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男「俺の背中に女の子?」2/3

男「俺の背中に女の子?」


男「俺の背中に女の子?」




元スレ
男「俺の背中に女の子?」
SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPService掲示板



83 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:02:32.66 ID:lGESGR9No
女「じゃあ、今日から友達ってことで。いろいろ教えてね」

女友「あ、はい……! それなら全然」

男「肩越しにガールズトークか」

男友「姉ちゃんの友達に囲まれた弟みたいな感じだな」

男「やめてくれないかなそういうの」

女「高いところのものは私に任せて」

男「初めて女が人の役に立つな」

男友「こいつ最低じゃね?」

女友「お、男くん、そういうの良くないよ」

男「お、おお……」

女(……初めて味方された)


84 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:03:09.91 ID:lGESGR9No
デパート。

女「まず服を買います」

女友「は、はい!」

男「緊張してきたな」

男友「おい、俺もついてかなくちゃいけないのかよ」

男「俺を一人にする気か」

女「男友くんは、男目線でアドバイスを」

女友「それって必要なんですか? 男さんもいるのに」

男友「居場所がないのも考え物だよな……」


85 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:03:49.66 ID:lGESGR9No
レディース。

女「これかわいくない?」

女友「うーん、でも季節を考えると……」

女「そうか。外は季節ってあるもんね」

女友「特に、冷やしちゃいけないところとかあるし」

女「私の場合はそういうのって必要?」

女友「く、詳しくは分からないけどぉ」

店員「何かお探しですかー?」

男「……」

男友「完全にアウェーだな、あいつ……」


86 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:04:23.90 ID:lGESGR9No
下着売り場。

女「ブラだけじゃなくて下もほしいわ」

女友「え、そうなの?」

女「うん。トイレも男任せだし、ちゃんとは成長してないんだけど」

女友「……今はつけてるの?」

女「つ、つけてるわ……一応」

店員「……あらー、寄生人のお客様ですか。ご相談はお伺いしますよ」

男「……」

男友「すでに物言わぬ荷物もちと化しているな、あいつ……」


87 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:04:46.43 ID:lGESGR9No
化粧品売り場。

女友「とりあえず、下地を整えるところから」

女「下地? そんな面倒なのは」

女友「お化粧の半分は、下地で決まっちゃうのよ」

女「難しいこと言われても」

女友「あのね、女ちゃん。きれいになるだけなら、プロのメイクに任せればいいの」

女「いやその」

女友「毎日、誰かに見せるためにするから、大事なところをはっきりさせないといけないの」

女「ち、長文乙」

男「……」

男友「憔悴しているぞ、あいつ……」


88 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:05:13.86 ID:lGESGR9No
男性ファッション売り場。

女「そろそろ男も選んでいいわよ」

女友「こっちはこれだけ選べば、あとはやり方を覚えれば大丈夫だと思います!」

女「あ、後で教えてね。後でよ」

女友「うふふ」

男「……」

女「どうしたの、男?」

男友「男は疲れきっているんだ」ムグムグ

男「一人でクレープ食ってんじゃねーよ」


89 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:05:51.70 ID:lGESGR9No
レストラン。

男友「お前らめちゃくちゃ目立ってるぞ」

男「そうだな」モグモグ

女「そうね」

女友「ぜ、全然気にしないのね」

女「気にしてるわ。どこから石が飛んでくるか分からない」キョロキョロ

男「女と一緒に歩くようになってから、警戒スキルが上がったわ」モグモグ

男友「お前はウソだろ」


90 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:06:42.77 ID:lGESGR9No
男友「なんか困ったことってあるのか?」

男「女の子は複雑だからな、扱いが難しい」

女「……」

女友「お、男くん? そういう言い方はないんじゃない?」

男「冗談だよ。実はテストの成績が俺よりもよくて助かってる」

女「座学は得意だから」

男友「実技は難しそうだもんなぁ」

女「走ったりすると、まだふらつくの、男」

男「体力がなくてすみません」


91 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:07:13.14 ID:lGESGR9No
男友「やっぱり寝るときはきついだろ?」

