FC2ブログ

↑アローズ速報↓/SSまとめ

VIPなどのSSまとめInアロ速

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

男「ただいま」 猫「ああ、お邪魔してるぞ」3/3

男「ただいま」 猫「ああ、お邪魔してるぞ」


男「ただいま」 猫「ああ、お邪魔してるぞ」



208 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 00:06:07.13 ID:odwdBYuh0
翌日 午前

男「む・・・」

猫「起きたかの?」

男「ああ、お早うございます」

猫「うむ。身体の調子はどうじゃ」

男「ええ、快調です」

猫「何よりじゃ。それで、どういう装備で乗り込む気じゃ?」

男「え?ええと・・・あ、木刀と竹刀が一本ずつ、それにガスガンがあります」

猫「・・・。それで神に立ち向かうと?」

男「・・・はい」

猫「・・・まぁ無いよりマシか。さて朝飯にしよう。力をつけねばの」

ちょっと風呂入ってくるわ



 
元スレ
男「ただいま」 猫「ああ、お邪魔してるぞ」






213 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 00:17:22.67 ID:odwdBYuh0
雪女「風呂くらいいいじゃんかよー」

男「まて、その理屈はお前が言うとおかしい」

ただいま 再開しますわ


215 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 00:21:33.30 ID:odwdBYuh0
男「でも実際、マサムネにそれと昨日のシロみたいなやつがわんさか居るんでしょ?」

猫「恐らくじゃが。仲間が全員ああいう状態だと考えると、それなりに厳しい戦いになると想定できるの」

男「ガスガンじゃ豆鉄砲程度か・・・」

猫「じゃろうな」

男「でも他に武器なんて」がさがさ

男「・・・ん?」

猫「なんじゃ?」

男「・・・妙案が浮かびましたよ。ちょっと買い物に行ってきます」

猫「??」



 
217 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 00:24:38.59 ID:odwdBYuh0
決戦の日 午後

男「ただいま」

猫「・・・んむ?ああ、帰ったのか、随分遅かったの」

男「寝てたんですか。ええ、ちょっと遠出になってしまいましたから」

猫「それで、何をこしらえてきた?」

男「ふふ、ネコさんにも内緒ですよ」

猫「何じゃと」

男「大丈夫です、絶対に効きますから。でも、ネコさんにも効いてしまいますので」

猫「・・・?」



 
225 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 00:31:42.54 ID:odwdBYuh0
EX 同じ頃

女「あそこか・・・、猫の本拠地は」

?「関ァ心しないな、お譲ちゃん、抜けェ駆けは禁止だろうにィ・・・」

女「・・・貴様か。この真昼間に蝙蝠傘とは、何の冗談だ?」

?「吸ゥ血鬼はァ、本来闇の生き物だァ・・・。それを無ィ理やり動かすとなればァ、こうもなるねェ・・・」

女「何の用だ吸血鬼」

?「この国での名前はァ凶だァ・・・。覚えておくがいい、月島ァ夕葵ィ・・・」

月島「・・・」

凶「簡ン単なァ話よ・・・。一匹のォ猫が今夜ァ、ここに襲撃をかけるゥ・・・。それまでここに手を出すなァ・・・」

月島「何だと」

凶「それがァ一番いい戦いになるゥ・・・。邪魔はさせェん。どうしてもというならばァ・・・私が相手だァ、小ォ娘・・・」

月島「・・・ふん、手負いの吸血鬼風情が、大きく出たものだ―――っ!!」


226 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 00:35:51.60 ID:odwdBYuh0
決戦の日 午後
男「これがそうだ・・・」

友「すまんな、わざわざ」

男「いや。こっちこそすまん。もう少し早く見つけられていればな・・・」

友「いや良いんだ。見つかっただけでも、十分さ。わざわざ布にまで包ませて、悪い」

男「・・・」

友「さて、こいつの墓を作ってやらないとな。大事な友達だったんだし」

男「・・・そうだな。じゃあ、俺はもう行くよ」

友「なんだよ、上がっていかないのか?」

男「ああ。すまんがこのあと用事があるんでね」


227 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 00:37:55.70 ID:odwdBYuh0
友「そうか、じゃあ仕方ないな。彼女でも待たせてんのか?」

