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勇者「女魔王との結婚生活」2/3


勇者「女魔王との結婚生活」




281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 16:21:47.71 ID:FhWWPdzMO
――…コンコン

ガチャッ

女武闘家「こんにちわっす!」

バタン

コンコン!!

ガチャッ

女武闘家「どうして閉めたんですか!?」
勇者「魔王がな……女武闘家が来た時には一度ドアを閉めろって」

女武闘家「ただの嫌がらせじゃないですか!?」
女武闘家「あっれー? もしかして私、嫌われてます??」

勇者「いや、そんなことないと思うぞ…」
勇者「……パーティの中ではお前が一番お気に入りだと思う…俺の目から見てだがな」

女武闘家「本当ですかー?」アセ

――…

女魔王「来たか、さあ、座れ」ポンポン

女武闘家「……子供扱いされてるの?」ジト

勇者「それは…………否定は出来ん」タラ



元スレ
勇者「女魔王との結婚生活」




284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 16:31:06.98 ID:FhWWPdzMO
女武闘家「お腹も大きくなりましたね~」

女魔王「そうだな……」

女武闘家「あれ? 体調すぐれません??」

女魔王「今日は良い方だ……貴様も見舞いに来てくれたことだしな」

女武闘家「……」
女武闘家「(勇者様~っなんか優しいですー!)」パチパチ<アイコンタクト

勇者「(だろう? ちょっと良ければ理由を聞いてみてくれないか)」パチ、パチ

女武闘家「あのぉ~、魔王さん?」

女魔王「……どうした?」クス

女武闘家「私のこと、どう思います?」ドキドキ

女魔王「ふむ……」
女魔王「産まれてくる子が貴様のようだったら良いなと思ってな」ニコ

女武闘家「(勇者様~っ! 不意の笑顔に惚れちゃいそうですー!!)」パチパチ<アイコンタクト

勇者「(安心しろ、俺も惚れ直したっ)」グッ


287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 16:38:29.89 ID:FhWWPdzMO
女武闘家「それは……評価していただきありがたきなんたらです」ヘコヘコ

女魔王「なにをかしこまっておる」フフ
女魔王「頭も良く、人当たりも良い。おまけに最高クラスの戦闘力を持つときた」

女魔王「人間の世界で暮らしていくに、この上ない要素ではないか」
ナデ

女武闘家「はは……頭を撫でられるのって久しぶりですね」クシャクシャ

女魔王「ほう、そうなのか」

女武闘家「勇者様は最近かまってくれませんし…」
女武闘家「前なら一緒にお風呂にも入ったのに……」シュン

女魔王「それは……寂しいな」

女武闘家「はい……」

女魔王「…………」ニコ

勇者「(目を合わせずとも怒気が伝わってくる……)」ブルッ

291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 16:48:31.50 ID:FhWWPdzMO
女武闘家「実は、私が勇者様のパーティに一番に入ったんですよ」ニコッ

女魔王「そうなのか……そういえば旅の馴れ初めを聞くのは初めてだな…」

女武闘家「初めは二人でLV上げとかして……」

女魔王「当然のことだが、勇者にも弱い時期があったのだな」フム

女武闘家「3つ目の町くらいまでは二人でやっていったんですよ」エヘヘ

女魔王「それは……すごいのか?」チラ

勇者「まあ……二人パーティも珍しいからな」

女武闘家「でも、二人では限界が来て……新しい仲間を加入させようって話になって…」
女武闘家「私、正直、少し嫌だったんです」

女武闘家「勇者様と二人きりだったパーティに知らない人が入ってくるのが……」ハハ

勇者「……俺がいる事を忘れているのか?」
勇者「(なんなら出て行…)」チラ

女魔王「(……聞け、その方がお前と武闘家、両方のためになる)」パチ


294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 16:57:55.83 ID:FhWWPdzMO
女武闘家「それで……ルイーダの酒場に行ったんです。あそこ、興信所の役割もあるので」

