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男「俺の背中に女の子?」1/3

男「俺の背中に女の子?」


男「俺の背中に女の子?」



1 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:22:13.75 ID:zphkjF/X0
男「……」

女「……」

男「あー」

女「なに?」

男「すっげぇキモい」

女「怒るよ」


女の頭が、男の上に一つ分乗っている。

起き上がってみると、ずっしりと重量を感じた。
振り向こうとすると、女の腹が、男の背中にぴったりとくっついているのが見える。

いわゆる「寄生人」だ。

SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1326716533(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)




元スレ
男「俺の背中に女の子?」
SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPService掲示板



2 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:24:48.80 ID:zphkjF/Xo
<注意点>

・キモい。
・差別的内容を含むかもしれない。
・途中まで書き溜めあり。
・嫌な予感がしたら逃げろ。

適当にお願いします。


3 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:25:29.91 ID:zphkjF/Xo
―――――――――――――――
医者「安全のために、手術が必要になるけど」

男「はあ」

医者「大丈夫、これまでも何件か手術してきたけど、みんな無事に退院したよ」

男「へえ」

医者「……君の場合は、異性同士だから、少し特殊なケースかもしれないが」

男「そうですか」

医者「ただ、事前の検査では非常に相性が良かったんだ。本当に特殊だな……」

男「寄生人でしたっけ?」


男も聞いたことはあった。

元は生まれたときに、双子の赤ん坊の一人が背中に張り付いていたのが始まりだ。
医者が慎重に引き剥がそうとすると、ヘソの部分に管が伸びていて、
もう片方の背中にねじ込まれているのが分かった。

それから、何人か同じようなケースの子どもが生まれた。

寄生人は、他人の背中に寄生しないとなかなか生きていけない。
声や思考は人間並みだが、内臓が弱く、宿主の相手から養分をもらわないといけない。


4 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:26:23.60 ID:zphkjF/Xo
宿主が拒絶することはしばしばあった。
そりゃそうだ、気持ちが悪い。重い。疲れる。

手術して引き剥がすと、背中に穴が開いているような感じになって、
その穴をふさがねばならず、とにかく寄生人は嫌われた。

まあ、一方で「かわいそう」という声の下、宿主募集がボランティアグループに呼びかけられた。

男は別に宿主の意思表示をして病院に来たわけではなかったはずだが、
どうやら親戚のおばさんにはめられたらしい。


男「……まあ、いいっすよ」

医者「未成年だから、一応、ご両親の了解は必要になるけど」

男「俺は両親いないんで、おばさんに言ってください」

医者「あー、実は、了解をもらってるんだ」

男(やっぱり)

医者「それじゃあ、早速、今日にでも入院して―――」

男(まあ、どうでもいいや)


手術は成功した。

――――――――――――


5 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:27:36.74 ID:zphkjF/Xo

男「想像以上だった」

女「何が?」

男「まあ、いいや。もう退院できるのかな?」

女「健康指導とかあるでしょ。2人前になったわけだし」

男「1.7人前くらいじゃないかな」

女「それもそうね。足がないし」

男「……冗談なんだが」


医者「宿主の君がたくさん食べたり、動いたりしないといけないんだ」

男「そうですよね」

医者「寄生者の女君は、きちんとフォローするんだよ」

女「……はい」

医者「あと、都合の良いときだけ二人扱いしたり、一人扱いになったりすると思うし……」

男(やらない方が良かったかな)

女「やらない方が良かったわね。男」



6 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:28:10.66 ID:zphkjF/Xo
女「ここがあなたの家?」

男「ああ。一人暮らしなんだ」

女「女を連れ込むなんて」

男「両親がいないから仕方ないだろ。親権者は別の家だ」

女「冗談なんだけど?」

男「……」


男「服はどうする?」

女「腰の部分まで隠れればとりあえず」

男「下着は?」

女「一揃い用意してもらってるから」

男「トイレは?」

女「私は必要ないわ。内臓も弱いから食事も難しいし」

男「お風呂は?」

女「振り向いても全部は見えないわよ」

男「つまんない」

女「殴られたい?」


7 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:28:38.03 ID:zphkjF/Xo
男「今日はもう寝よ」

女「ちょっと、お風呂ぐらい入りなさい」

男「面倒だ」

女「二人分の垢が」

男「……」

女「二人分の汗が」

男「入ります」


カポーン。

男「頭たのむわ」

女「……どこかかゆいところはありますかー?」ワシャワシャ

男「ちんちん」

女「自分でかけ」

男「肩もたのむ」

女「それより、もっと頭下げて。鏡見えない」

男「重いよ。あとおっぱい当たる」

女「殴られたい?」


8 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:29:05.60 ID:zphkjF/Xo
男「ご飯つくるか」