男「まさか。じゃ、また学校で」

友「おお、またな!!」

・・・

友「何でだよ・・・。何で死んじまったんだお前・・・」

友「この前まで、あんなに、元気だったじゃねぇかよ・・・!!」

友「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

男「・・・」

猫「行こう。そっとしておいてやるんじゃ」

男「・・・ですね」

229 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 00:42:30.25 ID:odwdBYuh0
猫「シロは幸せ者じゃ。良い飼い主にめぐり合った」

男「アイツ、根はいいやつですから」

猫「私は死後の世界には興味がないが、私が死んだ後、どれだけの者が喪に服してくれるかが気になる」

男「そうなんですか」

猫「もっとも、知り合いや友人など、ほとんどいないのじゃがの」

男「・・・」

猫「しかも、半分は死んでおるようなものじゃな。化け猫じゃし」

男「ネコさん・・・」

猫「この千年間は主人を思い続けて生きてきた。では、次の千年はどう生きようかの・・・」

男「・・・」

猫「ふむ、しかしまずは、目先の問題、じゃな」

男「・・・ですね」


230 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 00:46:59.50 ID:odwdBYuh0
同日 夕方 男自宅

猫「準備はどうじゃ?」

男「ええ、何とかなりそうです。武器は全部持ちました」

猫「ならそろそろ出かけよう。ここから空き家まで、距離がある」

男「車を出します」

猫「ん。それと、私のための服を用意してくれ」

男「服?変化する気ですか」

猫「うむ。車とよやらに乗るのにも都合がよいしの。下着はどこじゃったか」

男「ええと、箪笥のかなに一式入ってます。ブラの着け方は覚えましたか?」

猫「慣れぬのう、手伝いがいるやも知れぬ」

男「練習しててくださいっていったじゃないですか・・・」


 
232 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 00:52:33.26 ID:odwdBYuh0
猫娘「な、なんとか着れたぞ」

男「服着るだけでどうしてそんなにボロボロになるんですか」

猫娘「仕方あるまい、勝手が違うのじゃ」

男「やれやれ・・・。じゃ行きましょうか。帽子被ってください」

猫娘「耳が潰れてこそばゆい」

男「耳を隠すためのものですからね、それは」

猫娘「ん―――」

男「・・・ネコさん?」

猫娘「不思議なものじゃ。最初は蝙蝠をけん制するつもりじゃったのに、今はここが我が家じゃと思えてならぬ」

男「・・・」

猫娘「わずか数日じゃが、濃い数日じゃった」

男「そう、ですね」

猫娘「この戦いが終わったら、またここに戻ろう。ダメかの、人間」

男「良いに決まってますよ」


233 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 00:56:42.18 ID:odwdBYuh0
猫娘「車というのはどうにも慣れぬ。嫌いじゃ」

男「我慢してください。竹刀だの木刀持って電車乗るわけにはいかないんですから」

猫娘「じゃがの」

男「では、行きましょう」

猫娘「うむ、参ろうぞ」

・・・

隻眼の猫「・・・今日だ」

トラ猫「」

ブチ猫「」

子猫「」

親猫「」

隻眼の猫「人間に我らの存在を知らしめる狼煙を上げろ。我らはここにある、と!!」

隻眼の猫「月はすでに登った。共に行こう、同志達よ!!」



 
235 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 01:00:39.84 ID:odwdBYuh0
同日 夜 猫屋敷手前
男「この辺ですね」

猫娘「うむ。車を止めるんじゃ」

・・・

男「ここからは歩きですか」

猫娘「うむ。車内に閉じ込められたり、爆破されたらかなわぬ。ここからは行進じゃ」

男「・・・行きましょう」

猫娘「気を抜くな。すでにやつらには知られていると思った方がよい」

男「奇襲もある、と?」

猫娘「大いに考えられる」

男「・・・」ごくり



 
238 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 01:05:59.23 ID:odwdBYuh0
EX 同じ頃 ここでないどこか