女魔王「そうなのか……ただの酒場ではなかったのだな」

女武闘家「すぐにパーティに入ってもらえそうな人をリストから探していたんですけど…」
女武闘家「……子供二人のパーティに入ってくれる人も中々いなくて…」

女魔王「それは……確かにな」ムゥ

女武闘家「でも、そこで逆に話しかけてくれた人がいたんです」ニコ

女魔王「ほう」

女武闘家「それが女賢者さんなんですよ」ニッ

女魔王「……」ジトー

勇者「(露骨にイヤそうな顔をするなよ)」タラ

女武闘家「なんか、勇者様って、お姉さんから好かれる顔してるって」ニコニコ

女魔王「あの女……魔王討伐を出会いの大義名分にしておったのか…」カチン

女武闘家「あの時は私も14歳で、勇者様も一つ上でしたから」ニコ

296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 17:09:20.32 ID:FhWWPdzMO
女武闘家「賢者さん、初めから賢者だったので即戦力でしたっ」
女武闘家「そして三人で冒険をしていた時に……」

―――――……………

勇者『このパーティに足りないのは男だと思う』グッ

女武闘家「えー、今でも十分やっていけてるよ?」

女賢者「男なんて入れたら勇者様の身体が危険にさらされますよ」ウル

勇者「どうしてボクが危険になるんだ…」
勇者「……とにかくっ、無性に男同士でバカやりたくなる時があるんだっ」

女武闘家「稽古相手なら私がしますし……」
女賢者「女の子に話しずらい話なら私が聞きますよー」

勇者「賢者の言い分は支離滅裂すぎて意味がわからない…」
勇者「でも男分が足りないんだ!」

―――――……………

女武闘家「それで、再びルイーダの酒場に……」ハハ

女魔王「どれだけ男が欲しかったのだ……よほどの執着力だぞ」ハァ

勇者「……言い訳する言葉も無い」ハハ

303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 17:21:24.00 ID:FhWWPdzMO
―――――……………

勇者『掲示板の前に立っていた戦士を勧誘してきました!』

女賢者「……ええと、どこにもいないですけど…」キョロ

勇者「ほら……後ろに隠れてないで…」

戦士『は、はい……』ヒョコッ

戦士「あの……年は規定の年齢に達していませんが、実力は人並み以上の自信があります」

戦士「よ、よろしくお願いします」ペコッ

女武闘家「またかわいい子を連れてきて…」ナデ
女武闘家「ぼく、お姉さんは武闘家で……」

女賢者「…………違う」
女武闘家「え?」

女賢者「同性の匂いがします……」キッ
勇者「……もしかして、だけど…君って……」

女戦士「? 私、女……ですけど」キョトン
勇者「   」

―――――……………
女武闘家「今さらパーティから出ていけなんて言えるはずもなく……」タラ

女魔王「はは……苦笑いしか出てこぬわ」フゥ

309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 17:33:38.14 ID:FhWWPdzMO
女魔王「貴様らの馴れ初めはわかった…」
女魔王「それで、トントン拍子で魔王城まで辿りついたと。」

女武闘家「そんなに順調にはいきませんでしたよ…」
女武闘家「……戦士ちゃんが加入して5年かかりましたから」

女魔王「パーティ完成から5年で魔王討伐をほぼ完遂したのならすさまじいな」ホォ

女武闘家「戦士ちゃんが入った時はまだ10歳でしたから」ハハ

女魔王「15? あの小娘、あのナリで15なのか??」

女武闘家「すごい美人さんになりましたよねー……正直、私よりもスタイル良いですし」ガク

女魔王「貴様ら三人供、似たようなサイズではないか」ジー

女武闘家「胸の話はしていませんっ!」イーッ

312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 17:42:17.87 ID:FhWWPdzMO
女武闘家「魔王城に到着する頃には暗黙の了解が出来ていて……」

女魔王「……続けろ」

女武闘家「魔王を倒すまでは抜け駆け無し、という不文律が……」カァ

女魔王「ほう……それは…」

女武闘家「そうして、魔王を倒すか倒されるかとなった時に――」

女魔王「……その、なんと言えばいいのだろうか」

女武闘家「魔王さんは気にしないでください」クス
女武闘家「私たちも同じように驚きましたから」ハハ

女武闘家「ひんし状態の女戦士ちゃんも起き上がったくらいですし」クスクス

女魔王「ああ……アレには…悔しいが笑わされた」クックッ


勇者「(よくわからんが、また女戦士をネタに笑ってるのは理解した)」


316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 17:53:24.09 ID:FhWWPdzMO
――…

