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幼馴染「超能力?」1/3


幼馴染「超能力?」




1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 20:26:35.93 ID:vL1dntpK0
男「そういうのが使える子どもが増えてるみたい……って、ニュース見てないのかよ」

幼「まぁ、知ってるけど、特殊能力みたいに言われていたから」

男「まぁ、どっちでもいいけど、能力的に超能力じゃないか? 予知とか透視とかだし」

幼「う~~ん、そうかなぁ。でもでも、そういう子って病院とかで暮らしてるんでしょ?」

男「んー、どうかな? あまりに凶悪な能力だったら、そうらしいけど」

幼「そうじゃないのは普通に暮らしてるって感じかな?」

男「ってか、隣のクラスでも居るだろ。大島って女」

幼「大島さんって特殊能力者だったの?」

男「お前……なんでそんなに天然なんだよ。気付けよ、普通に誰でも知ってるよ」

幼「う~~~ん、わたし、そういうの興味無いからなぁ」



元スレ
幼馴染「超能力?」



3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 20:28:10.89 ID:vL1dntpK0
男「お前……怖いとか思わないのかよ」

幼「え~~~、わたしは羨ましいと思うよ」

男「なんで?」

幼「だって、特殊能力使えたら絶対便利だし」

男「はぁ……なんていうか、お前って本当にのんきというか、普通嫌がるけどな、超能力者なんて」

幼「なんで?」

男「いや、世間を見てればわかるだろ? みんな超能力者を毛嫌いしてる。怖いし、得体が知れないし」

幼「う~~~~ん、まぁ、とりあえず、わたしは特殊能力者でもいいよ?」

男「なんでだよ。俺の話ちゃんと聞いてたか?」

幼「うん、でも、わたしが特殊能力者でも、男ちゃんは味方だから、べつにいいかなぁと思って」

男「……わ、わからないぞ。もしかしたら、お前から離れるかも」

幼「男ちゃんはそんなことしないよ。弱い者の味方だもん」

男「…………」


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 20:30:11.01 ID:vL1dntpK0
幼「あ、照れてる~~」

男「照れてない。もう俺、帰る。とっとと帰る」

幼「あ、待って~~」

 公園前

少女「……」フワフワ

男「……あれ?」

幼「はぁ、やっと追い付いた~~。ん? どうしたの?」

男「いや、あれ……」

幼「ん? あ、女の子だ」

男「今……あの子」ジーッ

幼「あの子がどうかしたの?」

男「いや……」ジーッ

幼「???」


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 20:32:22.75 ID:vL1dntpK0
幼「ん~~~~? 男ちゃんはもしかしてロリコン?」

男「違うって! 今さっき、あのスコップ浮かせてたんだ」

幼「え? じゃあ、もしかして」

男「ああ」

少女「……」フワフワ

男「ほら! スコップ浮かせてる!」

幼「わ~~~。本当だ」タタタ

男「お、幼」

 公園

幼「すっご~~~~~~い!」

少女「っ!」ポトッ

幼「今、スコップが宙に浮いてたよね?」

少女「……っ」タタタタタ


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 20:34:31.39 ID:vL1dntpK0
少女「……!」タタタタタ

男「……あ」

幼「あらら。逃げられちゃった」

男「ま、これが普通だろう。超能力者ってバレたら悪態つかれるのわかってるし」

幼「え~~~すごいのになぁ」

男「すごいけど、得体が知れないから怖がるんだよ」

幼「……」

男「もう、帰るぞ」

幼「は~~~い」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 20:35:43.44 ID:vL1dntpK0
 夜

男「夜に散歩するのもいいもんだよなぁ」

犬「ワンワン」

男「たま、吠えるな。近所、迷惑だろ?」

犬「ワンワン」

男「たっく、いつもは大人しいのに。まぁ、それだけ散歩が嬉しいのか」

 公園

?「……」

男「んん? あれ、あいつ」

?「……」

男「あいつ、こんな時間になに出歩いてるんだよ、ったく」

犬「……」


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 20:37:04.20 ID:vL1dntpK0
男「おい、幼馴染、お前、こんな所でなにやってんだよ。夜遅いんだから家に――」

女「……え?」

男「戻れ……って、す、すみませんっ! 人違いでした! し、失礼します」

女「あ……、ちょ、ちょっと、待って」

男「あ、は、はい! すみません。人違いしてました」

女「あ、い、いえ、それはいいんですけど……ちょっとお聞きしたいことがありまして」

男「え?」

女「あの、この住所ってどこかわかりますか?」

男「んん? これは……安井さんの家、かな」

女「安井?」

男「あ、あれ? 知らないんですか? この住所、安井さん家ですけど」

女「あ、い、いえ! ありがとうございます。できれば、案内しても貰っても」

男「い、いいですよ! もちろん!」


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 20:38:50.44 ID:vL1dntpK0
男「(この人、か、かわいいなぁ。なんていうか、俺のタイプだ……)」

女「? どうかしました?」

男「い、いえ、えっとこっちです」

女「あ、はい」

犬「……」

 安井家

男「ここです」

女「あ、ありがとうございます」

男「いえ、お役に立てたのなら……は、はは。じゃ、じゃ、僕はこれで」



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 20:40:02.99 ID:vL1dntpK0
女「あ、あの……お名前は?」