雪女「いやー案の定やつら進軍始めましたねー」

?「・・・随分気楽ですね」

雪女「そうでもないなー。割と焦ってます、実際」

?「猫の方はどうなんです?」

雪女「あっちは何とかしてくれそうでしたよー。月島さんもいますしー」

?「投げやりじゃないですか」

雪女「ぶー。吸血鬼さんは細かすぎるんですよー」

娘「あんまり適当なこと言ってますと、血吸いますよ」

雪女「ひぃ、赤ワインでも飲んでてください、それかトマトジュース!!」

娘「はぁ・・・。その話はもう終わりましたよ」

雪女「え?」


239 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 01:09:17.15 ID:odwdBYuh0
男「・・・猫屋敷は」

猫娘「あと五百メートルってところじゃ」

男「敵は?」

猫娘「今のところは気配がにゃい」

男「緊張しますね・・・」

猫娘「じゃろうな。が、それでいいんじゃよ」

男「・・・」

がさっ

男「!」びくっ!!

猫娘「む、お前たち・・・」

家猫「」

トラ猫「」

猫娘「ちぃ、やはりそういう常態か!人間、来るぞ!!」

男「えぇ!?」



 
243 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 01:13:24.97 ID:odwdBYuh0
家猫「」バキバキ!!

トラ猫「」バキボキ!!

男「せ、生物学的にまずい音がしてますよ!?」

猫娘「やはりシロと同じか・・・。マサムネめ・・・」

禍々しい虎「ぐるる・・・」

目が虚ろな男「ハァァァァ・・・」

男「と、虎っ!?」

猫娘「そういう神格化もあるということじゃ。人間、私から離れるにゃ!」

禍々しい虎「グォォォッ!!」

目が虚ろな男「ハァァァァァァ・・・!!」

バチッ!!

猫娘「ふん、もう油断はせぬよ」


244 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 01:17:04.92 ID:odwdBYuh0
男「確か、結界・・・?」

猫娘「このくらいなら造作ない。人間、その木刀を貸せ」

男「あ、はい・・・」

猫娘「・・・。スマンな、お前たち。少し痛いが、許せ」

禍々しい虎「グルルル!!」

目が虚ろな男「ァァァァ・・・」

猫娘「ふぅぅぅぅ・・・。・・・セイッ!!」

ドカバキッ!!

禍々しい虎「!」

目が虚ろな男「ゴホッ!」

ドサドサッ!


245 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 01:20:04.46 ID:odwdBYuh0
男「おお・・・」

猫娘「・・・ふぅ・・・」

トラ猫「・・・」

家猫「・・・」

男「気絶、ですか」

猫娘「そんなところじゃ。朝には起きれるじゃろ。すまぬが、道に端においてやってくれ。轢かれては元も子もない」

男「あ、ああはい」す・・・

猫娘(しかし・・・このペースで数十匹、か・・・)

猫娘(もてばよいが・・・)

男「OKです」

猫娘「・・・よし、進むぞ」




 
247 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 01:22:48.11 ID:odwdBYuh0
猫屋敷
隻眼の猫「来たか、彼女が・・・」

隻眼の猫「全員でまとめてかかるぞ。数に物を言わせるのだ。俺も出るぞ」

ブチ猫「・・・」バキバキ!!

子猫「・・・」ブチバキッ!!

野良猫「・・・」メキョッ!!

隻眼の猫「行くぞ、全軍・・・出撃」


248 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 01:26:06.38 ID:odwdBYuh0
猫屋敷手前 広場
猫娘「・・・!」ピタッ

男「な、何ですか。何か出ましたか」

猫娘「・・・この気配は・・・主人、いや、あの女と蝙蝠の・・・?ここで二人が戦った・・・?」

男「え?」

猫娘「・・・いや、なんでもないのじゃ。進もうぞ」

?「ここまでです」

男「!?」

猫娘「その声は・・・マサムネか」

隻眼の猫「はい。残念ですが、あなたたちはここまでです」

猫娘「何じゃと?」

男「ネコさん!!」

猫娘「む・・・!」

隻眼の猫「そういうことです。すでに、あなたたちは包囲されています」



 
250 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 01:31:15.20 ID:odwdBYuh0
「キシャァァァァァ・・・」
「ハァァァァァァ・・・」
「グルル・・・」
「ゾル、ゾル・・・」