女「ええ。普通に寝ようとすると男に押しつぶされちゃう」

男「取り外しがきくといいんだけどな」

女「それはくっついている意味があるのかしら」

女友「その、離れたらダメなの?」

女「元々、別れた状態で私は生まれたの」

男「ただ、なんだ、寄生しないとちゃんと生きていけないって感じ?」

女「……そうね」

男友「そうか」

女友「そうなんだ……」


92 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:07:46.28 ID:lGESGR9No
女「まあ、仕方ないわ。幸いにして、男に寄生して以来、身体で問題が出てないの」

男「そうだなー……」

男友「なんだよ、いいことなんじゃないのか?」

男「うん、まあな」

女友「あの、気になることは、言っておいたほうがいいと思います」

男「うーん……」

女「なに、聞いてないわよ」

男「いや、正直、こんな風になるとは思っていなかった」

三人『は?』


93 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:10:35.04 ID:lGESGR9No
男「クラスメートだから、知ってるだろうけど、俺は他人に疎いし」

男友「あー、俺が保健室に行ったとき、誰って言ってたもんな、誰って」

女「誰?」

男友「女ちゃん?」

男「こんな風に、女の子と暮らすのも初めてだから、失敗もよくしたし」

女「こないだもね」

女友「え、なに、どうしたの」

女「風呂場でセクハラをされた。寄生人のレイプがどうとか言い出して」

女友「なに?! ひどいんじゃないの?!」

男「謝ってるからこうしてだな」


94 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:11:14.53 ID:lGESGR9No
女友「最低だよ……!」

男友「最低だな」

女「クズが」

男「……まあな、こういうのも含めて、今までにない経験としてな」

女「おまけに、あ、あそこも」

男「はーい、ストップ! ここ外だから! 公衆の面前だから!」

女友「最悪だよ……!」

男友「最悪だな」

女「ゴミが」


95 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:11:39.89 ID:lGESGR9No
男「もう何もしゃべりたくない」

女友「え、言おうよ。そういう大事なところは」

女「そうだ。体がつながってても、何を考えているかは分からないんだ」

男友「そうなのか」

男「散々さえぎっておいて、煽るのかよ」

女「冗談だし」

男「……」

女「場を和ませるネタ」

男「場が燃え上がったんだが」


96 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:12:06.89 ID:lGESGR9No
男「とにかくその、俺としてはいろいろ変化があってうれしいんだよ」

男友「デレ、か」

女「デレだな」

女友「クラスでもずっと一人ぼっちだったもんね」

男「なんか分かったように言わないでくださいます? 皆さん」

女「自分でぼっちだったって言ってたじゃないか」

男「うるさいよ」

男友「悪かったな。なんか声をかけづらいやつだったしお前」

男「知ってるよ」

女友「い、いきなり話しかけられたときはどうしようかって」

男「もう許してくださいませんか」


97 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:12:33.23 ID:lGESGR9No
男「それに、女もけっこうかわいいしな」

女「ふーん」

男友「そうだよな、いきなり同棲始めたようなもんだろ?」

女友「ふ、不純ですよぉ」

男「まあ、年食ったらどうなるか分からないけどな」

女「そうね……」

女友「そ、その、恋人みたいなものなのかな?」

男女『んー?』

女友「いや、いつも一緒にいるわけじゃない? 二人は」

男「うーん、女は姉妹みたいな感じだな」

女「私は、まあ、ペットみたいな存在かな」

男「おいお前」

女「冗談よ」


98 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:13:05.09 ID:lGESGR9No
男友「な、なあ。もし、良かったら、俺の兄貴にあってくんねーか」