男「男です」

女「え?」

男「えっと、男です」

女「おと……さん?」

男「い、いや、お・と・こです」

女「あ、男さんですね。すみません、何度も」

男「いえ」

女「わたしは女です。このたびはありがとうございます。お礼をしたいので、連絡先を」

男「い、いえ、とんでもない! じゃ、じゃあ、僕はここで失礼します!」タタタタ

女「行っちゃった、でも」

女「やっと……見つけた」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 20:41:29.64 ID:vL1dntpK0
 放課後

幼「眠い~~~」

男「散々、授業中寝てたくせに、眠いって」

幼「ねぇ、おんぶしてよ」

男「嫌だ。恥ずかしい」

幼「なんでなんで~~~わたしは恥ずかしくないよ」

男「俺は恥ずかしいんだよ。ったく、ホント、お前は成長しないよな」

幼「そんなことないよ」

男「俺は心配だよ。お前を嫁に貰ってくれる人がいるかどうか」

幼「……べつにそんなの……いなくていいよ」

男「はぁ? 結婚しない気かよ」

幼「そうじゃないけど……お、男ちゃんが……も、もう、いい」

男「……」


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 20:43:19.53 ID:vL1dntpK0
 公園

少女「……」フワフワ

男「また居るな」

幼「あっ!」

男「待て」ガシッ

幼「つ、掴まないでよ~~~」

男「お前が行くと逃げるだろ」

幼「ぶ~~~」

少女「……」フワフワ ポトッ

男「これ? 山かな?」

少女「!」

男「おっと! べ、べつに大丈夫、なにもしないから!」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 20:45:39.48 ID:vL1dntpK0
少女「……ぁ、い、いまの、ちがっ」

男「大丈夫、大丈夫。俺の親戚にもそういう能力持った人がいるから」

少女「え?」

男「なんか透視? っていうのかな、そういうのが出来るみたい」

少女「あ……」

男「だから、キミのこと怖がってないよ」

少女「……で、でも」

幼「ねぇねぇ! 今のさっきの見せて~~!」

男「お、おい」

少女「あ……う」

幼「さっきのスコップふわふわすごかったから」

少女「え? す、すごい?」

幼「うんうん! すごかったよ!」


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 20:47:30.89 ID:vL1dntpK0
少女「えと……こわくないの?」

幼「うんっ、全然」

少女「……」

男「(こいつ……すごいな)」

幼「見せて……くれないかなぁ?」

少女「い、いいよ。見てて」フワフワ

幼「わ~~~すっご~~~い」

男「おお」

少女「……」チラッ

男「すごいな(顔色確認してるな……ここは笑顔で)」

幼「すごいよ~~~~かっこいい~~~」

少女「……」モジモジ

男「(照れてる)」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 20:48:34.80 ID:vL1dntpK0
男「へー、いつもここで遊んでるんだ」

少女「う、うん」

幼「う、浮かべ~~」

男「そっか。いつもどんな遊びしてるの?」

少女「えと、砂場でお山作ったり、ボールでドッチボールしたり」

男「え? ドッチボール? あ、お友達とね」

少女「す、すみません。友達居ないので、ひとりでやってます」

男「ひとりでドッチボール?」

少女「こ、こうやって」フワフワ ヒュン ガシッ

男「あ……な、なるほど」


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 20:49:40.58 ID:vL1dntpK0
男「じゃあ、もう遅くなるし、帰るか」

幼「け、結局、浮かばなかった」

男「当たり前だろ……」

少女「あ、あの……」

男「ん?」

少女「ま、また、来てくれますか?」

男「え?」

少女「あ、す、すみません。わたしなんかと関わったらダメですよね。聞かなかっ」

男「いいよ。また来るね」

少女「あ……はい!」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 20:51:33.04 ID:vL1dntpK0
幼「相変わらず優しいよね。あの娘すごくうれしそうだった」

男「そんなことないだろ。お前だってまた会いに行くだろ?」

幼「そうだけど……男ちゃんは、言い方とかタイミングとかが狙ってるかのように」

男「はぁ? なにボソボソ言ってるんだよ」

幼「う~~~~~いいよ、もう! 男ちゃんなんかロリコンで捕まっちゃえ!」

男「ろ、ロリコンじゃねぇよ! 俺は」

幼「じゃあ、幼女愛好者!」

男「同じじゃねぇか!」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 20:52:49.00 ID:vL1dntpK0
 ―――

少女「ただいま」

母「あら、お帰り」

少女「ママ、ただいま」

母「また公園で遊んできたの?」

少女「うん」

母「じゃあ、手、洗ってきなさい」

少女「は~~い」

母「うがいもするのよ」

少女「わかってるよ~~」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 20:54:41.07 ID:vL1dntpK0
母「お父さんは今日は遅くなるから、先にご飯食べちゃいましょう」

少女「また~~?」

母「うん、しょうがないの。お父さんもお仕事で忙しいんだから」

少女「……」

母「そんな顔しない」

テレビ「(ニュース――未だにテロ首謀者は捕まっていません)」

少女「あー、またこれだ。パパ、この人捕まえる為に働いてるんだよね?」

母「……そうね」

少女「わたし、この人嫌い。パパ、この人の所為で帰ってこないもん」

テレビ「(特に首謀者は特殊能力を複数使用する為、注意が必要とされ――)」

母「……複数の特殊能力、か」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 20:56:30.57 ID:vL1dntpK0
母「少女……特殊能力、使って無いでしょうね?」

