、なにも」

?「少女ちゃん、探したのよ?」

少女「お、お前は、なんで、こんな所に!」

?「なに言ってるの~~? お姉ちゃん、ずっと探してたのに」

少女「ふ、ふざけるな! ママを殺しておいてよくも」

?「え? なに言ってるの……?」

少女「そんな……喪服着て! どういうつもり!」

?「……少女ちゃん、もしかして、行ってきたの?」

少女「え?」

?「そっか。うん、そういうこと」

少女「なに、言ってるの」



305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:29:50.07 ID:h9k9G0V20
?「お父さんが殺されたのは知ってる?」

少女「白々しい……あんたが殺した癖に」

?「そっか……わたし、あの人殺してたんだ……なんか、嫌だな」

少女「いますぐに、あんたも殺して」

?「ちょっと待って! あのね、わたしはあの人を殺してなんか無いわ」

少女「なにを、言って」

?「あの人は……その、あなたを庇って殺されたの」

少女「え……」

?「あまり言いたくないけど、あなたはその能力の所為で狙われてる」

少女「な、なに言って! お父さんを殺したのは!」

?「この世界では違うわ。わたしじゃない。未来は変わったの」



308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:32:01.16 ID:h9k9G0V20
少女「嘘……」

?「嘘じゃないわ。でなければ、わたしがこうして喪服を着てここに居られるわけないでしょう?」

少女「……じゃあ、未来は変わったのに、お父さんは死んだの?」

?「うん……そして、お母さんも」

少女「え……ママも?」

?「……うん」

少女「ど、どうして?」

?「周りから色々言われて、心労が重なって、更にお父さんまで亡くなって……その、倒れてしまったの」

少女「そんな……わたしは……わたしは、なんの為に」

?「大丈夫よ、あなたにはお姉ちゃんがついてるから。わたしがあなたを守るから」ギュッ

少女「……」

?「あの人がそうしてくれたように。次はわたしの番。わたしがあなたを守るから」

少女「……」



311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:34:15.95 ID:h9k9G0V20
少女「やめて」

?「え?」

少女「わたしはあんたなんか認めない! たまたま、パパやママを殺さなかったからって!」

?「少女ちゃん」

少女「あんたは優しいパパやママを殺したんだ……」

?「……」

少女「なにも悪くないパパやママを殺したんだ!」タタタタタ

?「……」

?「どうして……」

?「どうして……わたしは……あの人を、殺したんだろう」

?「……大好きだったのに」



 
313 名前:忍法帖【Lv=40,xxxPT】[]投稿日:2012/02/05(日) 02:34:26.72 ID:WA1KKHQA0
?が公園のふわふわ少女?


314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:35:05.63 ID:VMAXMCIe0
>>313
合ってる


315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:36:49.99 ID:h9k9G0V20
 公園

少女「……何故、変わらないの……」

少女「なんで、パパとママは助からないの?」

少女「……そう」

少女「すべてはわたしの所為」

少女「特殊能力者であるわたしの所為」

少女「そう、わたしが居なくなれば」

少女「そうだ、それが、一番の解決方法なんだ」

少女「……」シュンッ

 ―――



317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:39:11.83 ID:h9k9G0V20
女「未来は変わってました」

女「犯人はとてもいい人になっていました。普通に社会人をやっていました」

女「しかし、父と母は死んでいました」

女「そして、その死んだ理由がすべて少女が能力者だったからです」

女「だから、少女は思い付いたんです」

女「自分が居なければ、父や母は死なないじゃないかって」

女「自分が居なければ、苦しい思いをしなくて済むんじゃないかって」

女「そして、少女は決めました」

女「男と幼を結婚させてはダメだと。子どもを産ませてはダメだと」

女「そうして、わたしは過去に飛んだんです」



320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:41:43.21 ID:h9k9G0V20
男「嘘……だろ」

女「全部……本当だよ、お父さん」

男「そんなの……そんなの、信じられるわけ……」

女「そう、だね……信じられないかも、しれない」

男「ふざけるな、こんな作り話して、なんの――え?」

女「……どうしたの?」

男「お、おい、なんで透けてんだよ……」

女「あ、はは、もうお父さんにも判るくらい、透けてるんだ」


321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:41:46.40 ID:aD090jM/0
過去に戻って、事故装って自分を殺せば良くね? わざわざ父と母の幸せを奪うことは無いだろ

 

324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:42:44.58 ID:VMAXMCIe0



>>321
父と母は娘が死んで幸せになると思うか?

