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男「刀が女の子になっただと…」2/2



男「刀が女の子になっただと…」



92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/05(土) 19:57:32.01 ID:H08bLIypO
ピンポーン
男「今度こそ来たな」
ガチャ
女「あ…」
男「どうぞ、中入ってよ」
女「お邪魔します…」
男「なんか…ありがとね、散らかっちゃってるけど…ははっ…」
女「大丈夫?熱とか…」
男「うん、大分下がって来たし」
女「そうよかった…」
女「あ…ケーキ買って来たの、ロールケーキ。よかったら、食べる?」
男「あ、なんかわざわざありがとう」
女「この家は、男君一人?」
男「うーん、一人というか一人じゃないような…」
女「?」





元スレ
男「刀が女の子になっただと…」




93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/05(土) 20:07:10.63 ID:H08bLIypO
男「妹がいるんだ」
女「妹さんがいるの?」
男「うん、最近うちに来たんだけど」
女「最近来た?」
男「うん、両親が…まぁ…はい…ははっ」
女「そう…ゴメンなさいね」
男「いやいや、女ちゃんが気にすることじゃないよ」
女「ありがとう。ところで、何か手伝えることないかな?」
男「うーん…特に悪い所はないよ」
女「夕食…ちょっとくらいなら手伝えるんだけど…」
男「うーん…それじゃ、お願いしていいかな?」
女「喜んで!」
―――
――

男「お…おお…」
女「どうかな…?」
男「美味しゅうございます」
女「よかった…」
女「あの…男君」
男「何?」
女「話があるの…」
男「え…」

――――――
刀娘「ふぁ…よく寝た…」




 
110 名前:母ちゃん元気です[]投稿日:2010/06/05(土) 22:14:40.07 ID:H08bLIypO
男「そんな改まっちゃって…」
女「あのね…私…男君が…」
ガラッ
刀娘「お腹すいたー」

男「あ」
女「え…」
刀娘「…!?」
女「い、妹さん?よ…よろしくね」
刀娘「妹?」
男「う、うん妹なんだ!な?」
刀娘「??」
男「で、何の話だっけ」
女「ぅ…あ…やっぱり、何でもないですぅ!」
男「…?」
女「ぁ…もうこんな時間!私、じゃ、帰るね!また明日!」
男「…」
男「…」
刀娘「…」
刀娘「いまの…誰?」
男「ん?」
刀娘「妹?」
男「え?」
刀娘「………」
ザクッ!
男「なんで!」



 
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/05(土) 22:24:05.58 ID:H08bLIypO
コンコン
男「入るぞ」
刀娘「ダメ!」
男「俺の部屋…」
男「とりあえず、熱があったから風呂は入れないぞ。だから湯とタオルもって来たから、それで体拭きなさい」
男「ここに置いとくから」
刀娘「待って」
男「?」
刀娘「入っていい…」
男「なんなんだ」ガチャ
刀娘「体…拭く…」
男「おう、じゃ俺は部屋から出…おいまさか」
刀娘「拭くの…手伝って…」
男「…おい…」
刀娘「…」ヌギ
男「お、おいおい」
刀娘「男にとって私は妹!だったら拭いて!!」
男「いや…あれはその場を乗り切るためで…」
刀娘「私は男にとって妹でしかなかったの…」
男「…」
男「…どうしろと…?」
刀娘「ぅ…ぁ…」グスッ
男「わわっ泣くな泣くな」
刀娘「…もう寝る…風邪うつるから…別々で…」コテ
男「…わかった…俺は、外で寝袋で寝るから、いつでも呼んでくれ」
刀娘「ぅん…」



 
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/05(土) 22:28:23.60 ID:H08bLIypO
深夜
玄関
男「ん…」
男「なんだ、まだ夜…ん」
男「なんで家に寝袋もう一つあるって知ってんだよ…」
男「さっきあんなに怒ってたのに…なんでここに…」
男「ほら、せっかく治りかけてたのにこんな寒いとこで寝たら振り返すぞ?」
男「…」
男「仕方ねぇ、ちょっと家に運び入れるか。よいしょっと」
ガチャ


バタン



 
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/05(土) 22:47:46.09 ID:H08bLIypO
翌日
男「熱はひいたのか?」
刀娘「うん」
男「学校には」
刀娘「行く」
男「そうか…」
刀娘「ダメ?」
男「ダメと言っても来るでしょうが」