男「ああ、宿主なんだっけ」

女「何でそんな会わせたがるの?」

男友「なんかさ、最近の兄貴、ちょっと変でさ」

男「完璧ブラコンだな」

女「間違いないわね」

女友「まともなのは私だけかぁ」

男友「おい! 聞き捨てならねーぞ! 特にそこのメガネ!」


99 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:13:46.04 ID:lGESGR9No
男「まあ、別にいいぞ。お兄さんの都合にもよるだろうが」

女「ああ、そうよね」

男友「そ、そうか!」

女「……」

男友「いや、なんとなく、ほら、知らない人がくっついてるとなると緊張しちゃうじゃん?」

女友「寄生者さんとはお話ししてないんですか?」

男友「兄貴についてるやつ、なんか馴れ馴れしいんだよ。上から目線っていうか」

男「そのギャグは前に使ったぞ」

女「無能ね」

女友「つまらないよぉ」

男友「なんだよこの流れ! 3対1にするのが流行なのかよ!」


100 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:14:08.36 ID:lGESGR9No
帰宅。

女「つ……かれたー」

男「ああ。マジでな」

女「女の子ってホントパワフルね」

男「女も乙女筆頭だろ?」

女「私はあそこまで元気になれないわ」

男「十分はしゃいでただろ」

女「そう見えた?」

男「まあな」

女「……どうかしらね」

男「ま、どうでもいいか。今日は」

女「よくないわよ。買ってきたものを片付けるわ」

男「やれやれ」


101 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:14:37.01 ID:lGESGR9No
男「本当は会いたくないんだろ」

女「何が?」

男「他の寄生人と」

女「そうね。気を使って本音が言えなそう」

男「俺にも言えないのか?」

女「女の子には秘密がある」

男「女が言うセリフじゃないだろそれ」

女「大体、普通は男には男の寄生者なんでしょ。性別違うと話合わないよ」

男「お前が寄生している相手を見ろ」


102 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:15:12.45 ID:lGESGR9No
ベッド。

女「……ねえ」

男「なんだよ」

女「あんた本当に私がいても平気なの?」

男「気にしてるのか?」

女「体が合うから心も合うわけではないでしょ」

男「……俺はその辺を気にしたことないなぁ」

女「本当に? 嫌じゃない?」

男「昼間話したのはウソじゃないよ。最初はどうでもよかったし」

女「……」

男「両親が死んでから、ああ、人って死ぬんだな、死ぬなら何してもどうでもいいなって思ってる」

女「……そう」

男「けどまあ、今のところは、そういう考えが来るより先に女に話しかけられるからな」


103 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:19:25.10 ID:lGESGR9No
女「それってどうなの」

男「どうって、そういうもんさ」

女「……」

男「難しく考えたらキリがないよ。好きなものは好き、嫌いなものは嫌い」

女「私と一緒にいるのは?」

男「嫌じゃない。男は女の子が大好きなもんだ」

女「どうでもいいんじゃないの」

男「女は好きだよ」

女「そうなの。私も」

男「ありがとう。お互い、身近にいる人くらいは好きでいたいな」

女「……今は、それでいいのかもね」

男「へいへい。おやすみ」

女「うん。おやすみ」


104 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:19:54.65 ID:lGESGR9No
学校。

保険医「うーん、健康そのものね」

男「なんかまずいんですか」

保険医「うーん、あのね。生まれたときから寄生していたのと違って、あなたたちは、別々に生きてきたじゃない」

女「そうですね」

保険医「相性がよいと言っても、何の問題も起こらないってある意味異常よね?」

男「……まあ、何も出ないならいいんじゃないですか」

女「私もそう思いますが」

保険医「うーん」


105 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:20:27.39 ID:lGESGR9No
保険医「分かったわ、一応、病院の健康診断も、そのうちもう一回やりましょう」

男「実験体だな」

女「実験体ね」

男「科学の犠牲者か」

女「問題のある人はこれだから」

保険医「おい、小娘」

女「冗談ですのよ」


106 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:20:54.71 ID:lGESGR9No
病院。