女武闘家「えっ、今日は泊まっていってもいいんですか??」

女魔王「ああ……良いだろう? 勇者」

勇者「俺に反対する理由は無いな」

女武闘家「本当ですかっ?」
女武闘家「わ~いっ! 久しぶりに勇者様とお泊まりお泊まり♪」

女魔王「喜んでくれたのならこちらも嬉しい」フフ

勇者「……」

女魔王「……どうした?」

勇者「出産が近いから合わせて優しくなってるのかな、と思っていたんだが…」
勇者「……お前ら二人は相性が良さそうだな」ニコ

女魔王「そうか? ……」チラ

女武闘家「寝間着はどうしよう……お風呂上がりはいつもと違う髪型になんかしたりして…」エヘヘ

女魔王「妹……というより娘に近い感覚だな」クス

勇者「俺には仲の良い姉妹に見えるぞ」

320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 18:04:39.10 ID:FhWWPdzMO
――…
勇者「"今日は別の部屋で寝ろ"?」

女魔王「ああ、今日は一人で寝たい気分なのだ」
勇者「いつもは『一緒にいられるだけくっついていたい』って言うのに……」

女魔王「……き、今日は特別なんだ」
女魔王「寝室は女武闘家と二人で使え、あとは知らん」

勇者「うーん……お前がそう言うなら」

女魔王「(まあ、女武闘家にはそうする機会くらい与えてやってもいいだろう……)」

――…チュンチュン

女武闘家「ふぁ~あ、おはようございます」フワァ

女魔王「眠たそうだな……」クス

女武闘家「はっはい! 実は昨日……勇者様が…」
女魔王「ああ……」

女武闘家「寝ぼけていたのか、私を抱き枕みたいに抱き締めてくれて~っ!」キャー
女魔王「……は?」

女武闘家「もう、勇者様分満タンですよ~」ツヤツヤ

女魔王「まぁ……いらぬ世話だったか」
女魔王「そいつは……良かったな」ニコッ
ナデナデ


321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 18:12:12.78 ID:FhWWPdzMO
――…

女武闘家『元気な赤ちゃんを産んでくださいね~』パタパタ

ガチャンッ!!

扉の外<扉を閉める勢い強すぎじゃないですか!? もしかして早く出ていって欲しかったとか!?
キャーキャー

勇者「……今のでいいのか?」

女魔王「ああ……あやつを弄るのはまこと、愉快だ」クス

勇者「ほどほどにな……」ハァ

ガチャッ

勇者「忘れ物か……?」

女魔王「いや……違うな…」

『勇者様~(ハァト』

勇者「この声は……」

女魔王「すぐに追い返すのだ」ジト

勇者「そう言うなよ……」ハハ


322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 18:18:32.39 ID:FhWWPdzMO
コトッ

女賢者「あっ、お構い無く」ニコ

女魔王「……なんの用だ」

女賢者「知人と話がしたいだけ……じゃ、駄目でしょうか」フフ

女魔王『駄目だ。』

勇者「どんだけ嫌いなんだよ……」

女魔王「それに、聞いたぞ小娘……」

女賢者「……はい?」ニコ

女魔王「ルイーダの酒場を出会いの場として使用していた、勇者のパーティにあるまじきその性魂。穢らわしい……魔物以上に欲求に忠実な女よ…」

女賢者「なっ、なにをおっしゃって……」チラ

勇者「?」

女賢者「良いじゃないですか別に!」ドンッ

勇者「なにかしらんが開き直ったのは理解したぞ」


326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 18:30:28.48 ID:FhWWPdzMO
女魔王「良いか勇者、人間・魔族に問わず、猫をかぶって男の機嫌を伺う雌を、雌は一番嫌うのだ」キッ

勇者「身体に響くぞ……あまりハッスルしないようにな…」

女賢者「確かに、初めはごく微量に下心があったかもしれません……」

女魔王「なにがごく微量だ。隣の商屋比120%増しに見え見えだわ」

女賢者「でも、一緒に旅を続けるにつれ……パーティの皆との連帯感も生まれ、仲間意識が強まり…」

勇者「うんうん……」

女賢者「勇者様も私の予想以上に、逞しく…素敵になられて……」ホゥ
女賢者「旅の最中でも、綺麗だね。とか、賢者の髪は今まで見た中で一番美しいよ、とか」クネクネ

女魔王「腰をくねらせるな。毒イモムシか貴様は」チッ

女賢者「それに、前にもおヘソが綺麗だって……やですよもうー」テレテレ

336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 18:45:53.69 ID:FhWWPdzMO
女魔王「自分語りが終わったのならすぐに帰れ」