333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:54:32.67 ID:aD090jM/0
>>324
娘が死んでも、父と母の絆は残るけど、この場合は全員離れ離れで不幸せになって終わりじゃん


334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/05(日) 02:56:14.46 ID:wrjQMtH60
>>333
親が死ななくなる



326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:45:08.73 ID:h9k9G0V20
男「お、おい、嘘だろ」

女「そっか……じゃあ、わたしの計画は成功してるんだね」

男「ふざけんなよ、なんで透けてるんだよ……?」

女「それは、お父さんとお母さんがわたしという子どもを作らないからだよ」

男「じゃ、じゃあ、お前は消えるっていうのかよ……」

女「そう、だね……」

男「待てよ……あんだけ、色々振りまわしておいて……」

女「ごめんね……お父さんやお母さんに嫌な思いばかり、させて」

男「お、おい……」



328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:47:09.59 ID:h9k9G0V20
女「ずっと、ずっと後悔してた……」

男「な、なにが……」

女「お父さんに……電話で、大嫌いって言ったこと」

男「え?」

女「だって、お父さん、嘘つきなんだもん……約束……守ってくれなくて」

男「ご、ごめん、だから」

女「一緒に……デートも、してくれなくて……」

男「次はデートするから!」

女「お母さん、わたしのこと……嫌いになったかな……なったよね……」

男「なってない! なってないからっ」


329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:49:36.52 ID:h9k9G0V20
女「ねぇ、お願いがあるの……」

男「え? な、なんだ?」

女「だっこ……して」

男「わかったっ、わかったから、消えるなよ!」ギュッ

女「やっぱり……お母さんの方が……柔らかくて……良い匂いがする」

男「あ、あいつ戻ってくるからさ! 戻ってきたら、あいつにだっこさせるから!」

女「嘘だよ……だって、お母さん……すっごく、わたし睨んでた……」

男「違う! あいつ、目悪いからさ! 鋭くなるんだ! あいつは、お前のこと大好きだから!」

女「嘘……」

男「嘘じゃない! お前のこと愛してるから! あいつ、お前のこと愛してるから!」




 
331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:52:33.30 ID:h9k9G0V20
女「ねぇ……約束、して欲しいことがあるの……」

男「なに? なんだって聞くぞ!」

女「お母さんと……結婚……しないで……」

男「え……」

女「……わたしが……産まれたら……ダメ……だから」

男「……」

女「約束、だから……」

男「俺は……」


336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 02:57:04.03 ID:h9k9G0V20
女「……お父さんは……わたしの……恋人なんだから……浮気したら、ダメ……」

男「ああ、そうだな。俺はお前の恋人だもんなっ」

女「そんな……こと……思ってない癖に……」

男「思ってるよ! 俺はお前の恋人でお父さんなんだから!」

女「嘘つき……でも、大好…………」

男「お、おい」

男「なんだよ……まだ最後まで聞いてないぞ……」

男「……最後まで……最後まで言えよっ」


男「父さんは嘘つきだから……いつもお前との約束、破るから」

男「ごめんな……また、守れそうにない」


338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 03:00:50.67 ID:h9k9G0V20
 数年後――

少女「お兄ちゃん! おっきろ~~~~!」

男「お、起きたから! 超能力でフワフワさせるのやめろ!」フワフワ

少女「おはよう、お兄ちゃん」

男「お、おはよう」

 朝食

少女「今日もリッチな朝食を召し上がれ」

男「少しは節約してください」

少女「いいでしょ~~~お兄ちゃん、その未来予知能力で宝くじ当てたんだから」

男「うるさいな」



341 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 03:02:29.12 ID:h9k9G0V20
少女「てか、卑怯じゃない? その能力で宝くじ当てるとか!」

男「べつにランダムに未来が見えるだけだから、そうそう、当てられないよ」

少女「そうだけど~~」

男「つか、お前だって、宝くじの金でここに居れるんだから文句言うなよ」

少女「そうだよ~~。ふたりっきりなのに、全然、襲ってこないんだもん」

男「当たり前だろ……」

少女「あ、でも、わたしがベッドで寝転がってる時はぱんつチラチラ見てたよね?」

男「み、み、み、見てません!」

少女「やっぱり~~お兄ちゃん、わたしが好きなんでしょ~~~!」

男「最近、マジで幼に似てきたな。真似してんなら、やめとけ、あんな天然馬鹿ひとりで十分だから」

少女「ナチュラルにスルーしないでよ~~~!」


343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 03:04:14.30 ID:h9k9G0V20
男「さてと、そろそろ、行く時間だろ。空港まで頼むわ」

少女「あの……タクシー代わりにしないでください」

男「本当はむこうまで飛んでほしいんだけど、お前の能力、しょぼいもんな」

少女「あのね~~わたしがどれだけエリートか知らないでしょ~~! すっごいんだよ~~!」

男「でも、飛べないんだろ?」

少女「いくら特殊能力でも限界ってものがあるんだよ……お兄ちゃん」

男「ま、だから、空港までお願いな」

少女「な、なんか、嬉しそうだね……」

男「まぁ、未来の嫁に会うんだから、そりゃあ、嬉しいだろ」


345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 03:05:49.96 ID:h9k9G0V20
少女「おかしいよ! お兄ちゃん!」