学校

男友「よう仮病野郎」
男「仮病じゃないやい本当だい」
男友「なんだそれ、ところで、来週の日曜あたり遊びに行かね?」
男「なんで?」
男友「いや…あの…クラスのまぁ…あれだ…残念な女の子に目つけられて…」
男「あぁ…」
男友「二人っきりはどうしても避けたいものがある!だから、お前と女でさ!ほら!」
男「うーん…」
チクッ
男「ッ…でも俺用事あったような気がするなぁー確か」
男友「マジか…仕方ねぇ…」
男「ごめんな(マジでスマン…)」

放課後
女「男君、久しぶりだね、一緒に帰るの」
男「うん、そうだね!」
チクチクチクチク
男「頼む!こればっかりは許してくれ!」ボソッ




 
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/05(土) 22:55:26.12 ID:H08bLIypO
女「あのね、男君、聞いた?男友君から」
男「遊園地に遊びに行くやつ?」
女「うん」
女「私、すごく楽しみ…あんまりそういうの、経験してないから…ね?」
男(これは…くそうっ負けた!)
男「うん!俺も凄く楽しみだよ!」
プスッ
男「来週の日曜だよね、楽しみだね」
ブスッ
男(フハハハ、刀娘よ、刺したければ好きなだけ刺せ!この愛の力には無力な妨げよ!)
女「うん、私も、男君と行けるのが…」
男「…!」ドキッ
ザクッ
男「じゃ、そろそろ帰るね!」
女「うん、ありがとう!」
男「…」
男「ぐぉぉおぉあああ!!!」
刀娘「…ごめん、やりすぎた」
男「わかってくれればいいんだ、わかってさえくれれば…」




 
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/05(土) 23:04:37.28 ID:H08bLIypO
刀娘「ロールケーキ買ってくれたら許す…」
男「おい…俺にこれから毎日ロールケーキを買えというのか?」
刀娘「毎日会うつもり?」
男「…うん」
ブンッ
パシッ
刀娘「あッ!?」
男「修行の成果がついに出たわ!真剣白刃どり!決まった!」
刀娘「ぅ…っ~~~~~ッ!!!」
男「ふん、甘い!何!?くっ!!あっお前フェイントは卑怯だぞお前!ぐぁあああああっ!!!」

刀娘「私の勝ち」
男「ぐっ…」

男「ん…?」
DQN「おい」
男「はい」
DQN「お前、某高の制服だけど、男って奴知らね?」
男「い…いや、知らない」
DQN「そうか」スッ
男「…」

男「またか」


136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/05(土) 23:10:15.75 ID:H08bLIypO
翌日
男友「なぁ…男」
男「DQNのことか?」
男友「うん」
男友「最近あいつら、女じゃなくて、女と仲良くしてる奴…例えばお前とかから潰そうとしてるらしいぞ」
男「迷惑な話ですよ…もう死んだわ俺」
男友「DQNは退学したからな、何してくるかわからんぜ」
男「もうおしまいだぁあああああ…」
男友「やめろ面白い」

放課後
男友「おっおい!」
男「?」
男友「校門で張ってやがる…」
男「なん…だと…?」
男「え、俺死ぬじゃねぇかマジマジ」
男友「力になるぞ?」
男「いや…お前は巻き込みたくない」
男友「でも!」
男「いいから」



137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/05(土) 23:14:05.67 ID:H08bLIypO
刀娘「どうするの?」
男「え?」
刀娘「私…なんとかしようか?」
男「ダメ」
刀娘「えっ…なんで」
男「これは俺のイザコザ。お前を巻き込む訳にはいかないの」
刀娘「ぅ…」
男「俺がなんとかするしかない…俺が…」










男「もしもし!?警察ですか!?校門に不審者がいっぱいいるんです!早く来て!!助けてー!」


138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2010/06/05(土) 23:19:02.98 ID:pAV9H5d60
>>137
国家権力wwwww


139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/05(土) 23:22:51.79 ID:H08bLIypO
刀娘「……」
男「ふぅ、これで安心して家路につけるな」
男「女ちゃんは危ないから先に帰したし」
男「めでたしめでたし」
刀娘「カッコワル…」
男「バカッ、カッコよさより命が大事だ!!」
刀娘「……」ジトッ…
男「ぅっ…」