医者「こないだ来た時よりも、よくなっているよ」

男「そうですか」

医者「男くん、トレーニングをちゃんとやってるみたいだね」

男「そりゃ、人を一人背負っているものなので」

医者「女さんもヘソ管が体内でぐるぐる巻きになるくらい、伸びている」

女「それって大丈夫なんですか?」

医者「さあ」

女(大丈夫なのか、この医者)

男「大丈夫なのか、この医者は」

女「なんで口に出すの?」


107 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:23:10.36 ID:lGESGR9No
医者「なんていうか、お互いにすごくいい影響を与えているみたいだ」

男「はあ……そういえば、女の胸のボリュームがまた一段と」

女「……」ぎゅー

男「無言で、首を、絞めないで」

医者「……寄生人たちにとって、性格の不一致は大きな要素だ」

男「へー」

女「そう、なんですか?」

医者「そうだよ。体がつながっているんだ、ストレスが人体に影響を与えるように、寄生人にもそういうのは出てくるからね」

男「その点、俺たちラブラブだもんな」

女「ふざけんな」

医者「そ、そうかい」

女「真に受けないでください」


108 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:26:11.51 ID:lGESGR9No
医者「強いて言うなら、女さんに少し不調が見られたかな」

男「確かに、最近不安がってたな」

女「な、なんで言うのよ」

医者「そうかい? 何かあるのかい?」

女「い、いえ……」

男「なんだよ」

女「うまく、行き過ぎているような気がして……怖いです」

医者「……そうかい。それはでも、大事な不安だ」

男「いいこと言うなぁ、先生」

女「茶化すな」


109 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:28:29.77 ID:lGESGR9No
医者「君たちはいま、成長期にあるんだ」

男「うん、確かに、女は胸も体格もよくなってきた」

女「いい加減にしないと怒るわ」

男「はい、そうですね」

医者「引き続き様子を見よう、『わくわく』はちゃんとつけてね」

男(略称は『わくわく』なのか)

女(ダセェ)




 
115 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 13:21:06.31 ID:PNHkkOlIO
一日30レス目安に投稿中です。

これまでの主な登場人物
男:投げやりな性格。実は調子こきのエロ野郎。
おっぱいがあれば何でもいいかもしれない。

女:不幸な寄生人少女。最近、体が成長。
自分では無感動な性格だと思っているがそうでもない。

医者:医者。

叔母:男の叔母。女母と関係?

男友:調子こきは男と同じ。必死すぎてキモイと専ら評判。
宿主の兄がいる。

女友:メガネ。正義感が妙な方向に行くタイプ。
あと巨乳。
どうでもいいけど主要キャラみんな友達少ない。

保険医:特になし。

じゃあ今夜も8時頃から。




 
117 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]投稿日:2012/01/19(木) 15:47:11.90 ID:apR+DyRyo
今思ったけど妊娠したら色々とすごいよな


118 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国)[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 18:22:24.93 ID:ziO+6n/AO
>>117
その前にどういう風に行為するのかが気になる。

太ももくらいから埋もれてるなら、バックも行けるしなんとか正常位も行けるが……

ただし、男がうつ伏せで寝てる上で彼氏が腰振らないといけないが。


119 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 19:45:46.13 ID:wzcgsL3Jo
>>118
>>1で書いてありますが、基本はお腹が宿主の背中にぴったりくっついている状態だとお考えください。
また
>>56にあるように、性器や排泄器官が出来ている女が特殊なんですが、
お腹から下の部分を突き出すようなことは、十分可能です。

うん。何を言っとるのかね?