少女「……つ、使ってないよ~~」

母「はぁ……(使ってるな、これは)」

少女「……」

母「いい? 特殊能力はとっても危険なの。だから、極力使っちゃいけません」

少女「で、でも」

母「でもじゃありません。今ね、特殊能力者の危ない人が増えてるの」

母「だから、特殊能力を使う人間は危ない人って思われてるの、わかる?」

少女「……」

母「お母さんはいじわる言うわけじゃないのよ? 少女には辛い思いしてほしくなくて言ってるの」

少女「……」

母「はぁ……」

 ―――


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 20:58:32.92 ID:vL1dntpK0
 電話

男「あ、安井さん、どうしたんですか?」

男「あー、来年引っ越す? あ、はい」

男「もう、それ、決まったことなんすか?」

男「マジですか。うわー、寂しくなりますね」

男「はい。わかりました。じいちゃんに伝えときます」

男「あ、そうだ。聞きたかったですけど」

男「そっちに女の人来ませんでした?」

男「え? 来てない? おっかしいな。そっちに女の人が尋ねて行ったんすけどね」

男「まぁ、間違いかもです。はい、じゃあ、じいちゃんに言っときます」


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:00:00.36 ID:vL1dntpK0
 祖父の部屋

男「じいちゃん」

祖父「ん? おう、男。どうした?」

男「安井さん、来年引っ越すってさ。だから、色々話したいことがあると」

祖父「やっぱり、引っ越すか。わかった」

男「じいちゃん、あの家さ、俺にくれよ」

祖父「嫌」

男「えー、なんでだよ」

祖父「あの家は幼馴染ちゃんに貸すって決めてるから」

男「はぁ? なんでだよ!」

祖父「そりゃ、お前より優しいから」

男「……」

祖父「お前がもっとじいちゃんに優しくしてくれたらお前にやっても良かったんだけどなぁ」

男「じ、じいちゃん、肩揉むよ」

祖父「おお? 悪いの」


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:02:03.66 ID:vL1dntpK0
 夜

男「はぁ……疲れた」

犬「ワン」

男「たま、お前は元気そうだな」

犬「ワンワン」

 公園

女「……」

男「あ……あの人」

女「……」

男「は、話しかけてみる、か」

女「……」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:04:20.99 ID:vL1dntpK0
男「あ、あの」

女「あ、おと……えと」

男「男です。女さん」

女「あ、男さん」

男「……あの、結局、安井さん家に行ってないみたいですけど」

女「そうですね」

男「もしかして、尋ねる家間違えたとか……?」

女「まぁ、そんなとこです」

男「あ、あの……どこに尋ねるつもりなんですか? 名前聞けばわかるかも」

女「優しいんですね」ニコッ

男「……い、いえ(な、なんだ? すっごく、癒されるぞ、この笑顔)」


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 21:06:45.10 ID:vL1dntpK0
女「でも、大丈夫。もう、見つかったから」

男「あ、そうなんですか」

女「はい」

男「……」

女「……」

男「じゃ、じゃあ、失礼しますね」

女「待ってください」

男「はい?」

女「連絡先教えて下さいませんか?」

男「え?」

女「わたし、貴方に興味持ったみたいなんです」

男「え? ええええ!?」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:08:02.87 ID:vL1dntpK0
 男の家

男「け、結局、メアドとか番号、交換してしまった」

男「さ、さっそくメール着てる」

男「や、やばいな。俺、もしかして、春が来てるのか?」

男「興味持ったみたいなんです――って、それって好きってこと!?」

男「あの娘、可愛かったしなぁ。俺の好みっていうか、ストライクだよな」

男「やばいやばい! 嬉しすぎてやばい!」

幼「な~~~~~にがやばいの?」

男「お、幼。な、なんでここに!」

幼「来たらダメなの?」

男「そ、そういうわけじゃないけど」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:09:21.92 ID:vL1dntpK0
幼「ねぇ、さっき、なんで奇声なんてあげてたの?」

男「い、いや、べつに」

幼「あ~~~や~~~し~~~い~~~」

男「怪しくない! つか、その伸ばすのやめろ! 餓鬼じゃないんだから」

幼「っさいな~~~~~~! 癖なんだから仕方ないでしょ~~~~~!」

男「対抗して無理に伸ばすな!」

幼「今さっき携帯見てニヤニヤしてたよね?」

男「ひゅ~~♪ ひゅ~~~♪」

幼「下手糞。没収!」

男「お、おい」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:10:42.06 ID:vL1dntpK0
幼「女って誰?」

男「……」

幼「クラスメートに居ないよ? こんな名前の娘」

男「……」

幼「だ~~~れ~~~?」

男「し、知り合い」

幼「どこで知り合ったの?」

男「さ、さぁ。どこかなぁ?」

幼「ど~~~こ~~~?」

男「夜の散歩です」

幼「……そっか」


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:12:09.22 ID:vL1dntpK0
男「も、もう、返せよ。ったく」