自宅

男「おい、大事件だ」
刀娘「何?」
男「奴が出た」
刀娘「奴?」
男「そう、茶色がかった黒という重厚なボディとは裏腹に、風よりも早く駆け、雲よりも高く飛ぶ」
刀娘「…」
男「その名も…おっと、名前を言っては命が危ない、Gと呼ぼう」




 
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/05(土) 23:30:43.32 ID:H08bLIypO
刀娘「その…じーはどこに?」
男「今…お前の後ろに…」
カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
男「ッッッギャアアアアアアアアッ!!」
刀娘「え!?え!?ふぇええ!?」
クル
刀娘「いない…」
男「そう…消える…こいつはお前の力を借りないと太刀打ちできない」
刀娘「刀になるの?」
男「頼む」
シャキ…

男「!!」
男「いたぞ…!」
刀娘「…虫…!どっどうするの!?」
男「 斬 る 」
刀娘「いやぁあああああああああああっ!!!!」
男「えいっ」パンッ
刀娘「…え?」
男「嘘嘘、新聞紙さえあれば大丈夫だよ」
男「しかし、お前があんだけ悲鳴あげるとこ初めて見た」
男「なかなかどうして面白かったな」
刀娘「………」
刀娘「………」
ザクッ
男「おうっ」



 
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/05(土) 23:44:43.26 ID:H08bLIypO
日曜日
男「来たな」
刀娘「来てない」
男「ついにこの日が」
刀娘「ふつうの日」
男「行くぞ!遊園地!!」
刀娘「行かない!!」
刀娘「ぅう…」
男「ついてくるか!?バットケースを持って遊園地に行く高校生の姿を想像してみろ!…あ、行ったことないよな」
刀娘「ぅぅ~…」
刀娘「行く」
男「はい?」
刀娘「この姿で行く!!」
男「OH!」

――――――
男友「おう、もう皆揃ってるぜ!…ん?この子は?」
男「妹、一人にすると心配だから」
男友「そうか…大変だなお前も」
男「いいか?大人しくするんだぞ?」
刀娘(妹…か…)




 
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/05(土) 23:53:56.06 ID:H08bLIypO
コーヒーカップ
男「乗ろうか」
女「うん」
男友「妹ちゃんは任せとけ、ジェットコースターで酔ってるけど」
刀娘「ぅ…ぅぇぇ…うっぷ…」クラクラ
残念女「いやぁん、男友君、アタシ達も乗りましょう?」
男友「いや…あの…その…」


男「あーうー酔って来た…回しすぎた…」
女「大丈夫…?」
男「大丈夫大丈夫!!」
男友「次はお化け屋敷か」
残念女「いやぁん、アタシ怖いぃん」
男友(入る前から既に隣にお化けがいるだと?)
男「とりあえずここは150センチ以下は無理みたいだな」
刀娘「?」
男「ここに立ってみ?」
男友「あちゃ~ちょっと無理だね」
男「達者でな」
刀娘「え?あぁぁ…ぅぅぅ…」
男「行こう、女ちゃん」
女「う…うん…」



 
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 00:02:41.50 ID:FFrm4rYOO
男「暗い…」
女「…」ギュッ
男「さ、最近のお化け屋敷ってよくできてるね」
女「…うん…」
男「何より…」
女「え?」
男「怖い…」
女「うん…」

シャギャアアアアアアアアッ!!
女「ひぁっ!!」
ムギュッ
男「うおうっ!!」
男「お化け屋敷…恐るべし…!!」
女「あッ…ごめんなさい!!」
男「いえいえ、むしろ…ゴホン」

――――――
刀娘「むぅ~」
男友「妹ちゃんはお兄ちゃん大好きなんだね」
刀娘「えっ…///」
刀娘「大好きなんて…///」
刀娘「ないないない!!」
男友「いや…そういう意味じゃなくて…」


155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 00:12:31.67 ID:FFrm4rYOO
刀娘「う…」
男友「まぁいいか」
男「うーっす!」
女「はぁ…怖かった」
男友「どうだった?」
男「色んな意味でドキドキした」
残念女「さぁ次は私達よ!男友!行きましょう!私達の愛の巣へ!」
男「お化け屋敷はラブホじゃねぇ」