女「遅いわ。もう寝ましょう」

男「うるさい黙れ」

女「退院したばかりだから、急に食べるものじゃないわよ」

男「なんか腹減るんだ」グー

女「じゃあヨーグルトとか」

男「無いな。買いに行くか」

女「あんた度胸ありすぎ」


コンビニ。

店員「しゃーせ……?」

女「めっちゃ見てるじゃない」

男「やること無くて暇なんだろう」

女「いや、目立ってるわ」

男「寄生人はもう珍しくないだろ」

女「十分珍しいでしょ」

店員「しゃーせ」


9 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:29:31.89 ID:zphkjF/Xo
店員「しゃーせ(375円になります)」

男「チキンも買っていい?」

女「あんたが食うんだから、と言いたいけど、油ものは夜はやめなさい」

男「お母さんみたいだね」

店員「ちょっず(1000円をお預かりします)」

男「肉まんは油ものなん?」

女「肉まんは蒸してるんだからそんなに使ってないでしょ」

男「……。まあ、いいか。今日は」

店員「あしたー」


10 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:29:59.55 ID:zphkjF/Xo
男「女は俺の前の宿主とかいるの?」

女「あー、私は元々寄生せずに生まれちゃったのよ」

男「ふーん」

女「一応、何人か試してみたんだけど、相性が悪くて」

男「そうなんだ」

女「あんた、自分から聞いといて興味なくしてるでしょ」

男(牛乳をストローで飲んでいる)

女「怒るよ」


11 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:30:29.86 ID:zphkjF/Xo
男「道すがら、結構見てたな通行人」

女「だから目立つって言ってるじゃない」

男「学校行くの嫌だな」

女「……普通校にまだ通うつもりだったの?」

男「なんで?」

女「寄生人用の特別支援学校とかないのかしら」

男「あー」

女「あーじゃない」


12 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:30:57.26 ID:zphkjF/Xo
男「まあ、どの道転校手続きとかいるし」

女「そもそも学校はあるの?」

男「どうでもいーよ。もう今日は遅いし」

女「おい」

男「なんか食ったら眠くなってきた」

女「なんか全体的にいらっとするわ、あんた」

男「そうなんだ」


何事もなく、二人は眠った。


13 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:46:55.93 ID:zphkjF/Xo
キンコーン。

女「マジで学校来ちゃった……」

男「何言ってるんだ? 学校が珍しいわけでもないだろ」

女「珍しいよ。私、病院生活だったし」

男「えーと……生きてりゃいいことあるよ」

女「別に励ましてほしいんじゃないんだけど」

男「じゃあなんだよ」

女「……予鈴が鳴ると授業が始まるんじゃ?」

男「おうっ」


14 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:47:21.49 ID:zphkjF/Xo
ざわざわ。

男「まずいな」

女「……目立ってるわね」

男「そうじゃない。後ろの人が黒板見えないだろ」

女「バカじゃないの?」

男「困ってますよね?」くるり

メガネ「え、あ、はい」

女「……」

男「冗談だ。髪の毛引っ張らんでくれ」


15 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:47:47.81 ID:zphkjF/Xo
女「なんかみんな遠巻きね」

男「やっぱり珍しいんだな」

女「あんた、友達とかいないの?」

男「リアルにいない」

女「ああ、そう」

男「……」

女「じ、実は、私も……」

男「病院暮らしなら当たり前だろ、バカか」

女「よし、殺そう」


16 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:49:27.66 ID:zphkjF/Xo
ガラッ。

教師「おー、男いるか?」

男「はあ、いますが」

教師「ダメだろ、何も言わずに教室来たら」

男「事務室のおばちゃんがとりあえず教室行けって」

女「あんたが何も説明しなかったからだと思う」

教師「うおっ?! しゃべった!」ビクッ

男「そりゃしゃべりますよ」

女「傷ついた。謝罪と賠償を請求する」


17 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:49:55.08 ID:zphkjF/Xo
教師「とにかくな、とにかく、このまま通わせるのはまずいよ」

男「こりゃあ人種差別ですなぁ」

女「なんで他人事なの」

教師「親御さんはその……」

男「いませんね。叔母さんに電話しときますよ」

教師「そ、そうか。一応、今後の対応を相談するから」

女「おい、いま、大事なこと言ってるわよ」

男「え?」プルルル


18 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:50:28.12 ID:zphkjF/Xo
下校。

