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男「幼女を預かることになった」幼女「なったなー」幼馴染「はあ?」2/2



男「幼女を預かることになった」幼女「なったなー」幼馴染「はあ?」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:17:38.77 ID:R80Vulir0
男父「……むっすー」

男「うわ、むっすー。とか言う奴がいる」


65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:18:08.63 ID:R80Vulir0
男父「これが幼馴染ちゃんへのお土産。インドで買ったスパイス的な何か」

幼馴染「は、はあ……ありがとうございます」

男「何かって何だよ」

男父「うっさい。おめえにゃあコレだ! アフリカで貰った変な仮面」

男「……これ、飾ってたら何らかの神様とかが降臨しないだろうな」

男父「神様だって忙しいから、わざわざ海を超えたりしねえだろ。それに、そん時ぁ神社にでも行ってもらえ。それよりも幼女ちゃんにはー」

幼女「…………大きいなあ」

男父「そうだろそうだろ、開けてごらん」

幼女「うわあ! クマだー」

男父「どうだッ! 本場アメリカのテディベアだッ!」

幼女「すごい!」

男父「そうだろそうだろ、うはははははは」

幼女「ありがとお! うははははは」

幼馴染「おじさん、幼女ちゃんが真似するからその笑い方は止めてください」

男父「すんません」





男「幼女を預かることになった」幼女「なったなー」幼馴染「はあ?」



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:18:38.64 ID:R80Vulir0
男「あのさ、テディベアってアメリカが本場だったか?」

男父「モノを知らんヤツだな。いいか、テディってのはアメリカのナントカって大統領の名前がモトネタなんだぞ」

幼馴染「アレ? でもテディベアって、ドイツのぬいぐるみ屋さんが作ってなかったっけ?」

男「……親父」

男父「…………」

男「…………なあ、このお面、被る?」

男父「ナイスだ、息子」

男「ああ。親父、今日は呑もう」

男父「ありがとう、息子よ」

幼女「えへへへー、名前なんにしようかなあ。ほんまにありがとお、おっちゃん」

男父「おう……幼女ちゃんは本当に可愛いなあ」

幼馴染「あの、何と言うか……ごめんなさい」

男「そっとしておいてやってくれ、あと何かつまめるもの」

幼馴染「うん、分かった」


67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:19:08.49 ID:R80Vulir0
幼女「あ゛ーーー」

男「あ゛ーーー」

幼馴染「ほら、あんたがそんなことするから、幼女ちゃんが真似するじゃない」

男「あ゛ーー。でもなあ、扇風機見るとやっちまうんだよなー」

幼女「うちのこえへんなー!」

幼馴染「ほら、扇風機で遊んじゃダメでしょ。こっちいらっしゃい、お風呂にしましょう」

幼女「はーい」

男「あ゛ーーー」

幼女「ほんでな、マーちゃんとな、あきちゃんとな、うちでな、いっつもあそんびょんやけんどな。きょうはなっちゃんがきたんよ」バチャバチャ

幼馴染「そっかー、仲良く出来た?」

幼女「うん! ほんでな、なっちゃんがな、おとこのこもつれてきとったんやけどな。ほのこな、すぐないてな、なっちゃんおいかけるんよ」バチャバチャ

幼馴染「あははは、そっか。お兄ちゃんみたいね」

幼女「おにいちゃん?」

幼馴染「そ、あの子ねー、そりゃ昔は泣き虫だったんだから」

幼女「どれくらい?」


68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:19:38.41 ID:R80Vulir0
幼馴染「んー、おばけが怖い、近所の男の子が怖い、女の子が怖い、先生が怖い、理科室の模型が怖い、もう怖いものだらけ」

幼女「あはははは! おにいちゃんよわいなあ!」バチャバチャ

幼馴染「そもそもお兄ちゃんはね、暗いだけでもう足がすくんじゃうくらいの怖がりだったんだから」

幼女「なんでこわかったんかなあ」

幼馴染「さあねえ、でも……あたしが幼女ちゃんよりももうちょっと大きかった頃だったかな? 一緒にお使いに行ったことがあったっけ」

幼女「おにいちゃんと?」

幼馴染「そ。でね、案の定迷子になって、ヘトヘトになって、真っ暗になって―――」

幼女「おにいちゃんないたん?」

幼馴染「ううん、あたしだってもう怖いからじわじわ涙が出てきてたけどさ、あいつはあたしの手を握って我慢してたっけ」

幼女「ふーん。おにいちゃんは、こわあなかったんかなあ」

幼馴染「そりゃ、怖かったでしょ。そもそもあいつはそこらの野良猫でさえ怖がってたんだから。でも……あの日から、泣かなくなったな」

幼女「なんで? なんでなかんかったん?」

幼馴染「んー、そうね……男の子っていうのは、格好つけたがるからかもね」

幼女「かっこつけたがる? ええかっこしい?」

幼馴染「そ、格好良いトコを見せたがるものらしいよ、男の子って」


69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:20:08.10 ID:R80Vulir0
幼女「えー、ずっとなきむしやったんやろ? ほんでも?」