男「なにがよ」

少女「こんな美少女が眼の前に居るのに、あんな遠くに居る年増を選ぶなんて!」

男「あ、それ言ってやろう」

少女「それだけはやめて! もうハサミは見たくないの!」

男「じゃあ、行くぞ」

少女「お兄ちゃん……」

男「ん?」

少女「例え……幼さんと結婚しても……わたしのこと」

男「見捨てないよ。ずっと傍に居てやる。それに超能力者を否定してる奴からも守ってやる」

少女「へへ……だから、好き!」

348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 03:08:33.20 ID:h9k9G0V20
少女「お兄ちゃん、勉強頑張るのはいいけど、身体に気をつけてよね」

男「わかってるよ」

少女「わたしの為に頑張るのは嬉しいけど、無理しないで」

男「正確にはその他の超能力者とお前と娘の為ね」

少女「そこはわたしの為でいいじゃん!」

男「その他の超能力者は除いてもいいけど、娘だけは譲れないな」

少女「う~~~この親バカ! まだ生まれてもない娘の為とかアホじゃないの~~~!」

男「親バカだよ。アホだよ」

少女「いつか浮気しようね。そして、わたしの子どもも可愛がってね」

男「あの……挨拶並みの気軽さで重いこと言わないでください」



351 名前:忍法帖【Lv=40,xxxPT】[]投稿日:2012/02/05(日) 03:10:30.65 ID:ZU83AVof0
幼と結婚して女を産んで、少女も側におけば回避できるのか


 

353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 03:12:28.10 ID:VMAXMCIe0
>>351
いやだから、結婚したらアウトなんだって
男は結婚した上で未来を変えようとしてるみたいだけど

 
352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 03:11:04.53 ID:h9k9G0V20
少女「じゃあ、行くよ。ちゃんと捕まっててね。特に腰と胸の辺り」

男「お前……捕まらなくても、移動させれるじゃん」

少女「ノリ悪いな~~」シュンッ

男「……」シュンッ

 空港

男「な、なんか緊張してきた」

少女「ださっ……そんなお兄ちゃんを引き取ってくれるのはわたしくらいしか居ないよ」

男「いや、他にもきっと居る」

少女「居ないよ。わたしにしときなよ」



 
354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 03:12:56.17 ID:h9k9G0V20
 飛行機

男「……」

少女「すぴーすぴー」

男「ったく、毛布がはだけてるっての」

少女「すぴーすぴー」ニヘラ

男「締りの無い顔してるな……まぁ、幸せなら、それで」

少女「お、おにいちゃん、だ、だめだよ……そこ――むぐっ」

男「こ、こいつ、なに言ってんだよ! い、いえ、なんでもありませんから、はは」

少女「むぐぅ!」

男「お、起きたか」

少女「も、もう……ここは飛行機なんだから、人居るんだよ? むこう着いたらね?」

男「……お前、殴っていいか?」


 
360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 03:14:12.73 ID:h9k9G0V20
 空港

男「着いた……あー、疲れた」

少女「だらしないな~~わたしはこんなに元気なのに」

男「そりゃあ、そうだろうよ……」

少女「あ、幼さん!」

男「え?」

幼「少女ちゃん、久しぶり~~」

少女「お久しぶりです~~」ギュッ

男「……」

幼「久しぶり、男ちゃん」

男「ああ、久しぶり」

           お わ り 


375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 03:20:17.82 ID:h9k9G0V20
>>353
結局、これですね。わかりづらいかもしれないけど
男が勉強してるのも、未来を変える為って感じです
ひとりでどうにかなるかよって話ですが、その辺はご都合で



383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/05(日) 03:26:23.60 ID:B1aQ+zyu0


395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 04:56:58.58 ID:S5zJ22vw0



396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 04:58:17.81 ID:NEj5f4eUO
人のケータイ勝手にみるとか最低すぎる


398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age]投稿日:2012/02/05(日) 04:59:01.59 ID:9emdnTRf0
少女が2人いて片方が女って書かれてたのか
自分が若い時は少女が同年代になるもんな


399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/05(日) 05:16:43.92 ID:xp3wn6Qe0
ふわふわ少女と女(娘)の過去を両方「少女」にするから分かりづらいんだよ


400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/05(日) 05:23:57.63 ID:pMLz1V6C0
ふわふわ少女の両親がテロリストに殺されたのにふわふわ少女はテロリストになるのか?

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