女「この学校辞めるの?」

男「どうかは知らんけどー、叔母さん、電話口でマジ切れよー?」

女「ああー、すげーうるさかったわ」

男「退院したことも知らせないでとか」

女「そりゃあんた、それくらい知らせなさいよ、生活費の問題もあるし」

男「生活費……?」

女「私の分も食べないといけないじゃない」

男「あーっ、なんか今吸われている感じがする!」


19 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:51:03.58 ID:zphkjF/Xo
男「そういえばさ、重大なことに気づいたんだけど」

女「なに?」

男「女の親御さんはどうしてるの?」

女「『キメェー!』って言って母親は私を捨てた。らしい」

男「ちょっとマッドな人なんだね」

女「父親も育児疲れで蒸発した。らしい」

男「ああー、実は生きてて後で登場するのが一番まずい可能性だよね」

女「あんたが友達がいない理由がよく分かるわ」


20 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:51:31.57 ID:zphkjF/Xo
男「いや、俺は両親死んでるし、女を背負っても文句言われないけどさ」

女「誰か口出してくるって言うの?」

男「たとえばの話よ。寄生人には補助金出るんだべ」

女「……」

男「なんで黙るの?」

女「いや、あなたの叔母様を悪く考えたくは無いけど……」

男「急に叔母様とか言い出すとキモいよ?」

女「気を使ってるんだろうが」


21 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:52:04.33 ID:zphkjF/Xo
帰宅。

叔母「……まったく、この子ったら何にも言わないんだから」

女「そうですよねぇ」

男「何この構図」

叔母「とにかく、何にも言わずに学校に行ったら周りにも迷惑でしょう?」

男「まあ、叔母さんに任せます」(どうでもいい)

女「……」

叔母「寄生人の集いとかあるし」

男「それは悪魔の儀式ですか?」


22 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:52:54.00 ID:zphkjF/Xo
男「そういや、寄生人を受け入れると、補助金出るんでしょ?」

叔母「はあ? ないわよそんなもん」

男「叔母さん、うそついても、ネットで調べたり、役所に尋ねればバレチャウンダヨ」

叔母「だったらそのネットとやらで調べてみなさい」

男(おい、女。なんか旗色が悪いぞ)

女(あれ? これミスった?)

男(おい)

女(私は悪くない)

男(おい)


23 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:53:21.55 ID:zphkjF/Xo
カチカチ。

男「……」

女「あ、これ」ヒョイ

男「おい! 急に手を出すなよ」

女「これこれ、国は全然無いけど、市から補助金出るわよ」

男「……ですってよ、叔母さん」

叔母「え?! 本当なの?!」

女「ただし、申請方式で、来年度からスタート」

男「……ですってよ、叔母さん」

叔母「……」ジトー


24 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:54:02.10 ID:zphkjF/Xo
叔母「まあ、とにかく、物入りだとは思うから……」

男「うおひょー、ここで通帳きた」

叔母「溜めておいたの。今度のこと、あんたに無理強いしたんじゃないかとも思ったし」

男「すげえ、桁がすぐには数えられんぞ」

叔母「生命保険でね」

男「コレなら、家も買えるんじゃね?」

叔母「やっぱり渡すのやめようかしら」

女「私が預かりましょうか?」

男「おい、ふざけんな」


25 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:55:33.12 ID:zphkjF/Xo
叔母「ケンカしないの」

男「急に降って沸いた話だったので動揺しました。ごめんなさい」

女「まあ、冷静な私に一任してくだされば」

男「がめついの間違いだろ」

女「男はなにか叔母様を疑うような言動も」

男「お前も疑いまくってただろ!」

叔母「……まあ、いいわ。これで女母ちゃんも安心だろうし……」

叔母「とにかく、何かあったらすぐ連絡しなさい」

男「あ、はい」

女(なんか普通にいい人だね)

男(悪いババァだと分かりやすかったんだが)


26 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:55:59.60 ID:zphkjF/Xo
叔母「そういや、あなたたち、どうやって寝てるの?」

女「当然、横倒しですよ」

男「寝返りを打つと頭をはたかれます」

叔母「……寄生人向けのベッドでも買う?」

女「いえ、そんな無駄遣いは」

男「おっぱい枕があるから大丈夫だよ」b

女叔母『……』


27 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:56:31.54 ID:zphkjF/Xo
男「くひのなはふぁひまひれ」

女「あんた、彼女できたことないでしょ」

男「……」

叔母「じゃあ、私は帰るわね……男、変なことするんじゃないわよ」

男(なぜ異性に寄生させた)

女「叔母様、いろいろとありがとうございます」

叔母「あはは、まあ、娘が出来たみたいね」


28 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:57:39.91 ID:zphkjF/Xo
男「帰ったか」