幼馴染「それでも。男の子って、そういうものらしいよ。格好良いトコ見せたがるの」

幼女「ふーん」バチャ

男「あ゛ーーー」

幼女「まだやんりょる」

幼馴染「もう、しょうがないなあ」

幼女「あれ、かっこええ?」

幼馴染「ぜーんぜん」

男「?」

幼馴染・幼女「ねー」

男「???」


70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:20:38.51 ID:R80Vulir0
男「こうしてシンデレラは、王子様といっしょにいつまでも幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」

幼女「えへへ、シンデレラええなあ。きれいななあ」

男「そうだな、幼女もシンデレラみたいになりたいか?」

幼女「んー、まあええわ。おうじさまとかきたらおにいちゃんもおねえちゃんもなくやわからんし」ニヘー

男「そっか……」ガシガシ

幼女「ふぉ、あたま、ちょっといたいわ」

男「ああ、ごめんな」ナデナデ

幼女「んーほんくらいやったらちょうどええわ」

幼馴染「何? シンデレラ?」

幼女「うん!」

男「秋が来たからな、読書の」

幼馴染「あんたは季節とか関係なく本がお友達でしょう」

男「ち、ち、ちちちちゃうわ! おおおお、おともだちくらいいいい、いっぱいいっぱいだ!」

幼馴染「あんたの交友関係をあたしが知らないとでも思ってんの? 片手で足りるくらいなのに」

男「…………幼女、次なに読む?」


71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:21:08.25 ID:R80Vulir0
幼女「もっかいシンデレラー」

男「そうか、よし始めるぞ。こほん」

男「私は詩を吟ずる詩人…………ここに高らかにこの詩を歌うなり。おとぎの世界にて栄し国の国境、〈読み手〉界へ通ずる門まで四○○メートル」

幼馴染「ちょッ! それ本当にシンデレラ!?」

幼女「あんなー、わるいまほうつかいが、たいていのことをげんこつでなんとかするんよー」

幼馴染「それもまた違うお話じゃないの。ちょっと、男は何を読み聞かせてんのよ!」

男「秋の夜長だからな、幼女にも読書の楽しさを知ってもらおうと思って」

幼馴染「だからそのシンデレラはどこ産だー」

幼女「しっこーう!」


72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:21:38.48 ID:R80Vulir0
幼女「すー、すー、すー」

男「寝たか?」

幼馴染「ええ、あんたが変な本読んで聞かせるから、興奮してなかなか寝付かなかったけど」

男「あははは、読書は楽しいなあ」

幼馴染「あたし、シンデレラってちっちゃい頃結構憧れだったのに」

男「へえ」

幼馴染「…………憶えてる? 小学生の頃にさ、シンデレラやったの」

男「俺確か大道具やったわ。後ダンスのシーンでエキストラやった」

幼馴染「憶えてるの?」

男「あー…………俺の造った書き割りがすこぶる不評で、シンデレラ役の女の子が泣いたことか?」

男「いやー、あの女の子、シンデレラ役をけっこう強引に勝ち取ってたっけな。やっぱりシンデレラとかやりたいもんなんだなって思ったよ」

男「あと王子様もシンデレラ役の子が指名だっけ。いや、もうどっちがシンデレラだか分からん劇だったな。あはははははー」

幼馴染「…………」

男「あは、あははは……あー、すまん、ちょっと話の逸らし方が下手くそだった」

幼馴染「憶えてる?」


73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:22:08.83 ID:R80Vulir0
男「あー、うん。アレだろ、エキストラでさ、シンデレラと王子様の後ろで踊った」