女「ラブ…ホ…///」シュウウウウ…
男「いや…あの…」
男(正直可愛すぎる)
刀娘「ねー男ー。」
男「ん?」
刀娘「お腹すいた」
男「じゃ、アイス買ってくる」
―――――
男「はい」
刀娘「わっ」
男「はいよっどうぞ」
女「え!い、いいの?」
男「バニラでよければ」
女「あ…ありがとう…美味しい…」

男「さて…観覧車か…」




 
159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 00:19:01.44 ID:FFrm4rYOO
女「観覧車…」
刀娘「かんらんしゃ?」
男「あのゆっくり回ってる奴だよ」
刀娘「おぉ~…」
男「乗る?」
女「…うん」刀娘「乗る!」

刀娘・女「…え?」
男「わかった、3人で乗ろう」
女「ぅ…」
刀娘「うぅ…」
―――――
刀娘「わっ高いぃ~!!」

女「観覧車なんて久しぶり…こんなに高かったっけ?」
男「最近のは凄いね、最後に乗ったのが3歳くらいだから…」
女「男君って…本当に優しい人だよね…」
男「え…急になにさー」
女「だって、始めは関わることなかったのに、全部助けてくれて…だから私…」
女「…」
女「また今度言うね…///」
男「う…うん…」



161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 00:27:59.18 ID:FFrm4rYOO
男友「さ…そろそろ…帰ろうか…」
男「どうした」
男友「別に…」
残念女「うふふふ」
男友「はぁ…」
男「なるほど」
刀娘「くぅ…」
女「妹さんは?」
男「あぁ、疲れて寝てるみたい、今からずっと背負って帰らないと」
―――――――
女「ありがとう、今日は楽しかったよ」
男「いえいえ」
女「また…一緒に行けるよね?」
男「いつでも行けるよ」
女「二人…で…」
女「…ダメ?」
男「あぁ、喜んで行くよ!」
女「…!ありがとう。じゃあ今日はおやすみ」
男「ああ、また明日」


男「おい」
男「起きてるだろ」
刀娘「…ぅん…」
刀娘「私も…行きたい」
男「二人きりっていう約束だったんだけど」
刀娘「ちがうの…私も…男と二人で、かんらんしゃ乗るの…」
男「……」
刀娘「もうちょっと背負ってもらっていい?」
男「…はいよ」




 
163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 00:35:20.15 ID:FFrm4rYOO
翌日
男友「おい、DQNの奴らがまだいるぞ」
男「国家権力を行使してもまだ…頭が下がるぜ」

ピピピッ
男「メールだ」

FROM:女

本文:女と男の身柄を交換

男「…?」
男友「何これ」

男「さぁ」



 
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 00:48:09.12 ID:FFrm4rYOO
先生「あら?女さんは欠席ですね」
男「…」
プルルル
男「電話か」
男「先生、トイレ行ってきます」
トイレ
男「もしもし」
『女「男君…メール見ちゃ…ダメェ!」
DQN1「余計なこと言ってんじゃねぇよ!」
女「ぁうっ!」
DQN2「やぁ、久しぶり。今ね、女ちゃんと遊んでんの。来る?メールの通り、身柄交換って事で。一人でくるのよん」
女「だめ!来ちゃだめぇ!!」』ブツッ

刀娘「…どうするの?」
男「来るな来るなと言われれば、行きたくなるのが人の性だ」
刀娘「やっぱり」




 
170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 00:54:46.68 ID:FFrm4rYOO
廃工場
男「メールにあった場所はここか…」
DQN2「ようこそおいでませ」
女「だめ、男君、逃げて!!」
DQN1「うるせぇなぁ!」
女「うぐっ」
男「やめろ!!」
男「要は俺をボコボコにしたいんだろ?すればいいじゃん、でもその子だけはやめろ」
DQN1「あぁ?」
DQN2「落ち着けよ、まぁこの子は返すわ」
DQN2「じゃ、来い」グイ
男「ッ」

DQN共「こいつか…」
DQN2「うん、殺してもいいよ、バレないから」
DQN共「ひゅぅうう!!」
男「…さらばだ」
ゴスッ
DQN2「ぶっ!!」
男「…」ダッ
DQN「追え!」