女「はぁー、緊張したけど、いい人でよかったわ」

男「意外と話してみるもんだな」

女「……話したこと無かったの?」

男「一人暮らしさせてくれー、くらいしか話したこと無かった」

女「社交性なさすぎて笑うわ」

男「うん? むしろ最小限の社交で切り抜けているという」

女「ことはないな」


29 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:58:17.37 ID:zphkjF/Xo
翌日。

男「とりあえず、保健室で自習みたいだ」

女「隔離ね。まあ、正しい選択だと思うわ」

男「客観的だなー、女の子なんだから友達ほしいとか思わないの?」

女「どうしたって上から目線になるじゃない」

男「……そ、そうだよね~」

女「冗談なんだけど」

男(テンションが分からん)


30 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/16(月) 21:58:47.53 ID:zphkjF/Xo
キンコーン。

男「お、予鈴なったぞ」

女「一限目は英語かぁ。私、英語やったことないのよ」

男「sou desu ka」

女「バカにしてるの?」

保健医「いちゃつくなお前ら」

男「うわあ、びっくりしたー」




 
33 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]投稿日:2012/01/17(火) 01:44:40.49 ID:V6UY6drH0

背中のどの辺りから生えてるんだ?


34 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage]投稿日:2012/01/17(火) 08:34:52.96 ID:EikfukIIO
>>33
見た目おんぶしてる感じです。



36 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[sage]投稿日:2012/01/17(火) 13:42:55.12 ID:7iDuv6zAO
叔母さんが酷すぎる

何も知らせずに寄生させるとか



37 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage]投稿日:2012/01/17(火) 18:33:53.52 ID:kuEUhhuIO
>>36
もっと酷くなるので、どうぞお楽しみを。

今日も8時くらいから投下します。


38 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:30:17.18 ID:YWD6HHbxo
保健医「……あのね、思春期の男女だから、盛り上がるのは分かるけど」

男「おい、俺たちは盛り上がってるらしいぜ」

女「お互いコミュ不足だから、しゃべり倒してつないでるに過ぎないのにね」

保健医「大体、宿主、寄生者の関係だったらセックスもできないじゃない!」

男「……これが恋愛脳か」

女「病院の外はガチでワンダーランドだった」


39 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:31:05.40 ID:YWD6HHbxo
保健医「とにかく、自習しててもいいけど、検査もするわよ!」

女「はぁい」

男(どうでもいいなぁ)

保健医「じゃあ、二人とも、まずは服を脱ぐ!」ワクワク

男「あんたが発情しとるやないか」

女「これは罠よ。突っ込んだら負け」


40 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:31:23.58 ID:YWD6HHbxo
キンコーン。

男女『……』ぐったり

保健医「本当に循環してるっぽいわね。なんだかすごいわ」

男「学校で血まで採られるとは思わなんだ……」

女「バストサイズまで……病院でやってほしいわ……」

保健医「それじゃあ、また午後もがんばってねぇー」

男「くうっ、腹が減ってきた」

女「私ですら空腹を感じる……」


41 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:31:49.74 ID:YWD6HHbxo
ダダダッ

クラスメート「おい、寄生人ってマジか?!」ガラッ

男「誰だ?」

女「誰?」

クラスメート「クラスメートだよ!」

男「見ろ、有名になって知らない人が寄ってくる効果を」

女「わ、私、人見知りが激しくて……」

クラスメート「同じクラスじゃん!」

女「……冗談に突っ込まれない」


42 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:32:16.80 ID:YWD6HHbxo
クラスメート「いやあ、兄貴が寄生人だったけど、大学行ってるからよく知らなくてさ」

男「見ろ、勝手に親近感を持たれてるぞ」

女「待って、これは友人という名のパシリをつくるチャンスだよ!」

クラスメート「お前らひどい」

男「よし、見知らぬ友人よ、『ウルトラジャンボ焼きそばパン』を頼む」

女「メニューで見たけど、『ダイナミックサラダスペシャル』も」

友「おい」


43 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:33:15.53 ID:YWD6HHbxo
友「買ってきたぞー」

男「マジで買ってきたよ」

女「友達って便利なんだね。知らなかった」

友「おい、便利扱い?!」

男「腹へってしょうがないんだ」

女「はい、お金」

友「くそっ、ちょっと多めにもらっちまった!」

男「お駄賃にしていいぞ」

友「俺はバイトしてるっての!」


44 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:34:53.39 ID:YWD6HHbxo
友「それでな」モグモグ

男「この巨大パンを食いきるのが夢だったんだ」モグモグ

女「ほら、サラダも食べて栄養バランス取らないと」

男「今なら二人分食べなくちゃだから、いける」ヌグング

女「早食いは消化に悪いわよ」

男「豆乳」

女「ん」

友「仲いいな……寄生人って」


45 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:36:55.39 ID:YWD6HHbxo
男(豆乳をストローで飲んでいる)チュー