幼馴染「ん……シンデレラほどじゃないけど、綺麗なドレスで……」

男「……アレ確かゴミ袋か何かで作ったんじゃなかったっけか?」

幼馴染「こほん。綺麗なドレス姿だった、でしょ?」ニコ

男「あー、うん。そうだった。綺麗なドレスだったな、うん」

幼馴染「だからね、ちょっとだけ嬉しかったんだよ」

男「そうかー」

幼馴染「あの時ね、あたしの中では……」

男「俺はそこら辺にいる、ただの学生さんだけどな」

幼馴染「……あたし達がシンデレラと王子様だったの!」

男「俺は、そこら辺にいるただの二人で沢山だよ」

幼馴染「まあ、それはあたしもそうだけど」


74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:22:19.41 ID:oCHoDJIs0
良いよ支援
アフィ無し新規まとめ管理人だけど終わり次第まとめさせて頂いてもよろしいでしょうか?
駄目ならいいのですが



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:22:38.86 ID:R80Vulir0
幼母「もう秋も終わりね」

幼女「おわりかー」

幼母「もうそろそろ厚手の上着を出さないと。そうだ、幼女ちゃんの上着、幼馴染のお古ばっかりじゃ嫌でしょ? 新しいの見に行こうか」

幼女「!…………んーん、おねえちゃんのおふるでええ」ブンブン

幼母「あら、でも幼女ちゃんにも好みはあるでしょ? 今日はもうお店閉めて見に行こうか」

幼女「でも……おかねかかるよ? おみせもせなあかんのちゃうん?」

幼母「あははは。幼女ちゃんはそんな心配しないで大丈夫よ。まあ、お店なら幼馴染が帰ってきたらお留守番してもらおうかしら」

幼女「でも……」

幼母「今日は大学からいつ帰ってくるんだったかしら。やあねえ、年を取ると忘れっぽくて」

幼女「…………うちな、おりこうさんにしとるけん……やけん」

幼母「こら。幼女ちゃんは子供らしく、たまには我が侭言いなさい」

幼母「?」

幼母「聞き分けが良すぎる……何か我慢しすぎてるんじゃないかしら。遠慮しなくていいのよ、幼女ちゃんはもう私たちの家族なんだから」

幼女「かぞく……」


76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:23:08.58 ID:R80Vulir0
カランカラン

男「ただいま帰りました。おばさん、お世話になりました」

幼馴染「ただいま。幼女ちゃん、おりこうさんにしてた?」

幼女「おかえりー」パアァ

幼母「おかえり、ねえ幼馴染。そろそろ寒くなってきたし、幼女ちゃんに上着を用意してあげないと」

幼馴染「そうそう、今丁度その話してたとこ。それでね、今日はお買い物に出掛けようって。ついでにお母さん何か欲しいモノない?」

男「デパート行くぞ、旨い物探しにいくぞー」

幼女「うまいものー」

幼馴染・幼母「えッ!?」

幼馴染「服は!?」


77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:23:38.25 ID:R80Vulir0
男「今日は駅弁祭りだ」

幼母「だから寒いし上着を」

幼女「えきべんってなにー?」

男「旨い物だッ!」

幼女「うまいものー」

幼馴染「……男、今日は幼女ちゃんの服をそろえるの! 美味しいものはその後!」

男・幼女「えー」

幼母「……まあ、あんまり心配はいらないか」



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:24:08.74 ID:R80Vulir0
男「こたつでみかん……日本人に生まれて大正解だな」

幼女「みてみて、みかんきれいにむけた!」

男「おお。よし、みてろよ…………ほら、タコ!」

幼女「おおー。やって! うちのぶんもやって!」

男「よし…………ん、どうだ、ちゃんと足も八本だ!」

幼馴染「……むくのはいいけど、ちゃんと食べなさいよ」

幼女「おおー、お……どうしよう」

男「ふむ……幼馴染、ちょっとこっちこっち」

幼馴染「?」

男「はい、あーん」

幼馴染「ッ!! それ、普通は逆じゃないの?」

男「気にしない、気にしない。はい、あーん」

幼馴染「…………///」


79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:24:38.68 ID:R80Vulir0
幼女「おねえちゃん、かおあかいよ?」

男「のぼせたんだろ、こたつあったか過ぎたかもな」

幼馴染(おいしい)

男「おお、そうだ幼女」

幼女「なにー?」

男「こほん、まあその、何だ。もうそろそろクリスマスだなー」

幼女「おお、クリスマスやなー」

幼馴染「それでね、クリスマスはサンタさんに何をお願いしたいのかなー、って」

幼女「んー、ウチはいっつもケーキやったよ?」

男「はい?」

幼女「あんなー、ママがなー、ひとがふえすぎてサンタさんプレゼントのおかねがないけん、あんまりたかいんはむりなんやって」

幼馴染「え?」

幼女「じんるいなどは、ちじょうののみだということがなぜわからんのだー」




 
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:25:07.91 ID:R80Vulir0
男・幼馴染「…………」ブワッ