幼「決めた」

男「なにがだよ」

幼「わたしも会う!」

男「は、はぁ?」

幼「女って人にわたしも会う!」

男「な、なに言ってんだよ! ダメに決まってんだろ!」

幼「なんでよ? 男ちゃんはその女の人とやましい関係なの?」

男「ち、違います」

幼「好きなの? デートなの?」

男「あ、会ったばかりだぞ」

幼「じゃあ、問題無いじゃん」

男「そ、そうだな…………あれ?」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:13:44.07 ID:vL1dntpK0
 翌日――放課後

男「ほ、本当に会う気かよ」

幼「うん」

男「あ、あのな、俺もまだそんなに仲良くないんだよ」

幼「そうなの?」

男「ああ、会ったの二回だけだし。昨日、連絡先教えてもらったばかりだし」

幼「そうなんだ~~~。うん、なら、早めに潰しとかないと」

男「は? はぁ? つ、潰すってなにを潰す気だよ!?」

幼「そりゃあ……色々だよ」

男「や、やめろ。女さんに迷惑かけるようなことやめろ」

幼「大丈夫~~。迷惑はかけないよ? ちょ~~~~っと、男ちゃんとわたしの関係を話すだけだから」

男「あ、うん、まぁ、それなら?」

幼「あ~~~楽しみだなぁ」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:15:10.38 ID:vL1dntpK0
 公園

少女「……」フワフワ

男「あ、少女ちゃん」

幼「少女ちゃ~~ん」

少女「あ、幼さん、男さん!」

男「来たぞ」

少女「あ、ありがとうございます!」ペコ

幼「今日こそ浮かばせる! 頑張るぞ~~」

少女「はい。頑張りましょう」

幼「違うよ~~。少女ちゃん。頑張るぞ~~~、だよ」

少女「は、はい。頑張るぞ~~~」

男「変なこと教えるなよ」


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:16:45.28 ID:vL1dntpK0
少女「……」フワフワ

男「すごいな、自分まで浮かせること出来るのか(すごい才能だけど……恐ろしいな)」

幼「わ、わたしだって~~~! う~~~~~」

少女「が、頑張れ~~~」

男「無理に決まってんだろ……」

幼「う、浮かべ~~~」

少女「も、もうちょっとです~~」

男「(でも、こういう馬鹿みたいなことするから、少女ちゃんに好かれるんだろうな)」

幼「……つ、疲れた」

少女「お、お疲れです~~」


46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:18:45.43 ID:vL1dntpK0
少女「……」フワフワ

男「……(こんな自然に超能力を使えるのは……相当すごいな)」

幼「おお、すご~~い、すご~~い」

少女「え、へへへ」フワフワ ヒュンヒュン

幼「わわ、ボールが空を舞ってる~~」

男「……大したもんだ」

幼「もっともっと他にも見せて~~」

少女「う、うん。見てて」シュン

男「え? 消えた?」

少女「こ、ここだよ」

幼「うわ~~~~すっご~~~い。瞬間移動だ~~~」

男「嘘……だろ? 能力をふたつ持ってるなんて」


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:20:17.97 ID:vL1dntpK0
少女「あ、あと、こんなこともできるよ」パチンッ

幼「お花畑だ~~~~」

男「え? 指を鳴らした瞬間、風景が一瞬にして変わった?」

少女「えと、次は海」パチンッ

幼「すっごい~~~~うみ~~~~」

男「触ってないのに俺たちまで瞬間移動してる? いや、これは……」

少女「……も、もどるね」パチンッ

幼「わ、公園に戻ってる。瞬間移動ってすごいね~~」

男「いや、これは瞬間移動というよりも」

少女「う、うん、幻覚」

幼「げ、幻覚?」

少女「さ、催眠術みたいなものです~~」


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:21:59.05 ID:vL1dntpK0
男「……(これは……危険だな……)」

幼「すごいすごい~~かっこいいよ~~」

少女「……」モジモジ

男「少女ちゃん、その、こういうことはあまり言いたくないけど、一つ以外能力は使わない方がいい」

少女「あ……はい……ごめんなさい」

男「(彼女自身わかってるみたいだな……親に言われているんだろう)」

幼「え~~~なんで?」

男「いいんだよ。お前は知らなくて」

幼「ぶ~~~」

男「(ただでさえ、危険視されている能力を三つ……いや、それ以上持ってるかもしれないが)」

少女「あ……ご、ごめんなさい」

男「いや、気にしないで(それが政府にバレたら、ここで暮らせなくなる可能性もありうる)」

少女「……」


49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:23:10.26 ID:vL1dntpK0
 ―――

少女「ただいま~~」

母「あら、おかえり」

少女「……」

母「どうしたの? 今日は元気ないのね」

少女「……」

母「そう……また、誰かにいじめられたのね。誰かお母さんに教えて?」

少女「……いじめられてないよ」

母「……ごめんね、ごめんね」ギュッ

テレビ「(ニュース――特殊能力者の犯罪者は年々増えており、対能力者用の武器――)」

テレビ「(またもテロ首謀者の能力と思われるサイコキネシスで――)」


50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:24:29.54 ID:vL1dntpK0
母「……少女」

少女「うん」

母「あなたは特別なの。あのテロ首謀者よりも強力で危ない能力なの……それはわかる?」

少女「……うん」

母「もし、政府がそれを知ったら、あなたはきっと―――」

少女「……」

母「だからね、あなたには能力を使って欲しくないの。お願い」

少女「……わかった」

 ―――


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 21:26:27.64 ID:vL1dntpK0
 夜