女「それで、何だ?」

友「あ?」

女「何か用があってきたんじゃないの?」

友「いやあ、昨日は笑いをこらえるのに必死で」

男「笑う要素なかっただろ」

友「お笑いだっただろ、急にコント始めやがって」

女「お笑いなのはあんたの顔だよ」

友「おい!? なんかこいつひでーぞ!」

女「冗談よ」


46 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:37:22.14 ID:YWD6HHbxo
友「それに、兄貴と疎遠になっちまってなー……」

女「寄生人のことが知りたいの?」

男「俺らも良く知らんのにな」

女「ん?」

男「え?」

友「いや、別に難しいことを聞こうと思ってるわけじゃないし」

女「何が知りたいのよ」


47 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:37:51.25 ID:YWD6HHbxo
友「なんか寄生してるとさ、性格とか変わる?」

女「そりゃあ、四六時中話し相手と一緒だからね」

男「ああ。確かにな、こんなに人と話すことなかったわ」

友「そういうもんかなー」

男「兄貴は宿主なのか? 寄生者なのか?」

友「宿主のほうだけど」

女「寄生者にお兄さんとられて嫉妬してるの?」

友「嫉妬……?!」


48 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:38:42.65 ID:YWD6HHbxo
男「あー、兄貴が大学行って、彼女作って、となると寂しいよな」

女「彼女じゃないし、ホモホモしいわね」

友「そんなわけあるかっ!」

女「冗談なんだけど」

男「俺は冗談じゃないが」

友「お、俺が兄貴に嫉妬するわけないだろ」

女「誰がお兄さんに嫉妬してるっていたのかしらね」

男「ね」

友「おいお前ら!」


49 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:39:45.28 ID:YWD6HHbxo
友「……と、とにかくだな、そういうんじゃないんだ」

女「初めて出来た男友達がブラコンで死にたい」

男「次のハードルは低くなると考えるんだ」

友「お前ら、マジでいい加減にしろ」

キンコーン。

男「もう予鈴だぞ。授業始まるぞ」

友「くそっ、覚えておけよ! あと、メアドとケー番あとで教えろよ!」


50 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:40:27.36 ID:YWD6HHbxo
男「……で、どうよ?」

女「どうよってなに?」

男「別の寄生人って会ってみたい?」

女「……別に」

男(まあ、どうでもいいか)

女「正直、今まではすぐに拒絶反応起きたし、結構必死だから」

男「ふーん」

女「聞いといてその反応はなんよ」ぎゅー

男「あてて、首、しめるな」


51 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:41:07.92 ID:YWD6HHbxo
キンコーン。

メガネ「男くん、いる?」

男「あい、います」

女「……」

メガネ「あの、掃除とかはいいって先生が」

男「特別扱いかー、うれしいような悲しいような」

女「わざわざ教えてくれて、ありがとう」

メガネ「ひっ、しゃべった」ズザッ


52 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:42:11.16 ID:YWD6HHbxo
女「……」

男「やっぱり二人でしゃべると怖いわな」

メガネ「ご、ごめんなさい」

女「そこのメガネよ……私を侮るな……」

メガネ「ひいっ」

女「私は男の栄養と知能を吸って成長していくのだ……」

メガネ「ひいぃ!」ダダダッ

男「おい」

女「冗談なんだけど」


53 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:44:29.78 ID:YWD6HHbxo
男「もう彼女は行ったぞ」

女「はぁ……」

男「落ち込んでるのか?」

女「そりゃそうよ」

男「いてて、頭をつかむな」

女「……ま、驚くか、指差して笑うかよね、普通」

男「見世物状態だからな」

女「ちゃんと寄生したのは始めてだけど、みんなこういう感じなのかな……」

男「おまけに、同性同士が普通らしいから、男の胸板枕で寝るんだよな……」

女「……」

男「罰ゲームだよな、それ」


54 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:45:36.62 ID:YWD6HHbxo
女「……正直、ちゃんと寄生できたことなかったから、想像できなかったのよ」

男「ふーん」

女「毎回手術のたびに拒絶反応が出て、結局、分離して」

男「へーえ」

女「男の人だけど、めちゃくちゃ相性がいいって言われても、ダメだと思ってたし」

男「なんかエロいなその言葉」

女「ちゃんと聞いてくれる?」

男「あててて、耳、引っ張るな、おい」

女「あんた、自分の問題でもあるでしょ」

男「俺は女の子でよかったなぁ」

女「こいつ……」


55 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:46:32.72 ID:YWD6HHbxo
女「他の人たちはどうしてるのかしらね」