男「ぜ、全方位が化け物・・・」

猫娘「ち、気配を消す術を教えたのじゃな・・・」

隻眼の猫「そういうことです。すでに勝負はつきました。いかに貴方でも、この戦力差は厳しいでしょう。ましてや、人間を護りながらなど」

男「ぐ・・・」

猫娘「なぜじゃマサムネ・・・。なぜこんなことをした。なぜ、シロをあんな目にあわせたのじゃ」

隻眼の猫「・・・あいつが望んだことです。そして、私はそれに応えた」

猫娘「答えになっておらぬ」

隻眼の猫「人間は確かに優しい。けど、それでいて弱い。その癖、我らを忘れんとしている」

男「・・・」

隻眼の猫「人類は贖罪せねばなりません。我々に、そしてこの自然に。超自然的な力から生じた我々に」



 
253 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 01:35:32.91 ID:odwdBYuh0
猫娘「お前は人間を、あの老婆を愛していただろう」

隻眼の猫「違うのです。私が好いていたのはあの老婆の優しさだったのです。彼女の息子は、私や彼女の愛したものを全て奪い取った」

隻眼の猫「そして、私は聞いた。あの男が、私を保健所に送ろうとしていたことを」

男「保健所・・・」

隻眼の猫「そうだ、今日も何十匹という仲間が、人間のエゴのせいで殺された。信じていた人間に」

隻眼の猫「人間は殺しています。仲間を、そしてこの自然を。我々妖怪を、仲間を」

隻眼の猫「それは貴方にも分かっていたはずだ。そんな相手と共存など、できるはずがない」

男「それは、」

猫娘「言いたいことはそれだけか、マサムネ・・・」

隻眼の猫「!」びくっ


254 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 01:41:17.44 ID:odwdBYuh0
ボン・・・

猫「人間は確かに身勝手かも知れぬ。じゃが、だからといって貴様の身勝手な言い分を通して良い道理もない」

隻眼の猫「しかし・・・」

猫「ここで争って何になるのじゃ?人間に宣戦を布告する?我らの存在を知らしめる?それで何を得るのじゃ?」

男「・・・」

猫「現にお前は、お前を一番想っていた猫を殺し、仲間を化け物に変えた。それで何を得たのじゃ?何を得るんじゃ!?」

隻眼の猫「・・・!」

猫「人間が正しい、などとは言わぬ。むしろ人間は正しいことなどほとんどありはしない、自分勝手な生き物じゃ」

男「っ・・・」

猫「じゃが、貴様のしたことは過ちでしかない。人間のクズよりもさらに下の、最悪最低の行いじゃ!!」




 
257 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 01:46:16.31 ID:odwdBYuh0
隻眼の猫「・・・どうやら、言葉は通じないようですな。なら、」

猫「・・・」

隻眼の猫「力ずくで、俺の理論を通してみせよう・・・。そして、貴方を超えてみせる」バキバキッ!!

男「・・・うわ」

猫「・・・」

隻眼の大ライオン「グォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッ!!」

猫「大した本性、本体じゃな」

隻眼の大ライオン「満月の力を得た私に勝てるものなどない!しかも、貴方の周りは敵だらけだ。ここまでですね、我が師よ」

猫「若いの・・・。まだまだ若いんじゃよお前は」

隻眼の大ライオン「ふ・・・。かかれ、全軍!!」

「キシャァァァァァァ!!」
「ハァァァァァァァァァ!!」
「グォォォォォッッッ!!」
「ゾルゾルゾルッ!!」



 
260 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 01:50:57.40 ID:odwdBYuh0
男「こんの・・・!」

猫「!?人間!?」

隻眼の大ライオン「ほぉ、何を・・・?」

男「食らえ、マタタビ爆弾!!」

猫「な、」
隻眼の大ライオン「に!?」

「キシャァァァァ・・・」
「ハァァァァァァァァァァァァ・・・」
「グォォォォォッッッ・・・」
「ゾルゾルゾルッ・・・」

隻眼の大ライオン「貴様何を!?」

男「マタタビエキスをたっぷりしみこませた布のボールだ。マタタビの匂いはするわ、転がってじゃれるわで忙しいだろ」

猫「妙案とは、それか!!」


261 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 01:55:31.09 ID:odwdBYuh0
隻眼の大ライオン「おのれ小癪な・・・!!」