男「本当に……ついてくるつもりかよ」

幼「だめなの? わたしが居たら~~ヤマシイコトヤスケベナコトデキナイカラ~~だめなの?」

男「い、今、なんか」

幼「答えて」

男「い、いえ、大丈夫です」

幼「だよね~~。だめって言ったら男の頭ブン殴って止めてるもん」

男「な、なんでそこまで」

幼「もういいから、行くよ~~」


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:27:31.34 ID:vL1dntpK0
 公園

女「……」

男「あ、居た」

幼「あ、あいつか~~~」

女「こんばんわ、おと……?」

男「なんでいつもそこで詰まるんですか」

女「冗談です。男さん」

幼「う~~~~冗談言い合える仲~~~~」

女「え……あなたは」

男「あ、す、すみません。こいつがどうしてもついて行きたいって言って」

女「……」

男「俺の幼馴染なんですけど、あ、本当にただの幼馴染ですっ!」

幼「な、なにお~~~~!」

女「……」

男「女……さん?」


53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:29:15.38 ID:vL1dntpK0
女「あ、はい」

男「ど、どうしたんです?」

女「いえ、ちょっと、その、すごく可愛い人だなって」

男「え……」

幼「あ、あのあの! 男ちゃんとはどういう関係なんですか!」

男「はぁ? だ、だから、一昨日、道案内してあげたって」

幼「男ちゃんは黙ってて! ど、どうなんですか?」

女「え? あ、はい。一昨日の夜に道に迷ってたところを案内してもらい、それで知り合いに」

男「ほ、ほらな? なに変に勘ぐってるんだよ」

幼「う~~~~じゃあ、男ちゃんとなんで連絡先を交換したんですか?」

女「お礼とかしたかったので……失礼ながら教えて貰いました。まだお礼出来てないですね」

男「き、気にしないで。ほ、ほらな? すごい礼儀正しい娘なんだよ」

幼「ぐ~~~~~ぬ~~~~~ぬ~~~~~」


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:30:49.69 ID:vL1dntpK0
男「ほ、ほら、もういいだろ? 家帰れよ」

幼「なに? わたしを帰してなにをするつもり~~~?」

女「なにかするんですか?」

男「な、な、なにもしない! 変なこと言うなよ!」

幼「じゃあ~~、わたしが居ても問題ないよね~~~?」

男「ぐ……でも! 女さんに迷惑だろ? お前、変につっかかるし」

女「わたしは構いませんよ」

幼「わぁ~~、ありがとうございます。え? なんだって~~? 男ちゃん、なんだって~~?」

男「く、糞、調子に乗りやがって」


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:32:08.27 ID:vL1dntpK0
女「仲……良いんですね」ニコニコ

男「え?」

幼「そうなんです! すっ~~~~~~ごっく仲良くて」

男「ま、まぁ、仲悪くないですよ? 兄妹みたいなもんです」

幼「な、なにお~~~! い、いいのかなぁ? そんな態度で?」

男「なにがだよ?」

幼「し、知ってるもんね。昨日、わたしがベッドで漫画読んでる時、ぱんつ見てたでしょ~~」

男「な、な、な、なに言ってんだよ!」

幼「チラチラ見ちゃってさ~~男ちゃんは兄妹のぱんつ見たがる変態なの~~?」

男「へ、へ、へ、変態じゃないわ!」

幼「じゃ、じゃあ、なんで見てたの~~? わ、わ、わ、わたしのことす、す、好きなんでしょ~~~?」

男「そんなことあるわけないだろ? 落ちつけよ、な?」

幼「なんでそこは冷静なのよ~~~~!」


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:33:44.11 ID:vL1dntpK0
女「幼馴染さんは本当に男さんが好きなんですね」

幼「は、はぁ~~~~~? な、な、なに言ってるんですか?」

女「だって、すごくわかりやすいですし。男さんもそれくらい気付いて」

男「まぁ、ブラコンもいい加減にしてほしいくらいだけどな」

女「ないんですね……」

幼「……うぅ」

女「あ……その顔良い……すごく」

幼「え……」

男「と、とにかくだ。幼、確かに俺がお前になかなか構ってやれなくなるかもだけど」

女「幼さん……連絡先教えてくれませんか?」

幼「え……ま、まぁ、いいですけど」


60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:35:09.02 ID:vL1dntpK0
男「そんな心配すんな。俺はお前を妹としてちゃんと構ってやるから」

女「あの……あと、その、だ、抱き締めさせて貰っていいですか?」

幼「え……」

男「そ、その……女さんとは、もしかしたら……し、進展なんかしちゃって」

女「い、一生のお願いです」

幼「あ、あの、わたし、そういう趣味は」

男「こ、恋人とか、いずれ、結婚なんかも!」

幼「あ、あの、ね? き、気付いてるかもだけど、わたし、男ちゃんが――」

女「あ、あ、あ……もう無理です。ずっと、我慢してたけど、もう無理」

幼「いや~~~~~~~~~~」

男「そ、それから、子どもは何人って―――なに、抱きあってるんですか?」

女「いえ……気にしないでください。あ……この匂い」

幼「ち、ちがっ、男ちゃん! わたし、そういう趣味ないからね!」


61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:36:58.39 ID:vL1dntpK0
女「すっごく、幸せでした……ありがとうございます」