男「やっぱり気になってるんじゃん」

女「そうね……」

男「会ってみるか? 今すぐじゃなくても」

女「うん……」

男「まあ、しばらくは体に慣れたほうがいいだろうけど」

女「ええ……」

男「女って自力で栄養が取れないはずなのにおっぱいでかいよな」

女「ぶん殴るわよ」


56 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:54:10.25 ID:YWD6HHbxo
――――――――――
女は当然ながら、双子で生まれた。

生まれたが、最初から寄生せずに、足が溶けたような状態で女は出てきた。
もう一人いたはずの「お姉ちゃん」がどうなったかは、女は知らない。
ただ、気がついたら点滴暮らしをしていた。

両親は女を置いて逃げ出した(としか思えない)。
少なくとも、漏れ聞く伝聞に頼るならば、世間体を気にして逃げたのだ、と女は理解した。

自分に嫌気が差したことはいくらでもある。
寄生する器官(いわゆるヘソ管)を引きちぎって、自殺を試みたこともあった。
ところがどうして、しばらくの間、女は異常なほど、成長をとげた。
他の寄生人はヘソから下が溶けてなくなっているような状態がほとんどである。
それに比べると、女は内臓や性器、尻の部分まで残っていたのである。

それがいっそう、自分が気味悪い生き物であるという感情につながった。
どうして寄生人など生まれたのか、思い悩んでいろいろと調べたこともある。


57 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 20:59:36.89 ID:YWD6HHbxo
……人間は自力で食べ物を得て、生活する動物だが、ある時期においては寄生的な生活を行うことがある。

胎児期である。

へその緒を通じて母親から栄養を頂戴するのは、まさに寄生動物である。
その時期に何かが起きて、他者に寄生する仕組みを作ったというのが寄生人発生の仮設になっている。

実際、寄生器官は腹部から伸びており、へその緒が変化したものであることは明らかだ。
(それゆえ、ヘソ管と呼ばれるのだから)
およそ腹部から下が欠けているような寄生人が多いのは、つまり、発生途中に原因があることの証左でもある。

問題はなぜそんな状態で生まれるのが、こうも増えてしまったのか。
それも、本来の人間よりも違った生き方の出来る存在として。

漁って読んだ本にはそこまで書いてあったが、それは女にはどうでもいいことだった。

……要するに、正常な人間の生まれ方ではない、ということを女は頭に刻んだ。


58 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 21:01:56.84 ID:YWD6HHbxo
一度、女は出来る限り「正常」に近づこうともした。

点滴をやめて、自分で物を食べるように努力した。
女の内臓や性器は他の寄生人より残っていたので、その機能を出来るだけ強化しようとした。
排泄も手伝ってもらって行うようにがんばった。

何度か手術も行った。

上半身は鍛えられるだけ鍛えた。腕で移動する人をテレビで見たからだ。
(乳房が大きくなったのも、上半身のトレーニングが原因ではないかと思われる)

だが、それでも限界はある。

最終的には寄生しなければ命が危うい、と宣告されたとき、女の心は折れた。
女は、自分は人間ではないのだ、と思うことに決めた。
――――――――――


59 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 21:02:50.05 ID:YWD6HHbxo
自宅。

男「それで、これで術後一週間くらい経つわけですが」

女「うん」

男「なんか変わったことありますか?」

女「ないわね。驚きだわ」

男「何で驚くの」

女「だってコレまではすぐに胸が苦しくなったり」

男「恋しちゃってたんじゃね?」

女「拒絶反応だよ」


60 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 21:06:45.69 ID:YWD6HHbxo
男「いやーでも、驚きだったね」

女「何が」

男「その、ヘソ管だっけ、マジでがっしり俺の体に刺さってんのね」

女「うん、一週間もすれば、宿主の体に受容器官を形成させて、エネルギーや排泄物のやり取りを」

男「難しい言葉は分からんけど、病院でいろいろ見せてもらって、甲斐はあったわ」

女「あんた、本当に適当ね」

男「そりゃあまあ」

女「私は命かかってるから」

男「そりゃそうか」


61 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 21:11:00.95 ID:YWD6HHbxo
男「なんか管も体の中で伸びてるみたいね」

女「にゅるっと入ってたわね」

男「はー……あ、そういえばさ」

女「なに?」

男「医者に言われて、こんなんもらったんだけど」

女「……『わくわく寄生生活日誌』?」

男「楽しそうだよね」

女「馬鹿にされてるでしょこれ」

男「対象年齢が小学生の高学年からなんだよなぁ」

女(……一人のときはこういうのなかったな)