120 名前: ◆WPwc2pN1N6[saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:02:14.75 ID:wzcgsL3Jo
男友宅。

男友「よ、よく来たな」

男「こんにちは」

女「よろしく」

男友「ち、ちょっと居間で待ってくれ。兄貴、たち、呼んでくる」タタッ

男「緊張してるな」

女「緊張してるわね」

男「お呼ばれは初めてなんだ」

女「あんたも緊張してるの?」

男「イエス、シスター」

女「誰が妹じゃ」


121 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:02:49.66 ID:wzcgsL3Jo
ぬっ。

長髪「……」(上の人)

友兄「……」(下の人)

男「でけぇ」

女「頭ぶつけないのかしら」

男「それはお前もだろ」

女「男の背は低いから」

男「……」

男友「あ、兄貴、たち、これ俺の学校の友達」

男「これ扱いとな」


122 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:03:38.62 ID:wzcgsL3Jo
長髪「……へぇ。性別違いの寄生人なんて始めて見た」

男「珍しいんですかね、やっぱり」

長髪「ずいぶん、口が回る宿主だな」

女「……初めまして」

長髪「初めまして、お姉さん」

友兄「……」

男「ああ、俺も初めまして。友達の男です」

友兄 コク

男(大丈夫か、この人)

男友「あ、あ、俺、飲み物取ってくるよ!」

長髪「三人分でいい」

男友「知ってるよ!」


123 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:04:19.72 ID:wzcgsL3Jo
長髪「調子はどうだい? 性別が違うと不便もあるだろ」

女「そうでもないです」

長髪「口が回るところを見ると、まだうまく行ってないのか?」

女「……なんのこと?」

長髪「ああ、これは失礼した」

女「私たちはそれなりにうまく行ってますけど」

長髪「……くひっ、ふぁっはっは!」

男「なんか面白いやつだな」

長髪「お前には言われたくない」

友兄 コク

男友「お茶、持ってきたぜ!」


124 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:04:46.55 ID:wzcgsL3Jo
男友「えーとな、寄生人同士だったら、いろいろ分かることもあると思って」

長髪「あっそ」

女「何様ですか? 態度でかすぎでしょ」

長髪「……あんたは、率直に言いすぎだな」

男「おいおい、態度がでかいことにかけて、俺を忘れてもらったら困る」

男友「俺もだ!」

友兄 コク

男友「あ、兄貴!? 同意はしなくてもいいんだよ!」


125 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:05:24.60 ID:wzcgsL3Jo
長髪「おい、ちょっと取ってくれ」

友兄「……」ぐいっ

長髪「ん」ゴクッ

男「へー、寄生人の方も飲むんですね」

長髪「そうだ。体はつながってるからな」

男「女は飲んだり食べたりしないよな?」

長髪「それは良くないよ、お姉さん」

女「……ヘソ管を伸ばすためですが」

長髪「ああ、初期の頃はね」

男友「で、でも、食事は大体兄貴が取ってるだろ」

友兄「うん」


126 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:06:11.71 ID:wzcgsL3Jo
男「女は最近まで、ほとんど寄生せずに生活していたんですよ」

長髪「そうなの、お姉さん」

女「その呼び方はやめてください」

長髪「失礼。でも、そうすると大変だね、いろいろ勝手が違って」

女「そうでもないです」

長髪「そう? でもしばらくは我慢しないと難しいだろう」

女「そうでもないです」

長髪「それは、あなたがまだよく知らないからだよ」

男「で、お兄さん方はよく知ってるんですか?」

友兄「ああ」

長髪「そうだな」


127 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:06:56.22 ID:wzcgsL3Jo
男「たとえば?」

長髪「そうだな、寄生人の能力はエンジンが二つ積んであるようなものだからな」

男「ほう、すごく速く動けたりとか」

長髪「それは揺れるからちょっと難しい」

男友「難しいのかよ」

長髪「うるさい。その代わり、長く運動できる」

女「……」

男「あー、確かに、女を乗せてるのにたくさん筋トレできますよね」

友兄 コク(力こぶをつくる)

男「やべー、ムキムキだよ、さりげなく」

長髪「……」


128 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:07:24.48 ID:wzcgsL3Jo
男友「その、困ったこととかは、ないんですか」