男「おおっと、さらにこっちの連中にはこれをプレゼントだ」ポイッ

猫「あ、あれは・・・」

男「そう、マタタビの木の枝そのまんまと、高級猫の餌!さらに自動で逃げ回る鼠玩具耐久性アップ版!!」

隻眼の大ライオン「貴様・・・!!」

猫「人間・・・!!」

男「さ、これで一対一ですよネコさんに化け物ライオン!!」

隻眼の大ライオン「く・・・。舐めるな、月の力を得た俺は、すでにこいつを越えているっ!!」

猫「残念じゃな・・・よい才能なのじゃが。潰さねばなるまいて」

隻眼の大ライオン「!?」

猫「人間・・・願わくばこの姿は・・・見てくれるな」バキバキバキッ!!

男「!!」



 
265 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 02:01:47.85 ID:odwdBYuh0
隻眼の大ライオン「ば、かな、そんな・・・」

男「ぁ・・・!」

猫「月の力が自分のものだとでも思ったのか?」バキバキバキ!!
猫「変化ができるのは自分だけだと?」バキバキバキ!!!!
猫「化け物が、自分が最強だと本気で思ったのか?」バキバキバキ!!

隻眼の大ライオン「あ・・・ぁ・・・」

男「―――――」


白金の大虎「―――だから、お前は若いんじゃ」

隻眼の大ライオン「ぁ・・・」

白金の大虎「ゴァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッ!!!!」



 
269 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 02:07:10.61 ID:odwdBYuh0
月島「!」

凶「ほぅ・・・。言うだけのォことはあってェ・・・。禍々しいぞォ、猫めがァ・・・」

月島「・・・」

凶「なぜェ戦意を喪失させた小娘ェ・・・?」

月島「お前と戦う理由が無くなった。そしてこれでハッピーエバーアフターだ」

凶「ほォ・・・。私をォ倒ォさずとも、ハッピーエンドだとォ・・・?」

月島「・・・お前は最初から私を殺す気なんてなかっただろう。そしてそれは私も同じだ」

凶「何・・・?」

月島「奴らがもぎ取った結末なら、私も言うことはないさ。それに、少し疲れたんだ」

凶「・・・」

月島「お前も、身を休めた方が良い。心臓の傷、まだ塞がっていないのだろう?」

凶「・・・勝負はァ預けたぞ小ォ娘・・・。次は殺す」

月島「やってみろ、化け物」


270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/02(金) 02:09:36.64 ID:avxS2tfz0
これからの平穏もすべて月島さんのおかげか


271 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 02:12:29.95 ID:odwdBYuh0
隻眼の大ライオン「ばかな、こんな、こんなに差があるのか!?」

白金の大虎「何に驚く?なぜ驚く?超自然的な力とやらから生じた貴様が、自然の道理にしたがって敗れようとしているのに。即ち―――」

隻眼の大ライオン「ひ・・・!」

白金の大虎「―――弱肉強食。塵に過ぎない妖怪は、塵に還るのだな」

隻眼の大ライオン「ふざけるな、俺は、俺も神格化している!!つまり力は互角!!互いをぶつければ、対消滅が基本のはず!!」

白金の大虎「ならば試してみるがよい。神とはどういうものか、貴様には永遠に知れないだろうがな」

隻眼の大ライオン「黙れ!!そして死ねェェェェェッッ!!」

白金の大虎「―――」

ガブッッッ!!

男「あ・・・!!」

隻眼の大ライオン「どうだ!?」



 
273 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 02:16:27.65 ID:odwdBYuh0
白金の大虎「・・・失せろ」

ゴッ!!