62 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 21:11:56.57 ID:YWD6HHbxo
女「『やりたいことはありますか?』 こんなの記録に必要なの?」

男「俺はおっぱい枕できたから、特にないかな」

女「……」

男「あ、あの、無言でぐりぐりしないで」

女「私はメガネちゃんがしてたみたいに、化粧がしたい」

男「化粧か……」

女「出来れば下着とか服も探したい」

男「エンジョイする気満々だな。現在の期待度85パーセントくらいにしておこう」カキカキ

女「まあ、外に出たことなかったし」

男「仕方ないのぉ。オニイチャンがあちこち連れてったる」

女「わーい、お兄ちゃん優しい~」

男「悪寒が」

女「乗ってやったらこの扱いだよ」


63 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 21:12:24.40 ID:YWD6HHbxo
男「とりあえず風呂入るか」

女「うん」

男女 ぬぎぬぎ

男女 ガラッ

男「ふむ」

女「なに」

男「俺、女の子と風呂に入るときは『きゃーえっち!』とかそういうのを期待してたんだ」

女「最初にいいなよ」

男「うん、イベントをスルーしすぎたわ」


64 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 21:12:53.56 ID:YWD6HHbxo
女「……鏡はあまり見ないでよ」

男「それも今更だと思うわ」

女「まあ、異性の裸も、毎日入ってたら見飽きるものね。あんたちっちゃいし」

男「いやいや、今は小さいだけだよ」

女「ほんとに?」

男「うん。よーく考えたら、ほら、女って相当でかいほうだよね」ググッ

女「うわ」

男「こう、寄生人の女の子をレイプとかさ」ググッ

女「最悪」ぎゅう

男「くびしめやめて」


65 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 21:14:00.35 ID:YWD6HHbxo
女「なんでそういうこと思いつくかな」

男「手足がない女の子を、とかは昔からあるネタだから」

女「……聞かなきゃ良かった」

男「寄生人だったら倍お得! 的なAVも出回ってるらしいし」

女「よし、殺す」

男「お前から話振ってきたんだろ」

女「……私、そういうの考えもしなかった」

男「悪かったよ、ごめん」

女「男の人ってみんなこうなん?」

男「装飾系とか、いるらしいよ」


66 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 21:15:10.96 ID:YWD6HHbxo
女「でも実際、できないよね」

男「なにが?」

女「いやあの、あれ」

男「あー、まあ、俺は出来るけど、こう女の子と向かい合ったらさ、見てるわけだよね、女が」

女「うん」ジー

男「やり方次第では目をあわせないようには出来るけどさ」

女「う、うん」

男「まあ、よく考えたらそんな物好きはいないわな」

女「リアルコブつき」

男「二倍楽しめる彼氏」

女「女の子に揉ませる気なの?」

男「あー……二倍楽しむ彼氏」

女「ただのクズね」


67 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 21:15:39.02 ID:YWD6HHbxo
男「ていうか、女の方はできるの?」

女「なにが?」

男「いやその、あれだよ。サクセス的な」

女「まあ、一応ついてるしね」

男「ほう」さわっ

女「いやあああああああ!」がんっ

男「おうっ」


68 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 21:16:43.22 ID:YWD6HHbxo
ちょっと休憩。

まだ書き溜めあるよ!


69 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 21:59:25.42 ID:YWD6HHbxo
湯上り。

男「お前、浴室で宿主を気絶させるとか」

女「あんたが最低で最悪だからよ」

男「ごめんて。調子に乗りすぎた」

女「乗りすぎよ!」

男「ごめんなさい。今度、ちゃんと服も化粧品も新しいの買うから」

女「モノで許されると思うの?」

男「……じゃあ、それはやめにして」

女「それもないならもっと許さない」

男「そ、そうですか」


70 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 21:59:46.08 ID:YWD6HHbxo
男「本当に悪かった。女の子だもんな」

女「それだけじゃない」

男「あえ?」

女「……やられるってことでしょ、私も」

男「……」

女「こんな心配、病院にいるときはしたことなかった」

男「まあ、その辺は、俺も気をつけるよ」

女「うん……」

男「ちゃんと守るよ」


71 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 22:00:25.24 ID:YWD6HHbxo
女「まあ、それはそれとして。服とお化粧道具」

男「つい冗談が口からほとばしってしまいまして」

女「絶許」

男「なんだろう、あきらめの多かったあの頃より、なんだか涙が出てくる」

女「でも、あなたにお化粧とか服とかは分からないだろうし」

男「そ、そうだなー、叔母さんでも呼んでくるか」

女「それはさすがに……でも、雑誌もあまり参考にならないし」

男「そうなのか?」

女「なんか良く見てると、そんなに雑誌どおりにやってる人っていないし」

男「そりゃ、メイク雇ってるモデルとは違うしな」


72 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/17(火) 22:01:50.08 ID:YWD6HHbxo
女「参考になるような、近い人っていないのかしらね」