女賢者「過去の話をぶり出したのは魔王さんの方ですよ」

女魔王「もう話をする事はない」
女賢者「あら、勇者様とまだ話してませんよ」フフ

女魔王「」ブチッ
女魔王「それなら家の外でも話せるであろう……あまり苛立たせるな」ゴゴゴゴゴ

女賢者「わ、わかりましたから……そこまで本気にならないでください…」

――…

勇者「おい……」
コツン

女賢者「ぃたっ」

勇者「そろそろ産気付いてもおかしくない時期なんだから……あまり興奮させるな」ハァ
女賢者「つい……猫をかぶっていると言われましたが、私からすると向こうの方がよっぽど泥棒猫ですよ……」ツンツン

女賢者「あと……これ」ガサ
勇者「ん? 土産か??」

女賢者「私が祷りを込めた、安産間違いなしのお守りです」

勇者「これを持ってきたなら始めに出せば……」

女賢者「だから……あの人の前だと、つい感情的になってしまって……」ハハ

344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 18:58:35.89 ID:FhWWPdzMO
――…

ガチャ…

勇者「……気分はどうだ?」

女魔王「あやつのせいで、せっかく上機嫌だったものが台無しだ」ムゥ

勇者「賢者なりに元気付けようとしたんだよ」

女魔王「そうか? ……そうだろうか…」
女魔王「……ちがうな」ウム

勇者「あと……これ、あいつが祷りを込めたっていう安産祈願というか、安産確定のお守りらしい」
スッ

女魔王「……」
女魔王「……受け取っておく」ギュッ

――…

女魔王「勇者ー」

勇者「どうした?」

女魔王「このお守りだが…」
女魔王「ロザリオのようにとはいかんが、身に付けられるように出来ないだろうか……」テレ

勇者「……」ニッ
勇者「問題無い。賢者も喜ぶぞっ」ニコ


348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 19:06:48.84 ID:FhWWPdzMO
――…

勇者「待ってろ! いま女賢者を呼んでくる!!」

――…

女賢者「はぁっ……はあっ」
女賢者「今さらだけど、人間の出産方法と同じでいいのかしら……?」

勇者「ここまで一緒だったんだっ、とにかく頼むぞ……」

女賢者「……わかりました」コクッ

――…

女賢者「……おそらく、人間と同じでしょう」

勇者「……魔王」

女賢者「勇者さんに出来る事は事前にお教えしましたよね」

女魔王「……なにを慌てておる…」
女魔王「……我は魔王だ、お前ら人の基準と一緒にす…」

女賢者「はい強がりですねわかりますーまずは息を吸って~……吐いてー…」

勇者「……」バク…バク…
ギュッ


380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 20:12:58.70 ID:FhWWPdzMO
――…先日

勇者「生まれてくる子は……人型、だよな?」

女魔王「そうは断言出来ぬ…」
女魔王「……過去には人型ではない魔王もいたと聞いておる」

勇者「……そうか」
勇者「性別は……?」

女魔王「……わからぬ」
女魔王「人型でもあれば魔物の姿をしていたり、雌雄が有ればどちらでも無かったり」

女魔王「絶対というものは無いのだ」
勇者「……そうか」

女魔王「我はどちらの形をしていようが気にせぬが……」

勇者「……考えるだけ無駄かもな…」
勇者「その時になればわかるだろう」

女魔王「……そういうものか」
女魔王「我は、はやくその姿を拝みたいところだ」ニッ
――…

女賢者「もう少しですよーっ魔王さん!」

スッ…

勇者「……っ!」


390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 20:26:50.95 ID:FhWWPdzMO
――…

勇王(娘)『おとうさーん』

勇者「……元気だなー、お前は」

娘「おかあさんの?」

勇者「……ああ、お前は写真でしか見たことないからな」

勇者「……魔王の、ロザリオ。届けに行くんだ」

娘「またお留守番ー?」

勇者「いや、今日はお前も連れていく…」
勇者「……大事な日だからな」ニコ

娘「おー、大事……?」

勇者「おかあさん似だな、お前は」
勇者「……行くか」

娘「女戦士さんは?」

勇者「あいつはお留守番だ」

娘「そっか……」
テク、テク…


422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 20:36:57.38 ID:FhWWPdzMO
――…
勇者「ここで、眠っているのがおかあさんだ」
娘「ほー……」
娘「おかあさん、恐い?」