女「そうね。男がセクハラしてくることかしら」

男「最近はそうでもないだろ」

長髪「それはけしからん宿主ですな」

女「でしょう?」

友兄 コク

男「お兄さん?」

友兄「……女の子は、大切に」

男友「そ、そうだぞ!」

男「やべぇ、諭されたよ。感動的だな」

長髪「何言ってんだお前」


129 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:07:58.76 ID:wzcgsL3Jo
女「で、長髪さんはないんですか」

長髪「俺か? 俺は特にないな。今は順調だ」

男「お兄さんは?」

友兄「ない」

長髪「ないってよ」

男「いや、聞いてるのはお兄さんだし」

長髪「……な、なんだよ」

男「じゃあ、好きな女のタイプは」

友兄「やさしい子」

長髪「……巨乳」

男「長髪さんは分かってますね」

女「男友くん、こいつら殴っていいわよ」

男友「お、おう!?」


130 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:08:29.11 ID:wzcgsL3Jo
長髪「そういや、大学のレポートがあるんだったっけな」

友兄「ああ」ガタッ

男友「そ、そうか」

男「またお会いしましょうや」

女「……」

長髪「ああ、そうだ、お姉さんちょっと」

女「なによ」

長髪「……」ボソボソ

女「はあ?」

長髪「もうしばらくの辛抱だと思うけどね」

女「……」

男「おいおい、秘密話は俺にもしてくれよ」


131 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:09:01.84 ID:wzcgsL3Jo
長髪「じゃあ」

友兄「ちょっと待った」

長髪「!?」

友兄「……男くん、女さん」

男「はい、何でしょう」

女「あ、はい」

友兄「今日は来てくれて、ありがとう」

男友「あ、兄貴」

友兄「……これからも、男友と長髪をよろしくお願いします」

長髪「……」


132 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:09:37.11 ID:wzcgsL3Jo
男「いいお兄さんだな、ちょっとおかしかったけど」

女「……」

男友「……」

男「なんだ、二人して黙っちゃって」

男友「ありがとう、二人とも」

男「な、なんだよ、お前まで頭下げて」

男友「兄貴が、あんなにしゃべるところを見たの、久しぶりなんだ」

女「それ……病気でしょ」

男友「そうかもしれない。あいつがいるようになってから、だんだんそうなっていった」

男「ふーん」

男友「あ、女さんを非難するわけじゃないんだ」

女「いや……」


133 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:10:14.21 ID:wzcgsL3Jo
男友「俺、兄貴がおかしくなったのは、寄生人のせいだと思ってたんだ」

男「うん、なんだかんだで、あいつ性格悪そうだったしな」

女「……」

男友「でも、お前らは全然仲良く見えるし、兄貴も……長髪をよろしくって言ってた」

男「そうだっけ?」

女「あんた、本当に人の話を聞かないわね」

男「ああ、そういえばなんか病院でも、仲が悪いと調子も悪くなるって言ってたぜ」

男友「そ、そうなのか。だったら、なおさら俺も仲良くなりたいな」

女「そう……」

男友「ともかく、ありがとう」


134 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:13:30.99 ID:wzcgsL3Jo
帰り道。

男「いやあ、大学生つっても大して変わらんな」

女「……そう?」

男「機嫌悪いな。なんか言われたのか?」

女「なんでもないわ」

男「長髪のあいつ、女に色目使ってなかったか」

女「あー……そうかもしれないわね」

男「ちょっといらっとするわー」

女「なに、嫉妬してるの?」

男「そうかもな。確かに上から目線だったし」

女「からかいがいがないわね」


135 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:17:02.02 ID:wzcgsL3Jo
男「でも、あれだな。お兄さんにもっと見せてもらえばよかったな」