男「は、はは、そ、それは……どうも」

幼「う、うぅ……何もされてないのに、穢された気分」

女「男さん、幼さん、また、会いましょう」

男「はい!」

幼「え……い、いや、わたしは」

女「男さん……わたしが貴方に興味持ったって言ったの、嘘じゃないですからね」

男「え……ほ、本当ですか!」

幼「や、やっぱり! わたしも会います! 会いに行きます!」

女「はい、ぜひ、会いましょう」


62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/04(土) 21:38:16.17 ID:vL1dntpK0
 男の家前

幼「あ、あんな人だったなんて」

男「な、なんか俺もキャラ変わったなって思った。前はもっと儚げだったのに」

幼「男ちゃんは儚げな子が好みなの……?」

男「え? べつに」

幼「むぅ~~~~~~水風呂入ったら風邪引くかな」

男「儚げって病気になればいいもんじゃないからな」

幼「はぁ~~~~~なんか自信失うなぁ」

男「なにがよ」

幼「女さん、綺麗だった」

男「あー、そうだな。でも、可愛いくもあったよな」

幼「なんだろ……一生敵わない気がする」


63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 21:39:51.07 ID:vL1dntpK0
男「そうだな、お前じゃ一生あの可愛さに敵わん」

幼「……」

男「幼?」

幼「なんかさ、男ちゃんの言ってることすっごくむかつくけど」ギュゥゥ

男「あ、あ、ご、ごめん。腕つねらないで」

幼「でも、わかる。抱き締めてる時わかったんだけど、あの娘、すっごく可愛い」

男「お、おい、マジでそっちの道に走るなよ……?」

幼「う、うん。わかってるけど……でも、あの娘なら、それでも」

男「幼、今日は早く寝ろ。うん、それが良い。後、もう女さんにも会わない方がいいかも」

幼「なになに~~~嫉妬? わたしが奪われるのが怖い~~~~?」

男「おじさんやおばさんの為に言ってるんだよ」

幼「ぶぅ~~~~~いいよ、もう。わたしが他のイケメンに取られて後悔してもしらないから~~」

男「その時は……(……どうするんだ?)」

幼「……なに?」


66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 21:41:17.21 ID:vL1dntpK0
男「そ、その時はイケメンに感謝するよ。こんな間抜けな幼馴染を引き取ってくれてありがとうって」

幼「な、な~~~なにお~~~~~! もう、知らない! 男ちゃんなんか、女さんの!」

男「な、なんだよ」

幼「下僕になっちゃえばいいんだ~~~~!」

男「……下僕かよ」

幼「帰る!」

男「おう、おやすみ」

幼「明日、八時に起こすから! いいね! ふんっ、八時だから! わたし怒らせるからこうなるんだよ!」

男「……三十分遅くなっただけじゃん」

幼「ばいばい! おやすみメールなんてしてあげないから!」

男「わ、わかったって」

幼「おはようメールもしないからね! ば~~か!」

男「……なんなんだよ」


67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 21:43:02.69 ID:vL1dntpK0
幼「起きて~~~! 起きろ~~~~!」

男「ふが……」

幼「ぶがじゃな~~~い! 起きろ~~~!」

男「お、幼」

幼「やっと起きた」

男「じゃあ、もう八時か? あれ、まだ七時半」

幼「ち、遅刻したらいけないと思って七時半に来てあげたの~~! ばか~~!」タタタ

男「……最近、夢を見るな」

男「あの娘は……誰なんだ?」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 21:44:09.64 ID:vL1dntpK0
 放課後

男「メール確認っと。今日も夜に会うことになってるんだよな」

男「女さんってどこに住んでるんだろう」

幼「……今日も行くの? 夜の公園」

男「ああ、行くよ」

幼「最近、よく公園に行くよね」

男「まぁ、夕方は少女ちゃん。夜は女さんだもんな」

幼「なんだかなぁ。最近、ふたりで遊んでない気がする」

男「そうか?」

幼「そうだよ~~ふたりで遊びにいこうよ~~」

男「べつにいいだろ? ふたりじゃなくても、てか、今度女さんと少女ちゃん入れて四人で遊びに――」

幼「う~~~~~ばか~~~~!」タタタ

男「なんなんだよ」


70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 21:45:58.34 ID:vL1dntpK0
 公園

男「そっか。超能力使うの親に禁止されたのか。まぁ、その方がいいよ」

少女「……すみません」

男「べつにいいって。な?」

幼「うん、べつに特殊能力が見たくて少女ちゃんに会ってるわけじゃないから」

少女「……」パァ

男「んじゃ、どっか遊びに行く?」

少女「あ、あの……わたしの家で遊びませんか?」

男「え?」

少女「お、お母さんが……その、ウチで遊んで良いって」

幼「いいのかなぁ~~?」



72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 21:46:52.95 ID:vL1dntpK0
少女「あ、あの、いつも遊んで貰ってる男さんや幼さんが見たいって、お母さんが」

男「……そりゃ、自分の娘と遊んでる奴気になるよな。子どもならまだしも」

幼「そっかぁ」

少女「だ、だめですか?」

男「俺はいいよ」

幼「あ、わたしも。一応、お母さんに連絡してっと」

少女「あ、ありがとうございます! こっちです!」

男「うれしそうだな」

幼「だね~~」


73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 21:48:19.77 ID:vL1dntpK0
 少女の家