幼女「え? なに?」

男「サンタさんな、今年からは卸値でプレゼントが買える様になったから」

幼女「おろしね?」

幼馴染「お金の心配しなくて大丈夫ってことよ。さ、電話繋いであげるから、いってごらん?」

幼女「おおー、もしもし」

おっさん「もしもし」

幼女「サンタさんですか?」

おっさん「そうだ。俺が、俺達がサンタだ」

幼女「おおー、ほんもんや!」

男(洋食屋のおっさん、あんなネタどこで仕入れてきたんだ)コソコソ

幼馴染(息子さんにお店を任せてから、ガンダ○最初からずっと見てるらしいよ)コソコソ

男(何をやってるんだ、あの人は)コソコソ

幼馴染(それより、あんなネタ台詞であっさり信じちゃう幼女ちゃんは可愛いと思う)コソコソ

男(…………そりゃ、ウチで預かってる子だしな)コソコソ


82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:25:38.61 ID:R80Vulir0
おっさん「今はプレゼントの梱包作業で大忙しだ。さあ、お願いを言ってごらん」

幼女「あんな、あんな、ママがな、パパほしいんやって。もうママおらんけんど、パパみつけたって」

男・幼馴染「…………」ブワッ

おっさん「…………俺が、俺達がパパだ」

幼女「ふぇ?」

おっさん「サンタはみんなのパパみたいなもんだからな。だからママの所にも行ったよ。今度は幼女ちゃんのお願いの番だ」

幼女「ほうやったんかー。あんな、おにいちゃんとおねえちゃんがな、おんせんいきたいんやって。おんせんちょうだい」

おっさん「……お兄ちゃんとお姉ちゃんは、自分達で温泉に行けるよ、大人だからな。幼女ちゃんが、欲しい物を言うんだ」

幼女「ほな……ほな、な。ほな―――」


83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:26:08.47 ID:R80Vulir0
男「やれやれ、この子は欲しい物を聞き出すだけで一苦労だな」

幼馴染「そうね」

幼女「すー、すー」

男「さて、それじゃ買ってくるか」

幼馴染「ん、一人で大丈夫?」

男「ああ、まあ大丈夫だろ」

幼馴染「今年はクリスマスが出来るね」

男「今年は中止にする側じゃない……死守する側だ。こいよお前ら、今年のクリスマスは、絶対中止にさせはしないッ!」

幼馴染「お前らって、誰よ」

男「ア ド セ ン ス 広 告 に ク リ ッ ク を お 願 い するようなヤツは特にだッ!」

幼馴染「だから誰と戦ってるのよ」




 
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:26:38.27 ID:R80Vulir0
幼女「あけましておめでとうございます」

男「はい、おめでとうございます。それじゃ幼女、これお年玉」

幼女「? おとしだまって何?」

男「あー、その、何て言うのかな。年の初めに、子供にあげるお小遣いだよ」

幼女「おおー、すごい! こんなにおかねつこうていけるん? おねえちゃんにおこられへん?」

男「大丈夫。それは、俺と幼馴染からな」

幼女「……ありがとうございます」

男「はい、どういたしまして」

幼女「なーなー、このへんなかみはなに?」

男「それはな、旧字の寶を逆さにした宝船の絵。枕にしいて寝ると、今夜は良い夢みられるぞ」

幼女「へー」

幼馴染「相変わらず変なことは知ってるわね」


86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:27:08.66 ID:R80Vulir0
男「これでも江戸っ子の端くれ、色気と本気ぁ、小出しにするもんさ」

幼馴染「色気と本気を、もうちょい別の所で出してくれたらいいのに」

男「……千住の生まれよぉ」

幼女「よぉ!」

幼馴染「ほら、幼女ちゃんが真似をした」

男「すんません」


87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:27:38.31 ID:R80Vulir0
幼女「おねえちゃん、なにするん?」