隻眼の大ライオン「うおっ!?か、風!?」

白金の大虎「なぜ驚く?でいだらぼっちと化した互いの身で、なぜお前はこんなことすらできぬのだ?」

隻眼の大ライオン「うぐっ・・・」

白金の大虎「いいだろう、貴様と対消滅するというのなら、試してやろう」

隻眼の大ライオン「ぐ・・・くそぉぉぉぉぉ!!」

隻眼の大ライオン「グォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッッ!!」
白金の大虎「後ァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッッ!!!!」

男「うわぁぁぁぁぁぁァッッ!?」



275 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 02:21:35.67 ID:odwdBYuh0
・・・
雪女「連中、諦めたようですねー」

娘「ということは、猫が収まったということですか・・・」

雪女「ほーれみろ、やっぱり平気だったじゃないですかー」

娘「・・・。今回は、何とか、でしょう」ピキピキ

雪女「世の中結果が全てです。過程や方法など、どうでもいいのだァーッ!」

娘「はぁ・・・。しかし、最後は神同士の戦いですか。正直、危なかったですよ」

雪女「それも事実ですねー。でも、神同士が戦った時点でこの結果は見えてるんだなーこれが」

娘「え?」

雪女「昔っから、神と神が戦ったら両者引き分けで対消滅って決まってるんですよー。どんなに力の差があっても、ねー」

娘「そう、なんですか」

雪女「さて、そろそろ愛しのダーリン達が戻ってきますよ。ふふ、戦地は大変だったでしょうけど」

娘「・・・くすっ。そうですね」


276 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 02:26:10.46 ID:odwdBYuh0
男「う・・・?」

月島「目が覚めたか」

男「あんたは・・・。ここは?」

月島「猫屋敷の前の広場だ。倒れたまま動かないから、死んだかと思った」

男「っ!そうだ、ネコさんにあのライオンは!?それに他の猫たちは!?」

月島「・・・。無事な猫たちはもう自分の家に着く頃だ。キミは一晩中そうして倒れていたのだから」

男「一晩中・・・?そういえば、空が明るく・・・?」

月島「見ろ、ちょうど日が昇る。ようやく、全ての戦いが終わった。戦争は起きなかった」

男「・・・っ」

月島「希望の光、というのは陳腐なセリフだ。おい、無理に動くな。生きてるのが奇跡なんだから」

男「そう、なのか?」

月島「当たり前だ。あんな至近距離で神さま同士の戦いを見ていたんだ。何かすごい力に救われたとしか思えないな」



 
278 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 02:28:53.26 ID:odwdBYuh0
男(ネコさん・・・)

月島「・・・キミがあの猫とどういう関係だったのかは知らない。だが、これだけは伝えないとならない」

男「・・・なん、だ?」

月島「神と神が戦ったら、勝者はいない。両方とも消えてしまう」

男「・・・あ?」

月島「神のルールのようなものだ。あの二匹は、それを承知で戦っていた」

男「オイ待てよ・・・。それじゃ、ネコさんもあのマサムネって猫も・・・」

月島「・・・」

男「嘘だろ・・・。そんな、そんなのって・・・」


280 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 02:33:56.94 ID:odwdBYuh0
月島「あの隻眼は、己の一族を護るために。そしてあの猫は、キミを、そして他の一族を護るために戦った。お互いに引くことなく。譲ることなく」

男「・・・」

月島「そして、彼らは・・・。仲間を、キミを守り抜いた。神がそうするかのごとく、キミらを守った」

男「嘘だ・・・」

月島「方向性は違えども、彼らはまさしく神そのものだった・・・。そういうことだ」

男「」

月島「客観的な方向は以上だ。・・・私個人としては、残念。もし彼女の言うとおり千年前に私の前世がいたのなら・・・。もう少し話をしたかった」

男「」

月島「・・・もう会うこともないだろうが。キミに幸があることを祈る」ザッ・・・ザッ・・・

男「」


281 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 02:37:36.92 ID:odwdBYuh0

「それから・・・しばらくして。俺は車に、戻っていた。
どう戻ったのか、まるで覚えていないが・・・。気がついたら運転席にいた。
それでも、助手席に誰もいないのが妙に気になった。
ミラー越しに自分を見ると、死人のような姿をしてた。
閉塞された目。ネコさんはそういった。
今ならわかる。俺は一人だった。あの喋る猫が現れるまで。
けどその後は一人じゃなかった。楽しい日々だった。
そして今は、また一人だった、


282 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 02:40:11.59 ID:odwdBYuh0