勇者「……ああ、おとうさんよりずっと恐いぞ」ニコ
娘「……きんちょうしてきた」

勇者「起きないから、緊張せんでも良いぞ」

ガチャ…

『……おぉ、来たか』

勇者「お前っ、もう目が覚めたのか!?」
女魔王「なんだ……早くに目を醒められてはいけい理由でもあったのか」クス

勇者「いや、医者の話だと一週間の間面会謝絶と聞いていたからな…」
勇者「……でも、良かった」

ギュッ
女魔王「……ふふ、随分と久しい気がする………ん?」

娘「…………」ガクブル
女魔王「っ! ……」ウル
スッ…
娘「ゃっ」サッ
スカッ

女魔王「な……っ」ガーンッ

446 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 20:48:26.31 ID:FhWWPdzMO
娘「……」ビクッ

勇者「お前に似て美人だろう」
勇者「小さい頃の魔王もこんな感じだったんだろうな」
女魔王「確かに……だが、魔族の匂いが薄いな」

勇者「というか成長スピードがとんでもないんだが…」
勇者「生後一週間で歩いて、言葉も初めからある程度知っていて……人間でいえば6歳くらいか」

女魔王「魔族は一番弱い時期が一番短いからな」フム
女魔王「生後あたりから成長のスピードは緩やかになっていく……」

女魔王「ほら、ここに……おいで」チョイチョイ
娘「……」
娘「……」
テクテク…

女魔王「捕まえたっ」ガバッ

娘「!?」

女魔王「可愛いなぁまったく…」
女魔王「……本当に、涙が出るほどに愛らしい…」グスッ

娘「……」クス
娘「おかあさん、こわくないね」

女魔王「……魔族にしては威厳が足りないようにも見えるな…」
勇者「そこはまあ、半分勇者の血も混ざっているということでさ…」
勇者「……威厳が無いのをそのせいにはしないでくれよ…」ポリ


456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 21:02:26.73 ID:FhWWPdzMO
――…【自宅】
女魔王「久方ぶりの我が家だな」フゥ

ガチャッ

女賢者&女武闘家&女戦士『退院おめでとうございます!!』パンッ パンッ

女魔王「……」キョトン

勇者「本当はもっと大勢で集まる話だったんだが…」
勇者「女戦士が、こういう時に大勢の対応をさせるのもかわいそうだから。ってさ」

女魔王「……そうか」
女魔王「気恥ずかしいな……こういう慣わしは、魔族にはないから慣れておらなんだ」

女戦士「……お帰りなさい…」ニコ
女魔王「……ああ、ただい… 娘『戦士おかあさ~んっ』ピョンッ

ポフッ

女戦士「こら、あまりはしゃぐと、怪我の元ですよ」

女魔王「……? どういうことだ、今のこれは」

娘「戦士おかあさんが一緒の時は"おかあさん"って呼んでいいよって!」ニコッ

女戦士「…………」キョロ…

女魔王「……おい、目を合わせろ…」ニコ


461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 21:11:42.26 ID:W4s0kAUVP
※女魔王が老衰で亡くなるまで続きます


462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 21:12:32.29 ID:FhWWPdzMO
女戦士「だって……赤ん坊の頃に側に母親がいないのは可哀想じゃないですか」キョロ

女魔王「筋の通ってる事を言っている自信があるならば目を反らす必要がどこにある……」

娘「おかあさんが帰ってきても、女賢者さんはおとうさんと同じ部屋で寝るの?」

女魔王「なっ……」キッ

女賢者「この季節はですね……毛布より人肌の方が暖かいんですよ」ニコ

女魔王「……」ピキ

娘「武闘家おねえちゃんも、おとうさんと結婚するんだよねっ」ニコッ

女武闘家「……ええと…」
女武闘家「……うんっ♪」ニコッ

女魔王「いや、そこは気まずそうにするところだ……」ハァ
女魔王「……」チラ

勇者「!」
勇者「……お帰り、魔王」ニッ

ギュッ

女魔王「……ん」
女魔王「ただいま……勇者…」チュッ


467 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 21:22:57.33 ID:FhWWPdzMO
――…数年後