男「クラスの人に聞いて見れば?」

女「……私たちのクラスはいま、保健室じゃない」

男「そうかもしれんが」

女「あと、あなたに女の子の友達っていたの?」

男「ああ、男友達どころか、前いたクラスメートの名前も分からん」

女「でしょうね」

男「そんなことないよって突っ込んでくれよ」

女「友達は?」

男「いなーい」

女「彼女も?」

男「いなーい、ってやらせんな」


74 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]投稿日:2012/01/18(水) 00:12:22.16 ID:RWMx/lMp0
乙。話がこれからどう転がっていくのか分からんが、期待!


75 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]投稿日:2012/01/18(水) 10:47:25.95 ID:45pRVW/IO
背中でヤられたらって考えたらNTR感やべぇ……


76 名前: ◆WPwc2pN1N6[]投稿日:2012/01/18(水) 18:40:55.34 ID:SlLF/mSIO
>>74
寄生ものにありがちな展開で、読みやすいと思いますが…頑張ります。

>>75
どっちかってーと、男がノリノリになるかなぁ。


彼氏「入れるぞ…」

男「おうっ」

女「彼氏くん、それ男の尻穴」

彼氏「す、すみません」

男「もう、しっかりしてくれよ」

ハハハハ

彼女「なにしてるのあんたら……」


カオスですね。なかったことにします。

今夜も8時頃から。


77 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 19:59:13.66 ID:lGESGR9No
休日。

男「というわけでだ」

男友「はい?」

女「というわけよ」

メガネ「ど、どういうわけ……なんです?」

男「実は俺のケータイの連絡帳にあったメアドは友のしかなかったんだ」

女「そこで、男友くんの交友関係で、女の子を紹介してもらった」

男友「まあ、俺も委員長くらいしかメアド知らないし」

メガネ「あ、あの……」

女「うん」ジー

男「観察してるな」

男友「そ、そうだな」


78 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 19:59:48.90 ID:lGESGR9No
メガネ「この間は……すみません」

女「気にしてない、です。今日はいろいろご教授お願いします」

メガネ「あ、あ、はい!」

男友「あーダメダメ、メガネちゃんはいつもそうやってへりくだる」

男「そうだな、女はメンタル弱いから、威圧的に出れば倒せるぞ」

女「おいお前」

メガネ「え……ええ?!」

男友「寄生人と友達になるなんて、いい経験だろ?」

女「また、友達という便利な人間関係を得てしまうのね」

メガネ「え、えと……ええ?!」

女「冗談よ」


79 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:00:16.98 ID:lGESGR9No
女「でも、友達になりたいっていうのは本当。あの、なって……くれる?」

男「こんな醜い私と~♪」

女「黙れ」

男友「まあその、わざわざ来てくれたんだし、嫌って訳じゃないだろ」

メガネ「そ、それは……」

女(まさか嫌なのに来たの?)

男「まさか、嫌なのに来たのか?」

女「口に出してどうする」


80 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:01:03.37 ID:lGESGR9No
メガネ「あの、その……前のときのこと、謝らないとって思って」

女「ああ。想定の範囲内だったし」

男「気にしすぎだよな」

女「あんたは気にしなさすぎ」

男友「なんかあったのか?」

男「メガネちゃんが女を見て『化け物ー!』と」

女「捏造すんな」

メガネ「ね、捏造はやめてください!」


81 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:01:34.35 ID:lGESGR9No
メガネ「わ、私、自分はそんなの気にしないって思ってたのに、ひ、ひどい態度取っちゃって……!」ポロポロ

男(なぜ泣くし)

女「あんた、責任取りなさいよ」

男「お、俺が取るのかよ」

女「あんたが追い込んだようなものだし」

メガネ「ちがう、違うんです、私がいけないんです……!」グスッグスグス

男「えーと、分かった!」

男友(結局何があったんだよ)


82 名前: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]投稿日:2012/01/18(水) 20:02:01.38 ID:lGESGR9No
男「そんなに気にするなら、俺と女の彼女になってくれよ!」

メガネ「それはいやです……!」ボロボロボロ

男友「否定されたな」

女「否定されたわね」

男「ああ、お断りですらなかった」

メガネ「ご、ごめんなさい、でも、安易にその……」

男「分かったよ、じゃあ、将来的に検討してくれ」

女「いい加減にしてくれない? 買い物に来ただけなのに」

男友「まったくだ。俺の居場所がないし」

男「お前ら……」


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