 
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 01:00:57.14 ID:FFrm4rYOO
刀娘「どうしたの!?」
男「刀に戻れ!!逃げるぞ!!」
刀娘「う、うん!!」
DQN「待てこらぁああああああっ!!!」
――――
―――
――

男「ぜぇっぜぇ…駄目だ!振り切れん!」
刀娘「戦おうよ!」
男「死人が出るだろうが!」

男「大丈夫!もうすぐ踏切だ!時間通りに電車がくれば、俺は走り続け、奴らは止まるしかない!!」
男「ハァッハァッ」ダッダッダッ
ガッ
男「あっ!」グラッ
刀娘「あっ」ガランガランガラン
男「しまった!線路の真ん中に!」
刀娘「え?」

男「刀娘ーーーーーーーッ!!!!!!」

ガタン…ガタンゴトンッ

プァアアアアアン…!




 
177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 01:05:46.09 ID:FFrm4rYOO
DQN「はぁ…マジくだらねぇ」
DQN1「なんだアイツ」
DQN「間抜けに転んだと思ったら、張り合いがなさすぎすぜ」
DQN「ボコッてる途中でも線路の方見てたな」
DQN「ほらっまだやってるぜ?」

DQN「何泣いてんのアイツ、持ってた日本刀が折れたくらいで…」


男「おい…おい…!!!」
刀「……」
男「呼んでるんだよ!返事しろよ!!!」
刀「………」
男「ただの刀になったってか…冗談キツイんじゃないの?」
男「…」
男「なぁ…」




 
182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 01:12:50.44 ID:FFrm4rYOO
翌朝
男「……」
男友「おい、男」
男「………」
男友「おい」
男「………」
男友「おいっつってんだよ!」
男「…え?」
男友「女ちゃんが呼んでるぞ」
男「…あぁ…うん…」


女「大丈夫!?男君!ゴメン…ゴメンなさい…」
男「うん…大丈夫…俺は大丈夫…だけど…」
女「?」
男「だけど………」男「今日はちょっと早退するわ」

自宅
男「…」
男「おい」
刀「………」
男「いつまで無視するつもりだよ…」
男「…」
男「…くそ…くそ…ぅうう…ちくしょうっ!!」

ピンポーン
男「…」
男「出たくない」

… ……




 
186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 01:19:31.80 ID:FFrm4rYOO
男友「なぁ…」
男友「いるんだろ…?聞いてくれ…」
男友「あの子の事は…本当に気の毒だと思う…」
男「…知ってたのか……」
男友「あぁ…いつまで泣いてんだよ…」
男「ほっとけよ…」
男友「ほっとけないね。ウジウジ泣いてさ、なんか意味あんの?」
男「黙れ!」
男友「あがけよ!」
男「黙れ!!」
男友「刀なんだろ!?もしかしたらなんとかなるかも知れねぇじゃねぇか!!」
男「うるせぇ!!お前に何がわかるってんだよ…!!」
男友「ッ…」
男友「今日はこれだけだ…俺はお前が立ち直るまで毎日来るぞ…」
男「黙れ…ちくしょう」



 
188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 01:26:38.37 ID:FFrm4rYOO
(男友「なんとかなるかもしれねぇじゃねぇか!!」)
男「……」
男「…」
男「…」


翌日

先生「今日も男君はおやすみみたいね。どうしちゃったのかしら…」
男友「あいつは当分来ません…でもいつかは来ますよ」
先生「…そう…」

―――――――
某所
男「ここか…」

?「おう!お客さんかい?珍しい」
男「客っていうか…弟子入りっていうか…」
?「あ?」
男「あの…これなんですけど…」
鍛治「あぁ、まかせとけ!そんくらい鍛治の基本よ!」
男「それじゃだめなんです」
鍛治「あ?」
男「俺がやらなきゃだめなんです…」




 
193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 01:29:56.69 ID:FFrm4rYOO
男友「アイツ後追ったりしてねぇだろな…」
男友「ちょっと行ってみるか」