娘「お父さん、キラーマジンガにバイキルトをかけたら手がつけられなくなっちゃった……」

勇者「……支度をするから少し待ってなさい」

――…

娘「お母さーん、隣の国の王様が無理矢理、私を誘拐しようとしたから咄嗟にマダンテ使っちゃったんだけど……」

女魔王「またか、よいよい。その場に放っておけ」

勇者「いや死んでしまう死んでしまう」アセ

勇者「……支度をするから、待っていなさい」ハァ

――…

娘「お父さん……戦士おかあ…女戦士さんが修行で手加減してくれなくて…」

勇者「それは仕方がない、アイツも顔は避けてくれている辺り良心的じゃないか」

娘「お母さん~」

女魔王「小娘Cにやられるとは情けない……勝つまで負けてこい」

娘「~っ」
娘「このバトルばか夫婦っ!」ハァ

477 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 21:37:25.33 ID:FhWWPdzMO
――…

娘「お父さんっ、はい! チョコレートっ」ニコッ

勇者「おう、ありがとうな」ナデ

娘「へへ……」

――…翌年

娘「お父さんっ今年のチョコっ」ニコッ

勇者「ありがとう」ニコ

女魔王「娘がなついてくれるとは喜ばしい限りじゃないか」クス

勇者「それもいつまで続くか……毎年、これが最後のチョコだと思って食べてるよ」ポリ

――…翌年
娘「お父さん……? これ、チョコ」スッ

――…翌年
娘「お、お父さん……こ、これ」カァ

――…翌年
娘「あの……チョコだけじゃなく、セーターも、あ、編んだの…………」カアァ

勇者「うちの娘はグレずに育ってくれて嬉しい限りだよ……」パクッ

女魔王「勇者と魔王の子は、常識には当てはまらないのかもしれぬな」フム


485 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 21:39:29.29 ID:BEiBW1nS0
魔王がぐれてしまうぞ



487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 21:41:38.22 ID:XVD6Lgbw0
団欒のまま終わりにしてくださいお願いします











頼むよ・・・


488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 21:42:04.81 ID:ISDeXzk30
これは魔王と娘の壮絶な闘いが待ってそうだな
娘は光と闇が合わさって最強に見える強敵だぞ!気を付けろ!



490 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 21:43:21.43 ID:LfiCRFlj0
親子喧嘩とか夫婦喧嘩なんてしたら町吹っ飛ぶな



492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 21:48:13.11 ID:FhWWPdzMO
――…

娘「そういえば……」
娘「弟か妹って出来ないの?」

勇者「っ」ゴホッ、ゴホッ

女魔王「なにを焦っておる……」
女魔王「そうだな……勇者次第だな」ニコ

勇者「娘一人でも体力的にキツい現状だからな……」

女魔王「まあ、我は毎日相手をしてもらっているからな……不満は無い」

娘「そっかー」

娘「で、どうして弟妹が出来るのにお父さんの了承が必要なの?」

勇者「っ」ブフォッ

女魔王「まったく……ほれ、顔をこっちに向けろ」
フキ… フキ

娘「結局、どうしてかわからないままだよう……」

499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 21:56:39.91 ID:FhWWPdzMO
――…
女魔王「最近は、『おおききなったらお父さんと結婚するーっ』と言わなくなったな」

勇者「そうだな……仕方がないよそれは」ハハ
勇者「娘がいつか俺を邪険に扱う日がくるのさ……」ウル

娘「? 私、お父さん好きだよ??」

勇者「優しいなあ、娘は」ウンウン

娘「だって、お父さんはお母さんのものだから」ニコ

娘「結婚出来なくても私はお父さんの事、好きだよっ」ニコッ

勇者「……魔王」

女魔王「……?」

勇者「お前といい娘といい、魔族の血が流れている者は、割りきりがしっかりしているというか…」
勇者「……大物だよな」

女魔王「我なら愛した者に相手がいようが関係ないだろうが…」
女魔王「……身をひくあたり、やはり人間の血も混ざっているということだろうな」

勇者「やっぱり……二人の子なんだな、って思うよ」ニコ

505 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 22:11:14.57 ID:FhWWPdzMO
――…
娘「戦士おかあさんは、結婚しないの?」