幼馴染「はい、今日はあたしと幼女ちゃんとで、チョコレートを作ります!」

幼女「え? チョコレートつくれるん!?」

幼馴染「そうよー。明日はバレンタインだからね」

幼女「バレンタインってなに?」

幼馴染「女の子が、男の子に……あー、その。チョコレートをプレゼントする日!」

幼女「へえー。ほなうちもおにいちゃんにあげる!」

幼馴染「そうね、多分あたし達以外にもらえないだろうし、しょうがないからあげようねー」

幼女「しょうがないん?」

幼馴染「そ、しょうがないのよ、あの子は」

幼女「ふーん」

幼母(そんなこと言ってね、一番にあげたくて仕方ないから毎年朝から家まで行って手渡ししてるのよ)コソコソ

幼女「へえー」

幼馴染「お母さん!」


88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:28:08.39 ID:R80Vulir0
男「………………」

男父「………………」

おっさん「………………」

男「どうして今夜はこんなに男臭いんだ」

男父「うははははは、お前一人で幼馴染ちゃんと幼女ちゃんから一番にチョコ貰おうなんざ、断じて許さんッ!」

おっさん「嫁さんからより、若くて可愛い幼馴染ちゃんと幼女ちゃんからだろ、JK」

男「いい年こいたおっさんが、JKとか言うなッ!!」


89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:28:38.55 ID:R80Vulir0
男(? 珍しい人から電話だな……すごく嫌な予感)

男「はい、もしもし」

親類「もしもし、男か?」

男「はい、ご無沙汰をしています」

親類「あー、その。幼女ちゃんは元気にしているか?」

男「はい。今は幼馴染と買い物に出ていますが」

親類「お父さんは? 今は日本にいるか?」

男「いえ、今はまた仕事で東南アジアの方へ」

親類「そうか……まずいな。その、幼女ちゃんの実の父親のことは聞いているか?」

男「はい、一応は。認知してなかったこともあって、親権も面接交渉権もないと聞いてますが」

親類「その……幼女ちゃんのお母さんの慰謝料が実の父の自分に入ってこないのはおかしいって、今までウチにも来てて」

男「そんなこと俺に言われても困ります。ウチは一銭ももらってないんですから」

親類「その……幼女ちゃんに会いに行くと言って、今そっちへ」




 
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:29:08.59 ID:R80Vulir0
男「はあ!? なんでそんなヤツがウチを知ってるんですか!」

親類「どうもあちこちで調べたらしくて……その、多分すぐにそっちに行くと思うから」

男「ッ!! 詳しくは後で、では!!」

男「くそ、何でこんなことに……」ピッピップルルル

男「あ、幼馴染か、今どこにいる?」

幼馴染「ん? 今幼女ちゃんと商店街。魚王さんのトコ」

男「良かった、無事か。幼女の実の父が金寄越せってウチに来そうだから、そのまま……そうだな、洋食屋のおっちゃんとこにでも」

幼馴染「う……うん! わかった!」

男「……さて、こういう時は……警察とかに相談でいいのかな」


92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:29:38.20 ID:R80Vulir0
幼女父「おい! おい! はよ開け! この誘拐犯!」ドンドンドン

男「来たか」

幼女父「おるんだろ! はよせえ!」

男「まいったなあ警察はまだか……このまま騒がれても困るし、一応出てみるか」ガチャ

男「どちら様ですか」

幼女父「おう、出たか! 幼女どこな、はよ出せえ!」

男「今いません。それよりあなたは誰ですか」

幼女父「幼女の父親や! はよ出せえ。ガキや話にならんわ! ここの親父どこな!」

男「今この家には居ません、話があるなら、ちゃんとしたところで冷静にしましょう」

幼女父「聞いとるぞ、お前んとこの親父、勝手にウチの娘引き取っといて、ろくすっぽ世話しよらんらしいやないか! これは立派な虐待やぞ!」

男「いえ、世話なら私達がちゃんと―――」

幼女父「うるさいわ! 信用できるか! お前らみたいなんが世話できるか! はよ出せ!」

男「こう言っては何ですが、そちらだって子供の世話が出来るようには見えませんが」

幼女父「なんやと!」

男「すごいお酒の匂い。ひょっとして飲酒運転とかされてません?」


93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:30:08.40 ID:R80Vulir0
幼女父「うっさいわ! お前らに言われる筋合いないだろ!」ファンファン