少女「お、お母さん、お兄ちゃんとお姉ちゃんつれてきたよ~~」

男「お、お兄ちゃん」

幼「お、お姉ちゃん」

少女「あ、い、いや、その、すみません! いつもそう呼んでて!」

男「そ、そうなんだ」

幼「お、お姉ちゃんね~~」

少女「ごめんなさい、嫌なら、そのいつもみたいに」

男「嫌じゃないよ! むしろお兄ちゃんってもっと呼んで!」

幼「うん、嫌じゃないよ~~? むしろ嬉しい。で、残念だけど、男ちゃんは帰るから」

男「な、なんで!?」

幼「犯罪者を出さないため~~」


74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 21:50:29.17 ID:vL1dntpK0
少女母「いつも娘がお世話になっております」

幼「いえいえ、こちらこそお世話になっています」

男「とても娘さんは良い娘です」

少女母「この娘ね、最近すっごく楽しそうなんですよ? いつもお兄ちゃんやお姉ちゃんの話をして」ニコニコ

男「へー(そっか、楽しそうにしてくれるなら良かった)」

幼「そうなんですか~~」クス

少女「え、えと! 二階で遊ぼ~~!」

少女母「あら、ここじゃダメなの?」

少女「だ、だって、お母さんが恥ずかしい話ばっかりするから!」

少女母「あらあら、恥ずかしがっちゃって」

男「(いいなぁ、こういうの)」

幼「いいですね、こういうの~~」


75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 21:52:16.90 ID:vL1dntpK0
少女母「また、来てくださいね」

男「あ、はい」

幼「また来ます~~」

少女「ばいばい。お兄ちゃん、お姉ちゃん」

男「おう、また、明日な」

幼「ばいば~~い」

 帰り道

男「良かったな。喜んでて」

幼「うん、少女ちゃんが楽しんでくれてるなら、遊んだかいあったよね~~」

男「お母さん、良い人そうだったな」

幼「すっ~~ごく良い人だった」


77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 21:53:59.90 ID:vL1dntpK0
幼「なのに……特殊能力者ってだけで」

男「それは仕方ない。差別を無くせなんて無理だ。いじめと一緒だな」

幼「でも、助けてあげたいよ~~」

男「幼は相変わらず良い奴だな。俺は結構、そういうのしょうがないとか思っちゃうからさ」

幼「でも、男ちゃんは助けてくれるよ。いつも弱い者の味方だもん」

男「……そういうの結構きついなぁ」

幼「え?」

男「俺はさ、確かに弱い者に対して優しいよ? でも、それは強い者が居ない時だけ」

幼「……それは」

男「あの娘が安全な時は優しくする、でも、危なくなったり面倒になったら離れる」

幼「……」

男「最悪だろ? でも、俺はそういう奴だからさ」

幼「それでも……その優しさに救われた人間も居るから」

男「そうか、まぁ、あんまり俺を買いかぶらないでくれ」


78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 21:55:54.12 ID:vL1dntpK0
 夜

犬「ワンワン」

男「吠えるな、たま」

幼「前から気になってたんだけど」

男「ん? なんだ?」

幼「なんでたまなの? たまって普通猫じゃない?」

男「いや、俺もそう思ったんだけど、じいちゃんがたまって名付けてさ」

幼「そうなんだ。でも普通犬ってポチでしょ?」

男「俺もそう思ってじいちゃんに内緒でポチに変更しようとしたんだけど」

幼「したんだけど?」

男「まぁ、見ててよ」


79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 21:57:06.04 ID:vL1dntpK0
男「ポチ!」

犬「……」

男「たま!」

犬「ワン!」

男「たまたま!」

犬「ワンワン!」

男「ちんちん!」

犬「ワン!」タツ

男「こんな具合に――痛!」

幼「最っ~~~~~低!」


80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 21:58:22.26 ID:vL1dntpK0
 公園

女「あ、こんばんわ。おと……?」

男「そのネタ、まだ続けるんですか?」

女「いや、わかってますよ。弟さん」

男「違います」

女「じゃあ、隣さん?」

男「それも違います」

女「う~~~ん、では、お父さん」

男「あ……良い。パパならもっと良い」

女「ぱぱぁ」

男「すみません、もう一回、良いですか? 録音しますんで」

幼「ふざけるのもいい加減にしてください」


81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 21:59:55.79 ID:vL1dntpK0
女「男さんって面白いですね」

男「え? そ、そうですか?」

幼「いやいや、ぜんぜ~~ん、つまんないですから」

男「な、なに怒ってるんだよ」

女「あ、きっと、あれですね。わたしと男さんが夫婦漫才してたから嫉妬してたんですよ」

幼「ち、ち~~が~~い~~ま~~す~~!」

女「あ……そんな、顔真っ赤にして……あ、あの、抱き締めていいですか?」

男「はい、俺ならいくらでも」

女「あ、では失礼して」ギュッ

男「え! え? そ、そこは貴方じゃないですじゃないの!?」


82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 22:02:41.65 ID:vL1dntpK0
幼「ちょっ! ちょっと~~~~~~~! なにやってるの~~~~!」