女戦士「っ……まだ、良い」

娘「私がいま11歳で…私が産まれた時に戦士おかあさんは15歳だから……」
娘「25、6歳? まだ若いねえ」

女戦士「鍛錬が足りないという事です」

娘「好きな人はいるの?」
娘「戦士おかあさんすっごく美人だから、お母さんと同じくらい綺麗なの、戦士おかあさんだけだよっ」ニコ

女戦士「……誉めてくれるのは嬉しいですが…」チラ
女戦士「正直、容姿よりも…戦闘の方で貴方に追い抜かれた事の方がショックです……」ハァ

娘「大丈夫だよっ、お父さんを抜かせば人間で一番強いからっ!」ニッ

女戦士「……勇者様と同等が貴方の母、その下に貴方…」
女戦士「私の現目標は娘さん、貴方という事になりますね……」スチャ

娘「いや……でも戦士おかあさんより強いって自覚ないし…戦士おかあさんに勝てる気がしないし……」タラ

女戦士「そうですね……」
女戦士「では、ハンデ無しのマジバトル。いきましょうか」ニコッ

娘「ううぅ……親に匹敵する戦闘バカだよぉ女戦士さん…」グスッ

510 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 22:19:24.54 ID:FhWWPdzMO
娘「痛た……」ヨロ

娘「どんな体さばきをすれば、あの人みたく空中で変化出来るのかな……」イタタ

『お疲れのようね、娘ちゃん』

娘「この声はっ!」パアァッ

女武闘家「どうも、"はじまりの村に吹く一陣の風"女武闘家ですっ」キリッ

娘「わーかっこいい~」パチパチ

女武闘家「一部始終は見させてもらったよ」ニコッ

娘「見てました? …丁度よかった」
娘「女戦士さん、教会に連れていってあげてください……たぶん自力じゃ動けないと思います」

女武闘家「娘ちゃん、私も20代じゃなくなるから……」

娘「?」

女武闘家「手合わせお願いしますっ♪」ニコッ

娘「えぇ~っ!」ガーン


514 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 22:27:12.67 ID:FhWWPdzMO
娘「あの……出来れば、日を改めて…」
娘「というかどうして私なんですか?」

女武闘家「私には心残りが一つあってね…」
女武闘家「……本当は、旅が終わったからはその人に戦闘で勝てたら告白しようと思っていたんだけど……」

女武闘家「いよいよ無理そうで……」ハハ

娘「ふむふむ……」

女武闘家「なので、悔いを残さぬよう、勝っても負けてもあの人を吹っ切ろうと思うの」ニッ

娘「わー素敵っ」
娘「……私が相手じゃなければ…」ズーン

娘「お父さんやお母さんじゃ駄目なんですか?」

女武闘家「勇者様は無理だし、魔王さんは本当に無理っ」ニコッ
女武闘家「それじゃあ……よろしくお願いしますっ!」スゥッ…

娘「もう……勇者パーティの鬼ぃ~っ!」グスッ


517 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 22:35:44.47 ID:FhWWPdzMO
――…

娘「……ん…」チラ
娘「ここ…は?」ガバッ

『まだ安静にしてなきゃ駄目よー』

娘「この甘ったるい声は…」
娘「……女賢者さん!」

女賢者「正解ー♪」パチパチ

女賢者「それより……女武闘家ちゃんが痛々しい姿で貴方を運んできたんだけど……事情を教えてくれないかしら?」

娘「実は……」

――…

娘「女武闘家さん、お母さんの言っていたとおり、狡猾な人なのかもしれません……」

女賢者「というか、私にはあの戦士ちゃんと戦った後の連戦で武闘家ちゃんをメタメタにした貴方に感心するわ」タラ

娘「親に鍛えられてますから…」
娘「……女賢者さんは結婚しないんですか?」

女賢者「どうかしら……」ウーン

娘「どうしてみんな美人なのに結婚しないんだろう……」フム

522 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/10/09(日) 22:42:39.32 ID:FhWWPdzMO
女賢者「でも、娘ちゃんも勇者様が好きでも結婚しないでしょう?」

娘「それは……お母さんがいるし…」

女賢者「皆も一緒よ」クス

娘「……そうかわかった」
娘「みんなも好きな相手が結婚してるんだ……っ!」ポンッ

女賢者「う……ん、当たりといえば当たりね」ニコ

娘「そっかー……」

――…

娘「ということがあってね……」

勇者「戦士よりも強くなったのか……これは俺も鍛え直す必要が……」

女魔王「我は勇者を入れて4人を同時に相手取ったのだぞ……せめて小娘三人には同時にとは言わぬが、連戦なら勝ってほしいところだな……」

娘「二人とも? 一人娘が絆創膏だらけの包帯グルグルなのにはなにも感想無いの……?」タラ



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[ 2012/02/19 13:28 ] 勇者「」or魔王「」 | TB(0) | CM(0)
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