女「何をよ」

男「いや、腹筋とか。絶対割れてるだろ、あの人」

女「あんた見境がないの?」

男「いやいや、男だったら割れた腹筋、膨らんだ腕、しなやかな脚を見たいに決まってるだろ」

女「理解不能ね」

男「女、オリンピックとか世界陸上とか見たことないの? 短距離選手とかすごいんだぜもう」

女「……この話、引っ張るの?」

男「あ、プロテイン買ってこうかな」

女「おいお前」


136 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:18:01.32 ID:wzcgsL3Jo
学校。

男「つーことがあってさ」

女友「そ、そうなの」

男「なんていうか、すごい筋肉だったよな」

女「そこじゃないでしょ」

女友「でも、すごいね。男友くん」

男「そうなのか?」

女友「だって、家族に寄生人がいて、仲が悪くなったら、やっぱり難しいよ」

女「そう……かしらね」

男「お前、俺たちを前にして」

女友「あ、あああ、ご、ごめんなさい」


137 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:19:00.46 ID:wzcgsL3Jo
女友「あのー、あのさ、私も、言っていい?」

男「なに? 今度は女友の恥ずかしい話が聞けるのか」

女「おいお前」

男「冗談ですってば」

女友「あ、はは。二人を見てると、なんていうか、まごまごしてた自分が馬鹿みたい」

女「まごまごってどういう意味よ」

男「孫が二人、つまり、おばあちゃんになった気分という意味だ」

女友「本当に馬鹿みたいですよねぇ」ユラッ

男「じ、冗談だ。冗談だから、その拳をしまってくれ」

女「女友ちゃん、私がやつの腕を押さえるわ」

男「ちょっと、二人掛かりは卑怯だ!」


138 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:19:30.75 ID:wzcgsL3Jo
男「……」ヒリヒリ

女友「あのね、私の親戚にも、寄生人がいたの」

女「そうなの」

女友「もう、亡くなっちゃったんだけど、うちの両親も、結構ひどいことを言ってて」

男「つまり、俺のようにいじめられていたと」

女「あんたは自業自得でしょう……?」

男「へい! そのとおりです」

女友「続けてもいいかなぁ」ユラッ

男「拳をしまってくれ!」


139 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:19:58.94 ID:wzcgsL3Jo
女友「それで、私、そんなのおかしいって思って、その……学習会とかにも出たのよ」

女「へえ……」

男「……叔母さんがいろいろやってたなそういえば」ヒリヒリ

女友「それなのに、その、実際、女ちゃんに会ったときは」

男「悲鳴を上げたな」

女「……」

女友「ごめんなさい! 謝り足りないくらいだと思うけど」

女「気にしてないって」

女友「ううん。でも、それから、いろいろ考えたんだ」

男「何をだ」

女友「どうすれば正しく寄生人の人たちと付き合えるのかって」


140 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:20:26.55 ID:wzcgsL3Jo
女「……馬鹿じゃないの」

女友「うっ、また、直接言われると、傷つくなぁ……」

男「言葉の暴力がきついな」

女「人付き合いに正しいも間違いもないでしょ」

女友「うん……あのね、私、寄生人以前に、普通に友達もいなかったの」

男「俺と同じか」b

女「私とも同じね」b

女友「そ、そうだね! みんな、みんなボッチだったんだね!」

男「帰っておいで、女友ちゃんや」


141 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/19(木) 20:20:54.02 ID:wzcgsL3Jo
女友「ケータイ見たでしょ? 委員長だったとき、文化祭の準備で連絡取る名目で、みんなにアドレス教えてたの」

男「ああ、男友の」

女友「でも、それで連絡が来たことなんて、あのときまで一度もなかった」

女「……」

女友「だから、その、今、すごくうれしいかな」

男「そうか。俺と付き合っちゃう?」

女友「タイプじゃないし……」

男「冗談だから」

女「殴っていいわよ」

女友「よぉし、友情アタックだよね」

男「おい、俺への友情はないのかよ!」


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[ 2012/02/06 21:31 ] 男「」or女「」 | TB(0) | CM(0)
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