「雪女も止まったのだろう。ラジオのニュースは昨日までと同じニュースを流す。
当然のように流れる日々。ネコさんのいう通りだ、昨日神さま同士が戦ったなんて、誰も気にしてなかった。
ひどく時間をかけて、俺はようやく家の駐車場まで戻った。
途中、あちこちで猫がじっと俺を見つめているのが分かった。
だがそれだけだ。喋る猫はいなかった」



284 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 02:43:11.27 ID:odwdBYuh0
月島「・・・久しぶりだな、ここも・・・」

杏奈「・・・妹ちゃん!?」

月島「・・・久しぶりですね、姉さまそれに、・・・兄さま」

・・・

雪女「私だってがんばったんですよー。もう働きたくないでござるー」

娘「はいはい、お互い休暇が必要ですね。私もそろそろ小腹が空きました」

雪女「吸われる!?」

娘「吸いません。―――あ、」

雪女「あー!!帰ってきました!!」


285 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 02:46:01.92 ID:odwdBYuh0
エリス「お姉さん驚いたわよ?あなたがあんなふうな行動とるなんて」

凶「ふん・・・。何のォことだかわからんなァ・・・」

エリス「ふふっ・・・。変わらないのね、そういうところは昔から」

凶「過去に意ィ味など、ないィ・・・」

エリス「あら、昔の女は捨てる主義だったかしら?あたしのこと噛んでおいて?」

凶「時間の無駄だァ、失礼するッ!」

エリス「あらら、照れちゃって・・・。ふふっ」


286 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 02:47:58.65 ID:odwdBYuh0
and...

男「ネコさん・・・」

男「でも、楽しかったですよね」

男「俺もまだ、頑張れそうです」

男「・・・ただいま」






猫「ああ、お邪魔してるぞ。勝手にな」
fin


287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/02(金) 02:47:59.43 ID:hMvesf6J0
猫さん……




 
292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/02(金) 02:49:37.20 ID:hMvesf6J0
おつおつ
面白かったよ


293 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 02:54:20.33 ID:odwdBYuh0
過去作読まないと分からん箇所についてはすまん
最後だからと思って全部やってしまった

ここまで長かった・・・。お付き合い&保守感謝



294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/02(金) 02:54:25.92 ID:750W24Kh0
障子開けたら縁台で日向ぼっこしつつ寝てた猫さんがいて
しばらく見てたら気がついたらしく、ビクってして
猛ダッシュで逃げ出してワロタ

ところで、
>>1の話の猫さんは尻尾何本?


298 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 02:56:35.39 ID:odwdBYuh0
>>294
ネコさんの尻尾、というか見た目は普通の猫のつもり

変化後は尻尾が二股のイメージだった




305 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 03:12:28.00 ID:odwdBYuh0
一個目の話が書いてて一番楽しかったし、書きやすかったからなーw
ちなみに真犯人(?)については確か推理でいけるはず
元々肝試しの話は書くきなくて、一個目に全部入れちゃうつもりだったから

さてオマケでも書きますか。。



308 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 03:17:42.37 ID:odwdBYuh0
after

友「・・・はぁ」

男「元気出せよ、いいことあるって」

友「だといいんだけどな」

男「あ、タバコ屋のお婆ちゃん、助かったらしいぞ」

友「へぇ・・・。それはいいニュースだ。そうか、だからタバコ屋にあの片目ない猫が嬉しそうにしてたわけか」

男「・・・それはよかった」

友「あー・・・。うらやましいぜ・・・」

男「・・・じゃ、俺講義だから」

友「ああ、俺は帰るわ・・・」



310 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 03:21:15.64 ID:odwdBYuh0
友 自宅
友「ただいま・・・って言っても、誰もいないか」

友「・・・」

友「シロの墓参りしよう」

同 庭の隅

友「なぁシロ・・・。俺ダメになっちゃったわ・・・。はぁ・・・」

がさがさ・・・

友「・・・ん?」

真っ白な子猫「なー」

友「うわ!?ね、ねこ!?」

真っ白な子猫「なー」

友「白い・・・子猫・・・。シロ、お前まさか・・・。」

友「あ、ははは、ははははは!!あははははははは!!」

友「よーし、家上がれ、名前を考えてやらないとな!」

真っ白い子猫「なー♪」




 
312 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 03:25:58.64 ID:odwdBYuh0
after 2
婆「なぁマサムネ・・・。お前なんだろ?私をこの世に引きもどしてくれたのは」