男宅
男友「お~い…」コンコン
男友「……」
男友「おいっ!!」ガチャッ
男友「なんだよ鍵閉めてな…」
男友「いねぇ…」

学校
女「男君…」
男友「なぁ女ちゃん…話がある」
女「?」
男友「男のことだ」
女「あ…うん…」



 
198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 01:34:19.91 ID:FFrm4rYOO
女「そう…」
男友「あぁ…」
男友「ほら、大分前に、授業中に日本刀が飛んできたろ?」
女「あれが…あの子だったのね」
男友「うん」
女「私…何かできることはないの?」
男友「残念だけど…」
男友「アイツはもう失踪してる」
女「そ…そんな!!」
男友「大丈夫だよ…アイツなら…」



201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 01:39:39.19 ID:5/4BC5qh0
>>198
>女「あれが…あの子だったのね」
女理解力高いなwwwwwwwww


202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 01:42:23.73 ID:FFrm4rYOO
数カ月後…
鍛治「いやぁ…」
鍛治「ハッキリ言って奇跡以外の何物でもない」
鍛治「温度調節、水の量、打ち方、全部素人そのものだったのに」
鍛治「手の皮がすり減っても、肉が削れても鉄を打ち続けた証がそれか」
男「…」
鍛治「正直肉が削れても数カ月でここまでは無理だ。到底。その何十倍もの年月がかかる」
男「俺はその何十倍をこの数カ月に濃縮したんです…早くアイツに会いたいから…アイツが大好きだから…」
鍛治「見事な出来だ…」
男「今の今までろくに休んでませんからね…」ガクッ
鍛治「おいっ」
男「なぁ…俺…頑張ったぞ…だから…だから…だから返事しろよ…なぁっ!」
男「頼むよ」
刀「………」
男「そうか…」
男「今まで…ありがとう…」




 
205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 01:49:54.52 ID:FFrm4rYOO

博物館の山

男「よいしょっと」
ザシュッ
男「刺さったな…これで俺とお前が一緒にここの空気吸うの二回目だな…」
男「あのときお前、風邪ひいて、意味わからん理由で怒って…別々に寝たと思ったら…」
男「いつのまにか一緒に寝てて…」
男「俺…いつまでもここにいれるような気がするよ」
男「今度は俺が風邪ひいちまうな…ははっ…」
男「朝焼け…綺麗だな…」
男「この前は夕焼けだったな…」
男「俺、もっと早く言えばよかったよ」
男「…」スゥウウ
男「刀娘ーーーーーッ!!!!俺は!!!お前が!!!!」

男「一番好きなんだ…」

男「恥ずかしいから、学校行ってくるよ」




 
208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 01:57:09.81 ID:FFrm4rYOO
学校
男友「おっ」
男「よっ!」
男友「もういいのか?」
男「いいわけないけど…まぁ…ほら…なっ!」

男友「ゴメン、野暮な事言ったわ」
女「男君…?もう大丈夫なの?」
男「うん、お蔭さまでね。でも、一つ謝りたいことが」
女「何?」
男「俺…やっぱり二人で遊園地いけない…ごめんね…」
女「…」
女「うんっ!だいたいそんな気がした!」
男「本当に…ゴメンな…」
女「うん…うん…」

自宅
男「ふぅ…帰ったな」
男「あーつかれた…」
男「そういえばまた一人暮しか…」
男「アイツは今山の上にいるもんな…」
男「風邪ひいてないかな…アイツ…ははっ」



ガチャッ

「ただいま…風邪ひいたみたい…」ズズッ
男「…え」
fin


218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2010/06/06(日) 02:03:18.46 ID:OiPxdaOZ0
刀が折れるのは電車に轢かれるより戦ってる時に折れた方が良かったかなと思ったり

乙です


219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 02:03:44.25 ID:w91/Xbh30
ちょこちょこ微妙なとこがあったが、全体的にすごく面白かった。
良い夢見れそうだ。

乙。


220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 02:03:51.79 ID:5/4BC5qh0
おお…とりあえず乙


221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2010/06/06(日) 02:04:39.74 ID:dx2mGXPp0
即興でよくここまでやったよ



222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 02:07:26.07 ID:g1DGF5qQ0




228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 02:23:32.86 ID:NwHqPkBvO
いちおつ!


229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 02:25:39.98 ID:Qqfwu1kz0
ほんと良かった






 
231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 02:28:44.57 ID:HxP/SIO+O
>>1


233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 02:32:51.29 ID:QPB3biR80
乙すぐる


234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2010/06/06(日) 02:58:20.04 ID:2irhzMK+0
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