女「あ……良いです。気持ち……良いです」

男「あ、あの……そういう発言は……ちょっとっ。てか、もう離れ」

女「だめぇ? ぱぱぁ」ギュッ

男「……フッ、そんなわけないだろ? 全く、お前は甘えん坊だな」ナデナデ

女「だから、ぱぱぁ好き」ギュッ

幼「あ、あ、あ、えと、鞄にハサミあったよね? うん、そうだよ。もうそれしかないから」

男「ごめんね。パパ、死にたくない。離れてくれ」

女「そ、そんなぁ……ぱぱぁ」

男「ぐっ……こんな可愛い娘を手放せるのか」

幼「あった、ハサミ」

男「ごめんよ。不甲斐ないパパで」

女「嘘つき……パパの嘘つき!」タタタタタ

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 22:04:48.21 ID:vL1dntpK0
女「みたいな感じで良かったんでしょうか?」

男「あ、ああ、だから、助けて」

幼「この辺かな? 心臓って。ん~~~、流石に一突きじゃないと可哀想だし」

女「あの……幼さん、もうそのくらいに。べつにわたし、男さんのことなんとも思ってませんし」

男「え……」

幼「べ、べつに女さんと男ちゃんが付き合ってもどうだっていいし~~」

女「さっきの反応はそんな感じじゃ無かったですよ……なんか嫉妬を通り越して」

男「なんともって……さ、さっきの抱き締めはなんだったの……?」

女「やっぱり、幼さんが一番ですね。ふわふわで甘くて良い匂いです」ギュッ

幼「う、嬉しいような……嬉しくないような……」

男「そ、そんなぁ」


85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 22:06:36.56 ID:vL1dntpK0
女「まぁ、男さんはだっこよりおんぶって感じですね」

男「お……ん……ぶ? 胸……ばっちこーい!」

幼「男ちゃんは懲りないね。やっぱり、その変なことを考える頭から」

男「じょ、冗談! 冗談に決まってるだろ?」

女「ふふ、本当に仲良いんですね」

男「え、これのどこが仲良いの?」

幼「ま、まぁ、それなりに仲良いよね? 恋人、いや、夫婦に間違うくらいに仲良いよね~~!」

女「はい、本当にそう思います。夫婦って感じですよね~」

男「え……?」

幼「わ、わかる~~? 中学の時もずっ~~と夫婦って呼ばれてたんですよ~~」

女「あ~~、わかります。なんか夫婦ってオーラがします」

幼「そ、そう? えへへ、しょ、正直、わたしは嫌だったんだけどね~~」


87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 22:08:36.82 ID:vL1dntpK0
女「ふふ、貴方たちの子どもは幸せですね。こんな優しいふたりの子どもだったら」

幼「こ、子どもだなんて~~~えへへ、し、幸せかなぁ?」

女「ええ、絶対、幸せですよ。わたし、幼さんみたいなお母さん居たらすっごく嬉しいですし」

幼「て、照れちゃうなぁ~~も、もう、あなた、どうしましょう?」

男「え? え?」

幼「女さんったらこんなこと言うんですよ~~、あなた。ふふ、わたしたちすっごくお似合いだって~~」

男「あ……なんかもう、この人、妻気取りだ……お、俺の恋の行方は? 女さんルートは?」

女「そ、そんな……男さんったら、ルートが既に決まってるのに、他の子に手を出そうなんて」

男「や、やっぱり、もう決まってるんだ……」

女「残念です……パパさんプレイの時、わたしを見捨てなければ、ルートはわたしだったのに!」

男「そうだったの!? 一見なんの関係も無さそうな演技が重要だったとは……!」

女「わたし……結構、ファザコンなんで。あ、マザコンでもあります」

男「そ、そうだったのか……なんで現実はセーブもロードも出来ないんだ……」


89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 22:10:14.48 ID:vL1dntpK0
男「で、でも、俺は目指す! 女さんルートは無理でも、ハーレムルートを!」

男「これなら、禁断の少女すらも攻略可能となる! いざ、ハーレムルートへ!」

幼「あなた~~? 浮気はだめだよ~~?」

男「はい」

女「よ、弱……男さん本当にヘタレですね……」

男「……いや、ハサミを見せられるとどうも」

女「まぁ、浮気は感心しませんので、それで良いと思います」

幼「浮気絶対ダメ」

女「ふぅ、まぁ、今日はこれくらいにしませんか? もう遅いですし」

幼「そうですね。そろそろ帰ろうか」

男「女さん、送ろうか?」

女「いえ、家は近いので大丈夫ですよ。それより、幼さんをきちんと送ってくださいね」

男「……わかった」


92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/04(土) 22:11:27.46 ID:vL1dntpK0
 ―――

少女「~~♪」

母「今日は嬉しそうね、気持ちはわかるけど」

少女「えへへ、うん! 今日も楽しかったし~~、明日も楽しいから~~」

母「明日、帰ってくる日だもんね」

少女「うん! パパが帰ってくる日だもん」

母「良かったね。パパとの約束を守ったからよ~」

少女「うん! 特殊能力使わなかったら、パパ帰ってくるって!」

母「じゃあ、明日は豪勢にしちゃうから、少女も手伝ってね?」

少女「は~~い!」

 ―――


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[ 2012/02/19 13:51 ] 幼馴染「」 | TB(0) | CM(0)
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