隻眼の猫「・・・」

婆「暗闇に沈んでいく夢を見たんだよ。けどね、大きな片目のないライオンが、私を背に乗せて力強く飛んだんだ」

隻眼の猫「・・・」

婆「できがついたらベッドの上さ。夢だったのかねぇ、アレは・・・」

隻眼の猫「・・・ニャ」

婆「もう少し、あんたと一緒にいたいからねぇ・・・。老い先は、長くはないんだろうけれど」

隻眼の猫「・・・」

婆「私が死んだらね、マサムネ。自由に生きるんだよ。世界は無限なんだから、きっと神さまだってどこかにいるんだよ」

隻眼の猫「・・・ニャ」


313 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 03:29:13.30 ID:odwdBYuh0
after 3
男「ニュースですかネコさん」

猫「他に見るものもないからな」

TV『次は特集です。先日、仙台市郊外で謎の大型の動物のようなものが二匹、満月に吼える姿が多数の人に目撃され・・・』

男「あ」

猫「にゃんと」

TV『・・・大学教授によると、光の屈折と大気中の湿気でそう見えたのではないかということです』

猫「・・・私は光の屈折と大気の湿気でできておるそうじゃ」

男「あ、ははは・・・」


314 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 03:33:23.12 ID:odwdBYuh0
after EX
杏奈「で、どうして急に帰ってきたの妹ちゃん」

?「連絡くらいいれておけよ」

夕葵「すいません、少し気になることがありまして」

?「なんだ?」

夕葵「例の、誰が撮ったのか不明の写真ですが」

?「ああ・・・アレか」

夕葵「警察が押収したものだと思っていましたが、そんなはずがないんですよ」

夕葵「あの子が今まさに死のうとしている様を、警察が見ているはずがないんです」

?「!」

杏奈「じゃあ・・・」

?「はい。・・・彼女が自ら死んだとき、そこにはそれを撮影していた、何者かが・・・いたということになります」

end!




 
319 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 03:39:43.07 ID:odwdBYuh0
after EX 訂正版
杏奈「で、どうして急に帰ってきたの妹ちゃん」

?「連絡くらいいれておけよ」

夕葵「すいません、少し気になることがありまして」

?「なんだ?」

夕葵「例の、誰が撮ったのか不明の写真ですが」

?「ああ・・・アレか」

夕葵「警察が押収したものだと思っていましたが、そんなはずがないんですよ」

夕葵「あの子が今まさに死のうとしている様を、警察が見ているはずがないんです」

?「!」

杏奈「じゃあ・・・」

月島「はい。・・・彼女が自ら死んだとき、そこにはそれを撮影していた、何者かが・・・いたということになります」

最後の最後ミスったw
end!



 
324 名前:◆.zeSrWjK2c []投稿日:2011/12/02(金) 03:52:54.49 ID:odwdBYuh0
>>321
すまん書いたということしか覚えてないんだ

>>323
近いうちにまた別なの書くわw多分姉妹もので

そいじゃお休み、今日も平日ガンバロー



325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/02(金) 03:53:40.74 ID:f7TD/CS00
>>324




 
336 名前:忍法帖【Lv=2,xxxP】[]投稿日:2011/12/02(金) 07:44:00.05 ID:8wzTXBp+O



337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/02(金) 07:45:59.30 ID:TS52tJ720



 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。


続き
女「不幸の手紙きたんだけど」男「レアじゃね」
関連記事
[ 2012/02/01 21:37 ] ファンタジー系SS | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
この記事のトラックバック URL
http://yajirusiss.blog.fc2.com/tb.php/128-ba9fa667

プロフィール

LACK

Author:LACK
うーっす
当ブログはノンアフィリエイトです
何か(不満、ご希望、相互リンク・RSS、記事削除、まとめ依頼)等はコメント及びメールフォームまでオナシャス!
SSよみたいかきたい!!!1
不定期更新で申し訳ない

カテゴリ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
アクセスランキング ブログパーツ