幼女父「! まさかお前ら、警察呼んだんとちゃうだろうな! クソが!」

男「冷静に話も出来そうにないので、まずはと思って」

幼女父「くっそ、ボケこらあッ」グワッ

男「くッ、文系学生ナメんなッ!!」ヒョイ

幼女父「学生だろ! 自分で生活もできんヤツに、子供の世話やできるんか!!」ガシッ

男「出来る! 就職先もある!」

幼女父「男手一人で出来るわけないだろ! なんせ……幼女はお前の子とちゃうんやけんなあ! お前みたいなアホ学生には絶対できん!」

男「俺一人じゃない……そういう事情を飲み込んで、一緒に頑張ってくれるヤツに心当たりもある!」

幼女父「ほんな都合と人の良いんがおる訳ないやろ、ボケぇ!」

幼馴染「居るわ、ここに」

男「! お前、何でここに!」

幼馴染「幼女ちゃんのことなら、あたしの問題でもあるもの。警察の人も来てるよ」

幼女父「クソ! ふざけんなよ、クソガキども!」




 
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:30:47.25 ID:R80Vulir0
警察「詳しくは署で聞こうか。さあ、来い」

男「さて、これで今日の所は一応終わりかな」

幼馴染「うん、でも大丈夫かな」

男「んー、まあウチにお金は来てないし、どうしても慰謝料の話がしたいなら、そっちにしろって言うよ」

幼馴染「……本当に大丈夫かな」

男「また来たなら、その時はまた頑張るよ」

幼馴染「…………あのね、あたしね」

男「ん……」

幼馴染「あの子の問題なら、あたしだって考えるから」

男「ああ。あのさ……その、これからも幼女のこと、一緒に見て欲しいんだけどさ。でも」

幼馴染「うん……ずっと考えてたんだ」

男「何を?」

幼馴染「もしもね、幼女ちゃんを娘にしたとして、あたしに自分の子供が生まれた時にどうなるのかなって」

男「…………」


96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:31:16.96 ID:R80Vulir0
幼馴染「幼女ちゃんと、生まれてきた子。一緒にちゃんと出来るのかなって……不安だった」

男「俺にだって分からないよ。でも……」

幼馴染「でも?」

男「俺は、お前となら出来るような気がする。お前も、俺と一緒なら頑張れないかな?」

幼馴染「うん……あたしもそう思うよ」

男「……あー、だからその、何だ。アレだ。俺と一緒に、幼女のこと子供にしないか? これからもずっと」

幼馴染「うん……あたしもそうしたい」

男「あ……あはははは、何か色々間違ってる気がするけど」

幼馴染「うん、出来れば普通の恋人みたいに、つきあったりとかしたかったよ」

男「だったら、大学卒業するまでは、それで」

幼馴染「あ……うん。そうね」

男「一緒にどっか行ったり」

幼馴染「ご飯作ってあげるね。で、一緒に食べたり」

男「…………」

幼馴染「…………」


97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:31:38.61 ID:R80Vulir0
男・幼馴染「ッ、あはははははは」

男「何だよ、それ」

幼馴染「今までと、何も変わってないじゃない」

男「じゃあ、これからも今まで通りお願いってことで」

幼馴染「うん……うん……」


98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:32:08.17 ID:R80Vulir0
幼馴染「そう言えば聞いたよ、就職先」

男「あー、うん」

幼馴染「おじさんのツテで、漁協の事務だって? やったね」

男「お前だって、おばさんのツテで大通りの病院で窓口やるんだって?」

幼馴染「うん」

男「まあ、何だ……結局親の世話になりっぱなしだな」

幼馴染「うん……だから、今度はあたし達がしなきゃ、ね」

男「そうだな。良い大人に、親父になれるかな」

幼馴染「なれるわよ……あたし達」

男「だな。よし! 幼女を引き取りに行こうか」

幼馴染「うん!」


99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:32:48.13 ID:R80Vulir0
男・幼馴染「幼女ちゃん、一つ聞きたいことがあるんだけど」

幼女「なにえー?」

男・幼馴染「俺達の娘になってくれるか?」

幼女「ん……ママなくやわからんけど……ほれ、ええなあ」ニコ




 
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:33:08.60 ID:R80Vulir0
長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいました!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです(正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じています。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸れたのか、それは人それぞれだと思います。
少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちになってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にありがとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお願いします!ではこれにて。
皆さんお疲れ様でした!



 


 
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:37:59.53 ID:9dqiKRSi0
>>101
これやりたかっただけだろ





112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:41:45.81 ID:05tR6XW7i
まさかこのコピペを使うためだけに>>1はこのスレを……いや考えすぎか










管理人さんいつもお疲れ様です
僕はパープルでオナシャス



113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:42:53.97 ID:PE6KRwRn0

最後がコピペとはなかなか






118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/14(土) 20:54:17.58 ID:jpJmN6Bb0
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[ 2012/01/16 23:05 ] 男「」or女「」 | TB(0) | CM(0)
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